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第七章 復讐と裏切りの円舞曲(ワルツ)
第329話 二人きりの花火の夜に
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キングクラーケンを討伐したその後、戦いの功労者として俺達は浜辺のパーティーに招待されている。流石に悪いと思ったのか、天道のもとに謝りに来る男達だったが、白い目で適当に流されて次々と傷口をえぐられていた。
しかし、真横を歩くフィルを見た瞬間元気になるその様は、同じ男から見ても滑稽で……男ってバカよね。正にそのとおりである。そんな中、椅子に座ったシャーリーが、一人寂しそうにイカの串焼きを頬張っていた。
晩餐会に並んでいる大半の食事は、先程のキングクラーケンを食用に処理したもので、周りの反応を見る限り不味いという事はなさそうだが、直接被害を受けた二人は辛辣な表情で食事をしている。
「……食べてやるとは言ったけど、こいつ見てると、全身にヌメヌメが」
「キューぅ?」
「リースは立派に育つのよ。私のような、イカにすら相手にされないような女にならないようにね」
ただ、シャーリーが落ち込んでいる理由は天道と少し違うようで、俺としては安心だったり複雑な気分。今も男が近づくのはフィルやスクルド、クルスだったりして、やっぱり見た目が大事なのかね……
でも、そう考えると、基本シャーリーは俺が独り占め出来るわけで、他の男に言い寄られないのはある意味最高かも。
そんな優越感に浸っていると、遠方から聞こえてきた男の大声に、皆が一斉に反応を見せる。
「はなびー、花火が上がるぞ―!」
(花火……か)
向こうの世界では縁のない行事だったけど、ここにいる皆となら、いい思い出が作れるかも知れない。
「あのさ、先輩」
(ん、どうした?)
「……二人っきりで、花火見よ? って言ったら、ダメかな?」
その瞬間、俺を抱える天道の瞳が困ったように寂しく揺れて、俺を激しく困惑させる。心の傷も癒えていないだろうし、俺に出来ることなら協力してやりたいけど、そのためには大きな壁が立ちはだかる。
(いや、俺は別に構わないけど。シャーリーがどう言うか……)
「いいわよ、行ってきて。トオルと一緒にいる自信、今の私には全くないもの」
ヤキモチ焼きの俺の彼女が天道との交流を許さないと思いきや、珍しくシャーリーは二つ返事で了承する。海洋生物にすら女子として認識されなかったことが、彼女としては相当堪えているようで、かなり重症のようだ。彼女のケアも後でしておこう。俺が好きって言ったら、喜んでくれるかな?
「えと、本当に良いの?」
「あんまりしつこいと、私の気が変わっちゃうわよ。ね、リース」
「キュ~~」
落ち込むシャーリーの答えには天道も驚いたようで、もう一度聞き返すも、リースの喉元を優しく撫でる幼女の言葉に彼女は両目を輝かせる。
「ありがとうシャーロット! 行ってくる!」
すると、彼女は俺の鞘も持たず、刀身一本抱えたまま、木の生い茂る山の方へと駆け出した。
(って、お前なぁ! ……鞘、無くても良いのかよ)
「何言ってんの! この方が、先輩を直に感じられるじゃん。それに、私のこと傷つけられないでしょ?」
自信満々な天道の言う通り、俺が女の子を傷つけるなんてまず不可能。特に、憧れのアイドルに怪我の一つでもさせようものなら、自分自身を許せなくなる。
「でも~、薙沙~、徹くんになら、傷つけてられてもいいよ?」
そんな弱みを逆手に取り、甘い言葉で天道は俺の事を誘惑する。痛みすら捧げるという彼女の覚悟に、理性のタガが少しだけ外れそうになった。
「ニャハハハ。も~、すぐ照れるんだから」
しかし、当然それは冗談であり、本気にしかけた事を俺はちょっとだけ後悔する。けれど、俺の照れてる本当の理由は、憧れの薙沙ちゃんの声で言われたからじゃない。今度は逆に、薙沙ちゃんの声が天道朝美に変換されて、俺の耳を犯しにくる。憧れのアイドル、俺の愛人、背徳的な要素を詰め込んだ彼女の囁きが、俺の心を壊そうとしていた。
「そういう先輩、かわいくて大好き!」
無邪気に笑う俺のアイドルは、その事に気づいているのだろうか? もし、気づいた上でやっているのだとしたら、彼女は最低の淫魔野郎だと思う。
「でも、先輩って低体温症だよねー。ちょっと冷たいのが玉に瑕かな」
(金属で悪かったな)
「フフ、好きだよ先輩。大好き」
それでも、女の子の笑顔にはやっぱりかなわないと言うか、はつらつとした声で大好きなんて言われたら、男はみんな堕ちちまうよ。それに、彼女の綺麗な黒髪が暗闇の中に紛れ込んで、真っ赤な頬を強調させる。飾り気のない天道の美しさに、俺はもう虜にされていた。
「さて、そろそろ目的地に到着かな」
木々を抜けたその先には、綺羅びやかに輝く一面の海が、宇宙の神秘のように俺達を待っている。そこから少し西を向けば、浜辺よりも近い距離で花火を見ることができた。
「凄く綺麗でしょ。昼間にここ見つけてね、絶対穴場だと思ったんだ。先輩に見せたくて、ううん、先輩と二人で見たくて」
俺が離れた些細な時間でよく調べたなという疑問はあったが、楽しそうな彼女を見ていると、そんな事はどうでもよくなる。今はただ、大切な後輩との思い出を少しでも多く作ってやりたかった。
けれど、俺の気持ちとは裏腹に、彼女がここに来た理由は他にもあったようで、力いっぱい彼女は俺を抱きしめる。
「ねぇ、先輩……今なら、泣いていい……よね」
(え!? いや、お前、何、いって)
しかも、その理由が泣きたいと来たものだから、俺は盛大に動揺する。なんでいきなり泣こうとするんだよ? なんか俺、またやらかしたか?
「だってさ、シャーロットが死んだような顔してたら、私が泣いてるわけにいかないじゃんか。あの子ほおったままにしておいたら、先輩に怒られると思って、ずっとずーっと我慢して、頑張ってたんだよ? あの子が元気に戻った今ならいいよね。わたしぃ、ないてもぉ、ないてぇ……ウワァァァン」
(……天道)
「よかったぁ、よかったよぉ。せんぱいがぁ、とおるくんがいきかえってぇ、よかったぁ! もう、だめだかんね。さんかいもぉいなくなっちゃ、だめなんだからぁ!」
今日三回目の彼女の泣き顔に、想像以上に心をえぐられる。しかも、その理由が全て、俺に関わる事なのだからたまらない。
(そう、だよな。お前からしたら二回目なんだよな、俺が死ぬのって……悪い)
「そう、だよぉ。だからぁ、もう、むちゃしちゃだめぇ、なんだからぁ」
彼女がここにいる理由、それは俺が死んだからであり、彼女は俺を追いかけて死んだんだ。
あどけない彼女の笑顔を見ていると、幸せでつい忘れてしまいそうになるけど、それだけの責任が俺にはあるんだよな。だってさ、向こう見ずな愛のためとは言え、自業自得なんて言えないじゃないか。
(落ち……着いたか?)
「うん、もう大丈夫。ごめんね、先輩」
(謝るなよ。だいたい、俺が女の子泣かす時は俺が悪いんだから)
「そうだよ。先輩のせいで私、今日三回も泣いてるんだから。ちゃんと責任とってよね」
真っ赤に両目を泣き腫らし、思いきり拗ねてみせた天道が、上から俺を見下ろしてくる。気分があまりに滅入ってきて、花火どころじゃ無くなっちまったな。
しかし、真横を歩くフィルを見た瞬間元気になるその様は、同じ男から見ても滑稽で……男ってバカよね。正にそのとおりである。そんな中、椅子に座ったシャーリーが、一人寂しそうにイカの串焼きを頬張っていた。
晩餐会に並んでいる大半の食事は、先程のキングクラーケンを食用に処理したもので、周りの反応を見る限り不味いという事はなさそうだが、直接被害を受けた二人は辛辣な表情で食事をしている。
「……食べてやるとは言ったけど、こいつ見てると、全身にヌメヌメが」
「キューぅ?」
「リースは立派に育つのよ。私のような、イカにすら相手にされないような女にならないようにね」
ただ、シャーリーが落ち込んでいる理由は天道と少し違うようで、俺としては安心だったり複雑な気分。今も男が近づくのはフィルやスクルド、クルスだったりして、やっぱり見た目が大事なのかね……
でも、そう考えると、基本シャーリーは俺が独り占め出来るわけで、他の男に言い寄られないのはある意味最高かも。
そんな優越感に浸っていると、遠方から聞こえてきた男の大声に、皆が一斉に反応を見せる。
「はなびー、花火が上がるぞ―!」
(花火……か)
向こうの世界では縁のない行事だったけど、ここにいる皆となら、いい思い出が作れるかも知れない。
「あのさ、先輩」
(ん、どうした?)
「……二人っきりで、花火見よ? って言ったら、ダメかな?」
その瞬間、俺を抱える天道の瞳が困ったように寂しく揺れて、俺を激しく困惑させる。心の傷も癒えていないだろうし、俺に出来ることなら協力してやりたいけど、そのためには大きな壁が立ちはだかる。
(いや、俺は別に構わないけど。シャーリーがどう言うか……)
「いいわよ、行ってきて。トオルと一緒にいる自信、今の私には全くないもの」
ヤキモチ焼きの俺の彼女が天道との交流を許さないと思いきや、珍しくシャーリーは二つ返事で了承する。海洋生物にすら女子として認識されなかったことが、彼女としては相当堪えているようで、かなり重症のようだ。彼女のケアも後でしておこう。俺が好きって言ったら、喜んでくれるかな?
「えと、本当に良いの?」
「あんまりしつこいと、私の気が変わっちゃうわよ。ね、リース」
「キュ~~」
落ち込むシャーリーの答えには天道も驚いたようで、もう一度聞き返すも、リースの喉元を優しく撫でる幼女の言葉に彼女は両目を輝かせる。
「ありがとうシャーロット! 行ってくる!」
すると、彼女は俺の鞘も持たず、刀身一本抱えたまま、木の生い茂る山の方へと駆け出した。
(って、お前なぁ! ……鞘、無くても良いのかよ)
「何言ってんの! この方が、先輩を直に感じられるじゃん。それに、私のこと傷つけられないでしょ?」
自信満々な天道の言う通り、俺が女の子を傷つけるなんてまず不可能。特に、憧れのアイドルに怪我の一つでもさせようものなら、自分自身を許せなくなる。
「でも~、薙沙~、徹くんになら、傷つけてられてもいいよ?」
そんな弱みを逆手に取り、甘い言葉で天道は俺の事を誘惑する。痛みすら捧げるという彼女の覚悟に、理性のタガが少しだけ外れそうになった。
「ニャハハハ。も~、すぐ照れるんだから」
しかし、当然それは冗談であり、本気にしかけた事を俺はちょっとだけ後悔する。けれど、俺の照れてる本当の理由は、憧れの薙沙ちゃんの声で言われたからじゃない。今度は逆に、薙沙ちゃんの声が天道朝美に変換されて、俺の耳を犯しにくる。憧れのアイドル、俺の愛人、背徳的な要素を詰め込んだ彼女の囁きが、俺の心を壊そうとしていた。
「そういう先輩、かわいくて大好き!」
無邪気に笑う俺のアイドルは、その事に気づいているのだろうか? もし、気づいた上でやっているのだとしたら、彼女は最低の淫魔野郎だと思う。
「でも、先輩って低体温症だよねー。ちょっと冷たいのが玉に瑕かな」
(金属で悪かったな)
「フフ、好きだよ先輩。大好き」
それでも、女の子の笑顔にはやっぱりかなわないと言うか、はつらつとした声で大好きなんて言われたら、男はみんな堕ちちまうよ。それに、彼女の綺麗な黒髪が暗闇の中に紛れ込んで、真っ赤な頬を強調させる。飾り気のない天道の美しさに、俺はもう虜にされていた。
「さて、そろそろ目的地に到着かな」
木々を抜けたその先には、綺羅びやかに輝く一面の海が、宇宙の神秘のように俺達を待っている。そこから少し西を向けば、浜辺よりも近い距離で花火を見ることができた。
「凄く綺麗でしょ。昼間にここ見つけてね、絶対穴場だと思ったんだ。先輩に見せたくて、ううん、先輩と二人で見たくて」
俺が離れた些細な時間でよく調べたなという疑問はあったが、楽しそうな彼女を見ていると、そんな事はどうでもよくなる。今はただ、大切な後輩との思い出を少しでも多く作ってやりたかった。
けれど、俺の気持ちとは裏腹に、彼女がここに来た理由は他にもあったようで、力いっぱい彼女は俺を抱きしめる。
「ねぇ、先輩……今なら、泣いていい……よね」
(え!? いや、お前、何、いって)
しかも、その理由が泣きたいと来たものだから、俺は盛大に動揺する。なんでいきなり泣こうとするんだよ? なんか俺、またやらかしたか?
「だってさ、シャーロットが死んだような顔してたら、私が泣いてるわけにいかないじゃんか。あの子ほおったままにしておいたら、先輩に怒られると思って、ずっとずーっと我慢して、頑張ってたんだよ? あの子が元気に戻った今ならいいよね。わたしぃ、ないてもぉ、ないてぇ……ウワァァァン」
(……天道)
「よかったぁ、よかったよぉ。せんぱいがぁ、とおるくんがいきかえってぇ、よかったぁ! もう、だめだかんね。さんかいもぉいなくなっちゃ、だめなんだからぁ!」
今日三回目の彼女の泣き顔に、想像以上に心をえぐられる。しかも、その理由が全て、俺に関わる事なのだからたまらない。
(そう、だよな。お前からしたら二回目なんだよな、俺が死ぬのって……悪い)
「そう、だよぉ。だからぁ、もう、むちゃしちゃだめぇ、なんだからぁ」
彼女がここにいる理由、それは俺が死んだからであり、彼女は俺を追いかけて死んだんだ。
あどけない彼女の笑顔を見ていると、幸せでつい忘れてしまいそうになるけど、それだけの責任が俺にはあるんだよな。だってさ、向こう見ずな愛のためとは言え、自業自得なんて言えないじゃないか。
(落ち……着いたか?)
「うん、もう大丈夫。ごめんね、先輩」
(謝るなよ。だいたい、俺が女の子泣かす時は俺が悪いんだから)
「そうだよ。先輩のせいで私、今日三回も泣いてるんだから。ちゃんと責任とってよね」
真っ赤に両目を泣き腫らし、思いきり拗ねてみせた天道が、上から俺を見下ろしてくる。気分があまりに滅入ってきて、花火どころじゃ無くなっちまったな。
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