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第六章 それぞれの想い
第289話 戸惑う女神と元気な幼竜
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「そりゃ本当なのかい、女神の嬢ちゃん?」
「はい、存在するであろう地点は把握できております。火口を下る時分に、神族の気配を感じとれていましたから」
その日の夜の夢は、遊園地で見ていた話の続きだった。ここまで正確に続きを見れるなんて、この夢は俺に何を伝えようとしているのだろうか。
「なら、そん時に教えてくれりゃよかったのに」
「他に気をつけねばならぬことも多かったですし、あの時は必要ないものと判断いたしました。本音を言えば、あの状態のトオル様を近づけてはならないと思ったのです。下手をすれば呑み込まれてしまいますから」
バーカウンターを挟んで向き合う男二人に、礼儀正しく二人を見上げる緑髪の小さな少女。現実に知るエメラルドグリーンのお姉さまとは、身長があまりに違いすぎるが、やはり彼女はスクルドなのだろう。厳密な立ち振舞が、メイド姿の彼女とダブって見える。
「そうか……となると、残りは俺のイグナイトプリズンでどこまでやれるかだな。本物の神具を扱かった経験は無し、ミスが許されるとも思えないからな」
「そのあたりの問題につきましては、全て私にお任せください。バルカイトさんに適した魔術回路のデータを、必ずや作り上げて見せます」
そんな幼女との会話にカウボーイ姿の男が頭を悩ませるも、スクルドは自信ありげに彼をリードすると宣言する。夢の中であろうと、彼女の頼もしさは変わらないってわけか。
「それでは、作業に入りますので失礼させていただきます」
二人に対し一礼すると、緑髪の幼女は踵を返し、もと来た階段を登っていく。それを見つめる大人の男二人の目には、優しい色が浮かんでいた
「真っ直ぐなほど一途で、健気な女神さまだ」
「あぁ、見てるこっちが痛々しくなるぐらいにな。トオルも変な維持張らないで、正直になりゃいいのに」
子供を見守る親代わりのような二人の言葉にほっこりするが、何故か矛先は俺に向けられている。メイド姿の似合うスクルドの方にではあるが、俺も結構頑張ってるつもりなんだけどなー。
「俺達なんかとは違って、真面目な奴ほど常識から抜け出せないものさ」
「そういうもんかね?」
「あぁ、嫁が二人に増えたと嘆く異世界人を旅の途中で何人とみてきた。彼らにとって妾というのは、死活問題なのさ」
「なるほど、それじゃトオルも大変だ」
しかも、夢の中では重婚が許されているらしく、現実より俺は危機的状況にさらされているらしい。夢の中でぐらいビシッと決めて、ハーレム形成すればいいものを……まっ、そのぐらい優柔不断な方が俺らしいと言えば俺らしいけど。
そんな事を考えている間に視点は動き、スクルドの部屋の上空に俺は連れてこられる。そして、テーブルの上に折れた剣を置く緑髪の幼女の中に、俺の意識は入り込んだ。
「さて、始めましょうか」
根本から砕けたトオル様の体を机の上に置き、私は精神を集中させます。トオル様の体の中を解析し、私の中にある神々の武具のデータを照らし合わせていく。
構造、用途、その全てが違う様々な武具を重ね合わせますが、どれも一致する事はありません。
それも当然です。人間と神、二つの存在が相容れることなどありはしませんから。ですが、私はそれをつなぎ合わせてみせます。私とトオル様のために……
少々雑念が混ざりましたが、一つ一つあらゆる組み合わせを試行し、良かった部分をまとめていきます。そして、雷鎚ミョルニルのデータを参照し、トオル様の中に組み込みました。
私自身、実物を見たことがないのでデータからの予測値になりますが、それでもこうして先に組んでおくことに無駄は無いでしょう。それに、現物を見てから組み上げておく時間は無いかもしれませんし、その場合最終手段としても使えるでしょうから。
ですから、緻密に精密に、私のできる最大限の知識を持って、この任務をやり遂げなければ。
傷の治癒や刀匠としてのスキルはありませんが、魔力の扱いには自信があります。せめてその点だけでもトオル様のお役に……
「いたっ!?」
時間にして一時間も経たない頃でしょうか、頭の中に激痛が走り私は作業を中断させます。やはり女神にとって、下界の魔力はあまりにも薄すぎます。長時間における継続的な魔力消費を行うと体に負担をかけるようです。
「……少し休憩を入れましょう」
時間がないわけではありませんし、無理をして作業効率を落とす意味もありませんから。
それにしても、落ちぶれたものです。ほんの少しの時間、地上の空気を吸っただけだと言うのに、魔力がこれ程劣化するなんて。私がお役に立てていたのは、ベリトとの戦いまで。ブネも、魔剣も、グラシャラボラスも、私にはどうすることも出来ませんでした。こんな時、トオル様が自分のことを情けないと責める意味が、少しだけわかった気がします。
トオル様がいなくなり、シャーロットさんもアサミさんもそれぞれ苦しんでおられるというのに、私は、私は……次の瞬間でした、自分でも気が付かない内に腕が伸び、私は壁を殴っていたのです。
力が抜けない。それに、わけのわからない感覚が体を蝕んで、息が上がって呼吸が乱れる。わからない、わからない。
「なんで、こんな!」
感情のままに私は、再び壁を殴りつけました。それも、今度は自分の意志でです。
模造品である私が、こんな実りのない行為を行う事自体バカげているはずなのに、なんで……!!
「苦しい、苦しいです。トオル様」
体から力が抜け、膝から崩れ落ちた私の体は正面の壁にもたれかかります。そして、体を預けた私の目からは、大量の水、涙が溢れていました。これはきっとあの時と同じ、でも、嬉しいって感情じゃない。この満たされないような感情は……
「なんですかこれ、なんなんですかこの気持ちは。教えて、教えてくださいよ、トオル様、とおるさまぁ!」
それから私は、始めて時間を忘れ、長い長い時のあいだをその場で一人泣きじゃくりました。
「キュー」
そんな私を救ってくださいましたのは、小さな体で地面を歩く、赤竜の幼子。
「どうかなさいましたか、リースさん?」
私は無理やり笑顔を作り、彼女の方へと向き直ります。そして、彼女の高さに合わせるために更に体をかがめると、涙を拭うように私の顔をリースさんは舐めてくださいました。
「く、くすぐったいですよー」
「キュー、キュキュー!」
「ありがとうございます。ですが、シャーロットさんのお側にいなくてもよろしいのですか?」
「キュ、キュゥー」
頬を撫でる舌のくすぐったさに耐えきれず、私がそんな質問をすると、小さな幼竜は突然顔を伏せてふさぎ込みます。今のシャーロットさんの状態を考えればすぐに分かるはずなのに、こんな質問をしてしまう私はダメな女神です。
リースさんもきっと、変わってしまったシャーロットさんを見ていられなくて、私のような者の場所に足を運んだはず。それなのに、気遣い一つできないなど、人を導く女神として恥以外の何物でもありません。
「キュウゥゥゥ、キュキュキュー!」
再び沈み込んでしまった私を元気づけるかのように、首を振ったり飛び跳ねたりするリースさんに、思わず笑みが零れてしまいます。
「本当にありがとうございます。もう、大丈夫ですから」
「キュー」
可愛らしく胸を張るリースさんの頭に右手を乗せると、更に可愛らしく目を細めながら彼女は鳴きます。トオル様もきっと、この愛らしさにやられたのでしょうね。そう思うと、小さな嫉妬心がこみ上げてきます。
私ももっと、トオル様に褒めてもらえるよう精進しなければ。
「さて、私ももう一息頑張らないと」
リースさんの応援に気合を入れ直した私は、再び立ち上がりテーブルの前に足を運びます。
「キュー!」
そんな私に追従するかのように小さな体を跳躍させ、彼女もまたテーブルの上にちょこんと飛び乗りました。
「トオル様のために、リースさんも力を貸してくれるのですか?」
「キュッキュキュー!」
当たり前だと言わんばかりに胸を張るリースさん。どうやら私にも、心強い仲間ができたようです。
「それでは、始めましょうか」
「キュー!」
リースさんの笑顔とともに、私は両手を前方へと掲げます。剣に恋する無能な女神と、小さな幼竜の共同作業がこうして始まったのです。
「はい、存在するであろう地点は把握できております。火口を下る時分に、神族の気配を感じとれていましたから」
その日の夜の夢は、遊園地で見ていた話の続きだった。ここまで正確に続きを見れるなんて、この夢は俺に何を伝えようとしているのだろうか。
「なら、そん時に教えてくれりゃよかったのに」
「他に気をつけねばならぬことも多かったですし、あの時は必要ないものと判断いたしました。本音を言えば、あの状態のトオル様を近づけてはならないと思ったのです。下手をすれば呑み込まれてしまいますから」
バーカウンターを挟んで向き合う男二人に、礼儀正しく二人を見上げる緑髪の小さな少女。現実に知るエメラルドグリーンのお姉さまとは、身長があまりに違いすぎるが、やはり彼女はスクルドなのだろう。厳密な立ち振舞が、メイド姿の彼女とダブって見える。
「そうか……となると、残りは俺のイグナイトプリズンでどこまでやれるかだな。本物の神具を扱かった経験は無し、ミスが許されるとも思えないからな」
「そのあたりの問題につきましては、全て私にお任せください。バルカイトさんに適した魔術回路のデータを、必ずや作り上げて見せます」
そんな幼女との会話にカウボーイ姿の男が頭を悩ませるも、スクルドは自信ありげに彼をリードすると宣言する。夢の中であろうと、彼女の頼もしさは変わらないってわけか。
「それでは、作業に入りますので失礼させていただきます」
二人に対し一礼すると、緑髪の幼女は踵を返し、もと来た階段を登っていく。それを見つめる大人の男二人の目には、優しい色が浮かんでいた
「真っ直ぐなほど一途で、健気な女神さまだ」
「あぁ、見てるこっちが痛々しくなるぐらいにな。トオルも変な維持張らないで、正直になりゃいいのに」
子供を見守る親代わりのような二人の言葉にほっこりするが、何故か矛先は俺に向けられている。メイド姿の似合うスクルドの方にではあるが、俺も結構頑張ってるつもりなんだけどなー。
「俺達なんかとは違って、真面目な奴ほど常識から抜け出せないものさ」
「そういうもんかね?」
「あぁ、嫁が二人に増えたと嘆く異世界人を旅の途中で何人とみてきた。彼らにとって妾というのは、死活問題なのさ」
「なるほど、それじゃトオルも大変だ」
しかも、夢の中では重婚が許されているらしく、現実より俺は危機的状況にさらされているらしい。夢の中でぐらいビシッと決めて、ハーレム形成すればいいものを……まっ、そのぐらい優柔不断な方が俺らしいと言えば俺らしいけど。
そんな事を考えている間に視点は動き、スクルドの部屋の上空に俺は連れてこられる。そして、テーブルの上に折れた剣を置く緑髪の幼女の中に、俺の意識は入り込んだ。
「さて、始めましょうか」
根本から砕けたトオル様の体を机の上に置き、私は精神を集中させます。トオル様の体の中を解析し、私の中にある神々の武具のデータを照らし合わせていく。
構造、用途、その全てが違う様々な武具を重ね合わせますが、どれも一致する事はありません。
それも当然です。人間と神、二つの存在が相容れることなどありはしませんから。ですが、私はそれをつなぎ合わせてみせます。私とトオル様のために……
少々雑念が混ざりましたが、一つ一つあらゆる組み合わせを試行し、良かった部分をまとめていきます。そして、雷鎚ミョルニルのデータを参照し、トオル様の中に組み込みました。
私自身、実物を見たことがないのでデータからの予測値になりますが、それでもこうして先に組んでおくことに無駄は無いでしょう。それに、現物を見てから組み上げておく時間は無いかもしれませんし、その場合最終手段としても使えるでしょうから。
ですから、緻密に精密に、私のできる最大限の知識を持って、この任務をやり遂げなければ。
傷の治癒や刀匠としてのスキルはありませんが、魔力の扱いには自信があります。せめてその点だけでもトオル様のお役に……
「いたっ!?」
時間にして一時間も経たない頃でしょうか、頭の中に激痛が走り私は作業を中断させます。やはり女神にとって、下界の魔力はあまりにも薄すぎます。長時間における継続的な魔力消費を行うと体に負担をかけるようです。
「……少し休憩を入れましょう」
時間がないわけではありませんし、無理をして作業効率を落とす意味もありませんから。
それにしても、落ちぶれたものです。ほんの少しの時間、地上の空気を吸っただけだと言うのに、魔力がこれ程劣化するなんて。私がお役に立てていたのは、ベリトとの戦いまで。ブネも、魔剣も、グラシャラボラスも、私にはどうすることも出来ませんでした。こんな時、トオル様が自分のことを情けないと責める意味が、少しだけわかった気がします。
トオル様がいなくなり、シャーロットさんもアサミさんもそれぞれ苦しんでおられるというのに、私は、私は……次の瞬間でした、自分でも気が付かない内に腕が伸び、私は壁を殴っていたのです。
力が抜けない。それに、わけのわからない感覚が体を蝕んで、息が上がって呼吸が乱れる。わからない、わからない。
「なんで、こんな!」
感情のままに私は、再び壁を殴りつけました。それも、今度は自分の意志でです。
模造品である私が、こんな実りのない行為を行う事自体バカげているはずなのに、なんで……!!
「苦しい、苦しいです。トオル様」
体から力が抜け、膝から崩れ落ちた私の体は正面の壁にもたれかかります。そして、体を預けた私の目からは、大量の水、涙が溢れていました。これはきっとあの時と同じ、でも、嬉しいって感情じゃない。この満たされないような感情は……
「なんですかこれ、なんなんですかこの気持ちは。教えて、教えてくださいよ、トオル様、とおるさまぁ!」
それから私は、始めて時間を忘れ、長い長い時のあいだをその場で一人泣きじゃくりました。
「キュー」
そんな私を救ってくださいましたのは、小さな体で地面を歩く、赤竜の幼子。
「どうかなさいましたか、リースさん?」
私は無理やり笑顔を作り、彼女の方へと向き直ります。そして、彼女の高さに合わせるために更に体をかがめると、涙を拭うように私の顔をリースさんは舐めてくださいました。
「く、くすぐったいですよー」
「キュー、キュキュー!」
「ありがとうございます。ですが、シャーロットさんのお側にいなくてもよろしいのですか?」
「キュ、キュゥー」
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リースさんもきっと、変わってしまったシャーロットさんを見ていられなくて、私のような者の場所に足を運んだはず。それなのに、気遣い一つできないなど、人を導く女神として恥以外の何物でもありません。
「キュウゥゥゥ、キュキュキュー!」
再び沈み込んでしまった私を元気づけるかのように、首を振ったり飛び跳ねたりするリースさんに、思わず笑みが零れてしまいます。
「本当にありがとうございます。もう、大丈夫ですから」
「キュー」
可愛らしく胸を張るリースさんの頭に右手を乗せると、更に可愛らしく目を細めながら彼女は鳴きます。トオル様もきっと、この愛らしさにやられたのでしょうね。そう思うと、小さな嫉妬心がこみ上げてきます。
私ももっと、トオル様に褒めてもらえるよう精進しなければ。
「さて、私ももう一息頑張らないと」
リースさんの応援に気合を入れ直した私は、再び立ち上がりテーブルの前に足を運びます。
「キュー!」
そんな私に追従するかのように小さな体を跳躍させ、彼女もまたテーブルの上にちょこんと飛び乗りました。
「トオル様のために、リースさんも力を貸してくれるのですか?」
「キュッキュキュー!」
当たり前だと言わんばかりに胸を張るリースさん。どうやら私にも、心強い仲間ができたようです。
「それでは、始めましょうか」
「キュー!」
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