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第六章 それぞれの想い
第283話 策謀する後輩
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「おそーい! 二人でいったい何をしていたのかな!」
「お前こそ、なんで俺んちに居るんだよ?」
辺りが暗くなり始めたころ、シャーリーとの放課後デートを終えた俺が自宅のドアを開けると、目の前には黒髪ロングの後輩が頬を膨らませながら立っていた。
「言ったでしょ! 合鍵作ったって! 男の人の帰りを待つのは、愛人の基本だよ!」
制服の内ポケットから取り出した、銀色に輝く物体をちらつかせながら勝ち誇った笑みを浮かべる天道であったが、それ、一番しちゃいけない行為だと思うぞ……
「で、収録の方はどうだったんだ?」
「そりゃ、モチのロンでばっちりよ! 声に命かけてますから。ってかさー、せっかくはやく帰ってきたのに、家主がこんな時間まで帰ってこないとか、あれですか? 夜のホテルでオラオラですか?」
「いや、夜のホテルって、日が落ちたばかりなんですけど?」
「言い訳しない! 朝美ちゃんを差し置いてエッチなこととか、お天道様が許しても、私は許しませんぞ!」
真っ直ぐ帰ってこなかったのがよっぽどお気に召さなかったらしく、理不尽に怒り狂う天道だが、恋人同士の営みを邪魔する権利はお前に無いと思う。
「待ってて……晩ごはん……作るから」
「うっす! ゴチになります!」
しかも、飯の一つで買収されるとか、ちょろい、ちょろすぎる。
頭を下げる天道を眺めながら小さくため息を吐いたシャーリーは、制服の上着を脱ぎながら台所へと入っていく。彼女も彼女で、もう少し強く出てもいいと思うんだけど。
「お前なぁ、少しは遠慮ってものを覚えたらどうなんだ?」
「なーに言ってんの! 現役声優アイドルと一緒に、毎朝毎晩、ご飯一緒に食べれるんだよ! 泣いて喜んでも足りないぐらいなんだかんね!」
泣きそうなテンションで突っかかってくる、お前の言い分はよくわかる。憧れのアイドルと毎日一緒にご飯が食べれる俺は、確かに幸せ者だ。けどな、それを本人が言うか? 自信があるのは良いことだけど、それを押し付けてくるような相手は俺は苦手なんだよ。
ここまで開き直れるのは一種の才能だと思うけど、天道を知れば知るほど俺の中での清楚な薙沙ちゃんのイメージがどんどん壊されていく……それでも、目の前にいるのはやっぱり、俺の大好きなアイドルなのだ。その誘惑に、どう抗ったら勝てようものか。
「つまり! 先輩は幸せ者なんだよ! 私に愛してもらえてるんだかんね!」
遂には両手をつかみ、真剣な表情で上目遣いをしてくる天道の熱意に耐え切れず、俺は彼女から目を逸らしてしまう。
「……わかったから、手、放してくれ。手洗いうがいに、かばん片付けてくるから」
「む、それは大切だね! じゃ、いってらっしゃい!」
そんな俺の言葉を聞いて、天道はすぐさま手を放し、何故か突然はしゃぎだす。家に帰ってからの手洗いうがいは確かに大切だと思うが、それを聞いただけで何であんなにテンション高いんだかね……怪しい。
彼女の狙いは気になるものの、今はとにかく二階に上がろう、考えるのはそれからだ。
階段をのぼって廊下を進み、自分の部屋に急いで入る。それから机の上にかばんを置き、上着を脱いだところで俺は踵を返し部屋のドアを開けた。部屋から顔をのぞかせ、誰もいないことを確認してから扉を閉め、俺は私服に着替え始める。
何故こんな奇妙な行動をしているのかと言うと、むかし覗き見されたんすよ……あの小悪魔さんに。それ以来、あいつが家に居る間は、必ず確認するようにしてるってわけ。
見られて減るような体してるわけじゃないけど、黙ってこっそり見られるのは男としても気分の良いもんじゃない。それなら、正面からガン見されるのは問題ないのかと訊かれればそういう訳でもなく、男だってね恥ずかしいもんは恥ずかしいんですよ。
今回も、そういった趣向かと疑ってみたのだが、どうやら俺の当ては外れたようである。憧れのアイドルが相手とは言え、ストーカーされるのは楽じゃない。
そんな事を考えながら着替えを終え、部屋から出て階段を降りると、肉の焼ける良い匂いが鼻孔を刺激する。帰ってきてから、さほど時間も経っていないと言うのに、彼女の手際の良さには頭が下がる。これで、一国の王女だというのだから本当に頭が上がらない。
普通の女の子なら、いい奥さんになるだろうなでいいんだろうけど、王女様に料理させるとか、下手すりゃ懲罰ものだろう。完全に尻に敷かれる未来しか見えない。それでも、こんな一庶民が王女様の伴侶候補に選ばれたんだ、例え犬みたいな扱いでも後悔はないさ。
しかし、鼻歌交じりで料理をする、可愛いシャーリーに気を取られていたのがまずかった。食欲をそそられる、香ばしい匂いに幸せを感じながら洗面所のドアを開けると、そこには、美しいエメラルドグリーンの髪をなびかせた、巨乳の美女が立っていたのだ。しかも、全裸で。
一瞬思考が固まり、正常な判断が出来なくなる。それもそうだろう、突然目の前に全裸の女神が表れたら、呆けない男はそういない。特に、思春期男子には刺激が強すぎる。
「あ、トオル様、おかえりなさいませ。少々汗がベタつきまして、浴場を借り、湯浴みをさせていただきました」
その美声で気がついたが、目の前にいる絶世の美女はこれ、スクルドだ。普段から、鎧やら正装を着込むおかげでイメージに無いが、脱ぐとこんなに綺麗なんだな……いや、そうじゃなくて。どうしよう、マジで全く何を言ったら良いのかわからない。
「すくるどー、バスタオルぐらい巻いてあげよーよー。じゃないとー、先輩には刺激が強すぎるんじゃないかなー」
棒読み甚だしい天道の言葉で我に返るが、まさかこいつ、これが狙いか?
「こ、これは失礼いたしました! このようなお見苦しいものを。今、着替えますので――」
「いや、見苦しくないから! 全然、見苦しくないから!」
悪魔のような笑みを浮かべる天道とは対極的に、自分の体を汚らわしい物のように扱うスクルド。そんな彼女の反応に対し、反射的に首を振る俺であったが、そこまで言ったところで何を言っているのかと思い直し、俺は正気に戻る。だが、時すでに遅く、スクルドの頬はお湯による熱以上に赤みを帯びていた。
「えっと、その……トオル様、しばらくお待ちいただいても宜しいでしょうか?」
「あ、その……ごめん!」
生娘のように恥じらい始めた彼女に対し、俺は急いで背中を向け洗面所から飛び出す。そして、笑いをこらえる目の前の悪魔に、怒りのすべてをぶつけることに決めた。
「お前こそ、なんで俺んちに居るんだよ?」
辺りが暗くなり始めたころ、シャーリーとの放課後デートを終えた俺が自宅のドアを開けると、目の前には黒髪ロングの後輩が頬を膨らませながら立っていた。
「言ったでしょ! 合鍵作ったって! 男の人の帰りを待つのは、愛人の基本だよ!」
制服の内ポケットから取り出した、銀色に輝く物体をちらつかせながら勝ち誇った笑みを浮かべる天道であったが、それ、一番しちゃいけない行為だと思うぞ……
「で、収録の方はどうだったんだ?」
「そりゃ、モチのロンでばっちりよ! 声に命かけてますから。ってかさー、せっかくはやく帰ってきたのに、家主がこんな時間まで帰ってこないとか、あれですか? 夜のホテルでオラオラですか?」
「いや、夜のホテルって、日が落ちたばかりなんですけど?」
「言い訳しない! 朝美ちゃんを差し置いてエッチなこととか、お天道様が許しても、私は許しませんぞ!」
真っ直ぐ帰ってこなかったのがよっぽどお気に召さなかったらしく、理不尽に怒り狂う天道だが、恋人同士の営みを邪魔する権利はお前に無いと思う。
「待ってて……晩ごはん……作るから」
「うっす! ゴチになります!」
しかも、飯の一つで買収されるとか、ちょろい、ちょろすぎる。
頭を下げる天道を眺めながら小さくため息を吐いたシャーリーは、制服の上着を脱ぎながら台所へと入っていく。彼女も彼女で、もう少し強く出てもいいと思うんだけど。
「お前なぁ、少しは遠慮ってものを覚えたらどうなんだ?」
「なーに言ってんの! 現役声優アイドルと一緒に、毎朝毎晩、ご飯一緒に食べれるんだよ! 泣いて喜んでも足りないぐらいなんだかんね!」
泣きそうなテンションで突っかかってくる、お前の言い分はよくわかる。憧れのアイドルと毎日一緒にご飯が食べれる俺は、確かに幸せ者だ。けどな、それを本人が言うか? 自信があるのは良いことだけど、それを押し付けてくるような相手は俺は苦手なんだよ。
ここまで開き直れるのは一種の才能だと思うけど、天道を知れば知るほど俺の中での清楚な薙沙ちゃんのイメージがどんどん壊されていく……それでも、目の前にいるのはやっぱり、俺の大好きなアイドルなのだ。その誘惑に、どう抗ったら勝てようものか。
「つまり! 先輩は幸せ者なんだよ! 私に愛してもらえてるんだかんね!」
遂には両手をつかみ、真剣な表情で上目遣いをしてくる天道の熱意に耐え切れず、俺は彼女から目を逸らしてしまう。
「……わかったから、手、放してくれ。手洗いうがいに、かばん片付けてくるから」
「む、それは大切だね! じゃ、いってらっしゃい!」
そんな俺の言葉を聞いて、天道はすぐさま手を放し、何故か突然はしゃぎだす。家に帰ってからの手洗いうがいは確かに大切だと思うが、それを聞いただけで何であんなにテンション高いんだかね……怪しい。
彼女の狙いは気になるものの、今はとにかく二階に上がろう、考えるのはそれからだ。
階段をのぼって廊下を進み、自分の部屋に急いで入る。それから机の上にかばんを置き、上着を脱いだところで俺は踵を返し部屋のドアを開けた。部屋から顔をのぞかせ、誰もいないことを確認してから扉を閉め、俺は私服に着替え始める。
何故こんな奇妙な行動をしているのかと言うと、むかし覗き見されたんすよ……あの小悪魔さんに。それ以来、あいつが家に居る間は、必ず確認するようにしてるってわけ。
見られて減るような体してるわけじゃないけど、黙ってこっそり見られるのは男としても気分の良いもんじゃない。それなら、正面からガン見されるのは問題ないのかと訊かれればそういう訳でもなく、男だってね恥ずかしいもんは恥ずかしいんですよ。
今回も、そういった趣向かと疑ってみたのだが、どうやら俺の当ては外れたようである。憧れのアイドルが相手とは言え、ストーカーされるのは楽じゃない。
そんな事を考えながら着替えを終え、部屋から出て階段を降りると、肉の焼ける良い匂いが鼻孔を刺激する。帰ってきてから、さほど時間も経っていないと言うのに、彼女の手際の良さには頭が下がる。これで、一国の王女だというのだから本当に頭が上がらない。
普通の女の子なら、いい奥さんになるだろうなでいいんだろうけど、王女様に料理させるとか、下手すりゃ懲罰ものだろう。完全に尻に敷かれる未来しか見えない。それでも、こんな一庶民が王女様の伴侶候補に選ばれたんだ、例え犬みたいな扱いでも後悔はないさ。
しかし、鼻歌交じりで料理をする、可愛いシャーリーに気を取られていたのがまずかった。食欲をそそられる、香ばしい匂いに幸せを感じながら洗面所のドアを開けると、そこには、美しいエメラルドグリーンの髪をなびかせた、巨乳の美女が立っていたのだ。しかも、全裸で。
一瞬思考が固まり、正常な判断が出来なくなる。それもそうだろう、突然目の前に全裸の女神が表れたら、呆けない男はそういない。特に、思春期男子には刺激が強すぎる。
「あ、トオル様、おかえりなさいませ。少々汗がベタつきまして、浴場を借り、湯浴みをさせていただきました」
その美声で気がついたが、目の前にいる絶世の美女はこれ、スクルドだ。普段から、鎧やら正装を着込むおかげでイメージに無いが、脱ぐとこんなに綺麗なんだな……いや、そうじゃなくて。どうしよう、マジで全く何を言ったら良いのかわからない。
「すくるどー、バスタオルぐらい巻いてあげよーよー。じゃないとー、先輩には刺激が強すぎるんじゃないかなー」
棒読み甚だしい天道の言葉で我に返るが、まさかこいつ、これが狙いか?
「こ、これは失礼いたしました! このようなお見苦しいものを。今、着替えますので――」
「いや、見苦しくないから! 全然、見苦しくないから!」
悪魔のような笑みを浮かべる天道とは対極的に、自分の体を汚らわしい物のように扱うスクルド。そんな彼女の反応に対し、反射的に首を振る俺であったが、そこまで言ったところで何を言っているのかと思い直し、俺は正気に戻る。だが、時すでに遅く、スクルドの頬はお湯による熱以上に赤みを帯びていた。
「えっと、その……トオル様、しばらくお待ちいただいても宜しいでしょうか?」
「あ、その……ごめん!」
生娘のように恥じらい始めた彼女に対し、俺は急いで背中を向け洗面所から飛び出す。そして、笑いをこらえる目の前の悪魔に、怒りのすべてをぶつけることに決めた。
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