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第六章 それぞれの想い
第274話 変わらぬ想い
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「なぁ、スクルド。変なこと聞くようだけど、お前の役割って何だっけ?」
「役割、でございますか?」
「あぁ。就いてる役職とか、何の目的があって俺の周りにいるのかとか、そういうことなんだけど」
「私は、リィンバース王家へ仕える騎士。シャーロット王女殿下をお守りする、ヴァルキリー隊の遊撃隊、隊長でございますが……トオル様、本当に大丈夫でございますか?」
彼女からすれば、俺が何を言っているのかわからなかったであろう。だと言うのに、スクルドは誠実に俺の問に答え、心配までしてくれる。それが何だかとても嬉しくて、俺に対する好意の形も向こうの世界と変わらないのか、確かめたくなってしまう。
「スクルド……俺のこと、好きか?」
「はい、もちろ……んで……え、ええぇぇぇぇぇぇっ!?」
個室の扉に背中を預け、軽い気持ちで尋ねると、今まで冷静沈着だった女神様が突然慌てふためき始める。
「にゃ、にゃ、にゃ、にゃにをとつぜんきいておらっしゃられるでござりまするですかー!」
彼女にとっては、あまりに予想外な質問だったのであろう。女神の舌はもつれ絡まり、言語は崩壊を始める。そんなスクルドがとても可愛いらしく感じられて、意地悪と言う名の優越感に、俺はつい浸りたくなってしまう。
「で、俺のこと、好きなのか?」
「……はい。もちろん、おしたい申しております……と、トオル様。失礼を承知で申し上げますが、なんなのでしょうかこれは! 新手の羞恥プレイか何かなのですか!」
扉の外でテンパリ続ける緑髪の美女を想像し、危うく笑みが零れそうになる。
こんなんじゃ、天道達のことあまり強く怒れないなー、などと思いながらも、平然と男子トイレに入ってくる女子の時点で、羞恥プレイもクソも無いんだよなぁとも思ってしまう。俺の事となると、周りが見えなさすぎるんだよ皆。
「悪い、そういうつもりはなかったんだ。けど、どうも最近記憶が曖昧でな。スクルド達との関係というか、俺自身が一体何者なのか、わからなくなる時があるんだよ。それで……」
真実の中にほんの少しの嘘を混ぜながら伝えると、扉の外にいる女神は小さな息を漏らす。
「あ……も、申し訳ございません! トオル様の様子がおかしいことには気づいていたはずなのに、私自身が取り乱した挙げ句、こんな無様な醜態まで……」
「いや、俺の方こそ遊びが過ぎたよ。ごめんな、スクルド」
「いえ、トオル様は何も悪くありません! 悪いのは全てこのスクルド。未来の王を守る騎士として、これでは半人前。まだまだ未熟過ぎます」
思い悩む彼女の発言から察するに、こっちの世界でも俺がシャーリーの婚約者候補ってのは変わらないんだな。まっ、当然か。彼氏ってのはそういうことだし、むしろ違ったらシャーリーまで男で遊ぶ悪女になっちまう。
ただ、今朝からの行動を見るに、その素質は十分あるように感じるけど……まっ、それはそれ、これはこれで。
「ですから……今晩も、いつものちょうきょ……訓練を、私にお願い致します」
そして今、扉一つ隔てた場所にいる絶世の美女から、聞き慣れない言葉が聞こえたような気がするんだけど、気のせいだよな?
もし、俺の聞き間違いで無いとすれば、騎士属性が加わった事でくっころ感が増しているのか? ってかさ、毎晩俺は、こいつ相手にいったい何をしてるっていうんだ! まさか……いやいや、今は深く考えない事にしておこう。やばい地雷を踏み抜きそうな気がする。
それよりもだ、そろそろ彼女にトイレから離れて貰わないと。スクルドにそこにいられると、精神衛生上、男として色々まずい。
だってさ、男子トイレの個室から出た途端、目の前にきれいなお姉さんが居るとか目も当てられないだろ? しかも、知り合いに笑顔で迎えられるとか、トラウマもいいところだ。だから、何が何でも出ていってもらわなければ。
「まぁ、その話はおいておくとして。とりあえず、ここから出ていってもらえないかな?」
「? 出て行けとは、何故にございましょう?」
ある程度の予想はしていたが、彼女の空気の読めなさは、相も変わらず筋金入りだ。適当にごまかす程度では、仁王像のようにこの場から一歩も動かないであろう。ここはきっちり説明して、納得してもらうほかないか。
「ほら、その……スクルドだって、個室トイレから出る時に、目の前に俺なんかがいたら嫌だろ?」
「いえ、そのような事は断じてございません。いかなる時であろうと、私がトオル様を拒絶するなどありえない事です!」
「……あっ、そう」
「はい。ですので、私と一緒に教室へ戻りましょう」
何というか……例えが悪かったようである。今のこの堕女神様なら、間違って俺が風呂場に入って行ったとしても、笑顔で迎えてくれる事であろう。
ってか、そんな状況に今朝なったな、別の人だったけど。あんな気まずい空気、一日の中で二度も経験したくない。だから、使える手段はとことん使う事にした。
「いいけど、その代わり、今後夜の訓練は一切無しな」
「なっ!? そ、そんなご無体な! トオル様の気に触るようなことを、何か致しましたでしょうか!」
「お前がそこに居てくれると、これからそうなるんだよ。良いから、ちょっとだけ下がっててくれ」
「……かしこまりました。外でお待ちしておりますので、なるべく早く出てきてくださいね」
いったい俺は何を言っているのかと、言い知れない背徳感に包まれたが、そのおかげでスクルドをトイレから退けることができた。ただ、彼女達は何でこう、どんな事に対しても真っ直ぐなのかね。
何はともあれ危機は去った。早くここから出て、彼女を安心させてやらないと。出ていく時の足音が、適当にあしらわれた子猫みたいに寂しそうだったからな。
個室のロックを外し、トイレのドアを開けると目の前に彼女の姿はなく、俺は安心して男子トイレから外へ出る。もちろん、手を洗ってからだ。
すると、廊下の壁にもたれ掛かる絶世の美女が、うつむき加減に大きなため息を吐いていた。
家に居た時から服装は変わり、メイド服からバトラー服に着替えた彼女は、男装の麗人という言葉がよく似合う。しかし、沈み込んだ両目が儚さを演出し、彼女が一人の女性であることを思い出させてくれる。
おそらく、犯罪からシャーロットを守るために、動きやすい服装に着替えて来たのだろうけど、それなら彼女の側に居ればいいのに。
ただ、俺の知ってるシャーリーなら、一人でなんとか出来るのかも。そうなると、俺の方が狙われたら危ないって訳か……事実だから否定できん。
とまぁ、なんか色々と考えてないで、とりあえず声をかけるとするか。
「あー、その……悪い」
「ふぇ? あ、あの、なんでも無いんです、なんでも! 寂しいとか辛いとか、近衛騎士である私が思うわけ無いじゃないですか!」
水滴を頬で弾きながら彼女はゆっくりと振り向き、慌てた素振りで両手を振り回す。そんな彼女を見て、世界が変わっても、女神は正直者なんだなと思う。
「えっと……ほら、引っ張ってってくれよ。倒れたりでもしたら、大変だろ?」
彼女の見せる涙に心動かされた俺は、スクルドにそっと右手を差し出す。
「あ……はい!」
照れ隠しな俺の態度に、満面の笑みを浮かべたスクルドがその手を握ろうとした瞬間、言葉が真実になったかのように両足から力が抜け、身体が前へと倒れこむ。
「トオル様!?」
スクルドの右腕に支えられ、くの字に体を曲げたまま意識が少しずつぼやけ始める。
「スクルド、ごめん……なんか、眠い……」
そんな言葉を残しつつ、彼女の腕に抱かれた俺は、夢の中へと落ちるのだった。
「役割、でございますか?」
「あぁ。就いてる役職とか、何の目的があって俺の周りにいるのかとか、そういうことなんだけど」
「私は、リィンバース王家へ仕える騎士。シャーロット王女殿下をお守りする、ヴァルキリー隊の遊撃隊、隊長でございますが……トオル様、本当に大丈夫でございますか?」
彼女からすれば、俺が何を言っているのかわからなかったであろう。だと言うのに、スクルドは誠実に俺の問に答え、心配までしてくれる。それが何だかとても嬉しくて、俺に対する好意の形も向こうの世界と変わらないのか、確かめたくなってしまう。
「スクルド……俺のこと、好きか?」
「はい、もちろ……んで……え、ええぇぇぇぇぇぇっ!?」
個室の扉に背中を預け、軽い気持ちで尋ねると、今まで冷静沈着だった女神様が突然慌てふためき始める。
「にゃ、にゃ、にゃ、にゃにをとつぜんきいておらっしゃられるでござりまするですかー!」
彼女にとっては、あまりに予想外な質問だったのであろう。女神の舌はもつれ絡まり、言語は崩壊を始める。そんなスクルドがとても可愛いらしく感じられて、意地悪と言う名の優越感に、俺はつい浸りたくなってしまう。
「で、俺のこと、好きなのか?」
「……はい。もちろん、おしたい申しております……と、トオル様。失礼を承知で申し上げますが、なんなのでしょうかこれは! 新手の羞恥プレイか何かなのですか!」
扉の外でテンパリ続ける緑髪の美女を想像し、危うく笑みが零れそうになる。
こんなんじゃ、天道達のことあまり強く怒れないなー、などと思いながらも、平然と男子トイレに入ってくる女子の時点で、羞恥プレイもクソも無いんだよなぁとも思ってしまう。俺の事となると、周りが見えなさすぎるんだよ皆。
「悪い、そういうつもりはなかったんだ。けど、どうも最近記憶が曖昧でな。スクルド達との関係というか、俺自身が一体何者なのか、わからなくなる時があるんだよ。それで……」
真実の中にほんの少しの嘘を混ぜながら伝えると、扉の外にいる女神は小さな息を漏らす。
「あ……も、申し訳ございません! トオル様の様子がおかしいことには気づいていたはずなのに、私自身が取り乱した挙げ句、こんな無様な醜態まで……」
「いや、俺の方こそ遊びが過ぎたよ。ごめんな、スクルド」
「いえ、トオル様は何も悪くありません! 悪いのは全てこのスクルド。未来の王を守る騎士として、これでは半人前。まだまだ未熟過ぎます」
思い悩む彼女の発言から察するに、こっちの世界でも俺がシャーリーの婚約者候補ってのは変わらないんだな。まっ、当然か。彼氏ってのはそういうことだし、むしろ違ったらシャーリーまで男で遊ぶ悪女になっちまう。
ただ、今朝からの行動を見るに、その素質は十分あるように感じるけど……まっ、それはそれ、これはこれで。
「ですから……今晩も、いつものちょうきょ……訓練を、私にお願い致します」
そして今、扉一つ隔てた場所にいる絶世の美女から、聞き慣れない言葉が聞こえたような気がするんだけど、気のせいだよな?
もし、俺の聞き間違いで無いとすれば、騎士属性が加わった事でくっころ感が増しているのか? ってかさ、毎晩俺は、こいつ相手にいったい何をしてるっていうんだ! まさか……いやいや、今は深く考えない事にしておこう。やばい地雷を踏み抜きそうな気がする。
それよりもだ、そろそろ彼女にトイレから離れて貰わないと。スクルドにそこにいられると、精神衛生上、男として色々まずい。
だってさ、男子トイレの個室から出た途端、目の前にきれいなお姉さんが居るとか目も当てられないだろ? しかも、知り合いに笑顔で迎えられるとか、トラウマもいいところだ。だから、何が何でも出ていってもらわなければ。
「まぁ、その話はおいておくとして。とりあえず、ここから出ていってもらえないかな?」
「? 出て行けとは、何故にございましょう?」
ある程度の予想はしていたが、彼女の空気の読めなさは、相も変わらず筋金入りだ。適当にごまかす程度では、仁王像のようにこの場から一歩も動かないであろう。ここはきっちり説明して、納得してもらうほかないか。
「ほら、その……スクルドだって、個室トイレから出る時に、目の前に俺なんかがいたら嫌だろ?」
「いえ、そのような事は断じてございません。いかなる時であろうと、私がトオル様を拒絶するなどありえない事です!」
「……あっ、そう」
「はい。ですので、私と一緒に教室へ戻りましょう」
何というか……例えが悪かったようである。今のこの堕女神様なら、間違って俺が風呂場に入って行ったとしても、笑顔で迎えてくれる事であろう。
ってか、そんな状況に今朝なったな、別の人だったけど。あんな気まずい空気、一日の中で二度も経験したくない。だから、使える手段はとことん使う事にした。
「いいけど、その代わり、今後夜の訓練は一切無しな」
「なっ!? そ、そんなご無体な! トオル様の気に触るようなことを、何か致しましたでしょうか!」
「お前がそこに居てくれると、これからそうなるんだよ。良いから、ちょっとだけ下がっててくれ」
「……かしこまりました。外でお待ちしておりますので、なるべく早く出てきてくださいね」
いったい俺は何を言っているのかと、言い知れない背徳感に包まれたが、そのおかげでスクルドをトイレから退けることができた。ただ、彼女達は何でこう、どんな事に対しても真っ直ぐなのかね。
何はともあれ危機は去った。早くここから出て、彼女を安心させてやらないと。出ていく時の足音が、適当にあしらわれた子猫みたいに寂しそうだったからな。
個室のロックを外し、トイレのドアを開けると目の前に彼女の姿はなく、俺は安心して男子トイレから外へ出る。もちろん、手を洗ってからだ。
すると、廊下の壁にもたれ掛かる絶世の美女が、うつむき加減に大きなため息を吐いていた。
家に居た時から服装は変わり、メイド服からバトラー服に着替えた彼女は、男装の麗人という言葉がよく似合う。しかし、沈み込んだ両目が儚さを演出し、彼女が一人の女性であることを思い出させてくれる。
おそらく、犯罪からシャーロットを守るために、動きやすい服装に着替えて来たのだろうけど、それなら彼女の側に居ればいいのに。
ただ、俺の知ってるシャーリーなら、一人でなんとか出来るのかも。そうなると、俺の方が狙われたら危ないって訳か……事実だから否定できん。
とまぁ、なんか色々と考えてないで、とりあえず声をかけるとするか。
「あー、その……悪い」
「ふぇ? あ、あの、なんでも無いんです、なんでも! 寂しいとか辛いとか、近衛騎士である私が思うわけ無いじゃないですか!」
水滴を頬で弾きながら彼女はゆっくりと振り向き、慌てた素振りで両手を振り回す。そんな彼女を見て、世界が変わっても、女神は正直者なんだなと思う。
「えっと……ほら、引っ張ってってくれよ。倒れたりでもしたら、大変だろ?」
彼女の見せる涙に心動かされた俺は、スクルドにそっと右手を差し出す。
「あ……はい!」
照れ隠しな俺の態度に、満面の笑みを浮かべたスクルドがその手を握ろうとした瞬間、言葉が真実になったかのように両足から力が抜け、身体が前へと倒れこむ。
「トオル様!?」
スクルドの右腕に支えられ、くの字に体を曲げたまま意識が少しずつぼやけ始める。
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