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第五章 もう一人の剣
第251話 それでも私は彼が好き
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「……トオルも……裏切ら……ない? ……私……見捨てたり……しない?」
大好きな彼女のために、男としての腹をくくった瞬間、今まで俺を励まし続けてくれていたシャーリーが、突然寂しげな表情を見せる。
(あ、当たり前だろ! 俺は君が大好きで、俺の方が嫌われたくないって思ってて、だから裏切るなんてこと、絶対にありえない!)
「……嬉しい……でも……私だけ……見て……くれない」
彼女の豹変ぶりに慌てた俺は、誠心誠意告白するも、シャーリーは複雑な表情を見せ、俺の体から視線を逸らす。どうやら彼女は、他の女の子に対する俺の対応に、不満をお持ちのご様子。
それもそうか、いくら彼女が王女様で側室が許されていたとしても、シャーリーも一人の女の子だもんな。好きな人の一番でありたい、そう思うのは当然のこと。
生きるための勇気や希望を、これでもかと貰ったんだ。今度は俺が、目一杯彼女に返さないと。
(いや、その、ほら……て、天道とかに、ほだされることはあるかもだけど、しゃ、シャーリーが一番だから! それだけは変わらないから! だから……)
そう言いながらも、二人を切り捨てられない俺は、こんな答えしか彼女に返すことが出来ず意気消沈する。俺みたいな優柔不断な男、いつか必ず捨てられるってわかっているのに、皆に笑顔でいて欲しいと思ってしまう。それで誰かを悲しませてりゃ、世話ないってのに。
「……正直……だから……好き」
(っつ~! シャーリ~)
しかし、お前の答えなど予測済みだと言わんがばかりに、シャーリーは柄に頬ずりすると、恥ずかしげもなく甘美な言葉を俺に向かって囁いてくる。
「……困る……トオル……かわいい」
真っ赤になる俺を見て、いたずらっぽく微笑むと、彼女は柄頭に吐息を吹き掛け、俺の心を虜にした。
「……大丈夫……私も……幸せにするよ」
今の俺は正しく、小悪魔なシャーリーに無双されている状況。そこに可愛らしくこんな言葉を囁かれては、好きと言う言葉とともに、悶絶するしか無いじゃないか! あぁ、可愛い! 可愛いよシャーリー! 好き好き大好き、愛してる! ……あ、意外と他の言葉出てるな。
「……その……それと……ね」
嬉しさのあまり、頭の中で小躍りを繰り広げていると、今度は彼女の方が両頬を真っ赤に染め、俺の体を見下ろしてくる。いったい、何を悩んでいるのかと不思議に思っていると、彼女は内股をもぞつかせながら、こんな言葉を口にした。
「……汚して……ごめん……なさい」
汚す? シャーリーに汚された事なんてあったっけ? 汚すってことは、汚いってことだよな。シャーリーが俺に汚いこと……汚す、粗相、かける……あぁ、あれか。
(なんだ、別におしっ――)
あまりの喜びに浮足立ち、すっかり忘れかけていたが、彼女にあれをかけられたんだっけ。思い出したかのように口を滑らせ、内容を言いかけた直前、彼女に全力で柄頭にチョップを入れられる。痛くはないのだけど、あまりにも突然すぎてびっくりした。
(いや、だからさ、おしっ――)
それにもめげず、再び言い直そうとすると、今度は全力で二発、柄頭に脳天割りを叩き込まれる。どうやら、口に出させてはくれないらしい。
(ふぅ。お前の体から出てきたもの、俺が汚いとか思うと思うか? シャーリーの聖水とか、別に飲んでもかまわ――)
「……変態……変態……へんたいへんたいへんたいへんたい」
なぜ言わせてくれないのか? 直接的な表現がまずかったのではと考え、言い方を変えてはみたものの、それでも納得されないらしく、しまいには連続チョップを叩き込まれる始末。変態は言われ慣れてるけど、流石にこれはちょっと痛い。
「……絶対……やめて」
そんな粗相、全然恥ずかしい事じゃないんだぞとフォローするつもりが、完全に逆効果だった。涙目でやめてと言われては、ぐうの音も出ない。
「……気持ちは……嬉しい……けど……汚いのは……汚い」
排泄物である以上、状態によっては全くの無菌と言うわけでも無いからな。特にここは異世界、向こうの世界に存在しない微生物がいるかもしれないし、そういう意味ではシャーリーの意見が正しい。
ただ、そのぐらい彼女を愛していると言うつもりで、主張をしただけなのだが……そんな特殊プレイで喜ぶのは、真性の変態ぐらいか。
「……やっぱり……トオル……おかしい」
(そのぐらいシャーリーのことが好きなんだよ。体の中まで全部、受け止められるぐらいにさ)
「……それ……嬉しく……ない」
しかし、ここまで来たらただの変態と認めるわけにもいかず、愛するが故の裏返しなんだと伝えようとしたが、伝えれば伝えるほど、泥沼以外の何ものでもない。ここは素直に認めて、頭を下げるのが一番男らしいか。
「……好きなら……普通に……愛して……ほしぃ」
(わかったよ。俺に出来る精一杯で、お前のこと愛してやる)
こだわってしまった謝罪も兼ねて、真剣な表情で彼女を見つめると、シャーリーは瞳を見開き、驚いたような表情を見せる。
(……何か、変か?)
「ううん……珍しく……男らしいな……って」
真っ直ぐ見つめた瞳が、いつもの俺より勇ましく見えたようで、なんだかとても嬉しい。けど、珍しくって事は、普段は意気地なしって思われてるって事だよな。
(俺、そんなに女々しいかな?)
「んー……優しい?」
そんな俺の質問に対し、首をかしげる彼女の姿に、心は落胆の色を浮かべる。優しいと言われるのは嬉しいけど、男としては、少しぐらいかっこ良いと思われたいわけで、彼女の前だと余計に欲張りになってしまう。
(もっと、かっこつけたほうがいい?)
「……どっち……でも?」
女の子の前で凛々しく振る舞う二枚目の明石徹、なんて自分でも似合わないとは思うけど、真っ向から恋人に否定されると、思っていた以上にショックは大きい。
臆病者な俺だけど、これでも一応、理想の彼氏像ってのが頭の中にはあって、全く期待されていないのは、それなりに辛いものがある。
(えっと、要するにそれは、俺に男らしさは求められていないと?)
「……だって……トオルは……トオルだから」
途切れること無く口をつく、悲しみの連鎖。しかし、彼女にとって、そんな事はどうでもよく、彼女が求めているのは、明石徹と言う名の、一般的にかっこいいと言われる男子とはかけ離れた、摩訶不思議な存在のようだ。
たしかに俺も、シャーリーはシャーリーだからって言うけどさ、この言葉って、言われると嬉しい半面、場合によっては卑怯に感じるな。
「……大丈夫……いつでも……一緒……いつまでも……一緒……私がトオルの……助けになる……だから……進も?」
複雑な心境に迫られる中、彼女は俺を、深く優しく抱きしめる。貴方を守ると心地良い温もりに包まれ、天使の胸の中で甘えたくなるけど、落ち込んでいる暇はない。彼女が隣りに居てくれる限り、前に進むって決めたんだ。今の俺に、後退の二文字は無い。
「……辛いのも……楽しいのも……一緒……ね?」
(わかったよ、いつも一緒だ。もし、俺がシャーリーに迷惑をかけたら、その時は叱って叱って、それから慰めて欲しい)
「……叱る方が……多い……私がいつも……怒ってるみたい」
それでも俺は弱いから、彼女の優しさにすがりついてしまう事もあると思う。その時が来て、立ち止まるような事があったら、遠慮なく活を入れて欲しいと頼み込むと、彼女は再び頬を膨らませ、子供のように可愛いらしい表情を見せる。
まるで自分が鬼嫁のようだと、俺に対する厳しい処罰に納得がいかないらしい。
(それぐらいじゃないと、俺は成長しないんだよ)
「……なら……甘やかす……いっぱい怒って……いっぱい……いっぱい……甘えさせる」
甘えさせると言いながら、膨れっ面を続ける彼女がなんだかとても愛おしてく、思わず吹き出しそうになる。どうやらうちの姫騎士様は、甘え上手な男の子をご所望らしく、引っ張っていくような強い男にはさせてもらえないらしい。芯が強いと言うか、強情と言うか。そこがまた可愛くて、大好きなんだけど。
(……わかった。シャーリーの裁量に任せるよ)
恋人の頼みを受け入れるのも、男の甲斐性。大好きな彼女のためにと折れると、シャーリーは俺に向かって満足気に微笑む。この笑顔を守るためなら、何だって出来そうな気がしてくる。
「……次は……負けない」
(あぁ、絶対に勝とう。俺達の未来のためにも)
生きるための道標。彼女との絆を失わないために俺は、彼女の剣であることを、改めてここに誓うのだった。
大好きな彼女のために、男としての腹をくくった瞬間、今まで俺を励まし続けてくれていたシャーリーが、突然寂しげな表情を見せる。
(あ、当たり前だろ! 俺は君が大好きで、俺の方が嫌われたくないって思ってて、だから裏切るなんてこと、絶対にありえない!)
「……嬉しい……でも……私だけ……見て……くれない」
彼女の豹変ぶりに慌てた俺は、誠心誠意告白するも、シャーリーは複雑な表情を見せ、俺の体から視線を逸らす。どうやら彼女は、他の女の子に対する俺の対応に、不満をお持ちのご様子。
それもそうか、いくら彼女が王女様で側室が許されていたとしても、シャーリーも一人の女の子だもんな。好きな人の一番でありたい、そう思うのは当然のこと。
生きるための勇気や希望を、これでもかと貰ったんだ。今度は俺が、目一杯彼女に返さないと。
(いや、その、ほら……て、天道とかに、ほだされることはあるかもだけど、しゃ、シャーリーが一番だから! それだけは変わらないから! だから……)
そう言いながらも、二人を切り捨てられない俺は、こんな答えしか彼女に返すことが出来ず意気消沈する。俺みたいな優柔不断な男、いつか必ず捨てられるってわかっているのに、皆に笑顔でいて欲しいと思ってしまう。それで誰かを悲しませてりゃ、世話ないってのに。
「……正直……だから……好き」
(っつ~! シャーリ~)
しかし、お前の答えなど予測済みだと言わんがばかりに、シャーリーは柄に頬ずりすると、恥ずかしげもなく甘美な言葉を俺に向かって囁いてくる。
「……困る……トオル……かわいい」
真っ赤になる俺を見て、いたずらっぽく微笑むと、彼女は柄頭に吐息を吹き掛け、俺の心を虜にした。
「……大丈夫……私も……幸せにするよ」
今の俺は正しく、小悪魔なシャーリーに無双されている状況。そこに可愛らしくこんな言葉を囁かれては、好きと言う言葉とともに、悶絶するしか無いじゃないか! あぁ、可愛い! 可愛いよシャーリー! 好き好き大好き、愛してる! ……あ、意外と他の言葉出てるな。
「……その……それと……ね」
嬉しさのあまり、頭の中で小躍りを繰り広げていると、今度は彼女の方が両頬を真っ赤に染め、俺の体を見下ろしてくる。いったい、何を悩んでいるのかと不思議に思っていると、彼女は内股をもぞつかせながら、こんな言葉を口にした。
「……汚して……ごめん……なさい」
汚す? シャーリーに汚された事なんてあったっけ? 汚すってことは、汚いってことだよな。シャーリーが俺に汚いこと……汚す、粗相、かける……あぁ、あれか。
(なんだ、別におしっ――)
あまりの喜びに浮足立ち、すっかり忘れかけていたが、彼女にあれをかけられたんだっけ。思い出したかのように口を滑らせ、内容を言いかけた直前、彼女に全力で柄頭にチョップを入れられる。痛くはないのだけど、あまりにも突然すぎてびっくりした。
(いや、だからさ、おしっ――)
それにもめげず、再び言い直そうとすると、今度は全力で二発、柄頭に脳天割りを叩き込まれる。どうやら、口に出させてはくれないらしい。
(ふぅ。お前の体から出てきたもの、俺が汚いとか思うと思うか? シャーリーの聖水とか、別に飲んでもかまわ――)
「……変態……変態……へんたいへんたいへんたいへんたい」
なぜ言わせてくれないのか? 直接的な表現がまずかったのではと考え、言い方を変えてはみたものの、それでも納得されないらしく、しまいには連続チョップを叩き込まれる始末。変態は言われ慣れてるけど、流石にこれはちょっと痛い。
「……絶対……やめて」
そんな粗相、全然恥ずかしい事じゃないんだぞとフォローするつもりが、完全に逆効果だった。涙目でやめてと言われては、ぐうの音も出ない。
「……気持ちは……嬉しい……けど……汚いのは……汚い」
排泄物である以上、状態によっては全くの無菌と言うわけでも無いからな。特にここは異世界、向こうの世界に存在しない微生物がいるかもしれないし、そういう意味ではシャーリーの意見が正しい。
ただ、そのぐらい彼女を愛していると言うつもりで、主張をしただけなのだが……そんな特殊プレイで喜ぶのは、真性の変態ぐらいか。
「……やっぱり……トオル……おかしい」
(そのぐらいシャーリーのことが好きなんだよ。体の中まで全部、受け止められるぐらいにさ)
「……それ……嬉しく……ない」
しかし、ここまで来たらただの変態と認めるわけにもいかず、愛するが故の裏返しなんだと伝えようとしたが、伝えれば伝えるほど、泥沼以外の何ものでもない。ここは素直に認めて、頭を下げるのが一番男らしいか。
「……好きなら……普通に……愛して……ほしぃ」
(わかったよ。俺に出来る精一杯で、お前のこと愛してやる)
こだわってしまった謝罪も兼ねて、真剣な表情で彼女を見つめると、シャーリーは瞳を見開き、驚いたような表情を見せる。
(……何か、変か?)
「ううん……珍しく……男らしいな……って」
真っ直ぐ見つめた瞳が、いつもの俺より勇ましく見えたようで、なんだかとても嬉しい。けど、珍しくって事は、普段は意気地なしって思われてるって事だよな。
(俺、そんなに女々しいかな?)
「んー……優しい?」
そんな俺の質問に対し、首をかしげる彼女の姿に、心は落胆の色を浮かべる。優しいと言われるのは嬉しいけど、男としては、少しぐらいかっこ良いと思われたいわけで、彼女の前だと余計に欲張りになってしまう。
(もっと、かっこつけたほうがいい?)
「……どっち……でも?」
女の子の前で凛々しく振る舞う二枚目の明石徹、なんて自分でも似合わないとは思うけど、真っ向から恋人に否定されると、思っていた以上にショックは大きい。
臆病者な俺だけど、これでも一応、理想の彼氏像ってのが頭の中にはあって、全く期待されていないのは、それなりに辛いものがある。
(えっと、要するにそれは、俺に男らしさは求められていないと?)
「……だって……トオルは……トオルだから」
途切れること無く口をつく、悲しみの連鎖。しかし、彼女にとって、そんな事はどうでもよく、彼女が求めているのは、明石徹と言う名の、一般的にかっこいいと言われる男子とはかけ離れた、摩訶不思議な存在のようだ。
たしかに俺も、シャーリーはシャーリーだからって言うけどさ、この言葉って、言われると嬉しい半面、場合によっては卑怯に感じるな。
「……大丈夫……いつでも……一緒……いつまでも……一緒……私がトオルの……助けになる……だから……進も?」
複雑な心境に迫られる中、彼女は俺を、深く優しく抱きしめる。貴方を守ると心地良い温もりに包まれ、天使の胸の中で甘えたくなるけど、落ち込んでいる暇はない。彼女が隣りに居てくれる限り、前に進むって決めたんだ。今の俺に、後退の二文字は無い。
「……辛いのも……楽しいのも……一緒……ね?」
(わかったよ、いつも一緒だ。もし、俺がシャーリーに迷惑をかけたら、その時は叱って叱って、それから慰めて欲しい)
「……叱る方が……多い……私がいつも……怒ってるみたい」
それでも俺は弱いから、彼女の優しさにすがりついてしまう事もあると思う。その時が来て、立ち止まるような事があったら、遠慮なく活を入れて欲しいと頼み込むと、彼女は再び頬を膨らませ、子供のように可愛いらしい表情を見せる。
まるで自分が鬼嫁のようだと、俺に対する厳しい処罰に納得がいかないらしい。
(それぐらいじゃないと、俺は成長しないんだよ)
「……なら……甘やかす……いっぱい怒って……いっぱい……いっぱい……甘えさせる」
甘えさせると言いながら、膨れっ面を続ける彼女がなんだかとても愛おしてく、思わず吹き出しそうになる。どうやらうちの姫騎士様は、甘え上手な男の子をご所望らしく、引っ張っていくような強い男にはさせてもらえないらしい。芯が強いと言うか、強情と言うか。そこがまた可愛くて、大好きなんだけど。
(……わかった。シャーリーの裁量に任せるよ)
恋人の頼みを受け入れるのも、男の甲斐性。大好きな彼女のためにと折れると、シャーリーは俺に向かって満足気に微笑む。この笑顔を守るためなら、何だって出来そうな気がしてくる。
「……次は……負けない」
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