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第五章 もう一人の剣
第238話 初デート
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宿を出てすぐ、目の前の中央広場を左に曲がる。Yの字通りを右斜め上に進むと、商業区が広がっているのだが、今の時間開いているお店は一つもない。
その静かな通りを真っ直ぐ進んで行くと、中央広場より広いスペースがあり、そこで、ベルシュローブの朝市が開かれているのだ。
正直すごい活気で、この町のどこにこれ程の人が住んでいるのかと、首を傾げたくなるぐらい沢山の人で溢れている。コミマ程ではないけど、何かのイベントに来ているかのようで、気持ちが自然と高揚する。
所々、ギルドの関係者が歩いているのは、警備のためなのか、それとも、純粋に買い物を楽しんでいるのか。どちらにせよ、住人としては居てくれるだけで安心感が違うのだろう。何せ、ここは小さな町で、大きな外壁など一つもない。
外との目印は、子供でも乗り越えられそうな小さな柵だけで、魔物に襲われたらひとたまりもないだろう。本来であれば、そのぐらい治安が良かったのだろうと考えると、現状に悔しさすら感じてしまう。
けど、今は笑顔でいないとな。そんな事考えてると、またシャーリーに迷惑かけちまう。特に今は、向こうの世界で成し得なかった、女の子との初デート。ここで彼女を楽しませられなきゃ、男がすたるってもんよ。
とは言え、何をしたら良いのか、全然わからんのだけどな。
(にしても、こういう露店の並びに来ると、ファンタジーって感じするよなー)
木の箱に目一杯積まれた果物とか、吊るされた鶏。豚の死体っぽいのとかグロテスクなのもあるけど、俺達の世界、特に、俺の住んでた国じゃ見られない光景に、心の奥がわくわくしてくる。
本当に見るもの全てが新鮮で、葉で作った包みとか、民族っぽい仮面もあって、周囲から漂ういい匂いにつられ、子供のようにはしゃぎたくなる。
「……トオル……たまにわからないこと……言う」
そんな俺に比べて温度差があるのか、シャーリーは淡々と、左右の商品を物色していく。そうだよな、彼女にとってはここが現実、ファンタジーなんて幻想を抱くのは俺だけなんだよな。
「……でも……楽しそうだから……いい」
(シャーリー)
「……それに……私も……そうだった……トオルみたいに……目輝いてた」
けど、童心に帰る俺を見て、過去の自分を見ているような、懐かしい気持ちに彼女も浸っているのだろう。若干、子供扱いされてる気もするけど、彼女が喜んでくれてるなら、それで良いか。
「……フライングトマトの丸焼き」
そう言えば、この辺の野菜って飛ぶんだっけ……シャーリーが頼んだ商品の名前を聞き、その事を思い出した俺は、ちょっとだけ冷静になる。
美味しいのは美味しいんだろうけど、生きてる物を丸かじりはなぁ……形が変わってれば、まだいけるんだろうけど。
それに、よく見ると目のような切れ目と、へたのような接続部が左右に見えて、あそこに羽が、そこに目がと考えると、串に刺さったものを丸かじりしてるシャーリーの姿が、やけにグロく感じる。食べ物に関してだけは、やっぱりこの体で良かったのかもしれない。
「……トオルも……食べる?」
(いや、流石にそれは無理無理)
食べかけの焼きトマトを差し出され、グロテスクに感じた部分もあるけど、ほとんどが正直な気持ちで嫌な訳じゃない。
そもそも、食べかけってことは、シャーリーとの間接キスなわけで、彼氏の俺が嫌がる理由がないのだ。ダメな人もいるとは思いますけど、この体でなければ是非食したい所である。
「……食べ歩き……したいって……言ってたから」
(!? それ、覚えて……というか、やっぱり聞こえてるんだな)
そんな俺に対する、彼女の小さな心遣いが胸に響く。邪な事しか考えられない自分が、本当に恥ずかしい。初めて商業区を通った時、想像以上の品揃えに感じた事、覚えててくれたんだな。
「……全部……聞こえてる……言わない……だけ」
全部、聞こえてるか。心の透視に関しては、天道の方が上だと思ってたけど、こう言われるとどっちの精度が上なのか、俺にはまたわからなくなる。俺との契約以外に、二人の共通点と呼べるものが、何かあるのだろうか?
(なら、今度はさ、夕食前に抜け出して、甘い物いっぱい食べるとか、そういう食べ歩き、してみないか? 王女様って普段そういうことできないだろ?)
なんて事を考えてると、彼女にまた怒られそうなので、俺は即座に話を戻す。国を取り戻したら、やりたくても出来ないことが、彼女にはいっぱいあると思う。だから、困ってる皆には悪いけど、今だから出来ることを、少しでも多く彼女にはやらせてあげたい。
リィンバース王国、第十四代目王女、シャーロット・リィンバースとしてでなく、俺の彼女である、素直でヤキモチ焼きなシャーリーとして。
「……昔は……よくやった……抜け出して」
が、予想外と言うか、ある意味では予想通りの返答が来て、俺は心の中で苦笑いを浮かべる。戦い方を見てるとわかるが、シャーリーみたいなアクティブな娘が、幼少期におとなしくしてる訳ないよな。その答えを聞いて、今の俺と重ねている理由に、深く納得いくものを感じた。
(あー、なるほど。結構破天荒だったんっすね、シャーロットさん)
「……嫌味?」
(違うって。俺なりの冗談だよ、冗談。たまには主導権握らせてくれよ)
こういう時の女の子って、やっぱりちょっとずるいと思う。特に俺の場合、行動でのアドバンテージなんて一ミリも無いのに、ちょっとからかうだけで剥れられては、何も言い返せない。たまには俺だって、男としての優越感に浸りたいんだよ。たまには。
「……私だって……いつも……困ってる」
(ん? なんか言ったか?)
「……別に……それに……一人じゃ……楽しくない」
そうだよな、どんな事でも一人より二人だよな。瞳を伏せる彼女を見て、申し訳ない気持ちにかられる。特に恋人同士ともなれば、余計に感じることだろう。
嬉しいような悲しいような、複雑な感覚。俺が人間だったら、彼女にこんな思いをさせなかったんじゃないかって、どんどん気持ちが沈んでいく。
「……一緒に……できれば……ごめんなさい……私のせいで」
そんな気持ちが伝わったのか、右手の串が折れるぐらい、彼女は俺を強く抱きしめる。俺がこの体で居続けなければならなくなった理由を、彼女は思い出してしまったのだろう。楽しい時間にも関わらず、彼女は辛い表情をその端正な顔立ちに浮かべている。
(なんでシャーリーが謝るんだよ。これは俺の選んだ道だ、後悔はしてねーよ)
そう、これは俺の選んだ道。人間に戻れるチャンスを棒に振って、ディアインハイトを手に入れたこと、それに対する後悔は本当にない。好きな女を助けるためにすべてを捧げる。俺みたいな男にとっては、最高の名誉と言っても過言では無いのだから……
「……かっこつけ」
(うっせ)
彼女の言う通り、見えを張ってる部分もある。けど、好きな女性の前でぐらい、良い格好したくなるのが男って生き物なわけで、そこを否定されると立場がないんだけどな……
「……トオルには……助けてもらってばっかり」
そんな思春期男子の言動を嘲笑しながらも、彼女は俺を称えてくれる。
(!? な、なんだよ突然)
唐突な彼女の手のひら返しに、思わず言葉をつまらせるが、シャーリーのそれが照れ隠しなことに俺は気づいてしまう。
「……突然じゃない……いつも思ってる……今日はそれが……素直に言えそうなだけ」
瞳の奥に映る、真っ直ぐな彼女の感情。ベルシュローブに居るからか、初めて出会った頃との違いを余計に感じる事ができる。
二人の絆も強くなって、俺の方が感謝の気持ちをぶちまけたいぐらいだよ。
その静かな通りを真っ直ぐ進んで行くと、中央広場より広いスペースがあり、そこで、ベルシュローブの朝市が開かれているのだ。
正直すごい活気で、この町のどこにこれ程の人が住んでいるのかと、首を傾げたくなるぐらい沢山の人で溢れている。コミマ程ではないけど、何かのイベントに来ているかのようで、気持ちが自然と高揚する。
所々、ギルドの関係者が歩いているのは、警備のためなのか、それとも、純粋に買い物を楽しんでいるのか。どちらにせよ、住人としては居てくれるだけで安心感が違うのだろう。何せ、ここは小さな町で、大きな外壁など一つもない。
外との目印は、子供でも乗り越えられそうな小さな柵だけで、魔物に襲われたらひとたまりもないだろう。本来であれば、そのぐらい治安が良かったのだろうと考えると、現状に悔しさすら感じてしまう。
けど、今は笑顔でいないとな。そんな事考えてると、またシャーリーに迷惑かけちまう。特に今は、向こうの世界で成し得なかった、女の子との初デート。ここで彼女を楽しませられなきゃ、男がすたるってもんよ。
とは言え、何をしたら良いのか、全然わからんのだけどな。
(にしても、こういう露店の並びに来ると、ファンタジーって感じするよなー)
木の箱に目一杯積まれた果物とか、吊るされた鶏。豚の死体っぽいのとかグロテスクなのもあるけど、俺達の世界、特に、俺の住んでた国じゃ見られない光景に、心の奥がわくわくしてくる。
本当に見るもの全てが新鮮で、葉で作った包みとか、民族っぽい仮面もあって、周囲から漂ういい匂いにつられ、子供のようにはしゃぎたくなる。
「……トオル……たまにわからないこと……言う」
そんな俺に比べて温度差があるのか、シャーリーは淡々と、左右の商品を物色していく。そうだよな、彼女にとってはここが現実、ファンタジーなんて幻想を抱くのは俺だけなんだよな。
「……でも……楽しそうだから……いい」
(シャーリー)
「……それに……私も……そうだった……トオルみたいに……目輝いてた」
けど、童心に帰る俺を見て、過去の自分を見ているような、懐かしい気持ちに彼女も浸っているのだろう。若干、子供扱いされてる気もするけど、彼女が喜んでくれてるなら、それで良いか。
「……フライングトマトの丸焼き」
そう言えば、この辺の野菜って飛ぶんだっけ……シャーリーが頼んだ商品の名前を聞き、その事を思い出した俺は、ちょっとだけ冷静になる。
美味しいのは美味しいんだろうけど、生きてる物を丸かじりはなぁ……形が変わってれば、まだいけるんだろうけど。
それに、よく見ると目のような切れ目と、へたのような接続部が左右に見えて、あそこに羽が、そこに目がと考えると、串に刺さったものを丸かじりしてるシャーリーの姿が、やけにグロく感じる。食べ物に関してだけは、やっぱりこの体で良かったのかもしれない。
「……トオルも……食べる?」
(いや、流石にそれは無理無理)
食べかけの焼きトマトを差し出され、グロテスクに感じた部分もあるけど、ほとんどが正直な気持ちで嫌な訳じゃない。
そもそも、食べかけってことは、シャーリーとの間接キスなわけで、彼氏の俺が嫌がる理由がないのだ。ダメな人もいるとは思いますけど、この体でなければ是非食したい所である。
「……食べ歩き……したいって……言ってたから」
(!? それ、覚えて……というか、やっぱり聞こえてるんだな)
そんな俺に対する、彼女の小さな心遣いが胸に響く。邪な事しか考えられない自分が、本当に恥ずかしい。初めて商業区を通った時、想像以上の品揃えに感じた事、覚えててくれたんだな。
「……全部……聞こえてる……言わない……だけ」
全部、聞こえてるか。心の透視に関しては、天道の方が上だと思ってたけど、こう言われるとどっちの精度が上なのか、俺にはまたわからなくなる。俺との契約以外に、二人の共通点と呼べるものが、何かあるのだろうか?
(なら、今度はさ、夕食前に抜け出して、甘い物いっぱい食べるとか、そういう食べ歩き、してみないか? 王女様って普段そういうことできないだろ?)
なんて事を考えてると、彼女にまた怒られそうなので、俺は即座に話を戻す。国を取り戻したら、やりたくても出来ないことが、彼女にはいっぱいあると思う。だから、困ってる皆には悪いけど、今だから出来ることを、少しでも多く彼女にはやらせてあげたい。
リィンバース王国、第十四代目王女、シャーロット・リィンバースとしてでなく、俺の彼女である、素直でヤキモチ焼きなシャーリーとして。
「……昔は……よくやった……抜け出して」
が、予想外と言うか、ある意味では予想通りの返答が来て、俺は心の中で苦笑いを浮かべる。戦い方を見てるとわかるが、シャーリーみたいなアクティブな娘が、幼少期におとなしくしてる訳ないよな。その答えを聞いて、今の俺と重ねている理由に、深く納得いくものを感じた。
(あー、なるほど。結構破天荒だったんっすね、シャーロットさん)
「……嫌味?」
(違うって。俺なりの冗談だよ、冗談。たまには主導権握らせてくれよ)
こういう時の女の子って、やっぱりちょっとずるいと思う。特に俺の場合、行動でのアドバンテージなんて一ミリも無いのに、ちょっとからかうだけで剥れられては、何も言い返せない。たまには俺だって、男としての優越感に浸りたいんだよ。たまには。
「……私だって……いつも……困ってる」
(ん? なんか言ったか?)
「……別に……それに……一人じゃ……楽しくない」
そうだよな、どんな事でも一人より二人だよな。瞳を伏せる彼女を見て、申し訳ない気持ちにかられる。特に恋人同士ともなれば、余計に感じることだろう。
嬉しいような悲しいような、複雑な感覚。俺が人間だったら、彼女にこんな思いをさせなかったんじゃないかって、どんどん気持ちが沈んでいく。
「……一緒に……できれば……ごめんなさい……私のせいで」
そんな気持ちが伝わったのか、右手の串が折れるぐらい、彼女は俺を強く抱きしめる。俺がこの体で居続けなければならなくなった理由を、彼女は思い出してしまったのだろう。楽しい時間にも関わらず、彼女は辛い表情をその端正な顔立ちに浮かべている。
(なんでシャーリーが謝るんだよ。これは俺の選んだ道だ、後悔はしてねーよ)
そう、これは俺の選んだ道。人間に戻れるチャンスを棒に振って、ディアインハイトを手に入れたこと、それに対する後悔は本当にない。好きな女を助けるためにすべてを捧げる。俺みたいな男にとっては、最高の名誉と言っても過言では無いのだから……
「……かっこつけ」
(うっせ)
彼女の言う通り、見えを張ってる部分もある。けど、好きな女性の前でぐらい、良い格好したくなるのが男って生き物なわけで、そこを否定されると立場がないんだけどな……
「……トオルには……助けてもらってばっかり」
そんな思春期男子の言動を嘲笑しながらも、彼女は俺を称えてくれる。
(!? な、なんだよ突然)
唐突な彼女の手のひら返しに、思わず言葉をつまらせるが、シャーリーのそれが照れ隠しなことに俺は気づいてしまう。
「……突然じゃない……いつも思ってる……今日はそれが……素直に言えそうなだけ」
瞳の奥に映る、真っ直ぐな彼女の感情。ベルシュローブに居るからか、初めて出会った頃との違いを余計に感じる事ができる。
二人の絆も強くなって、俺の方が感謝の気持ちをぶちまけたいぐらいだよ。
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