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第四章 地底に眠りし幼竜姫
第227話 女神の弱点
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「せーんぱい、おーつかれーい! いやー、流石は先輩って感じですなー、もう若干何でも有りって感じで」
「……私は?」
「シャーロットも言ってたでしょ? 先輩のおかげだって」
「……駄目だった……くせに」
「うっ、その話を持ち出すかね。シャーロットのそういう所、せこいと思うんだけどな―」
「……事実……言ってるだけ」
「ぐぬぬ」
(はいはい、喧嘩しない)
天道にシャーリー、この二人が言い争ってると、終わったんだなって実感が湧いてくる。ブネにこっ酷くやられたけど、心も体も丈夫そうで俺としては何よりだ。やっぱり天道は、このぐらいバカじゃないとな。
「でさ、さっきの先輩、シャーロット的にはぶっちゃけどうよ?」
「……今の……トオルのほうが……好き」
それに、天道相手だとシャーリーも年頃の女の子って感じだし、何だかんだ二人共気が合うのかもしれない。ただ、不意打ちで好きはやめてほしいかなー。さっきよりも正直、ドキドキしてる。
「あ~、やっぱそうなるよねー。うーん、私的には、結構ありなんだけどなー。俺の女とか言われてみたいし」
「……アサミは……わかってない……やっぱり……私が一番」
「むぅ、なにかな、なにかな、その余裕は! 俺の女、とか言われただけで彼女面なのかな!」
「……彼女……だし」
(えっと、スクルドー! お前は大丈夫か?)
俺の女、を強調する天道さんに傷口をえぐられながらも、女の子座りでへたり込むスクルドの姿に俺は心配を覚える。
「は、はい! だ、大丈夫れふ」
その質問に対し、予想通りの答えが帰ってきたものの、語尾が噛み噛みで動揺しているのが良くわかった。
「そういえば、さっきからずっと座ってるよね。ほんとに大丈夫? もしかして、どっか怪我してるんじゃ!?」
「だ、大丈夫です! 本当に大丈夫ですから……その、腰が抜けただけなので」
天道も一緒に心配してくれたが、彼女への答えが余計に俺を不安にさせる。女神が腰を抜かすって相当なんじゃ……
(その、言いたくなかったら言わなくてもいいけど、何があったのか、出来れば説明して欲しい。理由がわかれば俺も気をつけられるし、予防策も張れるだろ?)
俺にも言えない女神の弱点、そのウィークポイントが不利に働けば、また皆を危険に晒す可能性がある。憂いは一つでも多く潰しておきたいが、無理強いはしたくない。
「……私、失望されないでしょうか? トオル様に見捨てられたら、生きていく価値の無い私に慈悲をお与え願えますか?」
そんなジレンマに挟まれていると、悪い事をした子供のように、スクルドは視線を彷徨わせながら言葉を紡ぐ。嫌わないでと訴えかけてくる女神の涙に、俺の心は締め付けられた。
彼女が泣いてまで自らを守ろうとする。それだけ重要で、特殊な事例なのだろう。一種のコンプレックス、下手をすれば心の傷に近いかもしれない。なら、俺の答えは一つだ。
(当たり前だろ。大切な女神を笑う主人が、いったい何処にいるってんだ)
笑顔で語る俺の言葉に驚くと、彼女は気恥ずかしそうに、ゆっくり言葉を並べていく。
「そ、その……私達女神は、生まれながらに全ての属性を備えています。ですが、ですね……わ、私って炎が得意じゃないですか、サラマンダーにも好かれてますし。その反動なのか、水が怖くて……」
水が怖い……なるほど、そういう事か。ウンディーネと反りが合わないのも、それが原因なのだろう。
「で、でも! さっきみたいにエンチャントぐらいならできますから! 頑張れば、ですけど」
彼女の話を聞いて、笑う人間は一定数いると思う。けど、俺からすれば何が悪い、不得手な事は皆違うんだ。女神がカナヅチでも良いじゃないか、そんなもの嫌いになる理由にはならない。
「はう。情けないですよね、女神がお水怖いとか。やっぱり私、不良品なんです。オーディン様にも見限られる、最低の失敗作。地上への長期滞在が許されなかったのも、この不安定な魔力のせいで……トオル様の側にいても、迷惑をかけるだけなのかもしれません。ですから、その……」
(そっか、俺のために、怖いのを我慢してくれてたんだな。ありがとな、スクルド)
自己嫌悪に陥る程苦手な事を俺のために頑張ってくれて、嬉しくないわけがない。そんな気持ちを伝えたいと、諭すようにかけた優しい言葉に彼女は呆けた顔を見せる。
(お前は俺の女神だ、何があろうと俺の女神だ、その事実は変わらない。だから、そんな悲しいこと言うなよ)
「で、ですが……」
まったく、変な所で強情な女神様だ。
(なら、約束する。俺の女神で良かったって、そのために生まれてきたんだって、胸を張って言えるぐらい最高の男に俺はなる。なってやるから、自分の事を否定するな。お前と出会えて俺は、本当に幸せなんだから)
「とおるさぶぁ」
(このぐらいで泣くなって、泣き虫な女神様だな)
「ずびまぜん、ずびまぜん」
泣きじゃくる俺だけの女神様。彼女の頬にそっと触れ、額にキスを……とか出来ないんだよな―この体。シャーリーには悪いけど、いい雰囲気なのに手も出せないとか、マジで恨めしい。
「えーと、それはつまり、シャーロットと結婚して、リィンバースの王様になる決意をした。という解釈でよろしいのかな?」
何故そうなる。と、ハチャメチャな天道の発言にツッコミを入れたい所だったが、輝きを増すシャーリーの瞳にそんな言葉は言えそうにない。
それに、正直なところを言えば、最後まで俺は彼女の武器で構わない。国交なんて出来る自信もないし、シャーリーの隣に居れればそれで良い。けど、俺が彼女と結婚しなければ、シャーリーは他の男に……そう考えると、俺に与えられている選択肢なんて一つしか無いのかも。
「うれしいれす、うれしいれす。とおるさまのめがみなら、むね、はれます」
あえて言葉には出さないが、スクルドもそれを望んでいるのだろう。そうでなくとも、出来る限りの事はしてやりたい。なら、行けるところまで突っ走るしかないか。この流れを振ってきた張本人が、一番不満そうな顔してるけどな。
しかし、今のスクルドを良く観察すると、めっちゃエロいな。緑髪ロングの神秘的な女神様がビキニアーマー姿で子供のように泣きじゃくるとか、一部の層にはたまらんぞこれ。まぁ、俺も結構好きな方だけど、スクルドはやっぱりこっちの方がエロ可愛いと思う。
(なぁ、スクルド? おまえさ、普段もこっちの姿でいられないか?)
「こちらのすがた、ですか? いえ、できないことはないですけど……うーん」
溢れ出した欲情に反射的に我儘を言ってしまったが、数瞬後、無理なお願いをしていることに俺は気がつく。
(そっか、地上でその姿だと負担になるんだっけ。ごめん)
「あ、謝らないでください。私が未熟なだけですから……その、突然、どういった心境の変化なのでしょうか?」
心境の変化というか、今までも考えなかった訳じゃない。シャーリーとは違ってスクルドの場合、最初にこっちを見てしまったからな。俺の中では、大人のイメージが強いのである。
(……その……成熟したおまえの見た目と、子供っぽいギャップにぐっと来たと言うか、なんか有りだなって)
言葉にするとわかるこの変態っぷり、何いってんだか俺。けど、やっぱり中身は九歳というか、女神故の無垢さ加減に、俺はドキドキしてしまうのだ。
それに、出会った時は考えもしなかったけど、こいつも良いプロポーションしてるんだよな。
シャーリーは普段から剣を振り回してるだけあって、細いながらに筋肉質で、見た目の印象とは違う力強さがたまらない。
天道は見た目より肉付きが良くて、いろいろと挟まれた時の弾力がとても気持ち良く、男としてたまらない。
そして、スクルドは女神の名に恥じないスレンダー体型で、肌はきめ細かく輝き、出る所はしっかり出ているという理想的なモデル体型をしていて、人間離れしている感じがたまらなく美しい。
三者三様、違う魅力があって、誰をとっても俺にはもったいない――
「「ス・ク・ル・ド」」
とまぁ、グラビアアイドル並の三人の下着姿を想像していると、背中から凶悪な邪気を感じた。ちょっとお願いしてみただけなのに、二人共目が血走っていて……怖い、怖すぎる。
「「せっせと戻れ」」
しかも、シャーリーの口調がペラペラだし……どちらにせよ、二人が許してくれそうにないし、今は諦めるしかないか。
「……私は?」
「シャーロットも言ってたでしょ? 先輩のおかげだって」
「……駄目だった……くせに」
「うっ、その話を持ち出すかね。シャーロットのそういう所、せこいと思うんだけどな―」
「……事実……言ってるだけ」
「ぐぬぬ」
(はいはい、喧嘩しない)
天道にシャーリー、この二人が言い争ってると、終わったんだなって実感が湧いてくる。ブネにこっ酷くやられたけど、心も体も丈夫そうで俺としては何よりだ。やっぱり天道は、このぐらいバカじゃないとな。
「でさ、さっきの先輩、シャーロット的にはぶっちゃけどうよ?」
「……今の……トオルのほうが……好き」
それに、天道相手だとシャーリーも年頃の女の子って感じだし、何だかんだ二人共気が合うのかもしれない。ただ、不意打ちで好きはやめてほしいかなー。さっきよりも正直、ドキドキしてる。
「あ~、やっぱそうなるよねー。うーん、私的には、結構ありなんだけどなー。俺の女とか言われてみたいし」
「……アサミは……わかってない……やっぱり……私が一番」
「むぅ、なにかな、なにかな、その余裕は! 俺の女、とか言われただけで彼女面なのかな!」
「……彼女……だし」
(えっと、スクルドー! お前は大丈夫か?)
俺の女、を強調する天道さんに傷口をえぐられながらも、女の子座りでへたり込むスクルドの姿に俺は心配を覚える。
「は、はい! だ、大丈夫れふ」
その質問に対し、予想通りの答えが帰ってきたものの、語尾が噛み噛みで動揺しているのが良くわかった。
「そういえば、さっきからずっと座ってるよね。ほんとに大丈夫? もしかして、どっか怪我してるんじゃ!?」
「だ、大丈夫です! 本当に大丈夫ですから……その、腰が抜けただけなので」
天道も一緒に心配してくれたが、彼女への答えが余計に俺を不安にさせる。女神が腰を抜かすって相当なんじゃ……
(その、言いたくなかったら言わなくてもいいけど、何があったのか、出来れば説明して欲しい。理由がわかれば俺も気をつけられるし、予防策も張れるだろ?)
俺にも言えない女神の弱点、そのウィークポイントが不利に働けば、また皆を危険に晒す可能性がある。憂いは一つでも多く潰しておきたいが、無理強いはしたくない。
「……私、失望されないでしょうか? トオル様に見捨てられたら、生きていく価値の無い私に慈悲をお与え願えますか?」
そんなジレンマに挟まれていると、悪い事をした子供のように、スクルドは視線を彷徨わせながら言葉を紡ぐ。嫌わないでと訴えかけてくる女神の涙に、俺の心は締め付けられた。
彼女が泣いてまで自らを守ろうとする。それだけ重要で、特殊な事例なのだろう。一種のコンプレックス、下手をすれば心の傷に近いかもしれない。なら、俺の答えは一つだ。
(当たり前だろ。大切な女神を笑う主人が、いったい何処にいるってんだ)
笑顔で語る俺の言葉に驚くと、彼女は気恥ずかしそうに、ゆっくり言葉を並べていく。
「そ、その……私達女神は、生まれながらに全ての属性を備えています。ですが、ですね……わ、私って炎が得意じゃないですか、サラマンダーにも好かれてますし。その反動なのか、水が怖くて……」
水が怖い……なるほど、そういう事か。ウンディーネと反りが合わないのも、それが原因なのだろう。
「で、でも! さっきみたいにエンチャントぐらいならできますから! 頑張れば、ですけど」
彼女の話を聞いて、笑う人間は一定数いると思う。けど、俺からすれば何が悪い、不得手な事は皆違うんだ。女神がカナヅチでも良いじゃないか、そんなもの嫌いになる理由にはならない。
「はう。情けないですよね、女神がお水怖いとか。やっぱり私、不良品なんです。オーディン様にも見限られる、最低の失敗作。地上への長期滞在が許されなかったのも、この不安定な魔力のせいで……トオル様の側にいても、迷惑をかけるだけなのかもしれません。ですから、その……」
(そっか、俺のために、怖いのを我慢してくれてたんだな。ありがとな、スクルド)
自己嫌悪に陥る程苦手な事を俺のために頑張ってくれて、嬉しくないわけがない。そんな気持ちを伝えたいと、諭すようにかけた優しい言葉に彼女は呆けた顔を見せる。
(お前は俺の女神だ、何があろうと俺の女神だ、その事実は変わらない。だから、そんな悲しいこと言うなよ)
「で、ですが……」
まったく、変な所で強情な女神様だ。
(なら、約束する。俺の女神で良かったって、そのために生まれてきたんだって、胸を張って言えるぐらい最高の男に俺はなる。なってやるから、自分の事を否定するな。お前と出会えて俺は、本当に幸せなんだから)
「とおるさぶぁ」
(このぐらいで泣くなって、泣き虫な女神様だな)
「ずびまぜん、ずびまぜん」
泣きじゃくる俺だけの女神様。彼女の頬にそっと触れ、額にキスを……とか出来ないんだよな―この体。シャーリーには悪いけど、いい雰囲気なのに手も出せないとか、マジで恨めしい。
「えーと、それはつまり、シャーロットと結婚して、リィンバースの王様になる決意をした。という解釈でよろしいのかな?」
何故そうなる。と、ハチャメチャな天道の発言にツッコミを入れたい所だったが、輝きを増すシャーリーの瞳にそんな言葉は言えそうにない。
それに、正直なところを言えば、最後まで俺は彼女の武器で構わない。国交なんて出来る自信もないし、シャーリーの隣に居れればそれで良い。けど、俺が彼女と結婚しなければ、シャーリーは他の男に……そう考えると、俺に与えられている選択肢なんて一つしか無いのかも。
「うれしいれす、うれしいれす。とおるさまのめがみなら、むね、はれます」
あえて言葉には出さないが、スクルドもそれを望んでいるのだろう。そうでなくとも、出来る限りの事はしてやりたい。なら、行けるところまで突っ走るしかないか。この流れを振ってきた張本人が、一番不満そうな顔してるけどな。
しかし、今のスクルドを良く観察すると、めっちゃエロいな。緑髪ロングの神秘的な女神様がビキニアーマー姿で子供のように泣きじゃくるとか、一部の層にはたまらんぞこれ。まぁ、俺も結構好きな方だけど、スクルドはやっぱりこっちの方がエロ可愛いと思う。
(なぁ、スクルド? おまえさ、普段もこっちの姿でいられないか?)
「こちらのすがた、ですか? いえ、できないことはないですけど……うーん」
溢れ出した欲情に反射的に我儘を言ってしまったが、数瞬後、無理なお願いをしていることに俺は気がつく。
(そっか、地上でその姿だと負担になるんだっけ。ごめん)
「あ、謝らないでください。私が未熟なだけですから……その、突然、どういった心境の変化なのでしょうか?」
心境の変化というか、今までも考えなかった訳じゃない。シャーリーとは違ってスクルドの場合、最初にこっちを見てしまったからな。俺の中では、大人のイメージが強いのである。
(……その……成熟したおまえの見た目と、子供っぽいギャップにぐっと来たと言うか、なんか有りだなって)
言葉にするとわかるこの変態っぷり、何いってんだか俺。けど、やっぱり中身は九歳というか、女神故の無垢さ加減に、俺はドキドキしてしまうのだ。
それに、出会った時は考えもしなかったけど、こいつも良いプロポーションしてるんだよな。
シャーリーは普段から剣を振り回してるだけあって、細いながらに筋肉質で、見た目の印象とは違う力強さがたまらない。
天道は見た目より肉付きが良くて、いろいろと挟まれた時の弾力がとても気持ち良く、男としてたまらない。
そして、スクルドは女神の名に恥じないスレンダー体型で、肌はきめ細かく輝き、出る所はしっかり出ているという理想的なモデル体型をしていて、人間離れしている感じがたまらなく美しい。
三者三様、違う魅力があって、誰をとっても俺にはもったいない――
「「ス・ク・ル・ド」」
とまぁ、グラビアアイドル並の三人の下着姿を想像していると、背中から凶悪な邪気を感じた。ちょっとお願いしてみただけなのに、二人共目が血走っていて……怖い、怖すぎる。
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