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第四章 地底に眠りし幼竜姫
第215話 想いをぶつけて 前編
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(シャーリー、なんであのまま突っ込んだ)
「……」
魔神の襲撃を退け、デオルドさんの工房へと戻ると同時に、シャーリーと二人話しがしたいと作業場である奥の部屋を、俺達は貸してもらった。そして今は、作業台と椅子の上で二人、ジリジリと睨み合っている。
何故俺が、彼女を問い詰めようと思ったのか。もちろん、シャーリーが無茶をしたからというのも理由の一つだけど、道中、魔神に対する聖剣の有用性や、竜殺しと呼ばれる力だけでは魔神であるブネの命まで刈り取るのは難しいと、デオルドさんにも諭されてしまったのである。
結局あいつに勝つためには、魔を払う聖なる力、女神であるスクルドや聖剣である俺の力が必要で、シャーリーとの信頼関係が勝利の鍵と言うことらしい。全く、こんななまくら捕まえて、皆して過大評価してると言うか……自分で思っている以上に、周りから俺は頼られていて、出来ることはしたいと思う。けど、一番頼られたい人に腫れ物みたいに扱われるのは嫌だ。
彼女が俺をパートナーとして認めてくれるなら、戦いの時も平等に扱われたい。そのためなら、俺は何だってする。皆のためにも、彼女自信のためにも。
(えっと、心配してくれるのは嬉しいけど、あんな戦い方してたら、俺の方が心配っていうか、その……)
彼女の気持ちはわかっているつもりだ。俺の無茶が、彼女を不安にさせているのも理解している。けど、甘い言葉をかけたところで、彼女の傷は癒せない。少し荒療治になったとしても、彼女の心が壊れる前に、その真意を聞き出さなければ。
(そ、それにほら、バルカイトが修理してくれたんだぜ? ディアインハイト使ったって何の問題も無いって。シャーリーは心配しすぎだよ)
「……問題……無い?」
(ああ、どんな風に使っても、昨日みたいに苦しむことはないよ。だから――)
「……なんで……言い切れるの」
(え?)
とは言え、気持ちの中でカッコつけても実際美味く喋れるわけでなく、しどろもどろに会話を続けていると、無言だった彼女の口が、饒舌に言葉を紡ぎ始める。
「……トオルに……何も無いって……なんで……言い切れるの……死なないって、なんで、なんで言い切れるのよ!」
彼女は強い。でもそれは、彼女の中にある大切な気持ち全てをかなぐり捨てて得たものだと、俺は知っている。
悲しみの中、全てを一人で背負い込んだ彼女なりの覇道。その傷に俺は、知らず識らずの内に触れてしまっていた。
そして、彼女の心に忍び込んだ今の俺は、過去の悲劇を思い起こさせる傷そのものであり、開くも閉じるも俺次第。ここからが、本番だ!
(それはその……ほら、自分の体のことは自分が一番わかってるっていうか)
「……それ……一番信用できない」
(いやいやそんなことは)
「……それで昨日死にかけたの……誰……だっけ」
(う……)
彼女の心を救うため、必死に知恵を絞る俺であったが、事実を突きつけられるとぐうの音も出ない。実際、俺がもっとしっかりしていれば、彼女が苦しむ事は無かったと思う。
(こ、今度は大丈夫だって)
「……トオルは……いつだって無茶する」
でも、無茶の具合いに関しては、到底認められなかった。むしろ、「死にものぐるいで考え無しなのはお前のほうだろ!」 なんて言いたくなったけど、流石にそれはこじれるので、心の奥にそっとしまい込む。
(それはお互い様だろ? 俺から見たら、シャーリーのほうが無理してるんだし、命だってお前のほうが重いんだ)
「……重さは……同じ……トオルは……軽く見すぎ」
(軽くって、しょうがないだろ。実際、王女であるシャーリーを見捨てて、俺が生き残る理由なんて無いんだ。それに、今は俺、剣だしさ、使ってもらわなきゃ意味ないんだぜ? それとも、何の役割もなく、このまま俺に朽ちていけって言うのかよ)
王女という地位の、国単位での重さ。特に彼女は、最後の生き残りと言っても過言ではなく、彼女が死ねば、リィンバースという国は無くなる。例え残ったとしても、その国はリィンバースと言う名の殻を被った、別の国でしかない。
こんな俺でも、敬愛する彼女のための、礎になれるのなら、何時だって命を差し出す覚悟はある。
「……役割なら……ある」
(一人じゃ歩けもしない俺に、どんな役割があると?)
「……私と……お話」
(話なら誰だってできるだろ。俺は剣で、戦うための武器で、シャーリーの貴重な戦力――)
「……二度と言わないで」
(えっ?)
「……自分のこと剣だなんて……二度と……二度と言わないで!」
俺なんて代わりの効くただの剣であることを主張し、彼女からも会話程度の役割しか無いことを聞き出した。これで、理解してくれるだろうと安心した直後、彼女の強い語気に、俺は自然と怯んでしまう。
(だ、だってさ、そんなこと言われてもよ)
「……なんで、なんでわかってくれないの! トオルは私の気持ち、全然わかってない!」
(いやそんなこと)
「そんなことある! わかってたら、そんな酷いこと……言えないよぉ」
シャーリーの悲痛な叫びを聞いて、俺の心臓は握り潰されたような痛みを感じる。切ない彼女の悶えるような発狂に対し、俺は押し黙ることしか出来ない。けど、悪いことばかりじゃなくて、半信半疑だったある思いが確信へとかわっていく。
「……私にとってトオルは……もう……剣なんかじゃないんだよ? ……大好きな男の子で……一番大切な人で……掛け替えのないもの……なんだから」
あぁ、そうか。これが、バルカイトの言ってた事なんだ。俺はもう物なんかじゃなくて、不自由な体をした男の子として、彼女に認められている。俺がどれだけ否定しても、彼女にとって俺は、人間なんだ。
でも、今は素直に喜べない。だって、彼女の言葉を認めたら、俺は戦いから逃げた男になる。
(一番大切って、じゃあ国はどうするんだよ? 俺が戦いたくないって、死にたくないからこの国を出てひっそり二人で暮らそうって言ったら、シャーリーはそうするつもりなのかよ?)
それは、今までの俺達を否定する選択。出会いも頑張りも、何もかもがその意味を無くしてしまう。
「……それもいい……かもね……トオルと二人なら私……生きて……いける」
けど、彼女はそれを望み、全てを捨てることを選んだ。その言葉を聞いた瞬間、俺の中で怒りの感情が弾け飛ぶ。
(ざけんな、ふざけんじゃねーぞ!)
「……トオ……ル?」
(国を捨てて隠居だ? 冗談も大概にしろよ。俺はそんなことのために、お前の剣になるって言ったつもりはねぇんだよ!)
許せなかった。自らの責任を放棄し、俺という存在を選ぼうとした彼女を、俺の心は認めたくなかったのだ。
「っつ! ……冗談、じゃない! ……そうしても良いって……思えるぐらい……私はトオルが好きって……ただそれだけで」
(シャーリーが戦うことを止めるって言うなら、今すぐ俺を捨てろ。もしくは、この場で俺を叩き折れ)
白熱していく二人の感情。引き下がれなくなっていく二人の想い。国と個、優先すべき考えが食い違い、禁断の扉を蹴破った俺の言葉に、彼女の体がわなわなと震え始める。
「……いや……いや、いや、いや、いや! 絶対に嫌! なんでそんなこと言うの? 二度と言っちゃ嫌だって、私言ったよね!」
(わかってる、覚えてる! そのタブーを破るぐらい、お前に嫌われる覚悟があるぐらい、俺は真剣なんだ!)
「私……わたしぃ……いやだよぉ……とおるがいなくなるの、いやぁ」
男として最低で、意地の悪い覚悟を彼女に示すと、シャーリーは見た目相応に戻ったかのように泣きじゃくり、俺の心に訴えかけてくる。
いつもの俺なら、この涙を止めたい、笑顔になって欲しいと勇み焦る所だけど、今の俺は驚くほど冷製で、自分が思う以上に彼女は俺を欲してくれていたんだと、すぐに理解することが出来た。
だから、俺も正面から答えないといけない。彼女のその思いに、俺なりのやり方で。
「……」
魔神の襲撃を退け、デオルドさんの工房へと戻ると同時に、シャーリーと二人話しがしたいと作業場である奥の部屋を、俺達は貸してもらった。そして今は、作業台と椅子の上で二人、ジリジリと睨み合っている。
何故俺が、彼女を問い詰めようと思ったのか。もちろん、シャーリーが無茶をしたからというのも理由の一つだけど、道中、魔神に対する聖剣の有用性や、竜殺しと呼ばれる力だけでは魔神であるブネの命まで刈り取るのは難しいと、デオルドさんにも諭されてしまったのである。
結局あいつに勝つためには、魔を払う聖なる力、女神であるスクルドや聖剣である俺の力が必要で、シャーリーとの信頼関係が勝利の鍵と言うことらしい。全く、こんななまくら捕まえて、皆して過大評価してると言うか……自分で思っている以上に、周りから俺は頼られていて、出来ることはしたいと思う。けど、一番頼られたい人に腫れ物みたいに扱われるのは嫌だ。
彼女が俺をパートナーとして認めてくれるなら、戦いの時も平等に扱われたい。そのためなら、俺は何だってする。皆のためにも、彼女自信のためにも。
(えっと、心配してくれるのは嬉しいけど、あんな戦い方してたら、俺の方が心配っていうか、その……)
彼女の気持ちはわかっているつもりだ。俺の無茶が、彼女を不安にさせているのも理解している。けど、甘い言葉をかけたところで、彼女の傷は癒せない。少し荒療治になったとしても、彼女の心が壊れる前に、その真意を聞き出さなければ。
(そ、それにほら、バルカイトが修理してくれたんだぜ? ディアインハイト使ったって何の問題も無いって。シャーリーは心配しすぎだよ)
「……問題……無い?」
(ああ、どんな風に使っても、昨日みたいに苦しむことはないよ。だから――)
「……なんで……言い切れるの」
(え?)
とは言え、気持ちの中でカッコつけても実際美味く喋れるわけでなく、しどろもどろに会話を続けていると、無言だった彼女の口が、饒舌に言葉を紡ぎ始める。
「……トオルに……何も無いって……なんで……言い切れるの……死なないって、なんで、なんで言い切れるのよ!」
彼女は強い。でもそれは、彼女の中にある大切な気持ち全てをかなぐり捨てて得たものだと、俺は知っている。
悲しみの中、全てを一人で背負い込んだ彼女なりの覇道。その傷に俺は、知らず識らずの内に触れてしまっていた。
そして、彼女の心に忍び込んだ今の俺は、過去の悲劇を思い起こさせる傷そのものであり、開くも閉じるも俺次第。ここからが、本番だ!
(それはその……ほら、自分の体のことは自分が一番わかってるっていうか)
「……それ……一番信用できない」
(いやいやそんなことは)
「……それで昨日死にかけたの……誰……だっけ」
(う……)
彼女の心を救うため、必死に知恵を絞る俺であったが、事実を突きつけられるとぐうの音も出ない。実際、俺がもっとしっかりしていれば、彼女が苦しむ事は無かったと思う。
(こ、今度は大丈夫だって)
「……トオルは……いつだって無茶する」
でも、無茶の具合いに関しては、到底認められなかった。むしろ、「死にものぐるいで考え無しなのはお前のほうだろ!」 なんて言いたくなったけど、流石にそれはこじれるので、心の奥にそっとしまい込む。
(それはお互い様だろ? 俺から見たら、シャーリーのほうが無理してるんだし、命だってお前のほうが重いんだ)
「……重さは……同じ……トオルは……軽く見すぎ」
(軽くって、しょうがないだろ。実際、王女であるシャーリーを見捨てて、俺が生き残る理由なんて無いんだ。それに、今は俺、剣だしさ、使ってもらわなきゃ意味ないんだぜ? それとも、何の役割もなく、このまま俺に朽ちていけって言うのかよ)
王女という地位の、国単位での重さ。特に彼女は、最後の生き残りと言っても過言ではなく、彼女が死ねば、リィンバースという国は無くなる。例え残ったとしても、その国はリィンバースと言う名の殻を被った、別の国でしかない。
こんな俺でも、敬愛する彼女のための、礎になれるのなら、何時だって命を差し出す覚悟はある。
「……役割なら……ある」
(一人じゃ歩けもしない俺に、どんな役割があると?)
「……私と……お話」
(話なら誰だってできるだろ。俺は剣で、戦うための武器で、シャーリーの貴重な戦力――)
「……二度と言わないで」
(えっ?)
「……自分のこと剣だなんて……二度と……二度と言わないで!」
俺なんて代わりの効くただの剣であることを主張し、彼女からも会話程度の役割しか無いことを聞き出した。これで、理解してくれるだろうと安心した直後、彼女の強い語気に、俺は自然と怯んでしまう。
(だ、だってさ、そんなこと言われてもよ)
「……なんで、なんでわかってくれないの! トオルは私の気持ち、全然わかってない!」
(いやそんなこと)
「そんなことある! わかってたら、そんな酷いこと……言えないよぉ」
シャーリーの悲痛な叫びを聞いて、俺の心臓は握り潰されたような痛みを感じる。切ない彼女の悶えるような発狂に対し、俺は押し黙ることしか出来ない。けど、悪いことばかりじゃなくて、半信半疑だったある思いが確信へとかわっていく。
「……私にとってトオルは……もう……剣なんかじゃないんだよ? ……大好きな男の子で……一番大切な人で……掛け替えのないもの……なんだから」
あぁ、そうか。これが、バルカイトの言ってた事なんだ。俺はもう物なんかじゃなくて、不自由な体をした男の子として、彼女に認められている。俺がどれだけ否定しても、彼女にとって俺は、人間なんだ。
でも、今は素直に喜べない。だって、彼女の言葉を認めたら、俺は戦いから逃げた男になる。
(一番大切って、じゃあ国はどうするんだよ? 俺が戦いたくないって、死にたくないからこの国を出てひっそり二人で暮らそうって言ったら、シャーリーはそうするつもりなのかよ?)
それは、今までの俺達を否定する選択。出会いも頑張りも、何もかもがその意味を無くしてしまう。
「……それもいい……かもね……トオルと二人なら私……生きて……いける」
けど、彼女はそれを望み、全てを捨てることを選んだ。その言葉を聞いた瞬間、俺の中で怒りの感情が弾け飛ぶ。
(ざけんな、ふざけんじゃねーぞ!)
「……トオ……ル?」
(国を捨てて隠居だ? 冗談も大概にしろよ。俺はそんなことのために、お前の剣になるって言ったつもりはねぇんだよ!)
許せなかった。自らの責任を放棄し、俺という存在を選ぼうとした彼女を、俺の心は認めたくなかったのだ。
「っつ! ……冗談、じゃない! ……そうしても良いって……思えるぐらい……私はトオルが好きって……ただそれだけで」
(シャーリーが戦うことを止めるって言うなら、今すぐ俺を捨てろ。もしくは、この場で俺を叩き折れ)
白熱していく二人の感情。引き下がれなくなっていく二人の想い。国と個、優先すべき考えが食い違い、禁断の扉を蹴破った俺の言葉に、彼女の体がわなわなと震え始める。
「……いや……いや、いや、いや、いや! 絶対に嫌! なんでそんなこと言うの? 二度と言っちゃ嫌だって、私言ったよね!」
(わかってる、覚えてる! そのタブーを破るぐらい、お前に嫌われる覚悟があるぐらい、俺は真剣なんだ!)
「私……わたしぃ……いやだよぉ……とおるがいなくなるの、いやぁ」
男として最低で、意地の悪い覚悟を彼女に示すと、シャーリーは見た目相応に戻ったかのように泣きじゃくり、俺の心に訴えかけてくる。
いつもの俺なら、この涙を止めたい、笑顔になって欲しいと勇み焦る所だけど、今の俺は驚くほど冷製で、自分が思う以上に彼女は俺を欲してくれていたんだと、すぐに理解することが出来た。
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