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第四章 地底に眠りし幼竜姫
第212話 鬼さんこちら
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玄関を出た俺達の眼前に、瓦礫の山が飛び込んでくる。平穏だったヘキサリィムに暗雲立ち込め、地面から伸びる白煙が黒煙によって塗りつぶされていく。
被害を受けたのは、火口へ向かう道中に建てられた罪のない家々。それだけで、相手の正体は特定できる。そして、煙の中から犯人が姿を表す。
「見つ、けた」
腹に響く低音と、全身を覆い隠す黒茶色のローブ。初めて出会った時の姿で、魔神ブネが俺達と対峙した。
天道に割られた外装は傷一つ無く復元され、類まれない再生能力を俺達に見せつける。
「次は、逃さん」
そんな魔神が狙っているのは、やはりチビドラ、リースのようで、足下で幼竜は酷く体を震わせている。加えて、今回はシャーリーも、俺を抱えるその腕を小刻みに震わせていた。
続けて二度も俺の陰惨な姿を見た彼女は、不安からか戦える状態ではないらしい。しかも、昨日ほどでは無いにせよ、ここは火口に近い場所。女神の力は使えないし、天道を戦わせるには不安が大きすぎる。現実的な選択肢は、バルカイトに戦ってもらう事だが……さて、どうする?
「この魔力、まさか!? お主、禍月か?」
「デオルド、か。久しい、な」
同じ轍は二度と踏むまいと、慎重になる俺の隣で、デオルドさんが驚愕の表情を見せる。それに対するブネの反応を見るに、どうやら二人は知り合いのようだが、その間柄までは推し量ることが出来ない。とは言え、今のブネは俺達の敵だ、情けをかけるつもりはない。
にしても禍月か。どっかで聞いたような……そうだ、昨日バルカイトも、同じ名前を呼んでたっけ。って事は、目の前にいるこの魔神はデオルドさんだけでなく、バルカイトの知り合いでもあるって事なのか? ……落ち着け、情に流されるな。流されるのは、女の子からの頼み事と、熱烈なアプローチだけで十分だ。
「どけ、邪魔だ。殺す、殺す」
「お主、やはり我々を恨んでおるのか?」
ブネのローブがゆらりと揺れて、魔神がこちらへ近づいてくる。デオルドさんがブネを睨み、考えあぐねる俺達四人。せめてスクルドが全力を出せれば、彼女に先陣を任せられるのだが……
「……ねぇ、スクルド。ここからどのくらい離れられれば、全力で戦える?」
「そう、ですね。街の入口まで行ければ、干渉は起こらないかと」
考えを巡らせた直後、俺の意思を代弁するかのように、天道がスクルドに質問を投げかける。また俺の思考を読んだなと、注意する暇もなく、彼女は行動を開始した。
「オッケー。リース、先輩とシャーロットのために、ちから、貸してくれないかな?」
視線をチビに合わせるため、最大限地面に屈み込むと、天道は自らの意思を力強くリースに示す。すると、先程までの険悪な雰囲気が嘘のように、リースも深く頷くと、小さな鳴き声に決意を顕にする。
いったい何をしようというのか、内心、不安になりながら見守っていると、彼女はリースを高く持ち上げ、大声で魔神に挑発を始めた。
「ほーらほら! あんたの標的はこっちだよー! くやしかったらついてこーい!」
「キュウ! キュ! キュッキュキュー!」
そんな彼女に合わせるよう、リースも鳴いて気を引くと、天道は魔神に背を向けて一目散に階段を駆け上がっていく。挑発そのものが効いているとは思えないが、目標であるリースを連れ去られた以上、ブネも動かぬわけにはいかない。奴が動き出す前に、俺も決意を固めなければならなかった。
(よし! 皆、天道に続け! スクルドは、時間稼ぎを頼む!!)
「はい! 承知致しました」
天道の策に乗った俺は、スクルドを後方に配置し、彼女の後を追いかけるよう皆に向かって指示を出す。階段を上る後輩に続き、シャーリー、バルカイト、スクルドの順で、俺達は列をなした。因みに、デオルドさんはと言うと……
「ホッホッホッ、こりゃ楽ちんだのう」
「いいから黙っとけ、舌噛むぞ爺さん」
何故かバルカイトに、お姫様抱っこをされていた。たぶんあの持ち方が、一番タイムロスが無いと思ったのだろう。バルカイト×デオルドの薄い本……上級者過ぎて需要ないな。
「邪魔を、するな」
「そう言われましても、これが私の、使命、ですので!」
最後尾に配置したスクルドは、俺の指示通り、ブネの進行を遅らせることに成功している。純粋な追いかけっこでは魔神に分があると考えての作戦だったが、彼女一人に負担をかけるのはやはり心苦しい。
けど、俺は彼女のマスターである事を選んだ。だからこれは俺の痛み。負わなきゃならない使命なんだ。
「へへーん、こっちこっち~!」
「キュー、キュキュー」
「皆の者、顔を出してはいかんぞー。おとなしく部屋の中でまっておれー」
その後も、スクルドの奮闘は続き、デオルドさんの言葉もあって、被害は最小限に抑えられている。いくつもの廊下、百に迫る階段を上りきり、入口である最上層まで奴を引きずり出す事に成功した。
「よーし、ここまで来れば!」
「はい! 全力で、戦えます!」
ブネと殴り合いながら、もつれ込むように階段を上りきったスクルドは、渾身の一撃で距離を離すと、両手を広げ、内なる魔力を開放する。
両の目が光り、輝きが全身を包むと、白銀の鎧と共に美しく綺羅びやかな大人の女性へと、スクルドはその姿を変える。
「先日は後れを取りましたが、その借り、返させていただきますよ、魔神ブネ!」
魔神ベリトを圧倒した、彼女本来の女神の力。これで戦力は五分以上、風向きは俺達の方へ向いている。だと言うのに、ブネは表情の一つも変えず、左手を持ち上げると、何事か詠唱に近い言葉を紡ぎ始める。
「……来い、下僕。その身を、喰われし、我が、下僕」
すると、邪悪な波動が地面から湧き上がり、大地を割って数百の骨が現世へと姿を表す。その骨はまるで、一つ一つが意思を持っているかのように組み上がり、最終的に一つの巨大なものを形成した。
「ドラゴン、ゾンビ?」
被害を受けたのは、火口へ向かう道中に建てられた罪のない家々。それだけで、相手の正体は特定できる。そして、煙の中から犯人が姿を表す。
「見つ、けた」
腹に響く低音と、全身を覆い隠す黒茶色のローブ。初めて出会った時の姿で、魔神ブネが俺達と対峙した。
天道に割られた外装は傷一つ無く復元され、類まれない再生能力を俺達に見せつける。
「次は、逃さん」
そんな魔神が狙っているのは、やはりチビドラ、リースのようで、足下で幼竜は酷く体を震わせている。加えて、今回はシャーリーも、俺を抱えるその腕を小刻みに震わせていた。
続けて二度も俺の陰惨な姿を見た彼女は、不安からか戦える状態ではないらしい。しかも、昨日ほどでは無いにせよ、ここは火口に近い場所。女神の力は使えないし、天道を戦わせるには不安が大きすぎる。現実的な選択肢は、バルカイトに戦ってもらう事だが……さて、どうする?
「この魔力、まさか!? お主、禍月か?」
「デオルド、か。久しい、な」
同じ轍は二度と踏むまいと、慎重になる俺の隣で、デオルドさんが驚愕の表情を見せる。それに対するブネの反応を見るに、どうやら二人は知り合いのようだが、その間柄までは推し量ることが出来ない。とは言え、今のブネは俺達の敵だ、情けをかけるつもりはない。
にしても禍月か。どっかで聞いたような……そうだ、昨日バルカイトも、同じ名前を呼んでたっけ。って事は、目の前にいるこの魔神はデオルドさんだけでなく、バルカイトの知り合いでもあるって事なのか? ……落ち着け、情に流されるな。流されるのは、女の子からの頼み事と、熱烈なアプローチだけで十分だ。
「どけ、邪魔だ。殺す、殺す」
「お主、やはり我々を恨んでおるのか?」
ブネのローブがゆらりと揺れて、魔神がこちらへ近づいてくる。デオルドさんがブネを睨み、考えあぐねる俺達四人。せめてスクルドが全力を出せれば、彼女に先陣を任せられるのだが……
「……ねぇ、スクルド。ここからどのくらい離れられれば、全力で戦える?」
「そう、ですね。街の入口まで行ければ、干渉は起こらないかと」
考えを巡らせた直後、俺の意思を代弁するかのように、天道がスクルドに質問を投げかける。また俺の思考を読んだなと、注意する暇もなく、彼女は行動を開始した。
「オッケー。リース、先輩とシャーロットのために、ちから、貸してくれないかな?」
視線をチビに合わせるため、最大限地面に屈み込むと、天道は自らの意思を力強くリースに示す。すると、先程までの険悪な雰囲気が嘘のように、リースも深く頷くと、小さな鳴き声に決意を顕にする。
いったい何をしようというのか、内心、不安になりながら見守っていると、彼女はリースを高く持ち上げ、大声で魔神に挑発を始めた。
「ほーらほら! あんたの標的はこっちだよー! くやしかったらついてこーい!」
「キュウ! キュ! キュッキュキュー!」
そんな彼女に合わせるよう、リースも鳴いて気を引くと、天道は魔神に背を向けて一目散に階段を駆け上がっていく。挑発そのものが効いているとは思えないが、目標であるリースを連れ去られた以上、ブネも動かぬわけにはいかない。奴が動き出す前に、俺も決意を固めなければならなかった。
(よし! 皆、天道に続け! スクルドは、時間稼ぎを頼む!!)
「はい! 承知致しました」
天道の策に乗った俺は、スクルドを後方に配置し、彼女の後を追いかけるよう皆に向かって指示を出す。階段を上る後輩に続き、シャーリー、バルカイト、スクルドの順で、俺達は列をなした。因みに、デオルドさんはと言うと……
「ホッホッホッ、こりゃ楽ちんだのう」
「いいから黙っとけ、舌噛むぞ爺さん」
何故かバルカイトに、お姫様抱っこをされていた。たぶんあの持ち方が、一番タイムロスが無いと思ったのだろう。バルカイト×デオルドの薄い本……上級者過ぎて需要ないな。
「邪魔を、するな」
「そう言われましても、これが私の、使命、ですので!」
最後尾に配置したスクルドは、俺の指示通り、ブネの進行を遅らせることに成功している。純粋な追いかけっこでは魔神に分があると考えての作戦だったが、彼女一人に負担をかけるのはやはり心苦しい。
けど、俺は彼女のマスターである事を選んだ。だからこれは俺の痛み。負わなきゃならない使命なんだ。
「へへーん、こっちこっち~!」
「キュー、キュキュー」
「皆の者、顔を出してはいかんぞー。おとなしく部屋の中でまっておれー」
その後も、スクルドの奮闘は続き、デオルドさんの言葉もあって、被害は最小限に抑えられている。いくつもの廊下、百に迫る階段を上りきり、入口である最上層まで奴を引きずり出す事に成功した。
「よーし、ここまで来れば!」
「はい! 全力で、戦えます!」
ブネと殴り合いながら、もつれ込むように階段を上りきったスクルドは、渾身の一撃で距離を離すと、両手を広げ、内なる魔力を開放する。
両の目が光り、輝きが全身を包むと、白銀の鎧と共に美しく綺羅びやかな大人の女性へと、スクルドはその姿を変える。
「先日は後れを取りましたが、その借り、返させていただきますよ、魔神ブネ!」
魔神ベリトを圧倒した、彼女本来の女神の力。これで戦力は五分以上、風向きは俺達の方へ向いている。だと言うのに、ブネは表情の一つも変えず、左手を持ち上げると、何事か詠唱に近い言葉を紡ぎ始める。
「……来い、下僕。その身を、喰われし、我が、下僕」
すると、邪悪な波動が地面から湧き上がり、大地を割って数百の骨が現世へと姿を表す。その骨はまるで、一つ一つが意思を持っているかのように組み上がり、最終的に一つの巨大なものを形成した。
「ドラゴン、ゾンビ?」
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