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第四章 地底に眠りし幼竜姫
第186話 感じる限界と勘違い
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その後も、俺達二人の溝は埋まらず、結局就寝するまでに、まともな会話は出来なかった。と言うか、浴場からベッドにダイブされて、取り付く島もなかったんだけどな。
それも仕方のない事か、俺が彼女の立場でも部屋に戻った瞬間、恋のライバル二人が骨抜きになってたら、ふてくされて眠りたくもなる。やる事なす事全部裏目で、俺の方がおかしくなりそうだ。
(……焦り過ぎかな)
シャーリー、シャーリー、シャーリーって、彼女の事ばかり考えてる俺だけど、相手の気持に立ててないのかもな。人間、一人になって考えたい時もあるし、彼氏とはいえ少し踏み込み過ぎなのかも。
それに、本気で愛想尽かされてるなら、もっと酷くあしらわれてるだろうし、ここはゆっくり詰めて行こう。俺の場合、焦っても良いこと無いしな。
(さて、日課だ日課)
三人の寝息を確認した後、俺は体に気合を入れる。皆が宿屋で就寝中のこの時間、俺は一人で魔力の鍛錬に励んでいるのだ。大したことは出来なくても、少しでも強くなるために、これだけは欠かさない。
俺の願いは唯一つ、シャーロットの隣に並びたい。その一心で呼吸を整え、魔力の調整を開始する。今日はいつもより、少し多めに魔力を放出してみよう。どこが俺の適正なのか、それを知りたい。
(はぁぁぁぁぁぁ)
体に活を入れると同時に、薄っすらと刀身が白色に輝き始める。皆の迷惑にならないよう纏う力は最小限、されど魔力は深く大きく、体の底から慎重に吐き出していく。高まっていく魔力の波動、頭に描くはシャーリーへの想い。ディアインハイトまでは行かないけど、彼女と一つになるイメージをしっかりと固め上げる。
ここまでは順調だ。そこにもう一つ、天道の魔力を付与させる感覚を混ぜ合わせて……次の瞬間、体に変化が訪れた。
(ッツ!?)
鋭い針に刺されたような痛みが全身を駆け抜ける。耐えられない痛みではないが、集中力を乱されるのと同時に、呼吸も荒く激しいものへと変わっていく。痛い、痛いけど、それでも俺は放出を続ける。二人の力を取り込む感覚、それに慣れていかないと同じ過ちを繰り返すだけ、弱い剣に存在価値なんて無い。
けれども、魔力の量を増やせば増やすだけ、それと比例するように体はけだるく重くなっていく。噛み合わない歯車のように調整は上手く行かず、苛立ちと痛みも険しくなる。
そして、抱えきれなくなった魔力は目の前で炸裂し、静電気に似た痛みを残して離散した。制御しきれなかった魔力の残滓が、パチパチと目に見えるほど空間に帯電している。
頭に描いているものと体が出来る限界、その差がこの、空間に漂う魔力の形。この感じ、俺の体が限界なのか? 溢れ出る魔力の強さに、刀身そのものが耐えれていないように感じる。ちょっと無理をしただけでキャパシティオーバーとか……このままじゃ駄目だ、もっと頑張らないと。
スクルドや天道がいれば大丈夫。そんな楽観視、俺には絶対できないから。
(くそっ)
その感覚が、俺を更に焦らせる。小さくて不便で最低だけど、守れる力を俺は手に入れた。だからあの頃の、画面を眺めて嘆くだけの自分には、もう戻りたくない。強くなるんだ、大切なものを守るために。
再び意識を集中させ、魔力の放出を始めるが、負の感情の大きさにまたも魔力が周囲で弾ける。
(ダメか)
……今日はもうやめておこう、失敗するビジョンしか見えない。
(ふぅ……俺も、最強のチート転生者とか、願っとけば良かったのかな?)
己の不甲斐なさに辟易としていると、俺の口からそんな言葉がこぼれ落ちる。負けない戦いに意味なんて無い、結果の見えてる冒険の先にワクワクなんてあるのか? それが俺の考えだけど、弱いってのはやっぱ辛い。
(駄目だ駄目だ! 弱気になっちゃ。心で負けたら、そこで終わる)
終わらせたくない、この幸せを終わらせたくないから、俺はいつまでもあがき続ける。それに、もし俺が最強だったら、ここにいる三人とは出会えなかったかもしれないしな。特にスクルドなんて、完全に接点が無くなる。自分の力と女性運、どっちを取るかと聞かれたら、間違いなく後者を選ぶね俺は。
「……ごめん……なさい」
静かに弾ける魔力の中、突然聞こえたシャーリーの声。一瞬、起こしてしまったのかと思ったが、どうやら寝言だったらしい。それなのに、彼女は両目をつぶったままごめんなさいを繰り返している。そして最後に、彼女はこう言ったのだ。
「……トオル……傷つけ……ごめん……なさい」
その言葉を聞いた瞬間、体の中を冷たい風が吹き抜ける。彼女はずっと、情けない俺の事を責めているのだとばかり思っていたけど、それは全くの見当違いだった。
彼女は自分に腹を立てていて、それで俺を避け続けていた。天道の言ってた、あの子の背中寂しそうってのは、これの事だったんだ。
彼女の気持ちも理解出来ないで、何が彼氏だよ。情けない自分に腹が立つ。けど、悔やんでる場合じゃない。
(シャーリー、シャーリー!)
「……とお……る?」
(こんな遅くにごめん。でも、言っておかないといけないと思って)
「?」
いきなり起こされたシャーリーは、ベッドの上に上半身を起こしながら俺に向かって腰掛け直すと、キョトンと首を傾ける。その仕草が可愛い……とか言ってる場合じゃないだろ。目元もまだうっすらと濡れていて、不安に押し潰されそうな彼女の姿なんて、これ以上見ていられない!
(シャーリーのせいじゃないよ。俺が、俺が弱いのがいけないんだ)
「……とおる?」
俺が何を言いたいのか全く理解していないシャーリーに対し、細かく状況を説明していく。
(俺さ、皆が寝てる間に魔力の練習みたいな事してるんだけど、今やったら体が言うこと全然聞いてくれなかったんだ。これは俺の推測だけど、天道とシャーリー、二人分の魔力を取り込んで、体の方がおっつかなくなってるんだと思う)
もし違ったら、言ってること最低だけどな。けど、スクルドの話を思い出す限り、契約者の数だけ俺は強くなり、その分負担も増えていく。なのに、今の俺は一人分にしか対応できてなくて、情けない聖剣とは正に俺の事。自虐に浸りたいわけじゃないけど、これが現実で今の俺の全てなんだ。
(笑っちゃうよな。聖剣とか言いながら、女の子二人の気持ちすら受け止めてやれないなんて。根本的についていけてないんだよ、今の俺じゃ皆の力に。だから、シャーリーのせいじゃない。全部、俺が――)
「……ばか、ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか、ばか!」
だから、シャーリーが責任を感じる必要なんて無い。そう告げようとした直前、彼女は突然怒り出し、両目に涙をにじませてしまう。そして、ベットから飛び降りるのと同時に、俺の体へと両手を伸ばした。
(な、泣くなよ。お前が泣いたら、意味無いだろ?)
「……トオルが……ばかなのが……悪い」
抱きしめられる俺の体、責め立てながらも震える彼女の声。もっと汚く罵ればいいのに、それをしないのはきっと、バカって言葉が俺に言える、彼女なりの最大の罵声なのだろう。だから俺も、彼女のそれに付き合うと決める。
(シャーリーがさ、俺のこと思ってくれるのは、正直すげー嬉しい。でも、一番つらいのは、シャーリーと全然話せなくなること。シャーリーに避けられるのが、俺にとっては一番苦しいんだ。だから、泣いても良い、怒っても良い、蔑んでも良いから、俺に声を聞かせて欲しい。全部受け止める、受け止めるからさ)
「……トオルは……バカ」
(あぁ、俺はバカだよ)
「……本当に本当に……大バカ」
(うん、ごめん。でも、シャーリーのためって考えると、どうしてもバカになっちまう。恥ずかしい限りだけどさ)
彼女の正直な気持ちに、俺も正面から答えていく。この瞬間がやっぱ、一番落ち着くな。そのぐらい俺はバカで鈍感だからさ、素直な言葉じゃないと安心できないんだよ。何かあると、直ぐに疑っちまうしさ。
それも仕方のない事か、俺が彼女の立場でも部屋に戻った瞬間、恋のライバル二人が骨抜きになってたら、ふてくされて眠りたくもなる。やる事なす事全部裏目で、俺の方がおかしくなりそうだ。
(……焦り過ぎかな)
シャーリー、シャーリー、シャーリーって、彼女の事ばかり考えてる俺だけど、相手の気持に立ててないのかもな。人間、一人になって考えたい時もあるし、彼氏とはいえ少し踏み込み過ぎなのかも。
それに、本気で愛想尽かされてるなら、もっと酷くあしらわれてるだろうし、ここはゆっくり詰めて行こう。俺の場合、焦っても良いこと無いしな。
(さて、日課だ日課)
三人の寝息を確認した後、俺は体に気合を入れる。皆が宿屋で就寝中のこの時間、俺は一人で魔力の鍛錬に励んでいるのだ。大したことは出来なくても、少しでも強くなるために、これだけは欠かさない。
俺の願いは唯一つ、シャーロットの隣に並びたい。その一心で呼吸を整え、魔力の調整を開始する。今日はいつもより、少し多めに魔力を放出してみよう。どこが俺の適正なのか、それを知りたい。
(はぁぁぁぁぁぁ)
体に活を入れると同時に、薄っすらと刀身が白色に輝き始める。皆の迷惑にならないよう纏う力は最小限、されど魔力は深く大きく、体の底から慎重に吐き出していく。高まっていく魔力の波動、頭に描くはシャーリーへの想い。ディアインハイトまでは行かないけど、彼女と一つになるイメージをしっかりと固め上げる。
ここまでは順調だ。そこにもう一つ、天道の魔力を付与させる感覚を混ぜ合わせて……次の瞬間、体に変化が訪れた。
(ッツ!?)
鋭い針に刺されたような痛みが全身を駆け抜ける。耐えられない痛みではないが、集中力を乱されるのと同時に、呼吸も荒く激しいものへと変わっていく。痛い、痛いけど、それでも俺は放出を続ける。二人の力を取り込む感覚、それに慣れていかないと同じ過ちを繰り返すだけ、弱い剣に存在価値なんて無い。
けれども、魔力の量を増やせば増やすだけ、それと比例するように体はけだるく重くなっていく。噛み合わない歯車のように調整は上手く行かず、苛立ちと痛みも険しくなる。
そして、抱えきれなくなった魔力は目の前で炸裂し、静電気に似た痛みを残して離散した。制御しきれなかった魔力の残滓が、パチパチと目に見えるほど空間に帯電している。
頭に描いているものと体が出来る限界、その差がこの、空間に漂う魔力の形。この感じ、俺の体が限界なのか? 溢れ出る魔力の強さに、刀身そのものが耐えれていないように感じる。ちょっと無理をしただけでキャパシティオーバーとか……このままじゃ駄目だ、もっと頑張らないと。
スクルドや天道がいれば大丈夫。そんな楽観視、俺には絶対できないから。
(くそっ)
その感覚が、俺を更に焦らせる。小さくて不便で最低だけど、守れる力を俺は手に入れた。だからあの頃の、画面を眺めて嘆くだけの自分には、もう戻りたくない。強くなるんだ、大切なものを守るために。
再び意識を集中させ、魔力の放出を始めるが、負の感情の大きさにまたも魔力が周囲で弾ける。
(ダメか)
……今日はもうやめておこう、失敗するビジョンしか見えない。
(ふぅ……俺も、最強のチート転生者とか、願っとけば良かったのかな?)
己の不甲斐なさに辟易としていると、俺の口からそんな言葉がこぼれ落ちる。負けない戦いに意味なんて無い、結果の見えてる冒険の先にワクワクなんてあるのか? それが俺の考えだけど、弱いってのはやっぱ辛い。
(駄目だ駄目だ! 弱気になっちゃ。心で負けたら、そこで終わる)
終わらせたくない、この幸せを終わらせたくないから、俺はいつまでもあがき続ける。それに、もし俺が最強だったら、ここにいる三人とは出会えなかったかもしれないしな。特にスクルドなんて、完全に接点が無くなる。自分の力と女性運、どっちを取るかと聞かれたら、間違いなく後者を選ぶね俺は。
「……ごめん……なさい」
静かに弾ける魔力の中、突然聞こえたシャーリーの声。一瞬、起こしてしまったのかと思ったが、どうやら寝言だったらしい。それなのに、彼女は両目をつぶったままごめんなさいを繰り返している。そして最後に、彼女はこう言ったのだ。
「……トオル……傷つけ……ごめん……なさい」
その言葉を聞いた瞬間、体の中を冷たい風が吹き抜ける。彼女はずっと、情けない俺の事を責めているのだとばかり思っていたけど、それは全くの見当違いだった。
彼女は自分に腹を立てていて、それで俺を避け続けていた。天道の言ってた、あの子の背中寂しそうってのは、これの事だったんだ。
彼女の気持ちも理解出来ないで、何が彼氏だよ。情けない自分に腹が立つ。けど、悔やんでる場合じゃない。
(シャーリー、シャーリー!)
「……とお……る?」
(こんな遅くにごめん。でも、言っておかないといけないと思って)
「?」
いきなり起こされたシャーリーは、ベッドの上に上半身を起こしながら俺に向かって腰掛け直すと、キョトンと首を傾ける。その仕草が可愛い……とか言ってる場合じゃないだろ。目元もまだうっすらと濡れていて、不安に押し潰されそうな彼女の姿なんて、これ以上見ていられない!
(シャーリーのせいじゃないよ。俺が、俺が弱いのがいけないんだ)
「……とおる?」
俺が何を言いたいのか全く理解していないシャーリーに対し、細かく状況を説明していく。
(俺さ、皆が寝てる間に魔力の練習みたいな事してるんだけど、今やったら体が言うこと全然聞いてくれなかったんだ。これは俺の推測だけど、天道とシャーリー、二人分の魔力を取り込んで、体の方がおっつかなくなってるんだと思う)
もし違ったら、言ってること最低だけどな。けど、スクルドの話を思い出す限り、契約者の数だけ俺は強くなり、その分負担も増えていく。なのに、今の俺は一人分にしか対応できてなくて、情けない聖剣とは正に俺の事。自虐に浸りたいわけじゃないけど、これが現実で今の俺の全てなんだ。
(笑っちゃうよな。聖剣とか言いながら、女の子二人の気持ちすら受け止めてやれないなんて。根本的についていけてないんだよ、今の俺じゃ皆の力に。だから、シャーリーのせいじゃない。全部、俺が――)
「……ばか、ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか、ばか!」
だから、シャーリーが責任を感じる必要なんて無い。そう告げようとした直前、彼女は突然怒り出し、両目に涙をにじませてしまう。そして、ベットから飛び降りるのと同時に、俺の体へと両手を伸ばした。
(な、泣くなよ。お前が泣いたら、意味無いだろ?)
「……トオルが……ばかなのが……悪い」
抱きしめられる俺の体、責め立てながらも震える彼女の声。もっと汚く罵ればいいのに、それをしないのはきっと、バカって言葉が俺に言える、彼女なりの最大の罵声なのだろう。だから俺も、彼女のそれに付き合うと決める。
(シャーリーがさ、俺のこと思ってくれるのは、正直すげー嬉しい。でも、一番つらいのは、シャーリーと全然話せなくなること。シャーリーに避けられるのが、俺にとっては一番苦しいんだ。だから、泣いても良い、怒っても良い、蔑んでも良いから、俺に声を聞かせて欲しい。全部受け止める、受け止めるからさ)
「……トオルは……バカ」
(あぁ、俺はバカだよ)
「……本当に本当に……大バカ」
(うん、ごめん。でも、シャーリーのためって考えると、どうしてもバカになっちまう。恥ずかしい限りだけどさ)
彼女の正直な気持ちに、俺も正面から答えていく。この瞬間がやっぱ、一番落ち着くな。そのぐらい俺はバカで鈍感だからさ、素直な言葉じゃないと安心できないんだよ。何かあると、直ぐに疑っちまうしさ。
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