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第三章 恋する駄女神
第180話 最後のあがき
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「ふふっ、はははっ、はぁっーはっはっはっはっ!!」
視線の先、高らかな笑いと共に、地獄の底から一人の男が舞い戻る。
真紅の鎧は見る影もなく、小さな破片が体のあちこちにぶら下がっている。全身は焼けただれ、灰のようになりながらも、奴は魔神の名のもとに、冷たい地面から這い上がった。
「呑気なもんだなぁ、女神様よぉ! 人間みたいになり腐りやがって。後悔させてやる、オレをちゃーんと殺さなかったことをなぁ!」
そんなベリトが真っ先に行ったのは、女神を妬みあざ笑う事。その後右手に槍を作ると、迷わず地面へ突き立てる。一体何を企んでいるのか、そう考えた次の瞬間、辺り一帯に警報が鳴り響き、場が一瞬で硬直する。
聞く者全てを不快にする唸るような低音と、迫り上がる台座の数々。そして、中央にそびえ立つ一本の砲塔に、青白い輝きが収束を始めた。
「わりぃ、一発分はもう、チャージしてあったんだわ。いつでも撃てたんだよ、オレが指示さえ出せばなぁ!」
ベリトの言う通り、武器と砲台を繋ぐエネルギーレーンに魔力が通っている気配はない。即ち、今砲塔に存在する魔力は、既に溜め込まれていた物と言うことになる。何が言いたいのかと言うと、奴は最初から最後まで、俺達を欺き笑っていたのだ。
「もう遅い! もう止められない! これで、これで! スルスカンティーヌは消滅する!!」
止められるチャンスはいくらかあった。奴をきっちり殺しさえすれば、この悲劇は起きなかっただろう。とは言え、とどめを刺さなかったスクルドを責めるつもりはない。この場でそれが出来たのは、たぶん彼女だけだからだ。俺達が口を出して良い問題じゃない。
けど、悔しいなぁ。最後の最後で、何も出来ないなんて。
目の前で起こる大量虐殺を止められなかった主人公が闇落ちする。その理由が今ならよくわかる。自分の判断一つで数十万の人間が死ぬとか、こんなの、耐えられねぇよ。
「っ! ……だめ……だめぇ!」
「あぁ、良い悲鳴だ! そいつを聞けてオレもまんぞ、く」
砲身を折り曲げ、六時の方向へと狙いを定めた魔導砲は、はちきれんばかりの魔力を震わせ、獲物の最後を夢見て笑う。
あれが解き放たれさえすれば、俺達の苦労は全て水の泡。俺のために傷ついたシャーリーも、俺のために苦しんだ天道も、俺のために怒ってくれたスクルドも、皆の思いが全て無駄になる。
シャーリーが上げる悲痛な叫びにベリトの笑いが混ざり合って、絶望と落胆に打ちひしがれる中、そんな俺の心の隙間に、凛とした女性の声が響き渡った。
「心優しき主のために、あえて慈悲を掛けましたが、そのような施し、貴方のような者には必要ありませんでしたね」
いつの間に動いたのか、それすら感知させないほどに機敏な動きを見せた女神は、俺を右手に抱えたまま砲塔の横に左手を添える。
加速もなしに動いた彼女を、ベリトも知覚できなかったのだろう。饒舌な舌使いが、まるでカメのように沈黙する。それと同時に、目の前で猛る砲の魔力もベリト同様勢いを潜め、数秒の後に停止した。
「あまり女神を舐めないで頂けます? この程度のシステム、掌握するなどいともたやすく造作も無いこと。装置は破壊させていただきました。貴方はそこで這いつくばって、自らの行いを悔いてください。私が手を下すまでもありません」
彼女の手際があまりにも鮮やかすぎて、何を行ったのか俺には理解できないでいる。無論、わかった所で全くついていける気はしないが。
「んだよ、最後の望みも聞いてくれねぇとか、慈悲も何もねぇのかよ、このクソ女神がぁ!」
「慈悲は既に与えました、それを反故にしたのは貴方の方です。私が愛を捧ぐのは、トオル様だけ。なにせこの体は、浅ましい程に改造された、トオル様専用の堕女神ですから」
「……狂ってやがる」
「その言葉、褒め言葉として受け取っておきます」
奥の手を潰されたベリトは、捨て台詞を吐きながらその場へと崩れ落ちる。魔神の安い悪態に満足気に答えるスクルドであったが、浅ましく改造されたとか、専用のとか、本人の前で軽々しく言うんじゃないよ! 背徳感とか言う以前に、こっちが複雑な気持ちになるわ! やっぱ、シチュエーションて大切よね。こんな時に言われても、全然嬉しくない。
何にせよ、これで本当に終わりだ。魔導砲の発射を阻止され、ベリト本人もこの状態。流石にこれ以上は動けないだろ。後は、この塔を封印するか破壊して、っと考えたその時、まるで先程のデジャブかのように、新たな警報が鳴り響く。
(ちょ、ちょっと待て!? これってまさか!)
「ご安心ください。魔導砲の停止と共に、自壊シークエンスを作動させました。残り五分ほどで、この塔は崩壊いたします」
(そ、そっか、自壊シークエンスか。それなら……って、自壊シークエンス!?)
スクルドの説明を聞いた俺は、安堵するどころか余計に焦りを募らせた。説明するまでもないと思うが、自壊シークエンスと言うのは、所謂自爆装置だ。勿論、足元含めたこの塔全てである。
「……私たち……まきこまれる」
確かにその方法なら、再利用される恐れもない。しかし、シャーリーが呟いた通り、このままだと俺達全員お陀仏だ。それも五分となると、もはや逃げるのは絶望的。最後の最後でやらかしてくれたなと、いくら俺でも思わざるお得ない。
最高の功労者の手によって、地獄の底まで叩き落とされる。やり場のない怒りに、俺は思考を停止させた。後はもう神頼み、黙って祈る事しか出来無い。まっ、この状況を作ったのも、同じ神様なんですけどね!
「シャーロットさん、トオル様の事、お任せしても宜しいでしょうか?」
も~だめだ~、とどこかのラッコよろしく自暴自棄になる俺を尻目に、スクルドは粛々と話を進め、シャーリーもそれに付き従う。手渡された俺を力一杯抱きしめながら、ふらふらとした足取りでシャーリーは立ち上がった。
「では、失礼いたします」
負傷した体は未だ万全でなく、かろうじて左手が動くまでになった彼女の体を、スクルドは軽々と左腕で抱え込む。
「アサミさんもこちらへ」
「え? 私も、ってぇ!」
続けて、困惑する天道を右腕に抱え込むと、女神は青い空を見上げた。
これから何をしようというのか、その答えは、再び生やした背中の翼と、彼女の視線が物語っている。
「ス、スクルド!? 熱い、熱いってば! 足の裏焼けちゃう! 先輩の踏まれ心地悪くなっちゃうからぁ!」
「大丈夫です。そうならないよう調整はしてあります。それより、舌を噛んでも知りませんよ!」
意味不明な単語を口走る天道さんは置いておくとして、舌を噛むというスクルドの言葉で全てが合致した。こいつ、この高さから飛ぶ気だ。
最初からこのつもりで壁を破壊していたと考えるなら理にもかなっているし、この状況で一番効率のいい脱出方法は飛び降りる事なのも間違いない。
しかし、しかしだ、こいつ、俺が高所恐怖症だということ、完全にもう忘れてるだろ。嫌だ! 飛びたくない! 違う意味で死ぬ! けど、助かる方法はこれしかないんだよな。スクルドももう駆け出してるし。くそっ! 俺も男だ! 覚悟決めてやろうじゃねぇか!
「……私……ついてる」
必死に決意を固める俺に、大切な人の温もりと声が伝わってくる。そうだ、今の俺にはシャーロットがいる。泣いてなんかいられない。
とても小さな勇気をもらい正面を見据えたその先には、見覚えのある剣が一本、台座に突き立てられていた。
(天道! フルンティングを!!)
「ほえ? ……っ! が、合点承知!」
スクルドが走る先、天道の腕がギリギリ届く辺りにフルンティングを見つけた俺は、どうにか出来ないかと彼女に頼み込む。最初こそ戸惑いを見せる天道であったが、俺の意図を掴むと同時に、その手をぐっと剣へと伸ばした。
すれ違う影と影、スクルドの体が空へ飛び出すと同時に、天道の右手には……フルンティングが握られていた。笑顔を浮かべる天道に、俺の心も自然とほころぶ。
空中浮遊を繰り返し、速度を安定させたスクルドが振り帰ると、塔は既に崩壊を始めていた。ここで起きた出来事を、俺は生涯忘れないだろう。
スクルドと育んだ新しい絆、そして何より、俺が皆を心から愛してるということ。苦い経験もしたけど、それは明日への糧と変える。強くなりたい、彼女達のために強くなりたいと願う。
こうして一つの戦いが終わった。崩れ行く塔を眺めながら、女神の優しい羽音と共に、俺は思いを深く刻んだ。
視線の先、高らかな笑いと共に、地獄の底から一人の男が舞い戻る。
真紅の鎧は見る影もなく、小さな破片が体のあちこちにぶら下がっている。全身は焼けただれ、灰のようになりながらも、奴は魔神の名のもとに、冷たい地面から這い上がった。
「呑気なもんだなぁ、女神様よぉ! 人間みたいになり腐りやがって。後悔させてやる、オレをちゃーんと殺さなかったことをなぁ!」
そんなベリトが真っ先に行ったのは、女神を妬みあざ笑う事。その後右手に槍を作ると、迷わず地面へ突き立てる。一体何を企んでいるのか、そう考えた次の瞬間、辺り一帯に警報が鳴り響き、場が一瞬で硬直する。
聞く者全てを不快にする唸るような低音と、迫り上がる台座の数々。そして、中央にそびえ立つ一本の砲塔に、青白い輝きが収束を始めた。
「わりぃ、一発分はもう、チャージしてあったんだわ。いつでも撃てたんだよ、オレが指示さえ出せばなぁ!」
ベリトの言う通り、武器と砲台を繋ぐエネルギーレーンに魔力が通っている気配はない。即ち、今砲塔に存在する魔力は、既に溜め込まれていた物と言うことになる。何が言いたいのかと言うと、奴は最初から最後まで、俺達を欺き笑っていたのだ。
「もう遅い! もう止められない! これで、これで! スルスカンティーヌは消滅する!!」
止められるチャンスはいくらかあった。奴をきっちり殺しさえすれば、この悲劇は起きなかっただろう。とは言え、とどめを刺さなかったスクルドを責めるつもりはない。この場でそれが出来たのは、たぶん彼女だけだからだ。俺達が口を出して良い問題じゃない。
けど、悔しいなぁ。最後の最後で、何も出来ないなんて。
目の前で起こる大量虐殺を止められなかった主人公が闇落ちする。その理由が今ならよくわかる。自分の判断一つで数十万の人間が死ぬとか、こんなの、耐えられねぇよ。
「っ! ……だめ……だめぇ!」
「あぁ、良い悲鳴だ! そいつを聞けてオレもまんぞ、く」
砲身を折り曲げ、六時の方向へと狙いを定めた魔導砲は、はちきれんばかりの魔力を震わせ、獲物の最後を夢見て笑う。
あれが解き放たれさえすれば、俺達の苦労は全て水の泡。俺のために傷ついたシャーリーも、俺のために苦しんだ天道も、俺のために怒ってくれたスクルドも、皆の思いが全て無駄になる。
シャーリーが上げる悲痛な叫びにベリトの笑いが混ざり合って、絶望と落胆に打ちひしがれる中、そんな俺の心の隙間に、凛とした女性の声が響き渡った。
「心優しき主のために、あえて慈悲を掛けましたが、そのような施し、貴方のような者には必要ありませんでしたね」
いつの間に動いたのか、それすら感知させないほどに機敏な動きを見せた女神は、俺を右手に抱えたまま砲塔の横に左手を添える。
加速もなしに動いた彼女を、ベリトも知覚できなかったのだろう。饒舌な舌使いが、まるでカメのように沈黙する。それと同時に、目の前で猛る砲の魔力もベリト同様勢いを潜め、数秒の後に停止した。
「あまり女神を舐めないで頂けます? この程度のシステム、掌握するなどいともたやすく造作も無いこと。装置は破壊させていただきました。貴方はそこで這いつくばって、自らの行いを悔いてください。私が手を下すまでもありません」
彼女の手際があまりにも鮮やかすぎて、何を行ったのか俺には理解できないでいる。無論、わかった所で全くついていける気はしないが。
「んだよ、最後の望みも聞いてくれねぇとか、慈悲も何もねぇのかよ、このクソ女神がぁ!」
「慈悲は既に与えました、それを反故にしたのは貴方の方です。私が愛を捧ぐのは、トオル様だけ。なにせこの体は、浅ましい程に改造された、トオル様専用の堕女神ですから」
「……狂ってやがる」
「その言葉、褒め言葉として受け取っておきます」
奥の手を潰されたベリトは、捨て台詞を吐きながらその場へと崩れ落ちる。魔神の安い悪態に満足気に答えるスクルドであったが、浅ましく改造されたとか、専用のとか、本人の前で軽々しく言うんじゃないよ! 背徳感とか言う以前に、こっちが複雑な気持ちになるわ! やっぱ、シチュエーションて大切よね。こんな時に言われても、全然嬉しくない。
何にせよ、これで本当に終わりだ。魔導砲の発射を阻止され、ベリト本人もこの状態。流石にこれ以上は動けないだろ。後は、この塔を封印するか破壊して、っと考えたその時、まるで先程のデジャブかのように、新たな警報が鳴り響く。
(ちょ、ちょっと待て!? これってまさか!)
「ご安心ください。魔導砲の停止と共に、自壊シークエンスを作動させました。残り五分ほどで、この塔は崩壊いたします」
(そ、そっか、自壊シークエンスか。それなら……って、自壊シークエンス!?)
スクルドの説明を聞いた俺は、安堵するどころか余計に焦りを募らせた。説明するまでもないと思うが、自壊シークエンスと言うのは、所謂自爆装置だ。勿論、足元含めたこの塔全てである。
「……私たち……まきこまれる」
確かにその方法なら、再利用される恐れもない。しかし、シャーリーが呟いた通り、このままだと俺達全員お陀仏だ。それも五分となると、もはや逃げるのは絶望的。最後の最後でやらかしてくれたなと、いくら俺でも思わざるお得ない。
最高の功労者の手によって、地獄の底まで叩き落とされる。やり場のない怒りに、俺は思考を停止させた。後はもう神頼み、黙って祈る事しか出来無い。まっ、この状況を作ったのも、同じ神様なんですけどね!
「シャーロットさん、トオル様の事、お任せしても宜しいでしょうか?」
も~だめだ~、とどこかのラッコよろしく自暴自棄になる俺を尻目に、スクルドは粛々と話を進め、シャーリーもそれに付き従う。手渡された俺を力一杯抱きしめながら、ふらふらとした足取りでシャーリーは立ち上がった。
「では、失礼いたします」
負傷した体は未だ万全でなく、かろうじて左手が動くまでになった彼女の体を、スクルドは軽々と左腕で抱え込む。
「アサミさんもこちらへ」
「え? 私も、ってぇ!」
続けて、困惑する天道を右腕に抱え込むと、女神は青い空を見上げた。
これから何をしようというのか、その答えは、再び生やした背中の翼と、彼女の視線が物語っている。
「ス、スクルド!? 熱い、熱いってば! 足の裏焼けちゃう! 先輩の踏まれ心地悪くなっちゃうからぁ!」
「大丈夫です。そうならないよう調整はしてあります。それより、舌を噛んでも知りませんよ!」
意味不明な単語を口走る天道さんは置いておくとして、舌を噛むというスクルドの言葉で全てが合致した。こいつ、この高さから飛ぶ気だ。
最初からこのつもりで壁を破壊していたと考えるなら理にもかなっているし、この状況で一番効率のいい脱出方法は飛び降りる事なのも間違いない。
しかし、しかしだ、こいつ、俺が高所恐怖症だということ、完全にもう忘れてるだろ。嫌だ! 飛びたくない! 違う意味で死ぬ! けど、助かる方法はこれしかないんだよな。スクルドももう駆け出してるし。くそっ! 俺も男だ! 覚悟決めてやろうじゃねぇか!
「……私……ついてる」
必死に決意を固める俺に、大切な人の温もりと声が伝わってくる。そうだ、今の俺にはシャーロットがいる。泣いてなんかいられない。
とても小さな勇気をもらい正面を見据えたその先には、見覚えのある剣が一本、台座に突き立てられていた。
(天道! フルンティングを!!)
「ほえ? ……っ! が、合点承知!」
スクルドが走る先、天道の腕がギリギリ届く辺りにフルンティングを見つけた俺は、どうにか出来ないかと彼女に頼み込む。最初こそ戸惑いを見せる天道であったが、俺の意図を掴むと同時に、その手をぐっと剣へと伸ばした。
すれ違う影と影、スクルドの体が空へ飛び出すと同時に、天道の右手には……フルンティングが握られていた。笑顔を浮かべる天道に、俺の心も自然とほころぶ。
空中浮遊を繰り返し、速度を安定させたスクルドが振り帰ると、塔は既に崩壊を始めていた。ここで起きた出来事を、俺は生涯忘れないだろう。
スクルドと育んだ新しい絆、そして何より、俺が皆を心から愛してるということ。苦い経験もしたけど、それは明日への糧と変える。強くなりたい、彼女達のために強くなりたいと願う。
こうして一つの戦いが終わった。崩れ行く塔を眺めながら、女神の優しい羽音と共に、俺は思いを深く刻んだ。
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