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第三章 恋する駄女神
第173話 信じきれない者の末路
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「トオ……る? とお……あっ、あっ、ああぁっ! いやあァァァァァァァッ!!」
意識が朦朧とする。力が入らない。何も……出来そうにない。
悲鳴……シャー……ロット?
頭が回らず、思考がまとまっていかない。たぶん、さっきの放出で、体の中から魔力ってもんが全部無くなったんだ。これは俺の感覚だけど、俺が俺でいられる時間はそう長くないと思う。そんな自分を繋ぎ止めているのは、俺を呼ぶ彼女の声。悲痛にまみれたシャーロットの叫び声。
情けない。大好きな人が泣き叫ぶその横で、視線の一つも動かせない。こんな自分が本当に嫌になる。
「嘘……嘘よねトオル。じょうだん、冗談なんでしょ? そ、そうやって、私を困らせて。あまりいたずらが、いたずらがすぎると、わたし、わたし、きらい、きらいに……」
でも、こんな声を聞かされたら、動かないわけにいかないだろ。なめくじのような速度だけど、俺は義眼をゆっくり動かし、赤く染まった彼女の顔を十秒かけてやっと捉える。こんなに真っ赤に汚れちまって……視野を少し広げてみると、彼女の綺麗な胸元まで真っ赤に染めてしまっていた。全部、俺のせいなんだよな。俺の返り血でこんなに……最低だ。
罪滅ぼしって訳じゃないけど、少しでも彼女を安心させたい。まだ俺が生きていることを、彼女に伝えたい。
(――――ッ)
でも声が、声が出ない。言葉が出せない。彼女に聞こえるよう、微弱な振動を起こす魔力すら残ってないのか。
「とおる? とおる! とおる!! 返事しなさいよ! しっかり、しっかりしてって。ねぇ、ねぇってば!!」
悪い、シャーリー、お前の声は聞こえてるんだ。けど、俺の方が何も出来ねぇんだよ。
使える右手で俺の体を揺さぶり続けるシャーロット。もういい、もうやめてくれ、たぶん俺は助からない。だから、早く逃げろ。俺なんか置いて早く逃げてくれ。じゃないと俺は、俺は……
あのベリトが、黙って見ているはずもない。このままだと、シャーリーの命まで危ないんだ。そして、その読みは正しかった。
「やれやれ、本当に駄目なお姫様だ。自分の大切なものも、ろくに守れないんだからなぁ!」
俺達の側へ近づくと、ベリトは彼女の目の前に真紅の槍を突き立てる。奴が遊ぶタイプの魔神で助かった。本気で殺すつもりだったら、今のでシャーリーは心臓を貫かれ……それ以上先は、考えたくない。
「所詮あんたは死神なんだよ、だから皆失くしていく。国も民もそいつもな!」
安堵と不安が入り交じる中、ベリトによる屈辱的な言葉責めが続く。しかし、投げかけられているシャーリー本人は一切反応を示さない。もしかして、俺のことで手一杯で、ベリトの声が聞こえて無いのか? 嬉しいけど、手放しに喜べないのが複雑な所。だって、奴が何をしようとも、彼女はきっと動かないから。
「箱入りの娘が、何でもかんでも守る守るって……少しは現実見ろよ?」
それに、こっちが反論できない事を良いことに、言いたい放題言いやがって……守ることの何が悪い? 人の命を助けることの、誰かの笑顔を守ることの、一体何がいけないってんだよ。それが無茶な理想でも、描く事を否定する権利はお前に無いはずだ。
正義は勝つなんて、都合の良い事は言わない。でも、こんな奴に負けるのだけは嫌だ。他人を見下すことが正しいなんて、認めたくない。
「ほら! なにか言ったらどうだ、この雌豚!」
悔しがる俺の目の前で、何の反応も示さないシャーリーの態度に苛立ったベリトは、空いている左手で彼女の頬を殴り飛ばす。派手な音を鳴らしながら、顔を背けるシャーリー。右頬を赤く腫らし、鼻から一筋の赤い糸を垂れ流すが、彼女の両目に生気は宿らない。まるで壊れた人形のように、俺の名前を呼び続けるだけ。
こんなにも彼女は俺を思ってくれているのに、俺は彼女を信じることが出来なかった。そんな自分の無力さが歯がゆくて、怒りにも似た感情が己の中に湧き上がってくる。いつまで俺はこんな茶番を続けるのだろう。彼女を守ると誓い、肝心な時には見ているだけのこんな茶番を。
「殴られたその顔で男の名前を呼ぶだけとか、戦姫も地に落ちたもんだ。そんなに大切かねぇ、役立たずのその剣が」
綺麗な顔をどれだけ醜く歪ませても、彼女はきっと俺の事を放さないだろう。完全に自惚れだが、今の俺は、それだけ彼女に愛されている自信がある。
もっと早く、彼女の事を信じて……だめだ、それ以上先は言っちゃいけない。彼女の隣に居られるよう、強くなるって決めたんだ。ここでくよくよしたら、本当に彼女を裏切ってしまう。だから……
「なら……その剣から先に壊してやるよ」
俺を壊す。彼女が最も望まぬであろう結末。それを予感させる言葉を聞き、彼女の両目に生気が宿る。しかし、彼女が見せた表情は、勇ましくも可憐に戦う神聖使者のものでなく、恐怖に彩られた少女のものだった。
「だ、駄目! いやぁ!」
慌てて立ち上がると同時に敵に背を向けたシャーリーは、入り口のあった壁の方へと全速力で走り出す。
「想像通り」
「きゃ!」
だが、弱りきった彼女の足腰でベリトの速度から逃げ切れるはずもなく、軽い足払いをかけられ、シャーリーはその場に倒れこんでしまう。
向こうの世界に居た頃の、もやし同然の俺にもできそうな足払いに、あのシャーリーが倒された。まるで村娘のように逃げ惑う彼女の行動に、俺は戸惑う事しかできない。しかも、同調率が低下し始めたのか、魔力で出来た礼装部分が音を立てて崩壊する。
(……ぁ……しゃ……)
髪を結くリボンの一つも形成できず、下着姿となるシャーリー。解けた長髪の綺羅びやかな誘惑に抗いながら、俺は必死に声を荒げようとする。
時間が経ち、魔力も少し安定してきたが、声として伝えるにはまだ難しいらしく、うまく言葉にならない。助けなきゃ、守らなきゃいけないのに……俺の思いは、虚しく空へ溶けていく。届かない、届かない。思いも、力も、何もかもが届かない。
「虚しいねえ、虚しすぎる。その諦めの早さ、やっぱ女はダメだな。戦いにゃ向いてない」
そんな俺が相棒だから、好き勝手やつに言わせてしまうんだ。でも、俺の声が届きさえすれば、彼女はきっと理性を取り戻す。シャーリーが冷静になれば、まだ可能性は……
こんな風に、彼女に頼り切ってる俺が言えた義理じゃないけど、男だとか女だとか、そういうカテゴリーで人を縛る人間が、俺は嫌いだ。イケメンだろうが、美少女だろうが、魔神だろうが、あいつより自分は優れていると驕り高ぶり、他人を貶し傷つける。それが自信と言うのなら、そんなもの、俺はいらない。誰かを守り、笑顔にする。そのために臆さず前に進める力、それが本当の自信だって、俺は思うから。
もしもこの先、偉そうな勘違い美少女が現れたら、そいつを俺はこの柄で百回殴り倒す。悪い事はきちんと叱る、それが真の男女平等って言うやつだ。もちろん、頭ごなしに否定はしない。だから知りたいし、知って知って、埋め合わせていきたい。俺とシャーリーだって体は全然違うけど……なんて、偉そうなこと言ってる俺自身、彼女を信頼しきれてなかったんだよな。こんなんじゃ、口先だけでかっこつかねぇよ。
だからさ、もう一度だけチャンスが欲しい。彼女を支える男になれるチャンスを……
「まぁいいさ。オレはな、貴族ってのがだいっ嫌いでよ、特に姫さん、あんたみたいのを見てると虫酸が走るんだ。親父を見殺しにしたあいつを見てるようでな」
あぁ、やばい、考えるのが億劫になってきた。頭の中がまどろんで、視界の先がフラフラする。ベリトの持つ信念の理由が、復讐とか逆恨みとか、ぶっちゃけどうでも良い。そんな理由で、大好きな人の顔をボコボコにされてるとか、そっちの方がムカついて、腹が立つ。
でも俺は、黙って見てることしかできない。だって、こいつの耳に俺の言葉は届かないから。だから、文句の一つも言ってやれない。今も目の前で、彼女の頭を踏みつけるこいつを許せないのに……クソが……あぁ……限界か。消える、俺って存在が、消えちまう……
「……いやぁ。消えちゃ、だめぇ」
頭の中が軽くなり、真っ白に塗りつぶされそうになった直前、その言葉は聞こえた。それはただの偶然。でも、奇跡のようなその一言は、今の俺を繋ぎ止めるのに十分だった。生きたい、彼女のために俺は、死にたくない。
「で、本当に何も反応なしか。自分のメンツをこれだけ潰されて、それでも一途に守り続ける。そんなにそいつが大事か? それとも、オレの話に興味なんて無いのか」
どれだけ体を蹴られようと、彼女は頑なに俺を放そうとはしない。こんなに愛されていて俺は、何を疑っていたのだろう? 満たされない自尊心が、この結果を招いたんだ。だから、死んでる場合じゃない。この体が朽ちて良いのは、彼女が心から笑えるようになった、その後だ。
「なら、嫌でも聞かせてやる。オレが気づいたそいつについての、些細な事を色々とな」
意識が朦朧とする。力が入らない。何も……出来そうにない。
悲鳴……シャー……ロット?
頭が回らず、思考がまとまっていかない。たぶん、さっきの放出で、体の中から魔力ってもんが全部無くなったんだ。これは俺の感覚だけど、俺が俺でいられる時間はそう長くないと思う。そんな自分を繋ぎ止めているのは、俺を呼ぶ彼女の声。悲痛にまみれたシャーロットの叫び声。
情けない。大好きな人が泣き叫ぶその横で、視線の一つも動かせない。こんな自分が本当に嫌になる。
「嘘……嘘よねトオル。じょうだん、冗談なんでしょ? そ、そうやって、私を困らせて。あまりいたずらが、いたずらがすぎると、わたし、わたし、きらい、きらいに……」
でも、こんな声を聞かされたら、動かないわけにいかないだろ。なめくじのような速度だけど、俺は義眼をゆっくり動かし、赤く染まった彼女の顔を十秒かけてやっと捉える。こんなに真っ赤に汚れちまって……視野を少し広げてみると、彼女の綺麗な胸元まで真っ赤に染めてしまっていた。全部、俺のせいなんだよな。俺の返り血でこんなに……最低だ。
罪滅ぼしって訳じゃないけど、少しでも彼女を安心させたい。まだ俺が生きていることを、彼女に伝えたい。
(――――ッ)
でも声が、声が出ない。言葉が出せない。彼女に聞こえるよう、微弱な振動を起こす魔力すら残ってないのか。
「とおる? とおる! とおる!! 返事しなさいよ! しっかり、しっかりしてって。ねぇ、ねぇってば!!」
悪い、シャーリー、お前の声は聞こえてるんだ。けど、俺の方が何も出来ねぇんだよ。
使える右手で俺の体を揺さぶり続けるシャーロット。もういい、もうやめてくれ、たぶん俺は助からない。だから、早く逃げろ。俺なんか置いて早く逃げてくれ。じゃないと俺は、俺は……
あのベリトが、黙って見ているはずもない。このままだと、シャーリーの命まで危ないんだ。そして、その読みは正しかった。
「やれやれ、本当に駄目なお姫様だ。自分の大切なものも、ろくに守れないんだからなぁ!」
俺達の側へ近づくと、ベリトは彼女の目の前に真紅の槍を突き立てる。奴が遊ぶタイプの魔神で助かった。本気で殺すつもりだったら、今のでシャーリーは心臓を貫かれ……それ以上先は、考えたくない。
「所詮あんたは死神なんだよ、だから皆失くしていく。国も民もそいつもな!」
安堵と不安が入り交じる中、ベリトによる屈辱的な言葉責めが続く。しかし、投げかけられているシャーリー本人は一切反応を示さない。もしかして、俺のことで手一杯で、ベリトの声が聞こえて無いのか? 嬉しいけど、手放しに喜べないのが複雑な所。だって、奴が何をしようとも、彼女はきっと動かないから。
「箱入りの娘が、何でもかんでも守る守るって……少しは現実見ろよ?」
それに、こっちが反論できない事を良いことに、言いたい放題言いやがって……守ることの何が悪い? 人の命を助けることの、誰かの笑顔を守ることの、一体何がいけないってんだよ。それが無茶な理想でも、描く事を否定する権利はお前に無いはずだ。
正義は勝つなんて、都合の良い事は言わない。でも、こんな奴に負けるのだけは嫌だ。他人を見下すことが正しいなんて、認めたくない。
「ほら! なにか言ったらどうだ、この雌豚!」
悔しがる俺の目の前で、何の反応も示さないシャーリーの態度に苛立ったベリトは、空いている左手で彼女の頬を殴り飛ばす。派手な音を鳴らしながら、顔を背けるシャーリー。右頬を赤く腫らし、鼻から一筋の赤い糸を垂れ流すが、彼女の両目に生気は宿らない。まるで壊れた人形のように、俺の名前を呼び続けるだけ。
こんなにも彼女は俺を思ってくれているのに、俺は彼女を信じることが出来なかった。そんな自分の無力さが歯がゆくて、怒りにも似た感情が己の中に湧き上がってくる。いつまで俺はこんな茶番を続けるのだろう。彼女を守ると誓い、肝心な時には見ているだけのこんな茶番を。
「殴られたその顔で男の名前を呼ぶだけとか、戦姫も地に落ちたもんだ。そんなに大切かねぇ、役立たずのその剣が」
綺麗な顔をどれだけ醜く歪ませても、彼女はきっと俺の事を放さないだろう。完全に自惚れだが、今の俺は、それだけ彼女に愛されている自信がある。
もっと早く、彼女の事を信じて……だめだ、それ以上先は言っちゃいけない。彼女の隣に居られるよう、強くなるって決めたんだ。ここでくよくよしたら、本当に彼女を裏切ってしまう。だから……
「なら……その剣から先に壊してやるよ」
俺を壊す。彼女が最も望まぬであろう結末。それを予感させる言葉を聞き、彼女の両目に生気が宿る。しかし、彼女が見せた表情は、勇ましくも可憐に戦う神聖使者のものでなく、恐怖に彩られた少女のものだった。
「だ、駄目! いやぁ!」
慌てて立ち上がると同時に敵に背を向けたシャーリーは、入り口のあった壁の方へと全速力で走り出す。
「想像通り」
「きゃ!」
だが、弱りきった彼女の足腰でベリトの速度から逃げ切れるはずもなく、軽い足払いをかけられ、シャーリーはその場に倒れこんでしまう。
向こうの世界に居た頃の、もやし同然の俺にもできそうな足払いに、あのシャーリーが倒された。まるで村娘のように逃げ惑う彼女の行動に、俺は戸惑う事しかできない。しかも、同調率が低下し始めたのか、魔力で出来た礼装部分が音を立てて崩壊する。
(……ぁ……しゃ……)
髪を結くリボンの一つも形成できず、下着姿となるシャーリー。解けた長髪の綺羅びやかな誘惑に抗いながら、俺は必死に声を荒げようとする。
時間が経ち、魔力も少し安定してきたが、声として伝えるにはまだ難しいらしく、うまく言葉にならない。助けなきゃ、守らなきゃいけないのに……俺の思いは、虚しく空へ溶けていく。届かない、届かない。思いも、力も、何もかもが届かない。
「虚しいねえ、虚しすぎる。その諦めの早さ、やっぱ女はダメだな。戦いにゃ向いてない」
そんな俺が相棒だから、好き勝手やつに言わせてしまうんだ。でも、俺の声が届きさえすれば、彼女はきっと理性を取り戻す。シャーリーが冷静になれば、まだ可能性は……
こんな風に、彼女に頼り切ってる俺が言えた義理じゃないけど、男だとか女だとか、そういうカテゴリーで人を縛る人間が、俺は嫌いだ。イケメンだろうが、美少女だろうが、魔神だろうが、あいつより自分は優れていると驕り高ぶり、他人を貶し傷つける。それが自信と言うのなら、そんなもの、俺はいらない。誰かを守り、笑顔にする。そのために臆さず前に進める力、それが本当の自信だって、俺は思うから。
もしもこの先、偉そうな勘違い美少女が現れたら、そいつを俺はこの柄で百回殴り倒す。悪い事はきちんと叱る、それが真の男女平等って言うやつだ。もちろん、頭ごなしに否定はしない。だから知りたいし、知って知って、埋め合わせていきたい。俺とシャーリーだって体は全然違うけど……なんて、偉そうなこと言ってる俺自身、彼女を信頼しきれてなかったんだよな。こんなんじゃ、口先だけでかっこつかねぇよ。
だからさ、もう一度だけチャンスが欲しい。彼女を支える男になれるチャンスを……
「まぁいいさ。オレはな、貴族ってのがだいっ嫌いでよ、特に姫さん、あんたみたいのを見てると虫酸が走るんだ。親父を見殺しにしたあいつを見てるようでな」
あぁ、やばい、考えるのが億劫になってきた。頭の中がまどろんで、視界の先がフラフラする。ベリトの持つ信念の理由が、復讐とか逆恨みとか、ぶっちゃけどうでも良い。そんな理由で、大好きな人の顔をボコボコにされてるとか、そっちの方がムカついて、腹が立つ。
でも俺は、黙って見てることしかできない。だって、こいつの耳に俺の言葉は届かないから。だから、文句の一つも言ってやれない。今も目の前で、彼女の頭を踏みつけるこいつを許せないのに……クソが……あぁ……限界か。消える、俺って存在が、消えちまう……
「……いやぁ。消えちゃ、だめぇ」
頭の中が軽くなり、真っ白に塗りつぶされそうになった直前、その言葉は聞こえた。それはただの偶然。でも、奇跡のようなその一言は、今の俺を繋ぎ止めるのに十分だった。生きたい、彼女のために俺は、死にたくない。
「で、本当に何も反応なしか。自分のメンツをこれだけ潰されて、それでも一途に守り続ける。そんなにそいつが大事か? それとも、オレの話に興味なんて無いのか」
どれだけ体を蹴られようと、彼女は頑なに俺を放そうとはしない。こんなに愛されていて俺は、何を疑っていたのだろう? 満たされない自尊心が、この結果を招いたんだ。だから、死んでる場合じゃない。この体が朽ちて良いのは、彼女が心から笑えるようになった、その後だ。
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