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第三章 恋する駄女神
第170話 ミステイク
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真紅の鎧を纏った緑髪の男。確かに奴は、ソロモン七十二柱の一人、ベリトの姿に酷似している。奴の言葉を信じるなら、特性は錬金術。鎧も、その力で作った可能性が高い。そして武器は……
「ついでに、オレの得意な事も教えてやる。オレが得意とするのは錬金術だ。それも、剣を作るのに長けている。こんな感じでな」
俺の中に存在する魔神の知識を参照していると、目の前のベリトは突然自分の能力を語りだし、複数の剣を両手に作っては消してを繰り返す。奴が何をしたいのか理解できない。敵に情報を与えるなんて、こいつは何を考えてるんだ?
それに、あの剣の消え方どこかで見覚えが……バル、カイト? まさか、あいつと同じ流派? ……いやいや、まてまて。あいつが剣を作るとこ、俺はまだ見たこと無いし、同じものと断定するには早すぎる。
しかし、この異常なまでの余裕は何だ? 罠か? それともハッタリか? 魔神の面々が各々に対し、絶対的自信を持っているのは今までの二人から見て明らかだ。とは言え、こいつの余裕は明らかに異常で、何かを誘っているようにも見える。
「えーと、後は確か……異世界にはレディーファーストって文化があるらしいな。さっきの礼だ、先に仕掛けさせてやる」
「その態度、負けない自信があると捉えて宜しいのかしら?」
「もちろん。まっ、うちの姫様に限って無いとは思うが、一撃で終わられてもつまらないからな」
「うちの……」
ベリトを訝しむ俺の横で、シャーリーが俺にしか聞こえないほど、小さな声で舌打ちをする。魔神如きに国民面されたのが、彼女には我慢ならなかったのだろう。
「その余裕、後悔させてあげる」
怒りと共に力を込めたシャーリーの右手から魔力が供給される。刀身が光を纏い、巨大な光剣となった俺を向けられても、ベリトは余裕の表情で武器を作る素振りすら見せない。不気味な程余裕を崩さない奴の姿に、俺は奇異の視線を向け続ける。
奴は何かを隠している。それが何かわからない。こちらの世界と向こうの世界、知識における差異もあるし、違和感に縛られるのも問題で……
「行くわよ、トオル」
そうだ、深く考えすぎだぞ俺。情報だけで勝てるのが戦いじゃない。臨機応変に、今は戦う事に集中しよう。
(あぁ! ベオウルフさんの仇を取ろう)
俺を両手に持ち直し、右足と同時に切っ先を下げる。脇構えのような体勢を取ったシャーリーは、一呼吸の後、ベリトに向かって走り出した。
近づいて行く二人の距離、それでもベリトは棒立ちのまま、剣の一つも構えようとしない。いける……どうやら俺の杞憂だったようだ。どちらにせよ、相手が剣の間合いなら、シャーリーが負ける道理はない。このまま真っ二つに斬り捨てて、終わりだ!
ベリトの懐に潜り込んだシャーリーが、俺を振り上げようとした瞬間……まるで、動画のシークバーを戻したかのように、元居た場所、元居た体勢で彼女は一人、呆然と立ち尽くしていた。
違う所と言えば、俺の柄が左手に握られていることぐらいで、一体、何が起きた?
「トオル、大丈夫?」
(あ、あぁ)
呆気にとられていたおかげで、即座に返事をしてしまったが、直後、刀身の真ん中に鋭い痛みが走る。どうやら、体の表面に小さな傷を受けたらしい。シャーリーの左脇を守る鎧も、深くえぐりとられている。状況から察するに、ベリトの攻撃を受けた事だけは間違いないのだが。
「へぇ、今の一撃を避ける。俺の口上を聞いたやつは、大抵今ので致命傷なんだけどな。流石は王女様、戦姫の異名は伊達じゃないってとこか。まっ、こうでなきゃ面白くない」
「どんな相手でも油断はしない、それが王女の嗜みってものよ。それに、貴方の錬成速度……もしかして、イグネイト・プリズン?」
「ふ~ん、脳筋の割に、意外と博識だねぇお姫様。しかも、原式の名前を知ってるってのは驚きだ。そういうどうでもいい事ばっかり覚えてるから、頭悪いんじゃねーの? だけど残念、オレのはちょっと違うんだな。見よう見まねで覚えた、いわば我流よ我流」
二人が何を話しているのか、俺には全くわからない。だけど、言えることがあるとするなら、奴の強さはオンリーワンだ。何をしてくるかわからない、我流の怖さはそこにある。そして、名前を聞いた時に気づくべきだった。神話上ベリトが使ったとされる獲物は……
「それで槍、ね」
「正解。俺の獲物はこの、血のように真っ赤に染まった長槍さ。卑怯とか言うなよ? 得意なのは剣を作ること、それは事実で、獲物が剣とは誰も言ってないんだからな」
完全に俺の読み違えだ。常識にとらわれないのは当然として、常識を忘れるのはそれ以前の問題。奴の話に乗せられて、奴の獲物は剣と誤認させられていた。ベリトの武器は槍、そして、もう一つの特性は嘘つき……二枚舌。
くそ! あいつの名前を聞いた時、真っ先に思いつかなきゃいけなかったのは、こっちだったんだ。
「そういや、同門の兄弟子が王国騎士にいたっけ。それで知ってるとかか? ま、どうでもいいけど」
でも、彼女は生きている。生きているならミスは取り返せる。本番はこれから、余計なことに意識を回すな。奴を倒すことだけを考えろ。
「さて、次は外さないぜ。覚悟しろよ、お姫様!」
それは相手も同じようで、目の色を変えたベリトが、槍を片手に迫って来る。先程のひょうひょうとした態度とは打って変わって、猛攻を繰り広げるベリト。風切る音が聞こえるほど鋭い槍さばきの連続に、シャーリーは少しずつ押し込まれていく。
「自幻流……っく、自幻流……っち、自幻流……きゃっ!」
なんとかベリトの隙を突き、技による反撃を繰り出そうとするシャーリーであったが、ことごとく潰され不発に終わる。しかも、最後には体勢を崩され、可愛らしい悲鳴と共に尻餅をついた。
「なんだ、可愛い声も出せるんじゃねぇかよ。それに、リィンバースの姫君は正々堂々と戦うって聞いてたが、一つ一つ技まで名乗ろうとするのな。こいつは滑稽だ」
武人として騎士として、侮辱され馬鹿にされ、彼女は怒りに打ち震える。俺が何とかしなきゃ……
(落ち着けシャーロット! 冷静に、冷静にだ)
「わかってる、わかってるわよ」
苛立ちの中、立ち上がろうとするシャーリーへ声をかけるが、どうにも逆効果なようで、余計彼女を苛立たせてしまう。巧みな話術だけでなく、ベリトの実力も相まって、彼女は完全に追い詰められていた。
このままじゃ本当に、奴の思う壺だ。これ以上彼女を傷つけさせない。そのためなら、俺の魔力に糸目なんてつけるものか! 一刻も早く奴を倒す!!
(シャーリー、今から俺の全魔力を使って光剣の距離を伸ばす。ベリトが対応する前に一気に――)
一気に決めろと、俺は宣言するはずだった。シャーリーがその言葉を呟かなければ。
「くっ、オルトリンデさえいれば、こんな間合い」
無我夢中で口走ったその名前に、俺の心が激しく乱れる。オルトリンデと言うのはたぶん、剣の切っ先を意味する戦乙女の名前。その名称からして、おそらく彼女が俺より前に使っていた聖剣なのだろう。それも、彼女の戦い方に見合った、突きに特化した形容の鋭い剣。
どのような経緯で彼女が剣になったのかはわからないが、もし、オルトリンデが元人間だとしても、相手は戦乙女であり、女の子だ。それなのに、まるで彼女が、他の男を見ているような錯覚に囚われ、心の臓が焼けただれそうになる。
苦しい。苦しくて苦しくて仕方がない。違うと、頭の中ではわかっているのに、感情が止められない。
それはきっと、二度目だから。この数分間に、シャーリーは次々と俺以外の剣の名前を呼んでいる。その行為が、まるで自分が必要とされていないようで……怖いんだ。こんな時なのに、彼女への思いが、わがままがやきもちが、心の底から溢れてしまう。そんなつもりは無いって、わかっているはずなのに……
「ち、違うのトオル! 今のは、そういう意味じゃなくて!」
その動揺が彼女にも伝わってしまったのだろう、慌てふためくシャーリーが弁明の言葉を述べ始める。俺を心配するあまり刀身を覗き込んだその一瞬が、彼女の命取りになった。
「その隙、もらうぜ姫様!!」
「しまっ!?」
視線を外した一瞬をつかれ、ベリトの切っ先が彼女の心臓へと迫る。回避不能な一撃に、防御態勢を取るシャーリーであったが、激しい衝撃に俺の体が跳ね上げられる。光剣のおかげで刀身にこそ傷はなかったが、反動に引っ張られ、彼女の右腕も高く高く跳ね上げられた。
その隙をベリトが見逃すわけもなく、間髪入れず放たれる二撃目。赤い閃光がシャーリーの体へと吸い込まれ……この位置からじゃ俺の体は間に合わない。
万事休す。それでも彼女は諦めないと、刺突の一撃を右に跳躍する事でいなそうとする。しかし、健闘むなしく、ベリトの槍は彼女の左肩を、鋭く貫いた。
「ついでに、オレの得意な事も教えてやる。オレが得意とするのは錬金術だ。それも、剣を作るのに長けている。こんな感じでな」
俺の中に存在する魔神の知識を参照していると、目の前のベリトは突然自分の能力を語りだし、複数の剣を両手に作っては消してを繰り返す。奴が何をしたいのか理解できない。敵に情報を与えるなんて、こいつは何を考えてるんだ?
それに、あの剣の消え方どこかで見覚えが……バル、カイト? まさか、あいつと同じ流派? ……いやいや、まてまて。あいつが剣を作るとこ、俺はまだ見たこと無いし、同じものと断定するには早すぎる。
しかし、この異常なまでの余裕は何だ? 罠か? それともハッタリか? 魔神の面々が各々に対し、絶対的自信を持っているのは今までの二人から見て明らかだ。とは言え、こいつの余裕は明らかに異常で、何かを誘っているようにも見える。
「えーと、後は確か……異世界にはレディーファーストって文化があるらしいな。さっきの礼だ、先に仕掛けさせてやる」
「その態度、負けない自信があると捉えて宜しいのかしら?」
「もちろん。まっ、うちの姫様に限って無いとは思うが、一撃で終わられてもつまらないからな」
「うちの……」
ベリトを訝しむ俺の横で、シャーリーが俺にしか聞こえないほど、小さな声で舌打ちをする。魔神如きに国民面されたのが、彼女には我慢ならなかったのだろう。
「その余裕、後悔させてあげる」
怒りと共に力を込めたシャーリーの右手から魔力が供給される。刀身が光を纏い、巨大な光剣となった俺を向けられても、ベリトは余裕の表情で武器を作る素振りすら見せない。不気味な程余裕を崩さない奴の姿に、俺は奇異の視線を向け続ける。
奴は何かを隠している。それが何かわからない。こちらの世界と向こうの世界、知識における差異もあるし、違和感に縛られるのも問題で……
「行くわよ、トオル」
そうだ、深く考えすぎだぞ俺。情報だけで勝てるのが戦いじゃない。臨機応変に、今は戦う事に集中しよう。
(あぁ! ベオウルフさんの仇を取ろう)
俺を両手に持ち直し、右足と同時に切っ先を下げる。脇構えのような体勢を取ったシャーリーは、一呼吸の後、ベリトに向かって走り出した。
近づいて行く二人の距離、それでもベリトは棒立ちのまま、剣の一つも構えようとしない。いける……どうやら俺の杞憂だったようだ。どちらにせよ、相手が剣の間合いなら、シャーリーが負ける道理はない。このまま真っ二つに斬り捨てて、終わりだ!
ベリトの懐に潜り込んだシャーリーが、俺を振り上げようとした瞬間……まるで、動画のシークバーを戻したかのように、元居た場所、元居た体勢で彼女は一人、呆然と立ち尽くしていた。
違う所と言えば、俺の柄が左手に握られていることぐらいで、一体、何が起きた?
「トオル、大丈夫?」
(あ、あぁ)
呆気にとられていたおかげで、即座に返事をしてしまったが、直後、刀身の真ん中に鋭い痛みが走る。どうやら、体の表面に小さな傷を受けたらしい。シャーリーの左脇を守る鎧も、深くえぐりとられている。状況から察するに、ベリトの攻撃を受けた事だけは間違いないのだが。
「へぇ、今の一撃を避ける。俺の口上を聞いたやつは、大抵今ので致命傷なんだけどな。流石は王女様、戦姫の異名は伊達じゃないってとこか。まっ、こうでなきゃ面白くない」
「どんな相手でも油断はしない、それが王女の嗜みってものよ。それに、貴方の錬成速度……もしかして、イグネイト・プリズン?」
「ふ~ん、脳筋の割に、意外と博識だねぇお姫様。しかも、原式の名前を知ってるってのは驚きだ。そういうどうでもいい事ばっかり覚えてるから、頭悪いんじゃねーの? だけど残念、オレのはちょっと違うんだな。見よう見まねで覚えた、いわば我流よ我流」
二人が何を話しているのか、俺には全くわからない。だけど、言えることがあるとするなら、奴の強さはオンリーワンだ。何をしてくるかわからない、我流の怖さはそこにある。そして、名前を聞いた時に気づくべきだった。神話上ベリトが使ったとされる獲物は……
「それで槍、ね」
「正解。俺の獲物はこの、血のように真っ赤に染まった長槍さ。卑怯とか言うなよ? 得意なのは剣を作ること、それは事実で、獲物が剣とは誰も言ってないんだからな」
完全に俺の読み違えだ。常識にとらわれないのは当然として、常識を忘れるのはそれ以前の問題。奴の話に乗せられて、奴の獲物は剣と誤認させられていた。ベリトの武器は槍、そして、もう一つの特性は嘘つき……二枚舌。
くそ! あいつの名前を聞いた時、真っ先に思いつかなきゃいけなかったのは、こっちだったんだ。
「そういや、同門の兄弟子が王国騎士にいたっけ。それで知ってるとかか? ま、どうでもいいけど」
でも、彼女は生きている。生きているならミスは取り返せる。本番はこれから、余計なことに意識を回すな。奴を倒すことだけを考えろ。
「さて、次は外さないぜ。覚悟しろよ、お姫様!」
それは相手も同じようで、目の色を変えたベリトが、槍を片手に迫って来る。先程のひょうひょうとした態度とは打って変わって、猛攻を繰り広げるベリト。風切る音が聞こえるほど鋭い槍さばきの連続に、シャーリーは少しずつ押し込まれていく。
「自幻流……っく、自幻流……っち、自幻流……きゃっ!」
なんとかベリトの隙を突き、技による反撃を繰り出そうとするシャーリーであったが、ことごとく潰され不発に終わる。しかも、最後には体勢を崩され、可愛らしい悲鳴と共に尻餅をついた。
「なんだ、可愛い声も出せるんじゃねぇかよ。それに、リィンバースの姫君は正々堂々と戦うって聞いてたが、一つ一つ技まで名乗ろうとするのな。こいつは滑稽だ」
武人として騎士として、侮辱され馬鹿にされ、彼女は怒りに打ち震える。俺が何とかしなきゃ……
(落ち着けシャーロット! 冷静に、冷静にだ)
「わかってる、わかってるわよ」
苛立ちの中、立ち上がろうとするシャーリーへ声をかけるが、どうにも逆効果なようで、余計彼女を苛立たせてしまう。巧みな話術だけでなく、ベリトの実力も相まって、彼女は完全に追い詰められていた。
このままじゃ本当に、奴の思う壺だ。これ以上彼女を傷つけさせない。そのためなら、俺の魔力に糸目なんてつけるものか! 一刻も早く奴を倒す!!
(シャーリー、今から俺の全魔力を使って光剣の距離を伸ばす。ベリトが対応する前に一気に――)
一気に決めろと、俺は宣言するはずだった。シャーリーがその言葉を呟かなければ。
「くっ、オルトリンデさえいれば、こんな間合い」
無我夢中で口走ったその名前に、俺の心が激しく乱れる。オルトリンデと言うのはたぶん、剣の切っ先を意味する戦乙女の名前。その名称からして、おそらく彼女が俺より前に使っていた聖剣なのだろう。それも、彼女の戦い方に見合った、突きに特化した形容の鋭い剣。
どのような経緯で彼女が剣になったのかはわからないが、もし、オルトリンデが元人間だとしても、相手は戦乙女であり、女の子だ。それなのに、まるで彼女が、他の男を見ているような錯覚に囚われ、心の臓が焼けただれそうになる。
苦しい。苦しくて苦しくて仕方がない。違うと、頭の中ではわかっているのに、感情が止められない。
それはきっと、二度目だから。この数分間に、シャーリーは次々と俺以外の剣の名前を呼んでいる。その行為が、まるで自分が必要とされていないようで……怖いんだ。こんな時なのに、彼女への思いが、わがままがやきもちが、心の底から溢れてしまう。そんなつもりは無いって、わかっているはずなのに……
「ち、違うのトオル! 今のは、そういう意味じゃなくて!」
その動揺が彼女にも伝わってしまったのだろう、慌てふためくシャーリーが弁明の言葉を述べ始める。俺を心配するあまり刀身を覗き込んだその一瞬が、彼女の命取りになった。
「その隙、もらうぜ姫様!!」
「しまっ!?」
視線を外した一瞬をつかれ、ベリトの切っ先が彼女の心臓へと迫る。回避不能な一撃に、防御態勢を取るシャーリーであったが、激しい衝撃に俺の体が跳ね上げられる。光剣のおかげで刀身にこそ傷はなかったが、反動に引っ張られ、彼女の右腕も高く高く跳ね上げられた。
その隙をベリトが見逃すわけもなく、間髪入れず放たれる二撃目。赤い閃光がシャーリーの体へと吸い込まれ……この位置からじゃ俺の体は間に合わない。
万事休す。それでも彼女は諦めないと、刺突の一撃を右に跳躍する事でいなそうとする。しかし、健闘むなしく、ベリトの槍は彼女の左肩を、鋭く貫いた。
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