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第三章 恋する駄女神
第155話 スクルドという存在
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(その……こっちこそ悪い。途中から、まるで官能小説聞いてるみたいで没頭してたというか、お前から目が離せなくなって……俺が途中で止めなくちゃいけなかったのに。本当に、ごめん!)
それに今の言葉、半分は本当で、半分は嘘だ。目の前に居る神聖な存在を、まるで自分の意志で穢しているような錯覚に囚われ、完全に我を忘れていた。この程度で呑まれるとか、本当に情けない。
「い、いえ。その……あ、謝らないでください! トオル様は悪くないんです。ただ、これ以上あの感覚を思い出したら、今度こそ本当におかしくなってしまいそうで……」
脳内とは言え、震える子猫のような彼女を虐めて穢して楽しんで、抱きしめてやることも出来ないのに……
でも、今の話を聞いて、少なくとも彼女があれを遊びや軽い気持ち、天界の命令で作ったものではないという事がはっきりとした。だってそうだろ? 彼女の震えが演技だとは、とても思いたくない。
(ったく、トラウマになってる割に、なんで実装したんだよその機能)
震え止まらぬ彼女の事が、心配で心配で仕方がなくて、そんな言葉が自然と漏れ出る。何か口にしていないと彼女が壊れてしまいそうで、内心気が気じゃなかったのだ。
「それは、ですね……き、気持ちは良かったんです。凄く気持ちよくて、装置から開放された後もわけのわからない充足感に満たされてまして! しかも! 先程の事を思い出しながらトオル様の事を考えると、もっと理解できない悔しさとか幸せに包まれて、それがもう最高で! 物思いにまで耽るようになって。これはもうトオル様にも味わっていただかないと、と!!」
しかし、俺の心配等どこ吹く風で、笑顔を取り戻したスクルドは途端にエロの素晴らしさを語り始る。徐々にエスカレートしていく彼女の気迫に押され、数秒も立つ頃には、俺は何も言えなくなっていた。そこで、確信したことがもう一つ。こいつはもう、完全に堕ちてるんだなって。好奇心は猫をも殺すって言うけど、好奇心は女神すらも殺すってわけか。
でも、そんな彼女に安心している自分もいる。間違いなく彼女は、弄られて喜ぶドMなだけの、ただのアホの子だとわかったのだから。
(はぁ。神様ってのは皆して、お前みたいなバカの集まりなのかよ……)
それでも、彼女をこんなにした不甲斐なさとか、それを受け入れてしまう彼女への憤りなんかは別で、俺はついその鬱屈した感情を目の前の彼女へとぶつけてしまう。
(あ! え、えっと、今のはだな――)
「いえ。トオル様の仰られたいであろう気持ちを汲めば、私達はただの道化なのだと思います」
(スク……ルド)
やってしまったと、慌てて取り繕う俺の言葉を遮って、彼女は言葉を紡ぎ始めた。スクルドの、何を覗いているのかまるで想像のつかない空虚な瞳に、言い知れぬ不安が募っていく。その不安が、俺の考え過ぎによるものならどれほど良かっただろうか……
「私達は、作り出された後、最低限の知識だけを与えられ、役割と共に戦場へと送られます。それは戦いであったり、私のような雑用がメインだったりと様々ではありますが、一貫して言える事は、感情を与えられずサイクルをこなすためだけの器械のような存在だということ。許されているのは、誰かを安心させるための笑顔という名の仮面だけ。故に私達の顔立ちは、整ったものとして生み出されるのです。美さえあればその優麗さに人はかしずき、笑顔を振りまけば人は付いてくる。それが、我々天上人の考え方でしたから」
生まれついての富や才能、そして美しさ……確かにそれらは武器であり、羨ましいと欲するものでもある。自分の武器を振りかざし、他人を従える事、それは当然の権利であり間違いだと言うつもりはない。
だけど、その力を持って他人を見下す、全ての人間は自分に従うのが当たり前という考え方は、俺が一番嫌いとするやり方そのもの。無能のひがみと思ってくれて構わない。ただ俺は、上の人間の、他人の人生なんて知ったこっちゃないという考え方が嫌いなだけだ。
けれど、そんな事は今どうでもいい。それ以上に許せなかったのは、目の前の彼女がくだらない思想のもとに縛られているという事。
認めたくない。彼女の笑顔が作りものだなんて、認めたくない。
(でも、おまえ確か、最初にあった時から不満な表情見せたり、連絡した時なんか、だらけたりしてたよな?)
「それはその……今思えばお恥ずかしい所を。誠に申し訳ございません」
違う、そんな言葉を聞きたいんじゃない。謝って欲しいとかそんな事じゃなくて……ただ俺は、私は違います、と言う言葉が欲しいんだけなんだ。
理不尽を理不尽とも思わない、それを当たり前と受け入れる彼女の姿に怒りがこみ上げてくる。衝動的になる心、叫びたいという思い。ふざけるなと言う言葉を、俺はぐっと押し殺した。
まだだ、まだ慌てるような時間じゃない。話もろくに聞かず、ただ怒鳴りつけるなんてのはナンセンスだ。最後まで聞こう、彼女の言葉を聞こう。行動するのはそれからでも遅くない。
「私はその、管理職として様々な人間や堕天を選んだお姉様方を見届けてきました。たぶん、それが影響を与えていたのだと思います。先程、トオル様の影響で初めて興味を持ったと言ったばかりですが、彼らや彼女達の無意味な言動にどんな意味があるのだろうかと、知らず知らずのうちに私は、興味を持ってしまっていたのだと思います。しかし、ですね。正直な所を言えば、皆が何を感じているのか私にはさっぱりわかりませんでした。感情の出し方についてもあくまで真似で、こんな時誰かがこんな顔をしていたなというのを再現していただけ。私の中に、一切の高ぶりは無かったのです」
話を続ければ続けるほど彼女の表情は沈んでいき、まるで自分が半人前だと責め立てるよう、言葉に意欲も無くなっていく。それがやっぱり悔しくて、口を開きかけた次の瞬間、彼女の冴えない顔つきにほんの少しの笑顔が灯る。
「そんな私を突き動かしたのは……はい、やはりトオル様、貴方なんです。あの一言は、今でも思い返すだけで胸の鼓動が激しくなります。それに、あのありがとうも……これ程までに心かき乱されたのは、あれが初めてでした」
俺の言葉が彼女の心を揺り動かした。そう言われて、俺は本当に嬉しかった。でも、そうじゃない。論点はそこじゃない。
小さな思い出を語りながら、微笑みを絶やさないスクルドの姿に、俺は全てを理解した。彼女は、彼女達は、本当に何も知らないのだということを。創造主達の都合の基、無垢なる存在として生み出される天使達、それが……ちょっと待て、生み出されるってなんだよ? 作り出されるとも言ってなかったか?
(スクルド)
「はい。何でしょうか?」
俺はまた、大事な事を聞き流してしまう所だった。この前だって、その歪な言葉の意味を、あえて避けていた節がある。だけど、本当に聞いてしまって良いのだろうか? たぶん、それを聞いてしまったら、俺はもう戻れなくなる。こいつを手放すなんて出来なくなる。そんな気がする。
覚悟は……あるのか? 今の俺に、彼女の全てを受け入れる度胸と思いがあるのだろうか? でも、今の彼女は俺の事しか見ていない。たぶん、頼れるものが無いんだ。
全てを捨てて堕天して、俺を頼ってここに来て、それはきっと他人から見れば押し掛け以外の何物でもない。だからここで、彼女をただの煩わしい女と割り切っても、誰も文句は言わないのかも。けれど、行き場のない子供のような悲しい目が、彼女の不安を訴えている。決めつけかもしれない、思い過ごしかもしれない、体のいい俺の妄想かもしれない。だけど、その杞憂が本当だったら、彼女はきっと一人になる。
だから放っておけない。放っておけないんだ。ひとりぼっちの寂しさは、俺がよくわかっているから……
(お前、自分の生産年齢が九歳とか言ってた気がするけど……この世界の女神って、いったいなんなんだ?)
これはきっと酷く残酷な行為だ。知らなくても良い疑問で、彼女を深く傷つけるかも知れない。それでも、こいつと本気で向き合っていく以上、それは知っておくべき事なのだと俺は思ったんだ。
そして、やはりと言うべきか、スクルドは俺から視線を外すと、天井を見上げそのまま思案を始める。まるで永遠とも感じられる静寂を越え、彼女はゆっくり声を発した。
それに今の言葉、半分は本当で、半分は嘘だ。目の前に居る神聖な存在を、まるで自分の意志で穢しているような錯覚に囚われ、完全に我を忘れていた。この程度で呑まれるとか、本当に情けない。
「い、いえ。その……あ、謝らないでください! トオル様は悪くないんです。ただ、これ以上あの感覚を思い出したら、今度こそ本当におかしくなってしまいそうで……」
脳内とは言え、震える子猫のような彼女を虐めて穢して楽しんで、抱きしめてやることも出来ないのに……
でも、今の話を聞いて、少なくとも彼女があれを遊びや軽い気持ち、天界の命令で作ったものではないという事がはっきりとした。だってそうだろ? 彼女の震えが演技だとは、とても思いたくない。
(ったく、トラウマになってる割に、なんで実装したんだよその機能)
震え止まらぬ彼女の事が、心配で心配で仕方がなくて、そんな言葉が自然と漏れ出る。何か口にしていないと彼女が壊れてしまいそうで、内心気が気じゃなかったのだ。
「それは、ですね……き、気持ちは良かったんです。凄く気持ちよくて、装置から開放された後もわけのわからない充足感に満たされてまして! しかも! 先程の事を思い出しながらトオル様の事を考えると、もっと理解できない悔しさとか幸せに包まれて、それがもう最高で! 物思いにまで耽るようになって。これはもうトオル様にも味わっていただかないと、と!!」
しかし、俺の心配等どこ吹く風で、笑顔を取り戻したスクルドは途端にエロの素晴らしさを語り始る。徐々にエスカレートしていく彼女の気迫に押され、数秒も立つ頃には、俺は何も言えなくなっていた。そこで、確信したことがもう一つ。こいつはもう、完全に堕ちてるんだなって。好奇心は猫をも殺すって言うけど、好奇心は女神すらも殺すってわけか。
でも、そんな彼女に安心している自分もいる。間違いなく彼女は、弄られて喜ぶドMなだけの、ただのアホの子だとわかったのだから。
(はぁ。神様ってのは皆して、お前みたいなバカの集まりなのかよ……)
それでも、彼女をこんなにした不甲斐なさとか、それを受け入れてしまう彼女への憤りなんかは別で、俺はついその鬱屈した感情を目の前の彼女へとぶつけてしまう。
(あ! え、えっと、今のはだな――)
「いえ。トオル様の仰られたいであろう気持ちを汲めば、私達はただの道化なのだと思います」
(スク……ルド)
やってしまったと、慌てて取り繕う俺の言葉を遮って、彼女は言葉を紡ぎ始めた。スクルドの、何を覗いているのかまるで想像のつかない空虚な瞳に、言い知れぬ不安が募っていく。その不安が、俺の考え過ぎによるものならどれほど良かっただろうか……
「私達は、作り出された後、最低限の知識だけを与えられ、役割と共に戦場へと送られます。それは戦いであったり、私のような雑用がメインだったりと様々ではありますが、一貫して言える事は、感情を与えられずサイクルをこなすためだけの器械のような存在だということ。許されているのは、誰かを安心させるための笑顔という名の仮面だけ。故に私達の顔立ちは、整ったものとして生み出されるのです。美さえあればその優麗さに人はかしずき、笑顔を振りまけば人は付いてくる。それが、我々天上人の考え方でしたから」
生まれついての富や才能、そして美しさ……確かにそれらは武器であり、羨ましいと欲するものでもある。自分の武器を振りかざし、他人を従える事、それは当然の権利であり間違いだと言うつもりはない。
だけど、その力を持って他人を見下す、全ての人間は自分に従うのが当たり前という考え方は、俺が一番嫌いとするやり方そのもの。無能のひがみと思ってくれて構わない。ただ俺は、上の人間の、他人の人生なんて知ったこっちゃないという考え方が嫌いなだけだ。
けれど、そんな事は今どうでもいい。それ以上に許せなかったのは、目の前の彼女がくだらない思想のもとに縛られているという事。
認めたくない。彼女の笑顔が作りものだなんて、認めたくない。
(でも、おまえ確か、最初にあった時から不満な表情見せたり、連絡した時なんか、だらけたりしてたよな?)
「それはその……今思えばお恥ずかしい所を。誠に申し訳ございません」
違う、そんな言葉を聞きたいんじゃない。謝って欲しいとかそんな事じゃなくて……ただ俺は、私は違います、と言う言葉が欲しいんだけなんだ。
理不尽を理不尽とも思わない、それを当たり前と受け入れる彼女の姿に怒りがこみ上げてくる。衝動的になる心、叫びたいという思い。ふざけるなと言う言葉を、俺はぐっと押し殺した。
まだだ、まだ慌てるような時間じゃない。話もろくに聞かず、ただ怒鳴りつけるなんてのはナンセンスだ。最後まで聞こう、彼女の言葉を聞こう。行動するのはそれからでも遅くない。
「私はその、管理職として様々な人間や堕天を選んだお姉様方を見届けてきました。たぶん、それが影響を与えていたのだと思います。先程、トオル様の影響で初めて興味を持ったと言ったばかりですが、彼らや彼女達の無意味な言動にどんな意味があるのだろうかと、知らず知らずのうちに私は、興味を持ってしまっていたのだと思います。しかし、ですね。正直な所を言えば、皆が何を感じているのか私にはさっぱりわかりませんでした。感情の出し方についてもあくまで真似で、こんな時誰かがこんな顔をしていたなというのを再現していただけ。私の中に、一切の高ぶりは無かったのです」
話を続ければ続けるほど彼女の表情は沈んでいき、まるで自分が半人前だと責め立てるよう、言葉に意欲も無くなっていく。それがやっぱり悔しくて、口を開きかけた次の瞬間、彼女の冴えない顔つきにほんの少しの笑顔が灯る。
「そんな私を突き動かしたのは……はい、やはりトオル様、貴方なんです。あの一言は、今でも思い返すだけで胸の鼓動が激しくなります。それに、あのありがとうも……これ程までに心かき乱されたのは、あれが初めてでした」
俺の言葉が彼女の心を揺り動かした。そう言われて、俺は本当に嬉しかった。でも、そうじゃない。論点はそこじゃない。
小さな思い出を語りながら、微笑みを絶やさないスクルドの姿に、俺は全てを理解した。彼女は、彼女達は、本当に何も知らないのだということを。創造主達の都合の基、無垢なる存在として生み出される天使達、それが……ちょっと待て、生み出されるってなんだよ? 作り出されるとも言ってなかったか?
(スクルド)
「はい。何でしょうか?」
俺はまた、大事な事を聞き流してしまう所だった。この前だって、その歪な言葉の意味を、あえて避けていた節がある。だけど、本当に聞いてしまって良いのだろうか? たぶん、それを聞いてしまったら、俺はもう戻れなくなる。こいつを手放すなんて出来なくなる。そんな気がする。
覚悟は……あるのか? 今の俺に、彼女の全てを受け入れる度胸と思いがあるのだろうか? でも、今の彼女は俺の事しか見ていない。たぶん、頼れるものが無いんだ。
全てを捨てて堕天して、俺を頼ってここに来て、それはきっと他人から見れば押し掛け以外の何物でもない。だからここで、彼女をただの煩わしい女と割り切っても、誰も文句は言わないのかも。けれど、行き場のない子供のような悲しい目が、彼女の不安を訴えている。決めつけかもしれない、思い過ごしかもしれない、体のいい俺の妄想かもしれない。だけど、その杞憂が本当だったら、彼女はきっと一人になる。
だから放っておけない。放っておけないんだ。ひとりぼっちの寂しさは、俺がよくわかっているから……
(お前、自分の生産年齢が九歳とか言ってた気がするけど……この世界の女神って、いったいなんなんだ?)
これはきっと酷く残酷な行為だ。知らなくても良い疑問で、彼女を深く傷つけるかも知れない。それでも、こいつと本気で向き合っていく以上、それは知っておくべき事なのだと俺は思ったんだ。
そして、やはりと言うべきか、スクルドは俺から視線を外すと、天井を見上げそのまま思案を始める。まるで永遠とも感じられる静寂を越え、彼女はゆっくり声を発した。
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