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第三章 恋する駄女神
第108話 俺の鞘
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小気味良く流れる聞き慣れた電子音、それに続いて淡い光が端末の画面から溢れ出す。美しく広がった青い輝きはゆっくりと粒子の塊となり、ある物へと変化した。
(それ……もしかして俺の)
画面から飛び出し質量を得たそれは、自由落下の末スクルドの小さな手のひらへと吸い込まれる。
幼女が掴んだ長物は見覚えのある形の鞘。この世界に転生し俺が初めて見た光景、俺の刀身がすっぽりと収められていた漆黒の場所。あいつが持ち去った伝説の……いや、そんな大それた物じゃないか。所詮、俺の鞘だもんな。
俺自身エクスカリバーなんて大層な名前を掲げているが、名前負けしているのは誰が見ても明白だ。この鞘がどんな物か具体的には知らないけれど、理想郷を描けるような業物で無いことだけは間違いないだろう。
とはいえ、こいつが俺の元へと戻ってきたことには感慨深いものがある。主人公が初期に使い古した武器や機体を、物語終盤で使うのってなんかちょっとカッコイイじゃん。なんて、どう考えても今が終盤とは思えないけど。
それに、こいつを見ているとあいつの、シンジの顔がちらついて、苦虫を噛み潰したような気持ちになってしまう。あいつの事をいいやつだなんて思ったことは無かったけど、それでも、あいつは俺の最初の持ち主で、あの時、あいつの死を黙って見ていることしかできなかった無力さが俺の心を再び蝕んでいく。
「……トオル……大丈夫……だよ」
その瞬間を隣で過ごし、心の傷を一番理解してくれているシャーリーが、震える俺を優しくそっと抱きしめた。心の歪みに伴って小刻みに振動する刀身は、鋭利な切れ味こそ発現しないものの触れれば痛みを感じるはず。それなのに、平然とした表情で抱きしめ続ける彼女の温もりに、俺の心はゆっくりと癒やされていった。
「あの、その。私、また何かやらかしてしまったでしょうか」
(いや、これは俺の問題だ。だから、お前が気に病むことなんて何も無い。心配かけてごめんなスクルド)
突然落ち込み始めた俺の姿に、不安と心配の入り混じった表情を見せるスクルド。そんな彼女に俺は優しく声をかけ、シャーリーも同様に頷いてくれる。
「あ、その、えっとですね。こちらその、二週間程前に回収されまして、これからトオル様に必要になるだろうと考え、細かな調整を行い持ってきたものなのですよ」
(ん、そう言われてみれば布が……ずっと抜き身だったんだな)
俺の言葉とシャーリーの頷きに安堵し、もじもじとはにかみながら嬉しそうに語るスクルドの発言で気付かされたが、天道……というか、ゴモリーに拉致されてから今までの間、俺は刀身を晒したままシャーリーに抱えられていたと言う訳か。
これに関しては……どうなんだろうな。シャーリー自身は全くもって気にしていないのかも知れないが、周りの人間がどう思っていたのだろう。もしかしたら、今日泊まる所がなかなか決まらなかったのって俺のせいか?
実は部屋は開いてるんだけど、抜き身の剣を持ち歩いてる女の子とか怖いから泊めたくないわー、ってオチだったらちょっとショックというか、また罪悪感に囚われそう。
「……だめ……引き寄せられない」
そんな感傷に俺が浸っている間、布を引き寄せようとシャーリーが魔力を注ぎ込んでくれていたようだが、刀身へと魔導布が戻ってくる気配は一向に無い。距離が離れ過ぎてしまったのか、もしかしたらゴモリーに破かれてしまったのかも知れない。
(ってことは、そいつを使うしか無いってわけか)
こちらの世界に来てからの一ヶ月を剣として過ごし、魔力の調整にも自信がついてきたとはいえ、先程のような精神の乱れからシャーリーを傷つけてしまうかも知れない。そう考えると刀身を隠すアイテムは必要だと思うし、周りの人間から抜身の剣を抱える幼女なんていう危ない娘認定されるシャーリーとか、ぶっちゃけ俺が嫌だ。だから、鞘に体を収めておくべきなのはわかっているのだが、布の時とは違って視界が確保されないんだよなこいつ。
とは言え外界が全く見えなくなるわけでもない。今の二つの発言、明らかに矛盾しているのだが、なんて説明したら良いのかな……そうだな、五感が強化されて妄想フィルターが強くなり、見えてないはずの現実を虚構で補うような感じなのだが……ってすげぇわかりにくいなこれ。と、とにかく、目の前は真っ暗なのに脳に直接外の景色が送られてくるものと考えてくれ。
俺みたいな二次元オタとしては、見るもの全てが幻想でも全く問題は無かったりするのだが、ここには伝わる温もりがあって、シャーリーの姿が直に見れなくなるのはやっぱり少し悲しかったりする。しかし、俺のこの悲観的な考えは予想外の形で打ち砕かれる事となる。
「こちらなのですが、トオル様の今までの状況を鑑みまして、魔導布の能力をブラッシュアップした設計に改良いたしました。シャーロットさん、トオル様を差していつものように背負って頂けますでしょうか?」
スクルドの言葉に従って受け取った鞘に俺を差し込むと、シャーリーはスタイリッシュに背中へとそれを背負い込んだ。最近は抱え込まれる事が多くてこの状態も久しぶりだ、なんて懐かしんでいると、真っ暗だった視界が突如明るく輝き出し、光は鞘を突き抜けて鮮明な景色を描き出した。
(……なんだこれ……周りが……見える?)
鞘の中に居るっていうのに、先程まで立て掛けられていた宿の壁が目の前に広がっているなんて、とても不思議な感覚だ。
この鞘は元々、どの辺りに何があるという大雑把な位置を示してくれるだけの物だったのだが、今はもう鞘があることすら感じさせない。
(こいつは……いったい)
「はい! この機能、全天周囲モニターを参考にして作って見たのですが、如何でしょうか?」
驚きから出た俺のつぶやきに明るく答えるスクルドの言葉、全天周囲モニターってどこの機動ロボだよ。本当にこいつ、俺の好きな事への知識だけは存分に詰め込んできたんだな。楽しげな声音と共に素直な部分を見せつけられると可愛いと思ってしまうのは、やっぱり甘いんかねぇ。
(ああ、いい仕事してるよ)
俺のためにここまでしてくれた。そんなスクルドに敬意を表して褒めてやると、嬉しさからなのか声のトーンは自然と上がり、元気いっぱいな感謝の言葉を彼女は俺へと返してくれる。
「はいっ! ありがとうございます!!」
(ただ、これだと背中側が見えないよな)
そんな彼女を微笑ましく思いながらも、この装備唯一とも言える問題点について俺は考えていた。それは背中だ。全天周囲モニターなのに後ろを活用できないという事が凄く勿体無い気がして仕方がない。
生憎、今俺に見えるのはシャーリーの背中の服のしわと……もしかしてこれ、スカートを鞘が押し付けることによってできてる彼女のお尻のライン……
「……トオル……後ろは……禁止」
(み、見ないから、意識的になんて見ないから!)
俺にとっては女神以外の何物でもない彼女の美しすぎるヒップライン。それを目の当たりにして隠すことすら出来ない俺の情欲。そいつを感じ取った幼女の背からは黒き断罪の波動が放たれ、恐怖を感じた俺は瞬時に正面へと向き直り、後方から迫りくる甘美な欲望をこれでもかと圧し殺した。
やべぇ、色んな意味でドキドキした。
「それなのですがトオル様、シャーロットさんと意識を同調させてはもらえませんか?」
(同調って、いつも戦ってる時のシンクロの感じでいいのか?)
「はい」
(えっと、それじゃあシャーリー、お邪魔します)
怒られた直後ということもあり、敬語で断りを入れてから目を瞑る。スクルドの言葉に従って力を抜き、シャーリーに心も体も全てを預けると――
(え!……スクルドの顔が……なんで)
何故か俺の瞳にはシャーリーの目の前、後方にいるはずのスクルドの笑顔が映り込んでいた。
(それ……もしかして俺の)
画面から飛び出し質量を得たそれは、自由落下の末スクルドの小さな手のひらへと吸い込まれる。
幼女が掴んだ長物は見覚えのある形の鞘。この世界に転生し俺が初めて見た光景、俺の刀身がすっぽりと収められていた漆黒の場所。あいつが持ち去った伝説の……いや、そんな大それた物じゃないか。所詮、俺の鞘だもんな。
俺自身エクスカリバーなんて大層な名前を掲げているが、名前負けしているのは誰が見ても明白だ。この鞘がどんな物か具体的には知らないけれど、理想郷を描けるような業物で無いことだけは間違いないだろう。
とはいえ、こいつが俺の元へと戻ってきたことには感慨深いものがある。主人公が初期に使い古した武器や機体を、物語終盤で使うのってなんかちょっとカッコイイじゃん。なんて、どう考えても今が終盤とは思えないけど。
それに、こいつを見ているとあいつの、シンジの顔がちらついて、苦虫を噛み潰したような気持ちになってしまう。あいつの事をいいやつだなんて思ったことは無かったけど、それでも、あいつは俺の最初の持ち主で、あの時、あいつの死を黙って見ていることしかできなかった無力さが俺の心を再び蝕んでいく。
「……トオル……大丈夫……だよ」
その瞬間を隣で過ごし、心の傷を一番理解してくれているシャーリーが、震える俺を優しくそっと抱きしめた。心の歪みに伴って小刻みに振動する刀身は、鋭利な切れ味こそ発現しないものの触れれば痛みを感じるはず。それなのに、平然とした表情で抱きしめ続ける彼女の温もりに、俺の心はゆっくりと癒やされていった。
「あの、その。私、また何かやらかしてしまったでしょうか」
(いや、これは俺の問題だ。だから、お前が気に病むことなんて何も無い。心配かけてごめんなスクルド)
突然落ち込み始めた俺の姿に、不安と心配の入り混じった表情を見せるスクルド。そんな彼女に俺は優しく声をかけ、シャーリーも同様に頷いてくれる。
「あ、その、えっとですね。こちらその、二週間程前に回収されまして、これからトオル様に必要になるだろうと考え、細かな調整を行い持ってきたものなのですよ」
(ん、そう言われてみれば布が……ずっと抜き身だったんだな)
俺の言葉とシャーリーの頷きに安堵し、もじもじとはにかみながら嬉しそうに語るスクルドの発言で気付かされたが、天道……というか、ゴモリーに拉致されてから今までの間、俺は刀身を晒したままシャーリーに抱えられていたと言う訳か。
これに関しては……どうなんだろうな。シャーリー自身は全くもって気にしていないのかも知れないが、周りの人間がどう思っていたのだろう。もしかしたら、今日泊まる所がなかなか決まらなかったのって俺のせいか?
実は部屋は開いてるんだけど、抜き身の剣を持ち歩いてる女の子とか怖いから泊めたくないわー、ってオチだったらちょっとショックというか、また罪悪感に囚われそう。
「……だめ……引き寄せられない」
そんな感傷に俺が浸っている間、布を引き寄せようとシャーリーが魔力を注ぎ込んでくれていたようだが、刀身へと魔導布が戻ってくる気配は一向に無い。距離が離れ過ぎてしまったのか、もしかしたらゴモリーに破かれてしまったのかも知れない。
(ってことは、そいつを使うしか無いってわけか)
こちらの世界に来てからの一ヶ月を剣として過ごし、魔力の調整にも自信がついてきたとはいえ、先程のような精神の乱れからシャーリーを傷つけてしまうかも知れない。そう考えると刀身を隠すアイテムは必要だと思うし、周りの人間から抜身の剣を抱える幼女なんていう危ない娘認定されるシャーリーとか、ぶっちゃけ俺が嫌だ。だから、鞘に体を収めておくべきなのはわかっているのだが、布の時とは違って視界が確保されないんだよなこいつ。
とは言え外界が全く見えなくなるわけでもない。今の二つの発言、明らかに矛盾しているのだが、なんて説明したら良いのかな……そうだな、五感が強化されて妄想フィルターが強くなり、見えてないはずの現実を虚構で補うような感じなのだが……ってすげぇわかりにくいなこれ。と、とにかく、目の前は真っ暗なのに脳に直接外の景色が送られてくるものと考えてくれ。
俺みたいな二次元オタとしては、見るもの全てが幻想でも全く問題は無かったりするのだが、ここには伝わる温もりがあって、シャーリーの姿が直に見れなくなるのはやっぱり少し悲しかったりする。しかし、俺のこの悲観的な考えは予想外の形で打ち砕かれる事となる。
「こちらなのですが、トオル様の今までの状況を鑑みまして、魔導布の能力をブラッシュアップした設計に改良いたしました。シャーロットさん、トオル様を差していつものように背負って頂けますでしょうか?」
スクルドの言葉に従って受け取った鞘に俺を差し込むと、シャーリーはスタイリッシュに背中へとそれを背負い込んだ。最近は抱え込まれる事が多くてこの状態も久しぶりだ、なんて懐かしんでいると、真っ暗だった視界が突如明るく輝き出し、光は鞘を突き抜けて鮮明な景色を描き出した。
(……なんだこれ……周りが……見える?)
鞘の中に居るっていうのに、先程まで立て掛けられていた宿の壁が目の前に広がっているなんて、とても不思議な感覚だ。
この鞘は元々、どの辺りに何があるという大雑把な位置を示してくれるだけの物だったのだが、今はもう鞘があることすら感じさせない。
(こいつは……いったい)
「はい! この機能、全天周囲モニターを参考にして作って見たのですが、如何でしょうか?」
驚きから出た俺のつぶやきに明るく答えるスクルドの言葉、全天周囲モニターってどこの機動ロボだよ。本当にこいつ、俺の好きな事への知識だけは存分に詰め込んできたんだな。楽しげな声音と共に素直な部分を見せつけられると可愛いと思ってしまうのは、やっぱり甘いんかねぇ。
(ああ、いい仕事してるよ)
俺のためにここまでしてくれた。そんなスクルドに敬意を表して褒めてやると、嬉しさからなのか声のトーンは自然と上がり、元気いっぱいな感謝の言葉を彼女は俺へと返してくれる。
「はいっ! ありがとうございます!!」
(ただ、これだと背中側が見えないよな)
そんな彼女を微笑ましく思いながらも、この装備唯一とも言える問題点について俺は考えていた。それは背中だ。全天周囲モニターなのに後ろを活用できないという事が凄く勿体無い気がして仕方がない。
生憎、今俺に見えるのはシャーリーの背中の服のしわと……もしかしてこれ、スカートを鞘が押し付けることによってできてる彼女のお尻のライン……
「……トオル……後ろは……禁止」
(み、見ないから、意識的になんて見ないから!)
俺にとっては女神以外の何物でもない彼女の美しすぎるヒップライン。それを目の当たりにして隠すことすら出来ない俺の情欲。そいつを感じ取った幼女の背からは黒き断罪の波動が放たれ、恐怖を感じた俺は瞬時に正面へと向き直り、後方から迫りくる甘美な欲望をこれでもかと圧し殺した。
やべぇ、色んな意味でドキドキした。
「それなのですがトオル様、シャーロットさんと意識を同調させてはもらえませんか?」
(同調って、いつも戦ってる時のシンクロの感じでいいのか?)
「はい」
(えっと、それじゃあシャーリー、お邪魔します)
怒られた直後ということもあり、敬語で断りを入れてから目を瞑る。スクルドの言葉に従って力を抜き、シャーリーに心も体も全てを預けると――
(え!……スクルドの顔が……なんで)
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