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藤田先生と千晴
【5】久しぶりのデート。*R18
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「奥まで入ってるよ」
いつも、こんなこと言わないのに。
窓を見ると爽やかな秋晴れの空。
目線を落とすと、筋の張った右手の甲が、ちゅくちゅくと音を立て窮屈そうに動いている。
「あぁ。あぁ、あぁ…」
先生のリズムに合わせて声を漏らす。
「千晴、ここから溢れてる」
「やああ……」
「こんなに濡れて……」
ずるりと指が抜け、目の前にぬらぬらと光る指を見せつけられた。
「すごい量だな」
「あ、あ…先生…………じゃなかった」
二度目の言い間違いに、先生はくしゃっと目尻を下げ笑う。
そして、今度は指を増やして膣口を広げだす。
そこがさっきよりきつく感じる。
出産していても、痛みや違和感はなくなりはしない。
三本はきつい。
お尻をよじった時、吐息交じりの囁きが注がれた。
「…………須賀、」
懐かしい呼び名に、奥が蠢き、シーツを掴んで先生の指を締め付ける。
旧姓で呼ばれただけで感じているなんて、恥ずかしい。
先生は私の興奮に気づいていた。
指を入れたまま、充血して飛び出した蕾を何度も念入りに指で撫で付ける。
それが追い風となり、駆け足で絶頂の階段を上る。
「そんなにしないで、いっちゃう、いっちゃう……!」
蕾を弄る指の速度が目に見えて増す。同じように私の喘ぎ声も加速し、崖から落ちるような怖さを抱く。
絶頂はすぐそこだ。
お尻に当たっていた先生のそれが、硬く反り上がっているのがわかった。
もう、もう……ダメ。
間近に迫る快楽から逃れるかのように体がしなるが、逞しい体にがっちりと固定されてしまって動けず、ひたすらに水音は続く。
全く許してくれない先生の愛撫で、ついに決壊した。
「―――っ、んん」
足の爪先に力が入り、どうしようもない収縮が下腹部を襲う。
熱く、真っ白になりそうな絶頂感の中、意識はふわふわと浮いているのに、いつにも増した硬さを持つ先生の先がぐぷりと埋められ、現実へ引き戻される。
「いや、今イッてるのにっ……」
先生は背面座位のまま、後ろから私の両脚を抱えながら、下から腰を押しつけ、痙攣している蜜穴に容赦なく沈める。
「うん……ひくひくしながら締めつけてるよ」
「そんなの、言わないで……」
いつもはあまりそんなことも言われないのに、今日は言葉ひとつにも感じてしまう。
「ひぁ……っ」
奥まで容易く先生のものが届き、私の中はエクスタシーを迎えながら先生の太さに広がっている。
沈め切った後は、先生は動かずに私の耳朶を執拗に食み、後ろから胸の先の蕾を弄った。
眼前に広がっている、どこまでも続いていそうな美しい秋空が、この卑猥な行いの後ろめたさと欲情を助長する。
惚けながらその空を見ていると、また現実に引き戻さんばかりに下から突き上げられた。
「あっ、」
その後、ずぷ…ずぷ…とゆっくりと律動が始まり、先生は私の両腕を後ろへと引いて立ちあがった。
立ちバックのように後ろから突かれ、ささやかな胸が揺れる。
それでも秋空は美しくて、柔らかい光が私たちを照らしている。
「あ、あん、ぁあ……」
「気持ちいいよ、千晴……」
先生の上ずり声に、幸福感で満たされる。
昼間からこんなことして、って、得体のしれない後ろめたさはあるけれど。
こんな幸せなセックスは久しぶりで、涙が出てしまう。
こんな私を、いつまでも女として扱ってくれる先生が、愛しくて仕方ない。
「千晴。感じてる顔見せて」
次は、ベッドの上へ。
先生も上気していてとてもセクシーだ。
頬を包むように撫でられ、全てを先生に委ねるようにして抱かれる。
つながるその部分から垂れ落ちた蜜がシーツを濡らし、先生の律動は激しさを増す。
ギシギシ軋むベッドの上で、その軋みが聞こえなくなった時、私の中の一番奥で、先生の精が勢いよく解き放たれた。
いつも、こんなこと言わないのに。
窓を見ると爽やかな秋晴れの空。
目線を落とすと、筋の張った右手の甲が、ちゅくちゅくと音を立て窮屈そうに動いている。
「あぁ。あぁ、あぁ…」
先生のリズムに合わせて声を漏らす。
「千晴、ここから溢れてる」
「やああ……」
「こんなに濡れて……」
ずるりと指が抜け、目の前にぬらぬらと光る指を見せつけられた。
「すごい量だな」
「あ、あ…先生…………じゃなかった」
二度目の言い間違いに、先生はくしゃっと目尻を下げ笑う。
そして、今度は指を増やして膣口を広げだす。
そこがさっきよりきつく感じる。
出産していても、痛みや違和感はなくなりはしない。
三本はきつい。
お尻をよじった時、吐息交じりの囁きが注がれた。
「…………須賀、」
懐かしい呼び名に、奥が蠢き、シーツを掴んで先生の指を締め付ける。
旧姓で呼ばれただけで感じているなんて、恥ずかしい。
先生は私の興奮に気づいていた。
指を入れたまま、充血して飛び出した蕾を何度も念入りに指で撫で付ける。
それが追い風となり、駆け足で絶頂の階段を上る。
「そんなにしないで、いっちゃう、いっちゃう……!」
蕾を弄る指の速度が目に見えて増す。同じように私の喘ぎ声も加速し、崖から落ちるような怖さを抱く。
絶頂はすぐそこだ。
お尻に当たっていた先生のそれが、硬く反り上がっているのがわかった。
もう、もう……ダメ。
間近に迫る快楽から逃れるかのように体がしなるが、逞しい体にがっちりと固定されてしまって動けず、ひたすらに水音は続く。
全く許してくれない先生の愛撫で、ついに決壊した。
「―――っ、んん」
足の爪先に力が入り、どうしようもない収縮が下腹部を襲う。
熱く、真っ白になりそうな絶頂感の中、意識はふわふわと浮いているのに、いつにも増した硬さを持つ先生の先がぐぷりと埋められ、現実へ引き戻される。
「いや、今イッてるのにっ……」
先生は背面座位のまま、後ろから私の両脚を抱えながら、下から腰を押しつけ、痙攣している蜜穴に容赦なく沈める。
「うん……ひくひくしながら締めつけてるよ」
「そんなの、言わないで……」
いつもはあまりそんなことも言われないのに、今日は言葉ひとつにも感じてしまう。
「ひぁ……っ」
奥まで容易く先生のものが届き、私の中はエクスタシーを迎えながら先生の太さに広がっている。
沈め切った後は、先生は動かずに私の耳朶を執拗に食み、後ろから胸の先の蕾を弄った。
眼前に広がっている、どこまでも続いていそうな美しい秋空が、この卑猥な行いの後ろめたさと欲情を助長する。
惚けながらその空を見ていると、また現実に引き戻さんばかりに下から突き上げられた。
「あっ、」
その後、ずぷ…ずぷ…とゆっくりと律動が始まり、先生は私の両腕を後ろへと引いて立ちあがった。
立ちバックのように後ろから突かれ、ささやかな胸が揺れる。
それでも秋空は美しくて、柔らかい光が私たちを照らしている。
「あ、あん、ぁあ……」
「気持ちいいよ、千晴……」
先生の上ずり声に、幸福感で満たされる。
昼間からこんなことして、って、得体のしれない後ろめたさはあるけれど。
こんな幸せなセックスは久しぶりで、涙が出てしまう。
こんな私を、いつまでも女として扱ってくれる先生が、愛しくて仕方ない。
「千晴。感じてる顔見せて」
次は、ベッドの上へ。
先生も上気していてとてもセクシーだ。
頬を包むように撫でられ、全てを先生に委ねるようにして抱かれる。
つながるその部分から垂れ落ちた蜜がシーツを濡らし、先生の律動は激しさを増す。
ギシギシ軋むベッドの上で、その軋みが聞こえなくなった時、私の中の一番奥で、先生の精が勢いよく解き放たれた。
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