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第2章、村上編
【9】自覚
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これは恋愛じゃない。
そもそも恋愛など、人間が子孫を残すためのシステムで、欲情は本能の衝動だ。
―――そう思っていたのに。
白川の唇をこれでもかというほど塞ぎ、吸い、舌を絡める。
それでも勝手に腰は動き、白川の身体は俺の動きに遅れて揺れている。
「浩輔さんっ…、私の事、好き…?」
少し唇が離れた隙に、白川は涙を浮かべて俺に尋ねた。
「ああ、好きだよ。好きだよ…。何でこんなエロいんだよ、ガキのくせに」
エロいんだか、好きなんだか、気持ちいいんだか、愛してるんだか、…よくわかんねえ。
ただ、こいつが俺だけのものになればいいと思った。
がむしゃらに腰を振り続け、白川の内側を犯し続ける。
やがて来た大きな絶頂に、俺は抗えずに白濁を解き放ち、彼女の上へ重なり落ちた。
体力のない俺は、肩で息をしながら白川に身体を預ける。
オッサンが、情けねえな…と思っていると、柔らかな唇が額に触れた。
見ると、白川が俺を愛しげに見つめ、にっこりと微笑んでいた。
その後、いくつか会話もしたし、また白川の身体を味わった。
すぐに二回戦ができるほど若くもないので、彼女をイカせるだけに留まったが。
ついにセックスしてしまった戸惑いを抱きながら、彼女への想いを誤魔化すように、素直な態度も言葉も全く出せなかった。
ガキなのは俺の方だった。
帰りの車の中で、白川は「楽しかったね」と笑顔を見せた。
「浩輔さんも気持ちよかったなら、私がいる意味があってよかったなあ…」
そう言う彼女が、堪らなく愛おしかった。
しかし、もう濃密な時間を終え、現実に戻らねばならない。
「好きだ」という言葉が喉まで出掛かったが、溜息をついて押し込め、「これは恋愛じゃない」と彼女に繰り返した。
彼女は、そんなつまらない事しか言えない俺に、ずっとにこにこと微笑んでいた。
白川の家に着き、彼女の母親に挨拶をした。
俺が先程、娘に禁忌を犯したことに気付くはずもない母親を見ていると、小さな棘となって刺さっていた罪悪感は邪悪に膨らんだ。
吐き気がする……
己の汚さに。
挨拶を終えて、白川は、車に戻る俺の後をパタパタと着いてきた。
「先生すごいね。知らん顔できるの…」
――すごい、か。
大人になった分、姑息な笑顔も作れるようになっただけで。
寂しがり屋の彼女の瞳はキラキラさせながら俺を見上げ、愛しさと、一方で憎さを覚える。
俺は、意地悪く口角を上げて、白川を見下ろした。
「当然。碧はまだ余韻が残ってるね。先に顔洗ってきた方がいいよ」
ぱっと両頬を押さえて恥ずかしがる白川を残し、運転席に着く。
尚も俺を信じ切った目をしてついてきた白川のパンティに手を突っ込んだ。
「あっ…」
「シッ。聞かれるよ。その声」
中指を深く挿入して掻き回して、抜いた。
蜜を纏った指を、ぼおっと俺を見上げている白川の、ピンク色の唇に押しつけた。
彼女は俺の指先にチュッとキスをし、指を吸いこんでゆく。
奥の方まで含み終えると、ゆっくりと引き抜き、瞳を潤ませて俺を見つめる。
ドクンと胸を打ったが、唇を噛み締めて振り切った。
「……明日、学校で。」
「はい……」
バタンとドアを閉め、そこに佇む白川を確かめてから車を出した。
この手で、あいつの願いを叶えた。
これで………あいつは満たされたのか?
もっと大きな空虚に襲われるんじゃないか?
小さな傷から膨らんだ罪悪感は、鋭い痛みとなって憎悪してゆく。
家に帰り、乱れたままの和室が視界に飛び込んでくる。
剥がれたシーツに、いくつもの染みが残されている。畳の上に投げ出されたように落ちている、括られたコンドーム。
冷静になってから見るこの光景は、淫靡を通り越し、極めて汚らわしいものだった。
――――何て事をしてしまったんだ。
あいつが寂しがるだとか、理由をつけて、本当に抱きたかったのは俺の方じゃなかったのか。
教え子に恋愛感情を抱いて、頼られる事に喜びを覚えて、欲情して……
一線を越えたかったのは……自分だ。
俺は力なくその場に座り込み、深い後悔の念に苛まれた。
その翌朝。
あんな事があった翌日だが、俺はいつも通りに学校に着いた。
校内の見回りをしていたところ、浅野が登校してきた。
「来たのか。早いな、まだ7時台―――」
と話しかけたが、俺を見るなり殴りかかってきた。
「!」
浅野の拳はヒットはしなかったが、メガネが落ち、カシャンと音を立ててひびが入った。
酷く興奮した顔で俺を睨み立ち竦む浅野を見て、昨日の痴態が知れた事をすぐに察した。
「―――すまない」
浅野を裏切った事は申し訳ない。
しかし、こいつにも一因があると思っていた俺は、もう一発殴ろうとした浅野の手を捕らえようとしたが、避けきれなかった。
頬に鈍い音が鳴り、少しよろめく。唇に痛みを感じた。
「はあっ…はあ……今度手ぇ出したらこんなもんじゃねぇぞ!」
「……そう言うなら、お前が捕まえとけよ」
ふっと笑いながら、切れた唇を触る。
なりふり構わず俺を殴りに来た浅野。
俺はもう、たとえ好きな女のためだとしても、こんな行動は取れない。
「捕まえとけって……俺はそばにいられないんだよ!」
「そばにいなくてもだ。ちゃんと捕まえとけ、バカが。不安にさせるようなことすんな」
そう言うと、浅野は整った顔を俯かせ、悔しそうに唇を噛んだ。女を連れ込んだりしていた己の過失は認めざるを得ないようだった。
「――それより、これからどうするんだ。転校するんだろ」
浅野はどうでもよさそうにしていたが、教師としてはそこは放置できないので、進路指導室に連れ込んだ。
運動場から聞こえてくる、朝連中の野球部の掛け声を聞きながら、退学手続き、編入先についてのアドバイスをした。
保護者と連絡も取らなければならない。
説明する俺を気怠そうに見て、浅野は溜息をつく。
「高校は行かねえよ。適当にするからいいよ、もう学校なんて行きたくねえし」
「高校は出とけよ。医者になるんだろ」
そう言うと、浅野は嘲笑気味に反論する。
「いつの話だよ、そんな事言ってたのはガキの頃の話だろ」
「お前は今もガキだろう」
浅野はふてぶてしくパイプの椅子に座り、足を投げ出して組んでいる。
「お前が医者、いいと思うよ」と言うと、浅野はフンとそっぽを向いた。
「俺も研究所でがんばるから。お前もがんばれ」
すると、浅野が目を見開いて組んでいた足を解く。
「…え?センセー辞めんの?」
「ああ。ここにいるのは1学期までだからな。お前がいなくなったらすぐ俺も消えるんだよ」
「…………」
「俺は、やりたい事をやるよ。お前もそうしろ。お前らはまだ何も始まってないし、何も終わってない」
浅野の、色素の薄いその瞳が赤くなったのが目に入った。
すぐに顔を伏せて、見えなくなったが。
「泣いとけ。母ちゃんの前では泣けねえんだろ」
「………」
「辛かったら、いつでも連絡しろ。―――昨日の事は、白川を責めないでやってくれ。事故のようなもんだから」
「……事故とか言うなよ。思いつきで生徒に手ー出してんじゃねえよロリコン…」
顔を伏せながら涙声で言い返してくる。
「大丈夫だよ。もう、お前を裏切らないから………すまなかった」
浅野は何も答えなかった。
進路指導室の窓から見える風景は、若葉が萌え、新緑の山々が広がっていた。成長著しい緑は、まるで学園の生徒たちのようだ。
白川はその日休んでいた。
少しためらったが、晩にメールで様子を窺ったら、すぐに電話が掛かってきた。
『先生…昨日はごめんなさい』
真っ先に謝る白川。先に謝ろうと思っていたのに。
「いいや。俺こそ…大人げないことをした。本当に…悪かった」
『私が望んだ事だよ、先生…。謝らないで。先生は何も悪くないよ』
何も悪くないわけがない。俺も望んでいたのだ。結ばれる事を。
これから、俺が彼女にしてやれることは………
大人として、未来に導くことだ。
「もう、辛くてもふらふらするなよ。それと…もう少し浅野の事、信じてやりなさい」
最後にそう言い、電話を切った。
俺は、確かに彼女を好きだった。
最初、彼女に詩織を重ねていたことも、滑稽で笑えて来る。
「さあ……煙草吸ってから仕事するか……」
バルコニーに出て煙草に火をつける。細く浮かぶ三日月が俺を睨み、春の夜空に無数の星が散りばめられていた。
これからは、やりたかった研究をして、自分の人生を歩んで行くのだ。
俺も、何も終わってはいない。
ただ前に進むのだ。
そもそも恋愛など、人間が子孫を残すためのシステムで、欲情は本能の衝動だ。
―――そう思っていたのに。
白川の唇をこれでもかというほど塞ぎ、吸い、舌を絡める。
それでも勝手に腰は動き、白川の身体は俺の動きに遅れて揺れている。
「浩輔さんっ…、私の事、好き…?」
少し唇が離れた隙に、白川は涙を浮かべて俺に尋ねた。
「ああ、好きだよ。好きだよ…。何でこんなエロいんだよ、ガキのくせに」
エロいんだか、好きなんだか、気持ちいいんだか、愛してるんだか、…よくわかんねえ。
ただ、こいつが俺だけのものになればいいと思った。
がむしゃらに腰を振り続け、白川の内側を犯し続ける。
やがて来た大きな絶頂に、俺は抗えずに白濁を解き放ち、彼女の上へ重なり落ちた。
体力のない俺は、肩で息をしながら白川に身体を預ける。
オッサンが、情けねえな…と思っていると、柔らかな唇が額に触れた。
見ると、白川が俺を愛しげに見つめ、にっこりと微笑んでいた。
その後、いくつか会話もしたし、また白川の身体を味わった。
すぐに二回戦ができるほど若くもないので、彼女をイカせるだけに留まったが。
ついにセックスしてしまった戸惑いを抱きながら、彼女への想いを誤魔化すように、素直な態度も言葉も全く出せなかった。
ガキなのは俺の方だった。
帰りの車の中で、白川は「楽しかったね」と笑顔を見せた。
「浩輔さんも気持ちよかったなら、私がいる意味があってよかったなあ…」
そう言う彼女が、堪らなく愛おしかった。
しかし、もう濃密な時間を終え、現実に戻らねばならない。
「好きだ」という言葉が喉まで出掛かったが、溜息をついて押し込め、「これは恋愛じゃない」と彼女に繰り返した。
彼女は、そんなつまらない事しか言えない俺に、ずっとにこにこと微笑んでいた。
白川の家に着き、彼女の母親に挨拶をした。
俺が先程、娘に禁忌を犯したことに気付くはずもない母親を見ていると、小さな棘となって刺さっていた罪悪感は邪悪に膨らんだ。
吐き気がする……
己の汚さに。
挨拶を終えて、白川は、車に戻る俺の後をパタパタと着いてきた。
「先生すごいね。知らん顔できるの…」
――すごい、か。
大人になった分、姑息な笑顔も作れるようになっただけで。
寂しがり屋の彼女の瞳はキラキラさせながら俺を見上げ、愛しさと、一方で憎さを覚える。
俺は、意地悪く口角を上げて、白川を見下ろした。
「当然。碧はまだ余韻が残ってるね。先に顔洗ってきた方がいいよ」
ぱっと両頬を押さえて恥ずかしがる白川を残し、運転席に着く。
尚も俺を信じ切った目をしてついてきた白川のパンティに手を突っ込んだ。
「あっ…」
「シッ。聞かれるよ。その声」
中指を深く挿入して掻き回して、抜いた。
蜜を纏った指を、ぼおっと俺を見上げている白川の、ピンク色の唇に押しつけた。
彼女は俺の指先にチュッとキスをし、指を吸いこんでゆく。
奥の方まで含み終えると、ゆっくりと引き抜き、瞳を潤ませて俺を見つめる。
ドクンと胸を打ったが、唇を噛み締めて振り切った。
「……明日、学校で。」
「はい……」
バタンとドアを閉め、そこに佇む白川を確かめてから車を出した。
この手で、あいつの願いを叶えた。
これで………あいつは満たされたのか?
もっと大きな空虚に襲われるんじゃないか?
小さな傷から膨らんだ罪悪感は、鋭い痛みとなって憎悪してゆく。
家に帰り、乱れたままの和室が視界に飛び込んでくる。
剥がれたシーツに、いくつもの染みが残されている。畳の上に投げ出されたように落ちている、括られたコンドーム。
冷静になってから見るこの光景は、淫靡を通り越し、極めて汚らわしいものだった。
――――何て事をしてしまったんだ。
あいつが寂しがるだとか、理由をつけて、本当に抱きたかったのは俺の方じゃなかったのか。
教え子に恋愛感情を抱いて、頼られる事に喜びを覚えて、欲情して……
一線を越えたかったのは……自分だ。
俺は力なくその場に座り込み、深い後悔の念に苛まれた。
その翌朝。
あんな事があった翌日だが、俺はいつも通りに学校に着いた。
校内の見回りをしていたところ、浅野が登校してきた。
「来たのか。早いな、まだ7時台―――」
と話しかけたが、俺を見るなり殴りかかってきた。
「!」
浅野の拳はヒットはしなかったが、メガネが落ち、カシャンと音を立ててひびが入った。
酷く興奮した顔で俺を睨み立ち竦む浅野を見て、昨日の痴態が知れた事をすぐに察した。
「―――すまない」
浅野を裏切った事は申し訳ない。
しかし、こいつにも一因があると思っていた俺は、もう一発殴ろうとした浅野の手を捕らえようとしたが、避けきれなかった。
頬に鈍い音が鳴り、少しよろめく。唇に痛みを感じた。
「はあっ…はあ……今度手ぇ出したらこんなもんじゃねぇぞ!」
「……そう言うなら、お前が捕まえとけよ」
ふっと笑いながら、切れた唇を触る。
なりふり構わず俺を殴りに来た浅野。
俺はもう、たとえ好きな女のためだとしても、こんな行動は取れない。
「捕まえとけって……俺はそばにいられないんだよ!」
「そばにいなくてもだ。ちゃんと捕まえとけ、バカが。不安にさせるようなことすんな」
そう言うと、浅野は整った顔を俯かせ、悔しそうに唇を噛んだ。女を連れ込んだりしていた己の過失は認めざるを得ないようだった。
「――それより、これからどうするんだ。転校するんだろ」
浅野はどうでもよさそうにしていたが、教師としてはそこは放置できないので、進路指導室に連れ込んだ。
運動場から聞こえてくる、朝連中の野球部の掛け声を聞きながら、退学手続き、編入先についてのアドバイスをした。
保護者と連絡も取らなければならない。
説明する俺を気怠そうに見て、浅野は溜息をつく。
「高校は行かねえよ。適当にするからいいよ、もう学校なんて行きたくねえし」
「高校は出とけよ。医者になるんだろ」
そう言うと、浅野は嘲笑気味に反論する。
「いつの話だよ、そんな事言ってたのはガキの頃の話だろ」
「お前は今もガキだろう」
浅野はふてぶてしくパイプの椅子に座り、足を投げ出して組んでいる。
「お前が医者、いいと思うよ」と言うと、浅野はフンとそっぽを向いた。
「俺も研究所でがんばるから。お前もがんばれ」
すると、浅野が目を見開いて組んでいた足を解く。
「…え?センセー辞めんの?」
「ああ。ここにいるのは1学期までだからな。お前がいなくなったらすぐ俺も消えるんだよ」
「…………」
「俺は、やりたい事をやるよ。お前もそうしろ。お前らはまだ何も始まってないし、何も終わってない」
浅野の、色素の薄いその瞳が赤くなったのが目に入った。
すぐに顔を伏せて、見えなくなったが。
「泣いとけ。母ちゃんの前では泣けねえんだろ」
「………」
「辛かったら、いつでも連絡しろ。―――昨日の事は、白川を責めないでやってくれ。事故のようなもんだから」
「……事故とか言うなよ。思いつきで生徒に手ー出してんじゃねえよロリコン…」
顔を伏せながら涙声で言い返してくる。
「大丈夫だよ。もう、お前を裏切らないから………すまなかった」
浅野は何も答えなかった。
進路指導室の窓から見える風景は、若葉が萌え、新緑の山々が広がっていた。成長著しい緑は、まるで学園の生徒たちのようだ。
白川はその日休んでいた。
少しためらったが、晩にメールで様子を窺ったら、すぐに電話が掛かってきた。
『先生…昨日はごめんなさい』
真っ先に謝る白川。先に謝ろうと思っていたのに。
「いいや。俺こそ…大人げないことをした。本当に…悪かった」
『私が望んだ事だよ、先生…。謝らないで。先生は何も悪くないよ』
何も悪くないわけがない。俺も望んでいたのだ。結ばれる事を。
これから、俺が彼女にしてやれることは………
大人として、未来に導くことだ。
「もう、辛くてもふらふらするなよ。それと…もう少し浅野の事、信じてやりなさい」
最後にそう言い、電話を切った。
俺は、確かに彼女を好きだった。
最初、彼女に詩織を重ねていたことも、滑稽で笑えて来る。
「さあ……煙草吸ってから仕事するか……」
バルコニーに出て煙草に火をつける。細く浮かぶ三日月が俺を睨み、春の夜空に無数の星が散りばめられていた。
これからは、やりたかった研究をして、自分の人生を歩んで行くのだ。
俺も、何も終わってはいない。
ただ前に進むのだ。
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