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盗賊団と辺境伯家の兄妹 プレセア暦三〇四六年 コーネル邸
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それはのどかな昼下がりのことだった。
小高い丘の頂にある一軒家。この地域の領主の邸宅だった。
それを遠目に見る五つの影。
邸までは広大な麦畑がひろがっていて、見晴らしが良く、人の姿はすぐに目につく。
日射しが暖かく、わずかな風にそよぐ麦。
そんな平和な光景に似合わない異分子。周囲には他に人影はなかった。
影たちは囁き合う。
「中にいるのは?」
「給仕女二人に領主の子二人。上が十歳の男児、下が八歳の女児」
「魔法が使えそうなのは?」
「八歳の女児だけだ。あとは凡人」
「遠隔鑑定したのか?」
「女児には初級魔法が見えたが男児には全く何も見えなかった」
「コーネル家は代々魔法に秀でた家系と聞いていたぞ、上の娘三人は王都学院の特待生だったはずだが」
「彼らは皆、出払っている。留守だ」
「ほとんど事件のない田舎の昼下がりだからな。平和ボケも仕方がないだろう」
「行くか?」
「ああ」
麦の海が凪いだ。
五つの影はそれぞれ異なる経路より邸に侵入した。
異変を察知したのは午睡をしていた妹の方だった。ベッドから起き上がると隣室の兄を訪ねた。
「ロアルドお兄さま」
「どうした?」兄は呑気な顔を妹に向けた。
「怖い。誰かが邸内に」
「何か見えたんだな」
妹の魔力は概ね初級レベルだったが危険察知能力は比較的秀でていた。それが何かを感じとったらしいことを兄は知った。
兄妹は二階にいたのだが、下の階から悲鳴が聞こえた。物音があちこちから聞こえた。
「男が五人、入ってきた」妹は兄に抱きついた。「アダとマーサが倒れているわ」
「押し込み強盗のようだ」兄は呟いた。
一階にいた使用人二人は難なく片付けた。エアロで吹き飛ばしたら頭を打って動けなくなった。
五人のうち三人が邸内を物色する。残り二人は二階にいる幼い兄妹のところへ足を向けた。
「さらって金をせしめるか?」
「いや、辺境伯夫妻と三人の娘を相手にするのはまずい」
「ならばひと思いにやるか」
男二人は女児がいた部屋に入った。
そこに女児の姿はなかった。十歳くらいの可愛らしい女の子のような男児一人がいるだけだった。
「何か御用ですか?」なぜか男児は落ち着いていた。
「お前たちに恨みはないがこのうちにある金目のものは残らずいただいていくぜ」
「恨みがない割にはひどいことをしますね。下にいた者たちに深傷を追わせたでしょう? 命を奪ってもかまわないと思っているやからがすることです」
「お前、口は達者だな。さすがはコーネル辺境伯の跡取りだ」
「僕では跡は継げませんよ」
「お前には魔力が全くないからな」
「見ました?」男児は初めてうろたえたような顔をした。「僕のステータス」
「ああ、使える魔法なし、魔力ゼロ。見事なものだ、こんな凡人」
「遠隔鑑定眼をお持ちなんですね。そんな上級魔法の使い手なのにどうして物盗りなどされているのですか?」
「お前の知ったことじゃない」
「宮廷の高官につく道もあったでしょうに」
「いいから黙れ」
男が差し出した手から風が放たれ、男児は呆気なく背後にあった壁まで飛ばされた。
「こんな初歩の初級魔法も受けきれないお前には言われたくないわ」
「それよりお前の妹はどこに行った?」もう一人が訊いた。
「妹は怖がりでね」男児はよろよろと身を起こした。「隠れるように言いつけましたよ」
「どこに……」と訊こうとしたもう一人の男は何かの衝撃を受けてその場に崩れ落ちた。
「どうした?」鑑定眼を持つ男が叫んだ。
「サンダーを受けた。たいした威力ではないが……」
言っているそばから再び衝撃が走る。
「ぐは!」立ち上がろうとしてまた床にひれ伏す。
「防御できないだと?」
鑑定眼を持つ男の目の前で、もう一人の男は三度目の攻撃を受けた。
威力は小さいが何度も当たればそれなりの効果を発揮する。
「ぼ、防御魔法が、発動しない……」
「妹はどこにいる?」鑑定眼を持つ男が男児を睨んだ。
「ですから隠しましたよ」
床に倒れている男に四度目、五度目のサンダーが落ちた。
男は気を失っていて、その体が何度も跳ねた。
「お前は魔法を使えない。使っているのは妹の方だ。どこに隠れているか言わないのなら部屋ごと叩くしかない」
鑑定眼を持つ男が右手を掲げ、何やら詠唱を始めた。
大きな魔法ほど発動に時間がかかる。逆に言えば時間がかかるのはそれだけ威力のある魔法を使おうとしていることを意味する。
しかしその魔法が発動することはなかった。
「な、なぜだ!」鑑定眼を持つ男にサンダーが落ちた。
「ぼ、防御もできない! 魔法が使えない結界を張ったのか? そんな力、お前たちにはなかったはずだ」
男の鑑定眼はしっかりと発動した。男児に使える魔法はない。魔力もゼロ。女児の方は?
男児がいるのとは反対側のクローゼットから女児の気配が感じられた。その女児が使える魔法はサンダー、エアロ、……幻術。
「そうか、これは幻術なんだな。まさか初級レベルでここまでとはな」
「そう思ったのならそう思ってくれて良いですよ」男児は馬鹿にしたような顔をした。
「うるさい!」
鑑定眼を持つ男は男児に向けてエアロを放った。
しかし男児は平然と立っていた。
何度放っても男児に何の効果も現れなかった。
「防御魔法! しかしお前は使えないはず」鑑定眼は語る。
男児に魔力はない。何か特殊な異能があるのか? 特性は?
「何だ、その特性は? 『スナッチ』なんて聞いたことがない。『かっぱらい』『ひったくり』お前は泥棒の才能があるのか? お前の方が強盗団にふさわしいのかもな」男は冷笑した。
「見たんですね? 僕のを」男児は俯いた。
サンダーが再び男の体に落ちた。
「お前が魔法を使っているように見えるがそれは違う。お前は何らかの合図を出して妹に魔法を使わせているんだ」
またサンダーが落ちた。
「どうして防御できないんだ……」
この部屋の騒ぎを知って下の階から仲間の男たちが上がってきた。
「全部で五人ですか?」男児は訊いた。
「クローゼットの中にいる子供を取り押さえろ!」鑑定眼を持つ男が命じた。
二人がクローゼットに向かおうとしてその場に崩れ落ちた。
「こ、これはヘビーロード?」
すでに二人は衝撃で意識を失っていた。
「ほ、ほかに誰かいるのか?」
意識を保っていられたのは鑑定眼を持つ男と、後から駆けつけた男の二人だけになっていた。
「皆さん、凄い魔法をお持ちじゃないですか。羨ましい」男児が言った。「世のため人のために役立てたら良かったのに」
いつの間にか男児は部屋の中心にいた。その足元に倒れた男三人。
そしてサンダーが次々と立っている男たちに降り注ぐ。
男たちは防御もできずにしゃがみこんだ。
「何が起こっているんだ? これは幻術なのか?」
「そう、幻術ですよ。だから忘れてください。あ、忘れる魔法持ってないのですね?」
「何だと?」
残った二人の男も意識を失っていった。
クローゼットから女児が出てきた。
「ロージー、頑張ったな。助かったよ」
「それよりマーサたちを」
「そうだった」
男児と女児は階下に降りた。頭から血を流して倒れている使用人が二人。
「どうしましょう。死んじゃうわ」
「大丈夫だ。あいつらの中にヒーラーがいた。ヒールを借りる。ちょうどこの上の部屋にあいつらが倒れている」
男児は倒れている使用人のところに近寄り、手をかざした。
傷が癒えていく。
女児はほっとひと安心して胸を撫で下ろした。
「父上たちが帰ってこられたらこいつらを処分してもらおう。記憶を消してもらえたら僕は嬉しい」
「そうね、お兄さま」
「お昼寝を邪魔されたな」
兄妹は顔を見合わせて笑った。
小高い丘の頂にある一軒家。この地域の領主の邸宅だった。
それを遠目に見る五つの影。
邸までは広大な麦畑がひろがっていて、見晴らしが良く、人の姿はすぐに目につく。
日射しが暖かく、わずかな風にそよぐ麦。
そんな平和な光景に似合わない異分子。周囲には他に人影はなかった。
影たちは囁き合う。
「中にいるのは?」
「給仕女二人に領主の子二人。上が十歳の男児、下が八歳の女児」
「魔法が使えそうなのは?」
「八歳の女児だけだ。あとは凡人」
「遠隔鑑定したのか?」
「女児には初級魔法が見えたが男児には全く何も見えなかった」
「コーネル家は代々魔法に秀でた家系と聞いていたぞ、上の娘三人は王都学院の特待生だったはずだが」
「彼らは皆、出払っている。留守だ」
「ほとんど事件のない田舎の昼下がりだからな。平和ボケも仕方がないだろう」
「行くか?」
「ああ」
麦の海が凪いだ。
五つの影はそれぞれ異なる経路より邸に侵入した。
異変を察知したのは午睡をしていた妹の方だった。ベッドから起き上がると隣室の兄を訪ねた。
「ロアルドお兄さま」
「どうした?」兄は呑気な顔を妹に向けた。
「怖い。誰かが邸内に」
「何か見えたんだな」
妹の魔力は概ね初級レベルだったが危険察知能力は比較的秀でていた。それが何かを感じとったらしいことを兄は知った。
兄妹は二階にいたのだが、下の階から悲鳴が聞こえた。物音があちこちから聞こえた。
「男が五人、入ってきた」妹は兄に抱きついた。「アダとマーサが倒れているわ」
「押し込み強盗のようだ」兄は呟いた。
一階にいた使用人二人は難なく片付けた。エアロで吹き飛ばしたら頭を打って動けなくなった。
五人のうち三人が邸内を物色する。残り二人は二階にいる幼い兄妹のところへ足を向けた。
「さらって金をせしめるか?」
「いや、辺境伯夫妻と三人の娘を相手にするのはまずい」
「ならばひと思いにやるか」
男二人は女児がいた部屋に入った。
そこに女児の姿はなかった。十歳くらいの可愛らしい女の子のような男児一人がいるだけだった。
「何か御用ですか?」なぜか男児は落ち着いていた。
「お前たちに恨みはないがこのうちにある金目のものは残らずいただいていくぜ」
「恨みがない割にはひどいことをしますね。下にいた者たちに深傷を追わせたでしょう? 命を奪ってもかまわないと思っているやからがすることです」
「お前、口は達者だな。さすがはコーネル辺境伯の跡取りだ」
「僕では跡は継げませんよ」
「お前には魔力が全くないからな」
「見ました?」男児は初めてうろたえたような顔をした。「僕のステータス」
「ああ、使える魔法なし、魔力ゼロ。見事なものだ、こんな凡人」
「遠隔鑑定眼をお持ちなんですね。そんな上級魔法の使い手なのにどうして物盗りなどされているのですか?」
「お前の知ったことじゃない」
「宮廷の高官につく道もあったでしょうに」
「いいから黙れ」
男が差し出した手から風が放たれ、男児は呆気なく背後にあった壁まで飛ばされた。
「こんな初歩の初級魔法も受けきれないお前には言われたくないわ」
「それよりお前の妹はどこに行った?」もう一人が訊いた。
「妹は怖がりでね」男児はよろよろと身を起こした。「隠れるように言いつけましたよ」
「どこに……」と訊こうとしたもう一人の男は何かの衝撃を受けてその場に崩れ落ちた。
「どうした?」鑑定眼を持つ男が叫んだ。
「サンダーを受けた。たいした威力ではないが……」
言っているそばから再び衝撃が走る。
「ぐは!」立ち上がろうとしてまた床にひれ伏す。
「防御できないだと?」
鑑定眼を持つ男の目の前で、もう一人の男は三度目の攻撃を受けた。
威力は小さいが何度も当たればそれなりの効果を発揮する。
「ぼ、防御魔法が、発動しない……」
「妹はどこにいる?」鑑定眼を持つ男が男児を睨んだ。
「ですから隠しましたよ」
床に倒れている男に四度目、五度目のサンダーが落ちた。
男は気を失っていて、その体が何度も跳ねた。
「お前は魔法を使えない。使っているのは妹の方だ。どこに隠れているか言わないのなら部屋ごと叩くしかない」
鑑定眼を持つ男が右手を掲げ、何やら詠唱を始めた。
大きな魔法ほど発動に時間がかかる。逆に言えば時間がかかるのはそれだけ威力のある魔法を使おうとしていることを意味する。
しかしその魔法が発動することはなかった。
「な、なぜだ!」鑑定眼を持つ男にサンダーが落ちた。
「ぼ、防御もできない! 魔法が使えない結界を張ったのか? そんな力、お前たちにはなかったはずだ」
男の鑑定眼はしっかりと発動した。男児に使える魔法はない。魔力もゼロ。女児の方は?
男児がいるのとは反対側のクローゼットから女児の気配が感じられた。その女児が使える魔法はサンダー、エアロ、……幻術。
「そうか、これは幻術なんだな。まさか初級レベルでここまでとはな」
「そう思ったのならそう思ってくれて良いですよ」男児は馬鹿にしたような顔をした。
「うるさい!」
鑑定眼を持つ男は男児に向けてエアロを放った。
しかし男児は平然と立っていた。
何度放っても男児に何の効果も現れなかった。
「防御魔法! しかしお前は使えないはず」鑑定眼は語る。
男児に魔力はない。何か特殊な異能があるのか? 特性は?
「何だ、その特性は? 『スナッチ』なんて聞いたことがない。『かっぱらい』『ひったくり』お前は泥棒の才能があるのか? お前の方が強盗団にふさわしいのかもな」男は冷笑した。
「見たんですね? 僕のを」男児は俯いた。
サンダーが再び男の体に落ちた。
「お前が魔法を使っているように見えるがそれは違う。お前は何らかの合図を出して妹に魔法を使わせているんだ」
またサンダーが落ちた。
「どうして防御できないんだ……」
この部屋の騒ぎを知って下の階から仲間の男たちが上がってきた。
「全部で五人ですか?」男児は訊いた。
「クローゼットの中にいる子供を取り押さえろ!」鑑定眼を持つ男が命じた。
二人がクローゼットに向かおうとしてその場に崩れ落ちた。
「こ、これはヘビーロード?」
すでに二人は衝撃で意識を失っていた。
「ほ、ほかに誰かいるのか?」
意識を保っていられたのは鑑定眼を持つ男と、後から駆けつけた男の二人だけになっていた。
「皆さん、凄い魔法をお持ちじゃないですか。羨ましい」男児が言った。「世のため人のために役立てたら良かったのに」
いつの間にか男児は部屋の中心にいた。その足元に倒れた男三人。
そしてサンダーが次々と立っている男たちに降り注ぐ。
男たちは防御もできずにしゃがみこんだ。
「何が起こっているんだ? これは幻術なのか?」
「そう、幻術ですよ。だから忘れてください。あ、忘れる魔法持ってないのですね?」
「何だと?」
残った二人の男も意識を失っていった。
クローゼットから女児が出てきた。
「ロージー、頑張ったな。助かったよ」
「それよりマーサたちを」
「そうだった」
男児と女児は階下に降りた。頭から血を流して倒れている使用人が二人。
「どうしましょう。死んじゃうわ」
「大丈夫だ。あいつらの中にヒーラーがいた。ヒールを借りる。ちょうどこの上の部屋にあいつらが倒れている」
男児は倒れている使用人のところに近寄り、手をかざした。
傷が癒えていく。
女児はほっとひと安心して胸を撫で下ろした。
「父上たちが帰ってこられたらこいつらを処分してもらおう。記憶を消してもらえたら僕は嬉しい」
「そうね、お兄さま」
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