33 / 41
揺れる心
7
しおりを挟む
海藤さんの口調は、思わず相談したくなってしまうほど優しい。
でも、彼は甘えてはいけない人だ。絶対に。
「別に、何もありません。あの人とは、最初から何もなかったんです」
『どういうことですか』
電話の向こうで、海藤さんが前のめりになるのが分かった。
「もう、嶺倉さんと私は他人です。あなたとも関係ありません」
『ちょっと待ってください。京史と他人って、まさか……』
専務に責められ、ただでさえ参っているのだ。これ以上、誰にも責められたくない。早く電話を切らなければ――
「ごめんなさい。仕事に戻るので、これで失礼します。さよなら」
強引に通話を切った。
スマートフォンが何度か鳴動したけれど、それもいつしか止まる。
これでいい。
海藤さんも嶺倉さんも、じきに私を忘れるだろう。
枯れ女に訪れた奇跡のようなモテ期は、幻のまま終わるのだ。
午後7時5分前。
専務が指定した『茶房・縁結び』に着いた。
これから私は、嶺倉水産とのライセンス事業に関る偉い人達に、契約を台無しにしたことを謝り、言いわけしなければならない。
(ああ、憂鬱……)
どんなに言葉を尽くしても、彼らは納得しないだろう。せっかくのビジネスチャンスを、私のわがままで潰してしまうのだから。
だけど、もう後へは引けないのだ。とにかく謝り倒し、許してもらうほかない。
石造りの階段を上がり、お城の門のような入口から店内に入る。
店員に社名と名前を告げると、奥へ案内してくれた。広々とした喫茶スペースではなく、フロア奥の半個室を使うようだ。
「こちらでお待ちください」
店員が去り、静かな部屋にぽつんと残される。私はいよいよ緊張してきて、胃も痛み始めた。
(許されなかったら、どうしよう。重いペナルティを与えられるかも)
あれこれ考えていると、通路から足音が聞こえてきた。
店員と、もう一人の足音だ。まずは専務の登場だろうか。私はドキドキしながら、大人しく待機する。
「こちらのお部屋です。お連れ様がお待ちでございます」
「ありがとう」
(えっ?)
若い男の声。
しかも、聞き覚えのある。
私は目を見開き、部屋に現れたその人を見上げた。
「みっ、嶺倉さん!?」
「こんばんは、瑤子さん」
プリントシャツにデニムパンツ。髪を軽く整えただけの、カジュアルな彼がそこにいた。
(ビジネスモードじゃない。ということは、仕事の話で来たのはなく……じゃなくて!)
「どうしてあなたが、ここに……?」
嶺倉さんは答えず、店員に緑茶セットを頼んだ。
「縁結びのあんみつは絶品だそうだ。瑤子さんも、どう?」
「えっ? あ、はい。では私もそれで」
店員が出て行くと、再び静かな空間に戻る。
私はわけが分からず、目の前に座る彼をまじまじと眺めた。
「君と二人で話したいって、金田専務に頼んだんだ」
「はっ?」
驚きのあまり変な声が出た。嶺倉さんは真顔である。
「正面から当たっても、君は逃げ回るだろう。だから、必ず二人きりになれるよう、段取りしてもらったのさ」
つまり、専務と一緒に私を騙したのだ。
私は椅子を立ちかけるが、彼の鼻先に小さな傷があるのを見て、座り直す。おそらく、私が殴った時についた傷だ。
「昨夜は、すみませんでした。痛かった……ですよね」
嶺倉さんは苦笑し、頬を撫でる仕草をした。
「君に強烈なパンチを食らうのは二度目だな。でも、二度目はかなり痛かったよ」
「あ……」
――ばかっ、あんたなんて大ッ嫌い!!
私の胸もズキズキと痛んだ。今さら、遅いけれど。
緑茶セットが運ばれてきた。
寒天や果物が彩りよく配置されたあんみつが、二人の空気を和ませる。
「可愛いですね」
「ああ」
私達はもくもくと食べた。夕食の時間だけど、緊張のため食欲がない。お茶と甘味でじゅうぶんだし、美味しく感じられる。
嶺倉さんのことだから、それも分かった上で、この店を選んだのだろう。
「瑤子さん」
嶺倉さんがテーブルに乗り出したのは、あんみつを食べ終え、お茶を飲んでから。
私は、かなり落ち着いていた。
「はい」
「昨夜は俺も悪かった。焦って、短絡的な手段に出てしまったんだ。どうすればいいのか、混乱しちまって」
「え……?」
焦る? 混乱?
「あなたが、どうして焦るの?」
嶺倉さんはいつも余裕に見えた。
そんな彼に対し、私が勝手に悩んだり卑屈になったりして、ダメになったのだ。
「だから、瑤子さんは分かってないんだ。俺以外にも君の魅力に気付く男がいて、もしかしたら言い寄られてるんじゃないかと、焦る気持ちを」
赤くなり、ばつが悪そうにする嶺倉さん。
信じられないけれど、彼は本気で言っている。
(それに、言い寄られてるって……まさか、海藤さんのこと)
昨夜の、嶺倉さんの言葉を思い出した。
――蓮はいい男だよ。君と波長も合うだろう。それに俺と違って、お上品な紳士だからな。
どうやら彼は、海藤さんと私の間に何があったのか、大体察している。
皮肉な言い方は、それを黙っている私を責めていたのだ。
「君を早く抱いて、自分のものにしたかった。つまり、そんだけのこと」
投げやりな口調は照れ隠しだ。女性にモテモテの王子様が、まるで恋愛初心者のように赤面している。こちらにまで恥ずかしさが伝染し、いたたまれない。
「デ、デリカシーがないんですよ。一発とか、ヤるとか……」
私達は目を合わせ、ぷっと噴き出した。
あの時は大真面目だけど、コメディドラマのようなやり取りだったと思う。
「それにしても蓮のやつ、どういうつもりなんだか。女の趣味は同じだから、もしやと思ったけど、まさか親友の俺から婚約者を奪おうなんて……」
婚約者という言葉を聞き、私はふと現実に戻った。
そういえば、私は嶺倉さんとケンカして、別れる決意をして、会社に退職届まで提出している。
「嶺倉さん。その……お見合いというか、婚約の話ですが、私は……」
「ちょっと待ってくれ」
彼は手を振り、続きを遮った。
「君が不安なのは分かった。俺みたいな男が相手じゃ迷うこともあるだろ。でも、逃げるのはやめてくれよ」
「……あ」
私は言いわけもできず、唇を噛んだ。事実、彼から逃げている。
勇気もなく、戦いもせず、あきらめて――
「ごめんなさい。卑屈、でしたよね」
嶺倉さんはふっと表情を緩め、私の顔を覗き込むようにした。
「瑤子さんって、すぐ顔や態度に出るんだよなあ。危ういっていうか、そんなところにそそられるんだけど」
「なっ……」
「ほら、すぐに反応する」
ムキになる私に、微笑んだ。
ドスケベのミイちゃんなのに、どうしてこんなに爽やかで、まぶしいの。初夏の青空のように、私を包み込んでしまう。
この人には敵わない。私は覚悟を決めて、まっすぐに向き合った。
「嶺倉さん。私、あなたのことが……」
「失礼します。嶺倉様、秘書の方がお見えになっています。大至急、お話したいとのことで」
見つめ合う二人に、店員の声が割って入った。
嶺倉さんは聞く体勢を崩さなかったが、私が黙ってしまったので、仕方ないように席を立った。
「ごめん、瑤子さん。すぐに戻るから」
「え、ええ」
足音が遠ざかり、私は再び一人きりになった。
そして、ほどなくして店員が顔を出し、
「嶺倉様が、お帰りになられました。後日、ご連絡しますとのことです」
気まずそうに伝える言葉だけが残された。
でも、彼は甘えてはいけない人だ。絶対に。
「別に、何もありません。あの人とは、最初から何もなかったんです」
『どういうことですか』
電話の向こうで、海藤さんが前のめりになるのが分かった。
「もう、嶺倉さんと私は他人です。あなたとも関係ありません」
『ちょっと待ってください。京史と他人って、まさか……』
専務に責められ、ただでさえ参っているのだ。これ以上、誰にも責められたくない。早く電話を切らなければ――
「ごめんなさい。仕事に戻るので、これで失礼します。さよなら」
強引に通話を切った。
スマートフォンが何度か鳴動したけれど、それもいつしか止まる。
これでいい。
海藤さんも嶺倉さんも、じきに私を忘れるだろう。
枯れ女に訪れた奇跡のようなモテ期は、幻のまま終わるのだ。
午後7時5分前。
専務が指定した『茶房・縁結び』に着いた。
これから私は、嶺倉水産とのライセンス事業に関る偉い人達に、契約を台無しにしたことを謝り、言いわけしなければならない。
(ああ、憂鬱……)
どんなに言葉を尽くしても、彼らは納得しないだろう。せっかくのビジネスチャンスを、私のわがままで潰してしまうのだから。
だけど、もう後へは引けないのだ。とにかく謝り倒し、許してもらうほかない。
石造りの階段を上がり、お城の門のような入口から店内に入る。
店員に社名と名前を告げると、奥へ案内してくれた。広々とした喫茶スペースではなく、フロア奥の半個室を使うようだ。
「こちらでお待ちください」
店員が去り、静かな部屋にぽつんと残される。私はいよいよ緊張してきて、胃も痛み始めた。
(許されなかったら、どうしよう。重いペナルティを与えられるかも)
あれこれ考えていると、通路から足音が聞こえてきた。
店員と、もう一人の足音だ。まずは専務の登場だろうか。私はドキドキしながら、大人しく待機する。
「こちらのお部屋です。お連れ様がお待ちでございます」
「ありがとう」
(えっ?)
若い男の声。
しかも、聞き覚えのある。
私は目を見開き、部屋に現れたその人を見上げた。
「みっ、嶺倉さん!?」
「こんばんは、瑤子さん」
プリントシャツにデニムパンツ。髪を軽く整えただけの、カジュアルな彼がそこにいた。
(ビジネスモードじゃない。ということは、仕事の話で来たのはなく……じゃなくて!)
「どうしてあなたが、ここに……?」
嶺倉さんは答えず、店員に緑茶セットを頼んだ。
「縁結びのあんみつは絶品だそうだ。瑤子さんも、どう?」
「えっ? あ、はい。では私もそれで」
店員が出て行くと、再び静かな空間に戻る。
私はわけが分からず、目の前に座る彼をまじまじと眺めた。
「君と二人で話したいって、金田専務に頼んだんだ」
「はっ?」
驚きのあまり変な声が出た。嶺倉さんは真顔である。
「正面から当たっても、君は逃げ回るだろう。だから、必ず二人きりになれるよう、段取りしてもらったのさ」
つまり、専務と一緒に私を騙したのだ。
私は椅子を立ちかけるが、彼の鼻先に小さな傷があるのを見て、座り直す。おそらく、私が殴った時についた傷だ。
「昨夜は、すみませんでした。痛かった……ですよね」
嶺倉さんは苦笑し、頬を撫でる仕草をした。
「君に強烈なパンチを食らうのは二度目だな。でも、二度目はかなり痛かったよ」
「あ……」
――ばかっ、あんたなんて大ッ嫌い!!
私の胸もズキズキと痛んだ。今さら、遅いけれど。
緑茶セットが運ばれてきた。
寒天や果物が彩りよく配置されたあんみつが、二人の空気を和ませる。
「可愛いですね」
「ああ」
私達はもくもくと食べた。夕食の時間だけど、緊張のため食欲がない。お茶と甘味でじゅうぶんだし、美味しく感じられる。
嶺倉さんのことだから、それも分かった上で、この店を選んだのだろう。
「瑤子さん」
嶺倉さんがテーブルに乗り出したのは、あんみつを食べ終え、お茶を飲んでから。
私は、かなり落ち着いていた。
「はい」
「昨夜は俺も悪かった。焦って、短絡的な手段に出てしまったんだ。どうすればいいのか、混乱しちまって」
「え……?」
焦る? 混乱?
「あなたが、どうして焦るの?」
嶺倉さんはいつも余裕に見えた。
そんな彼に対し、私が勝手に悩んだり卑屈になったりして、ダメになったのだ。
「だから、瑤子さんは分かってないんだ。俺以外にも君の魅力に気付く男がいて、もしかしたら言い寄られてるんじゃないかと、焦る気持ちを」
赤くなり、ばつが悪そうにする嶺倉さん。
信じられないけれど、彼は本気で言っている。
(それに、言い寄られてるって……まさか、海藤さんのこと)
昨夜の、嶺倉さんの言葉を思い出した。
――蓮はいい男だよ。君と波長も合うだろう。それに俺と違って、お上品な紳士だからな。
どうやら彼は、海藤さんと私の間に何があったのか、大体察している。
皮肉な言い方は、それを黙っている私を責めていたのだ。
「君を早く抱いて、自分のものにしたかった。つまり、そんだけのこと」
投げやりな口調は照れ隠しだ。女性にモテモテの王子様が、まるで恋愛初心者のように赤面している。こちらにまで恥ずかしさが伝染し、いたたまれない。
「デ、デリカシーがないんですよ。一発とか、ヤるとか……」
私達は目を合わせ、ぷっと噴き出した。
あの時は大真面目だけど、コメディドラマのようなやり取りだったと思う。
「それにしても蓮のやつ、どういうつもりなんだか。女の趣味は同じだから、もしやと思ったけど、まさか親友の俺から婚約者を奪おうなんて……」
婚約者という言葉を聞き、私はふと現実に戻った。
そういえば、私は嶺倉さんとケンカして、別れる決意をして、会社に退職届まで提出している。
「嶺倉さん。その……お見合いというか、婚約の話ですが、私は……」
「ちょっと待ってくれ」
彼は手を振り、続きを遮った。
「君が不安なのは分かった。俺みたいな男が相手じゃ迷うこともあるだろ。でも、逃げるのはやめてくれよ」
「……あ」
私は言いわけもできず、唇を噛んだ。事実、彼から逃げている。
勇気もなく、戦いもせず、あきらめて――
「ごめんなさい。卑屈、でしたよね」
嶺倉さんはふっと表情を緩め、私の顔を覗き込むようにした。
「瑤子さんって、すぐ顔や態度に出るんだよなあ。危ういっていうか、そんなところにそそられるんだけど」
「なっ……」
「ほら、すぐに反応する」
ムキになる私に、微笑んだ。
ドスケベのミイちゃんなのに、どうしてこんなに爽やかで、まぶしいの。初夏の青空のように、私を包み込んでしまう。
この人には敵わない。私は覚悟を決めて、まっすぐに向き合った。
「嶺倉さん。私、あなたのことが……」
「失礼します。嶺倉様、秘書の方がお見えになっています。大至急、お話したいとのことで」
見つめ合う二人に、店員の声が割って入った。
嶺倉さんは聞く体勢を崩さなかったが、私が黙ってしまったので、仕方ないように席を立った。
「ごめん、瑤子さん。すぐに戻るから」
「え、ええ」
足音が遠ざかり、私は再び一人きりになった。
そして、ほどなくして店員が顔を出し、
「嶺倉様が、お帰りになられました。後日、ご連絡しますとのことです」
気まずそうに伝える言葉だけが残された。
0
お気に入りに追加
332
あなたにおすすめの小説
最初のものがたり
ナッツん
恋愛
念願叶って憧れの高校に入学したのに、隣の席の男子が中2病で陰気野郎!
いつも不機嫌で話も通じない。
しかも、私がストーカーしてるみたいな勘違いまでする。
信じられない!
だけど、彼には彼なりの理由がある様子!
でも、それでもウザイ!
私には中学生の頃から大好きな天然で弟キャラのツバサくんがいる。
今は片思いだけど、いつかきっとツバサくんを幸せにしたい。
ウザイ奴に振り回されたくないのに!
高校1年生の木下七海
初めての恋と隣の席の陰気野郎に振り回される学園恋愛ものがたり
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
けいこ
恋愛
15歳のまだ子どもだった私を励まし続けてくれた家庭教師の「千隼先生」。
私は密かに先生に「憧れ」ていた。
でもこれは、恋心じゃなくただの「憧れ」。
そう思って生きてきたのに、10年の月日が過ぎ去って25歳になった私は、再び「千隼先生」に出会ってしまった。
久しぶりに会った先生は、男性なのにとんでもなく美しい顔立ちで、ありえない程の大人の魅力と色気をまとってた。
まるで人気モデルのような文句のつけようもないスタイルで、その姿は周りを魅了して止まない。
しかも、高級ホテルなどを世界展開する日本有数の大企業「晴月グループ」の御曹司だったなんて…
ウエディングプランナーとして働く私と、一緒に仕事をしている仲間達との関係、そして、家族の絆…
様々な人間関係の中で進んでいく新しい展開は、毎日何が起こってるのかわからないくらい目まぐるしくて。
『僕達の再会は…本当の奇跡だ。里桜ちゃんとの出会いを僕は大切にしたいと思ってる』
「憧れ」のままの存在だったはずの先生との再会。
気づけば「千隼先生」に偽装恋愛の相手を頼まれて…
ねえ、この出会いに何か意味はあるの?
本当に…「奇跡」なの?
それとも…
晴月グループ
LUNA BLUホテル東京ベイ 経営企画部長
晴月 千隼(はづき ちはや) 30歳
×
LUNA BLUホテル東京ベイ
ウエディングプランナー
優木 里桜(ゆうき りお) 25歳
うららかな春の到来と共に、今、2人の止まった時間がキラキラと鮮やかに動き出す。
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
秘密の恋
美希みなみ
恋愛
番外編更新はじめました(*ノωノ)
笠井瑞穂 25歳 東洋不動産 社長秘書
高倉由幸 31歳 東洋不動産 代表取締役社長
一途に由幸に思いをよせる、どこにでもいそうなOL瑞穂。
瑞穂は諦めるための最後の賭けに出た。
思いが届かなくても一度だけ…。
これで、あなたを諦めるから……。
短編ショートストーリーです。
番外編で由幸のお話を追加予定です。
白い初夜
NIWA
恋愛
ある日、子爵令嬢のアリシアは婚約者であるファレン・セレ・キルシュタイン伯爵令息から『白い結婚』を告げられてしまう。
しかし話を聞いてみればどうやら話が込み入っているようで──
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる