138 / 270
トーカス王国
131話 ヒント?
しおりを挟む「はぁはぁはぁ、ミーシャとロスト、はぁはぁはぁ、後で絶対に、はぁはぁ、殺す!はぁはぁ」
「ビビリのガイトには無理♪」
「弱虫ガイトはお年寄り~♪」
「はぁはぁはぁ、絶対に殺す!はぁはぁはぁ」
ミーシャとロストを追いかけ、力尽きたガイトは、地面に倒れ込み、息を整えていた
ミーシャとロストは、息を整えているガイトの横に立ち、音程を取りながら、ガイトをからかっていた
それを見ていたセイとソウカは、歩いて3人に合流した
「…本当に仲が良いな」
「はぁはぁ、何処がだ!2人に毎回からかわれる、、俺の身にもなれ!、はぁはぁはぁ」
「からかうのは、仲が良い証拠だろ」
「はぁはぁ、腐れ縁の間違えだろ」
「それにしても、ガイトは体力ないな、よくハンターで生計を建てられるな」
セイは、一向に息が整わないガイトを見て、本当に体力が無いんだと思った
「はぁはぁ、うるせぇ!これでも、凄腕のハンターだぞ!」
「いや、ガイトは凄腕じゃ無い」
「そうよ、ソウカの魔法があるから、ハンターとして生きていけてるんでしょ」
「そうなのか?」
「えっと、まぁ、そうですね」
ガイトの凄腕発言を、ミーシャとロストが直ぐに否定して、それを聞いたセイが、ソウカに確認すると、言い辛そうに認めた
「でも!私1人だと、まともに魔物を倒せないので、持ちつ持たれずですよ!」
「でも、ソウカなら、もっと腕の良いパーティーに入れた」
「それは、私も思ってた」
「他のパーティーなんて嫌ですよ!私は皆と一緒に居たいから、ハンターになったんですから!」
「「「ソウカ!」」」バッ「キャ!」
ソウカが照れくさそうに言うと、それを聞いた3人は、嬉しくなり、ソウカに抱きついた
(本当に仲が良いな~…っとそろそろ行かないとマズイな)
それを見ていたセイは、音を立てずに、ゆっくりとその場を離れ始めた
「…あっ!セイ!どこ行くの!」
「いや、急いでるから、そろそろ出発しようと思ってな」
「逃がすか!捕まえろ!」
「「「了解!」」」
「ちっ!捕まるか!」
セイは、ゆっくりとその場を離れ始めたが、ミーシャに見つかり、ガイト達に追いかけられ始めた
「セイ!何者か教えろ!」
「そうよ!せめて教えて行きなさい!」
「俺も気になる」
「私もです!」
「だから、ただのハンターだって、言ってるだろ!」
「そんな嘘が通じるわけないだろ!」
「魔剣を持ってる時点で、ただのハンターな訳がないわ!」
「同意、魔剣を持ってるハンターはいない」
「ちっ【魔足】!」
「あっ!空に!」
セイは、追いかけられながら、【魔足】を使い空に逃げた
「…そんなに知りたいなら、冥王様の領域に行ってみるといい!そうすれば、俺が何者か、少しは分かるぞ!」
セイは、空を走りながら、4人にヒントを残し、かなりのスピードで走っていった
セイが空を走っていくのを、見ている事しか出来なかった4人は…
「…早いな、もう殆ど見えないぞ」
「本当にセイって何者なの?」
「魔剣に魔法、普通と違い過ぎる」
「…多分ですけど、セイさんの魔法は、空を走る魔法じゃないと思います」
「「「っ!」」」
「…ソウカ、どういう事?」
「セイさんが、空を走っているのを見て思ったんですけど、普通の魔法は、属性があるんです、なのにセイの魔法には属性がなかった」
「「「・・・・・・・・」」」
「…本当にセイって、何者なんだろうな?」
「分からないわ…でも最後にヒントはくれたわ」
「冥王様の領域」
「…私、決めました!絶対にセイさんの正体を、探し出して見せます!」
「…よし!俺も手伝うぜ!」
「そうね、私も気になるもの」
「同意!俺も気になる!」
「なら、トーカスでの用を済ませたら、ハンター都市メイトに向かうぞ!」
「「「賛成!」」です!」
ガイト、ミーシャ、ロスト、ソウカの4人は、ハンター都市メイトを拠点として、冥王の領域に挑み続ける事になる
3年後、領域を抜けた4人は…
215
お気に入りに追加
1,230
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる