59 / 283
ハンター生活
53話 ホワイトバード
しおりを挟むセイが、鞄をプレゼントした次の日セイとサラの2人は王都近くにある山の魔物領域に狩りに行っていた
「ねぇセイ、山の魔物は何がいるんだっけ?」
「確か、ゴートゥ種、スネーク種、ベア種、後はバード種がいるはずだけど」
「他にはいないの?」
「いるけど、他の魔物はたまにしか見つからないぞ」
「何で?」
「ベア種とスネーク種が他の魔物を食べてしまうから数が多いゴートゥ種、バード種以外は数が少ないんだよ」
「なら今日は、何を狩るの?」
「できれば、バード種がいいな」
「どうして?」
「バード種は大きくても3メートルぐらいしかないから、何体か倒していけるだろ」
「そうだね、ベア種なんて5メートルが当たり前にあるからね」
「倒せるけど、荷車に1体しか乗せられないのは、儲けが少なくなるからな」
「バード種なら4体なら乗せれるしね」
「じゃぁ、バード種を探そう!」
2人は山を散策し、ベア種やスネーク種は、見つけても何もせず、ただバード種を探し続けた
「っサラ」
「何?」
「あそこ!」
「あっホワイトバード!それも4体もいる」
「ああ、それも巣がある」
「なら卵もあるよね」
「多分あるだろ、さてどう倒す?」
「余り傷を付けたくないから、セイの魔法で、首を斬るのは?」
「いいけど、2体しか1度に倒せないぞ」
「そうだね、なら飛んだ2体は私が叩き落とすよ」
「なら落ちたのは、俺が剣で斬るよ」
「なら決まり!」
セイ達は、ゆっくり気づかれないよに、近づいていき、ホワイトバードと10メートルのところから、一気に倒しに行った
「【風斬】よし!うまくいった!サラ!2体飛んだぞ!」
「分かってる!【土拳】!っ!1体避けた!」
セイが【風斬】で2体のホワイトバードの首を斬り、飛び上がった2体をサラが【土拳】で落とそうとしたが、1体は地面に叩きつけられ動けなくなったが、もう1体は【土拳】を避け空に逃げて行った
「逃がすか!【風剣断風】!」
セイが放った【風剣断風】は、逃げているホワイトバードの後から翼を斬り落とした
「ごめんね、セイ」
「いや、俺もまさか避けるとは思わなかった」
「うん、ビックリした」
「じゃぁ、サラは巣に卵があるか確認してきて、俺は血抜きをして来るから」
「分かった、なら見てくる」
セイは4体のホワイトバードを木に吊るし、血抜きをし始めた
「セイ!あったよ!それも6個も!」
「本当か!ならこの4体は二組の番だったのか」
「そうだね、普通は2個か3個を番で育てるから」
「さて、この4体と卵どうやって荷車まで持っていく?」
「う~ん、荷車は領域の外だし」
「まさか、一気に見つけれるとは思ってなかったから」
「1体づつ運ぶしかないよ」
「いや、俺なら2体を運べるから、俺がまず2体を荷車まで持っていって、すぐにここに残りの2体を取りに来る、サラは他の魔物が取らないように見張る、それしかないよ」
「なら卵はどうするの?」
「ホワイトバードを運び終えたら、2人で持っていこ」
「分かった、なら見張ってるね」
セイは他の魔物にして襲われないように、全身に魔力を纏い荷車まで2体のホワイトバードを運んだ、それを2回繰り返し最後は、サラと共に卵を運んだ
「終わった~」
「セイ、お疲れさま」
「よし!王都に帰ろ!」
「うん!じゃぁ今回は私が後を押すね」
「分かった」
2人は荷車を押しながら、王都に帰っていった
165
お気に入りに追加
1,330
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる