59 / 275
ハンター生活
53話 ホワイトバード
しおりを挟むセイが、鞄をプレゼントした次の日セイとサラの2人は王都近くにある山の魔物領域に狩りに行っていた
「ねぇセイ、山の魔物は何がいるんだっけ?」
「確か、ゴートゥ種、スネーク種、ベア種、後はバード種がいるはずだけど」
「他にはいないの?」
「いるけど、他の魔物はたまにしか見つからないぞ」
「何で?」
「ベア種とスネーク種が他の魔物を食べてしまうから数が多いゴートゥ種、バード種以外は数が少ないんだよ」
「なら今日は、何を狩るの?」
「できれば、バード種がいいな」
「どうして?」
「バード種は大きくても3メートルぐらいしかないから、何体か倒していけるだろ」
「そうだね、ベア種なんて5メートルが当たり前にあるからね」
「倒せるけど、荷車に1体しか乗せられないのは、儲けが少なくなるからな」
「バード種なら4体なら乗せれるしね」
「じゃぁ、バード種を探そう!」
2人は山を散策し、ベア種やスネーク種は、見つけても何もせず、ただバード種を探し続けた
「っサラ」
「何?」
「あそこ!」
「あっホワイトバード!それも4体もいる」
「ああ、それも巣がある」
「なら卵もあるよね」
「多分あるだろ、さてどう倒す?」
「余り傷を付けたくないから、セイの魔法で、首を斬るのは?」
「いいけど、2体しか1度に倒せないぞ」
「そうだね、なら飛んだ2体は私が叩き落とすよ」
「なら落ちたのは、俺が剣で斬るよ」
「なら決まり!」
セイ達は、ゆっくり気づかれないよに、近づいていき、ホワイトバードと10メートルのところから、一気に倒しに行った
「【風斬】よし!うまくいった!サラ!2体飛んだぞ!」
「分かってる!【土拳】!っ!1体避けた!」
セイが【風斬】で2体のホワイトバードの首を斬り、飛び上がった2体をサラが【土拳】で落とそうとしたが、1体は地面に叩きつけられ動けなくなったが、もう1体は【土拳】を避け空に逃げて行った
「逃がすか!【風剣断風】!」
セイが放った【風剣断風】は、逃げているホワイトバードの後から翼を斬り落とした
「ごめんね、セイ」
「いや、俺もまさか避けるとは思わなかった」
「うん、ビックリした」
「じゃぁ、サラは巣に卵があるか確認してきて、俺は血抜きをして来るから」
「分かった、なら見てくる」
セイは4体のホワイトバードを木に吊るし、血抜きをし始めた
「セイ!あったよ!それも6個も!」
「本当か!ならこの4体は二組の番だったのか」
「そうだね、普通は2個か3個を番で育てるから」
「さて、この4体と卵どうやって荷車まで持っていく?」
「う~ん、荷車は領域の外だし」
「まさか、一気に見つけれるとは思ってなかったから」
「1体づつ運ぶしかないよ」
「いや、俺なら2体を運べるから、俺がまず2体を荷車まで持っていって、すぐにここに残りの2体を取りに来る、サラは他の魔物が取らないように見張る、それしかないよ」
「なら卵はどうするの?」
「ホワイトバードを運び終えたら、2人で持っていこ」
「分かった、なら見張ってるね」
セイは他の魔物にして襲われないように、全身に魔力を纏い荷車まで2体のホワイトバードを運んだ、それを2回繰り返し最後は、サラと共に卵を運んだ
「終わった~」
「セイ、お疲れさま」
「よし!王都に帰ろ!」
「うん!じゃぁ今回は私が後を押すね」
「分かった」
2人は荷車を押しながら、王都に帰っていった
152
お気に入りに追加
1,268
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる