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剣の道
39話 魔力の鍛造
しおりを挟む冥王が帰ってから2日後、セイは庭で魔力の鍛造をおこなっていた
「これすごく大変…」
「そうかしら、私とサラは結構楽にできたけど」
「いや鍛造は、かなり楽にできたけど、魔力量が多いからすごい時間がかかる」
「そうね、セイは魔力量がすごいから、私達の何倍もやらなきゃいけないし」
「それに鍛造をすると、魔力の質は上がるけど、量が減るからまた、魔力を集めて鍛造をしなきゃいけないし、今日1日ずっとやらなきゃいけない」
「私達はセイほどの回復力がないから、何日かに分けて、魔力を集めなきゃいけないけど、セイは1日で全部できてしまうものね」
「うん…まぁ今日やれば、明日からは朝やるだけで済むから、頑張るよ」
それからセイは1日中魔力の鍛造と減った魔力を回復させ、また鍛造の繰り返しを、寝る直前までして、ようやく終わらせることが出来た
次の日セイは早速鍛造した魔力を使おうと庭に出た
「よし!やるぞ!」
「セイ!鍛造した魔力は何倍もの威力になるんだから、いつもの何倍も少ない魔力でやらなきゃ駄目よ!」
「分かってる!それにしても母様達も見るの?」
「えぇ、セイの魔法が気になるもの」
「なら、離れて見ててよ」
セナ達はセイから離れて行き、ある程度離れてからセイは魔法を発動した
「(よしこの距離なら大丈夫でしょ、それになんかあった時のために、最初は空に向かって)」
【風斬】ザンバッ
「「「「・・・・・・・・」」」」
セイが空に向かって撃った魔法は、雲を斬り吹き飛ばした
「えっ…嘘でしょ…」
「セイ!だからいつより何倍も少ない魔力でって言ったでしょ!」
「まぁ!セイの魔法は凄いわね!」
「セナ樣!褒めないでください!」
「でも凄く強いってのは分かったわ」
「違うのです!強すぎるのです!」
「強いことはいいことよ?」
「あの魔法が全力なら私も褒めます、ですかあの魔法はかなりの手加減をした魔法なのです」
「ならセイの全力は?」
「王都を一撃で破壊できます、だから加減を覚えさせなくちゃ、いけないんです」
「そうなの…なら頑張らないとね」
マーサとセナが話している時セイは…
「(やばいな、鍛造した魔力だと、ここまで威力が上がるのか)」
「ねぇセイ?」
「ん?サラいつの間に?」
「それより、どのくらい魔力使ったの?」
「いつもの半分以下だよ」
「そう、なら私の魔法も、それ以下にしなくちゃいけないのね」
「でもサラの魔法は形を作って叩くんだから、威力は作った形が、頑丈になるだけじゃないの?」
「多分だけど作った形を操作するのが、大変になる気がするの」
「なら最初は、形を小さい物にして、操作する練習すれば良いんじゃない?」
「そっか!操作の練習を先にすればいいのね」
「そうだよ、操作さえできるようになれば、後は頑丈になった物で叩けばいいんだから」
「ならすぐ練習してくる!」
サラはそう言うと離れた場所で練習を始めた
「さて、俺ももっと魔力を少くする練習をしなくちゃな」
「そうねセイ」
「っシスター?」
「それでどうやって練習するのかしら?」
「また石とかの小さい物を的にして?」
「なら頑張らないとね」
「うん(こっわ)」
それからセイとサラは庭で練習をし続けた
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