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魔法入門
17話 セイの魔法
しおりを挟む昨日は1日中魔力を溜め続けた結果魔法を使えなかったセイは今日から本格的に魔法を学ぶ
「ウルさん、おはようございます」
朝早くからウルの家に一人で向かったセイ
「ん~?朝早くないか?」
「ようやく魔法を使えそうなのですごく楽しみで」
「はぁ~坊主も歳相応な所もあるんだな」
「所で、今日は嬢ちゃんわ?」
「今日は友達と遊びに行くらしくて」
「そうかなら坊主1人だな」
「はい」
「(実際は、シスターの練習のために物を壊してるんだけど)」
そうマーサの治すは人だけでなく物も治すことができる
そのまま家の裏に通され
「さて昨日続きから始めるぞ」
「はい!」
「まずは腹に溜まった魔力を少しだけ指先に集めろ」
「はい(こうか?あれ簡単に動く)」
「できました」
「そうか、以外にも簡単に動いたろ」
「はい、何だか今での苦労が何だったのかって言いたくなるぐらい」
「まぁ言いたいことは分かる、だがここからも難しいぞ!」
「さて坊主のイメージは何だ?」
「斬るです」
「斬る?それでどう斬る?」
「まずは風で斬ろうかと」
「なら庭の岩めげてやってみるろ」
「はい!」
「まずは指先に少しだけ魔力集めて、斬ることをイメージして、魔力を放出してみろ」
「はい(ふー少しの魔力を指先に集めて、風で斬ることをイメージして、今!)」
【風斬】
ザンバキバキバキドン
セイが放った【風斬り】は庭の岩をたやすく切り、裏の森の木を50メートル近く斬り倒した
「「・・・・・・・・・・・・」」
「……おい」
ビック「……はい」
「俺は少しの魔力って言ったよな」
「少しの魔力でやりました」
「いやあり得ないだろ!俺の知ってるの魔法師でもこれだけの威力出すのに魔力の半分は使うぞ!」
「でも俺の魔力は1000分の1も使ってないですよ」
「…そうか魔力量が多いから、坊主の少しは普通の何倍もの量になるのか」
「そうなんですね」
「なんで坊主が、冷静なんだよ」
「いや~ここまですごいと、何か現実見がなくて」
「はぁ~どうするかなこれ」
「どうしましょ」
2人がこの状況をどうするか悩んでいると音を聞いた1人の女性が来た
「お義兄さん何か凄い音したけど、なんかあったの?」
「やべっ」
「なにこれ!お義兄さん何したの!」
「いやこれは、この坊主が!」
「うん?あらセイちゃんどうしたの?」
「お久しぶりです、マリさん」
「久しぶりね、それでお義兄さん、何があったんですか?」
「いや~これは」チラ
「(はぁ~俺が言うのか…)あの~マリさん」
「なにセイちゃん?」
「ふ~これは俺がやりました」
「…え、どうゆうこと?」
「あのなマリ、セイに今魔法を教えていてな」
「セイちゃんに?まだ無理でしょ」
「いや坊主は魔素の浸透率が高いから、既に魔力を感じとってるだよ」
「でも、まだ魔法は使えないでしょ」
「いや坊主は既に魔力を動かせるようになってる」
「ならこれをやったのは、セイちゃんだと?」
「そう「だ」「です」」
「まぁ!セイちゃんは天才なのね!」
「(いや天才は嬢ちゃんだろ、坊主は怪物だな)…まぁそうだな」
「でも毎回これじゃ、練習できないでしょ」
「いや今回は、初めてだったから加減ができなかっただけで、これからはもう少し加減を気お付ければ、ここまでのことにはならないさ」
「そう…ならこの倒れた木はどうするの?」
「まぁ薪にでもするか」
「でもこの量は多くない?」
「そうだな、なら町の貯蔵に回すか」
「なら旦那に言って、人を寄越すわ」
「いいのか?」
「いいのいいの、普段から人を振り回してるから、このぐらいさせなきゃ町長失格よ」
「まぁそれでいいなら、頼むわ」
「じゃぁ坊主、今日はここまでだな」
「えっ…」
「今から人が来るから、その近くで魔法使えないだろ」
「…はい」
「まぁしばらくは家の庭で水でも出して、魔力コントロールを練習しとけ」
「はい」
その後町長が木を運ぶ人達を連れて来て一週間かけ全ての木の排除が終わった
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