双子の王子は自由に生きたい(兄視点)

ゆーの部屋

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〜幼少期〜

ドラゴン討伐は味気ない

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「どうやったら加護が3つもついて、心眼が使えるんだ?」
「これは凄まじい。さすが神の神子として生まれただけありますね。」
「基礎能力も平均の倍近くあるんじゃないか?」
「さらに7属性適正。歴代最高峰ですよ!」
「すごいな。お前らよかったじゃないか!」
「「ありがとうございます」」
「よし。まあ取り敢えず、ここで今日はお開きとしよう。2人も疲れているだろうしな。それでは、おやすみ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「おやすみなさい」」」」」」」」」」」」」」」」






全員が出終わってから。
「おい。」
「は!国王様!」
「これを公開するのは8歳のお披露目パーティーに延期だ。今のままでは殺されかねん。」
「承知いたしました。」
「ああ。」












「ふう。お疲れ様。兄さん。」
「ああ。流石に少し疲れた…と、言いたいところだが行くところがあるだろう?」
「そうだね。まずは行ってみますか。」
「「偽装」」
…俺たちは不気味な仮面を被る白と青のロープを纏ったものになった。
「これはこれでいいねぇ。」
「そんなこと言ってないで行くぞ。時間がないんだから。」
「はーい。」
「「転移」」







…今俺たちの前にはおそらくレッドドラゴンと呼ばれているものがいる。
…とてつもなくでかい図体、圧倒的なオーラとパワー。まさに威厳あふれるドラゴンである。
「竜殺し。かっこいいねぇ~。」
「お前の趣味は本当に謎だが、これなら実力者としては見てもらえるか。」
ガァァァァァァ!
その威厳あふれる声が大地に轟く。
「うひゃ~こわいこわい。」
「MP消費量的に見て2人で同時に攻撃した方が良さそうだな。」
「じゃあかっこいいから氷のフリーズンアースやろう。」
「わかった。」
「「大15階高等魔法 凍える大地フリーズンアース」」
…ドラゴンもブレスを発射するが、
…いくらドラゴンといえどもこんなものをぶつけられて勝てるわけがない。
…そして俺たちは舐めていた。この魔力の効果範囲を。
グギャァァァァ





…綺麗に冷凍保存されたドラゴンを見て
「あら?いちころ?味気ないなぁ~」
「まあ所詮そんなもんだろう。」
「でもこれやばいよね。」
…そう。あたり一面が凍りついてしまったのである。
「まあ、軽く燃やしたら山火事になるから、このままでいいとおもうぞ。」
「じゃあメイン行ってみますか!」
「「転移」」






…俺たちが行くのは冒険者ギルドである。そのために変装したんだな。そして目の前にそびえ立つのが王都にあるギルド本部。
「行くぞ。」
「りょーかい。」
ガチャ
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