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〜幼少期〜

本が読みたい

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深夜0時
…そろそろ自由に動けそうだな。
ーそうだね。それじゃあ自由行動と行きますか。
…(さて、転生してきたわけだが情報が全く足りていないな。幸い王家に生まれたようだから図書室もどこかにあるはずだな。そこを見に行こう。)
…ちょっと出る。
ーほーい
…・心眼・ 図書室は…この部屋を出て突き当たりをまっすぐ右に曲がって階段を降りたすぐそこか。・転移・





…ふう、これは広いな。まあ深夜だから見つかることもないとは思うが万が一読んでる時に見つかったら厄介だから端の方に行くか。
…取り敢えず今はとにかくこの世界について学ばなければいけないから、歴史について今日中に全て覚えておこう。
…カーギメル王国並びにその他帝国、王国、公国、皇国などについて。 これがいいな。全部でちょうど100巻か。キリがいいな。
…まあ、今の俺のスペックなら全く問題はないだろう。





















5時間後
…ふう。まあこんなところだろう。明日からも当分は本を読んで過ごすことにしよう。・転移・
ーお帰り。
…ああ。お前はどこに行っていたんだ?
ー庭の散歩。
…どうだった?
ー外の空気はやっぱり美味しいね。それに手入れも行き届いていたよ。
…そうかそれはよかったな。
ー兄さんは?
…俺は本を読んでいたよ。
ーうぇ。よく読めるよね全く。
…まぁ、お前は本が嫌いだからな。

ゴーンと朝の鐘がなる。

ー朝の6時だ。今日の自由時間はこれで終わりみたいだね。
…そうだな。
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