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第1章
25話 46日目 久しぶりの世界
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「やっと出られたよ。」
「よく頑張りましたね。主様。」
「本当に長かった。ざっと46千万年くらいかかったのか?ていうかどうしたんだいきなりそんな喋り方になって。」
「普通は何億何兆年とかかるような修行をまさかその短期間で終わらせるとは。さすがです。そしてこれより、私たちの主として私たちを自由にお使いください。」
「なるほどな。俺が神になるまでは厳密に言えば主ではなかったってことか。」
「これまでの無礼をどうかお許しください。」
「まあいい。めんどくさいから誰もいないところなら今まで通りでいいぞ。」
「わかった。これまでは俺しか話してこなかったが、これからはみんなも話しかけるから。改めてよろしくな。主。」
「ああ。」
「ところで早すぎないか?まじの天才だな。権能はどうなっていた?」
「今までみたいには見れないのか。確かに俺より上は多分いないからな。」
「え?」
「俺の権能はこんな感じだ。『全知全能・創造・地獄の業火・煉獄・死への誘い・大号令・威圧・死者返し・魂喰らい・宣告・百鬼夜行・百花繚乱・終焉の雨・改竄・眷属召喚・先手必勝・龍の伊吹・龍化・不屈の精神・因果律への干渉・隠密・絶対上位』。」
「は?ほとんどは受け継いだ力だがどうなっているんだ?絶対上位?」
「他に絶対者という肩書きもある。どんなものでも俺の前では格下になるというものだな。」
「どんだけえげつないんだよ。それで、記憶は読めたか?」
「ああ。この世界線とは別の世界線の俺たちが何かに敗れて、全てをを俺に託したみたいだな。でもこの世界線の俺は特別で他とは比べものにならないほどの隔絶した力を手に入れてしまったというのが真相のようだ。」
「まじかよ。やば。」
「まあ俺は過去は見るがまだ未来は見ないようにしている。」
「え?」
「だって、見てしまったらつまらないだろう?楽しみはとっておかないとな。」
「確かにな。それじゃあ、久しぶりのこの世界を見ていったらどうだ?」
「ああ。」
戻ってきた俺はまずはミハエル商会に行った。
「久しぶりだな。」
「あ!サクヤ様!すぐにミハエル様を呼んでまいります。」
なんか俺に似た石像のようなものがあるように見えたのは気のせいか?
「ああ。」
少し待つとミハエルが飛んできた。
「お久しぶりです!サクヤ様!事業は拡大し、今や世界一の商会になりましたよ!5豪商も全て傘下です!」
「ああ。」
「それと旅館事業も大成功!他にもできませんか?」
「魔石を使った魔道具で水と火の魔道具を作れば人工的にお湯は作れるからそれで行け。それから銀行という仕組みを作った。この紙に詳しい事は書いてある。任せるぞ。」
「はい!いつものようにですね!」
「それとあの石像はなんだ?」
「あ、いや、気にしないでください。」
まあいいか。最悪俺神だし。
「はい!他にもまだあるんですか?」
「いや、あるがもう出さない。」
「ん?何故ですか?」
「これ以上は未来のことだ。あとは長く見守っていく。」
これは神になってからできた考え方だ。俺がなんでもすることはできるが、それではいずれ終焉がやってきてしまう。だからゆっくりと時間をかけて発展していけばいいんだ。そう決めたから俺はこれ以上は肩入れしない。
「そうですか。まあもう問題ありませんね。もうすでに世界経済の8割を握っているんですから!」
「え?そんなに持っているのか?」
「ええ!全くすごいですよ。」
「そうか。ああ、でも俺も前の世界にないような画期的なものを思いついたらまた言うかもしれないから。」
「それは楽しみにしています!」
「他にも自由に商売していけよ。もう少ししたら少しだけ手を加えるから。」
「わかりました!それではまた!いつでも来てくださいね!」
「ああ。またな。」
久しぶりのミハエルとの再会だったが、帰ってきた感じがすごくした。
やっぱり、いいな。この世界。
「よく頑張りましたね。主様。」
「本当に長かった。ざっと46千万年くらいかかったのか?ていうかどうしたんだいきなりそんな喋り方になって。」
「普通は何億何兆年とかかるような修行をまさかその短期間で終わらせるとは。さすがです。そしてこれより、私たちの主として私たちを自由にお使いください。」
「なるほどな。俺が神になるまでは厳密に言えば主ではなかったってことか。」
「これまでの無礼をどうかお許しください。」
「まあいい。めんどくさいから誰もいないところなら今まで通りでいいぞ。」
「わかった。これまでは俺しか話してこなかったが、これからはみんなも話しかけるから。改めてよろしくな。主。」
「ああ。」
「ところで早すぎないか?まじの天才だな。権能はどうなっていた?」
「今までみたいには見れないのか。確かに俺より上は多分いないからな。」
「え?」
「俺の権能はこんな感じだ。『全知全能・創造・地獄の業火・煉獄・死への誘い・大号令・威圧・死者返し・魂喰らい・宣告・百鬼夜行・百花繚乱・終焉の雨・改竄・眷属召喚・先手必勝・龍の伊吹・龍化・不屈の精神・因果律への干渉・隠密・絶対上位』。」
「は?ほとんどは受け継いだ力だがどうなっているんだ?絶対上位?」
「他に絶対者という肩書きもある。どんなものでも俺の前では格下になるというものだな。」
「どんだけえげつないんだよ。それで、記憶は読めたか?」
「ああ。この世界線とは別の世界線の俺たちが何かに敗れて、全てをを俺に託したみたいだな。でもこの世界線の俺は特別で他とは比べものにならないほどの隔絶した力を手に入れてしまったというのが真相のようだ。」
「まじかよ。やば。」
「まあ俺は過去は見るがまだ未来は見ないようにしている。」
「え?」
「だって、見てしまったらつまらないだろう?楽しみはとっておかないとな。」
「確かにな。それじゃあ、久しぶりのこの世界を見ていったらどうだ?」
「ああ。」
戻ってきた俺はまずはミハエル商会に行った。
「久しぶりだな。」
「あ!サクヤ様!すぐにミハエル様を呼んでまいります。」
なんか俺に似た石像のようなものがあるように見えたのは気のせいか?
「ああ。」
少し待つとミハエルが飛んできた。
「お久しぶりです!サクヤ様!事業は拡大し、今や世界一の商会になりましたよ!5豪商も全て傘下です!」
「ああ。」
「それと旅館事業も大成功!他にもできませんか?」
「魔石を使った魔道具で水と火の魔道具を作れば人工的にお湯は作れるからそれで行け。それから銀行という仕組みを作った。この紙に詳しい事は書いてある。任せるぞ。」
「はい!いつものようにですね!」
「それとあの石像はなんだ?」
「あ、いや、気にしないでください。」
まあいいか。最悪俺神だし。
「はい!他にもまだあるんですか?」
「いや、あるがもう出さない。」
「ん?何故ですか?」
「これ以上は未来のことだ。あとは長く見守っていく。」
これは神になってからできた考え方だ。俺がなんでもすることはできるが、それではいずれ終焉がやってきてしまう。だからゆっくりと時間をかけて発展していけばいいんだ。そう決めたから俺はこれ以上は肩入れしない。
「そうですか。まあもう問題ありませんね。もうすでに世界経済の8割を握っているんですから!」
「え?そんなに持っているのか?」
「ええ!全くすごいですよ。」
「そうか。ああ、でも俺も前の世界にないような画期的なものを思いついたらまた言うかもしれないから。」
「それは楽しみにしています!」
「他にも自由に商売していけよ。もう少ししたら少しだけ手を加えるから。」
「わかりました!それではまた!いつでも来てくださいね!」
「ああ。またな。」
久しぶりのミハエルとの再会だったが、帰ってきた感じがすごくした。
やっぱり、いいな。この世界。
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