14 / 40
第1章
12話 7日目 さあ飯テロのお時間です1
しおりを挟む
「それにしても心配してたよ。丸3日行方不明だったんだから。」
「色々あってな。今日はミハエルのところにいるから。」
「そうですか。それではまた夜に。」
「ああ。」
商会の前に着く。
「誰だ!」
「ミハエルを呼んでくれ。」
「?もしやサクヤ様ですか?」
「ああ。」
「!それは失礼いたしました。前回と同じ部屋でお待ちしております。」
「わかった。」
1人兵士が案内についてくる。
「こちらです。」
中に入るといつものようにミハエルが待っていた。
「お久しぶりです。ささ食材を奥の部屋に置いておきました。どうぞこちらへ。」
「ああ。ありがとう。」
奥の部屋に入るとそこには溢れんばかりの食材が並んでいた。
「おお。これはすごいな。」
「ええ!基本的にはこの世界にある全ての食材をご用意させていただきました!」
「そんなにか。お金は大丈夫なのか?」
「ええ。全く問題ありません。私の業界は運送業が主なのでいろいろなところから分けてもらえるんですよ。」
「そうか。それじゃあ作っていこうか。」
名前はわからないが、前の世界と似たようなものが沢山ある。せっかくだから全知?も使ってできる限りの物を作ってみるか。幸い、創造で調理器具も出せるしな。
そんなことを考えていると小声で
「おい。主。ここはお前のスキルをフル活用するんだ。」
「は?」
「料理なんかの細かい動作ほど精度が鍛えられるものはねぇ。自分をエンターテイナーだと思って頑張ってみろ。」
「わかった。」
そこからは自分でもなかなかなスピードで調理を進めていった。煮込みとかは時空間魔法なんかで時の流れを変えたりできるから問題ないが、野菜とかをうまく切るのは大変だった。切りすぎないように調整しながらだからな。とはいえ最後の方には慣れてきて簡単に作れるようになったがな。
「よし。できたぞ。」
調理時間 3時間ジャスト・出来た数 5000品
とりあえず今できる料理は全て作った。いや~確かにこれはいい訓練だわ。
「こんな量をこんな短時間で作ったのですか!?」
「ああ。一応保温魔法もかけておいてあるから全部あったかいと思うぞ。」
「それでは食べさせてもらってもいいですか?もう待ちきれません。」
「ああ。いいぞ。」
その瞬間、ミハエルはものすごい勢いで食べ始め、20品も食べてしまった。
「ぷはぁ。なんですかこれは!?めちゃくちゃ美味しいじゃないですか!?」
「まあな。」
この世界では料理といえば塩での味付けがほとんどだ。だから余計うまく感じるんだろうな。
「私は20品の中でこれが一番美味しかったです。」
「ああ、それはこの果実を使ったんだが。」
「ああ!リプルの実ですか!」
「ああ。それじゃあこれはリプルパイと言おうか。」
「リプルパイですか!これは特に美味しいですね!とっても気に入りました。」
「それは良かった。」
誰でも作れるようにレシピを書くか。名前とかは全知?で調べておくか。
「それじゃあそれ食べててくれていいぞ。俺はレシピを書いておくから。」
「レシピ?」
「作り方を書いた本のことだ。」
「わかりました。それでは今いるものたちにも食べさせてあげますね。」
「ああ。」
こうしてレシピも例によって例の如くフルパワーで書き進め、
5時間で書き終えた。とはいえ、絵なども入れてわかりやすくまとめたものをとりあえず10冊作ったから時間がかかったんだがな。
やっと終わって帰ってきてみれば宴会騒ぎだ。
「あ!サクヤ様じゃないですか~。」
「お前よってるな。」
「だって~サクヤ様の料理が美味しいんですもん~。」
「それならレシピや詳しい話は明日に回すからゆっくり休め。」
「わかりました~。」
この状況じゃ下手したら話の最中に寝てしまうからな。また明日にしよう。
「色々あってな。今日はミハエルのところにいるから。」
「そうですか。それではまた夜に。」
「ああ。」
商会の前に着く。
「誰だ!」
「ミハエルを呼んでくれ。」
「?もしやサクヤ様ですか?」
「ああ。」
「!それは失礼いたしました。前回と同じ部屋でお待ちしております。」
「わかった。」
1人兵士が案内についてくる。
「こちらです。」
中に入るといつものようにミハエルが待っていた。
「お久しぶりです。ささ食材を奥の部屋に置いておきました。どうぞこちらへ。」
「ああ。ありがとう。」
奥の部屋に入るとそこには溢れんばかりの食材が並んでいた。
「おお。これはすごいな。」
「ええ!基本的にはこの世界にある全ての食材をご用意させていただきました!」
「そんなにか。お金は大丈夫なのか?」
「ええ。全く問題ありません。私の業界は運送業が主なのでいろいろなところから分けてもらえるんですよ。」
「そうか。それじゃあ作っていこうか。」
名前はわからないが、前の世界と似たようなものが沢山ある。せっかくだから全知?も使ってできる限りの物を作ってみるか。幸い、創造で調理器具も出せるしな。
そんなことを考えていると小声で
「おい。主。ここはお前のスキルをフル活用するんだ。」
「は?」
「料理なんかの細かい動作ほど精度が鍛えられるものはねぇ。自分をエンターテイナーだと思って頑張ってみろ。」
「わかった。」
そこからは自分でもなかなかなスピードで調理を進めていった。煮込みとかは時空間魔法なんかで時の流れを変えたりできるから問題ないが、野菜とかをうまく切るのは大変だった。切りすぎないように調整しながらだからな。とはいえ最後の方には慣れてきて簡単に作れるようになったがな。
「よし。できたぞ。」
調理時間 3時間ジャスト・出来た数 5000品
とりあえず今できる料理は全て作った。いや~確かにこれはいい訓練だわ。
「こんな量をこんな短時間で作ったのですか!?」
「ああ。一応保温魔法もかけておいてあるから全部あったかいと思うぞ。」
「それでは食べさせてもらってもいいですか?もう待ちきれません。」
「ああ。いいぞ。」
その瞬間、ミハエルはものすごい勢いで食べ始め、20品も食べてしまった。
「ぷはぁ。なんですかこれは!?めちゃくちゃ美味しいじゃないですか!?」
「まあな。」
この世界では料理といえば塩での味付けがほとんどだ。だから余計うまく感じるんだろうな。
「私は20品の中でこれが一番美味しかったです。」
「ああ、それはこの果実を使ったんだが。」
「ああ!リプルの実ですか!」
「ああ。それじゃあこれはリプルパイと言おうか。」
「リプルパイですか!これは特に美味しいですね!とっても気に入りました。」
「それは良かった。」
誰でも作れるようにレシピを書くか。名前とかは全知?で調べておくか。
「それじゃあそれ食べててくれていいぞ。俺はレシピを書いておくから。」
「レシピ?」
「作り方を書いた本のことだ。」
「わかりました。それでは今いるものたちにも食べさせてあげますね。」
「ああ。」
こうしてレシピも例によって例の如くフルパワーで書き進め、
5時間で書き終えた。とはいえ、絵なども入れてわかりやすくまとめたものをとりあえず10冊作ったから時間がかかったんだがな。
やっと終わって帰ってきてみれば宴会騒ぎだ。
「あ!サクヤ様じゃないですか~。」
「お前よってるな。」
「だって~サクヤ様の料理が美味しいんですもん~。」
「それならレシピや詳しい話は明日に回すからゆっくり休め。」
「わかりました~。」
この状況じゃ下手したら話の最中に寝てしまうからな。また明日にしよう。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる