よくある?異世界転生物語

ゆーの部屋

文字の大きさ
上 下
13 / 40
第1章

11話 6日目 特訓3

しおりを挟む
「いったい今日は何をするんだ?」
「今日は盛り沢山だぞ。空を飛んだり、魔法を完璧に使いこなし、剣術や体術なんかも一流のものを叩き込む。それらを全て身につければ取り敢えずは基礎訓練は終わりだ。」
「え?基礎訓練?」
「この程度で終わりだと思っていたのか?生ぬるいな。まだまだ行くぞ。あ、そうそう時間は5000倍に感じるようになっているから。それは俺たちが協力して作った結構すごい術式だからそれを解除できたら今日の試験が終了だと思ってくれ。まあ今やろうとしたらめちゃくちゃなことになりそうだがな。」
「嘘だろ…何やらせるんだよ。」
「この程度で立ち止まってもらうわけにはいかないからな。ほらやるぞ!」
「はい。」
まずは体術から叩き込まれた。転がされたり、投げ飛ばされたりと散々な目に遭いながらなんとかなった。
剣術も似たようなものだったが、途中から真剣を使ってくるからもう命懸け。死ぬかと思った。
最後に魔法。これはとても時間がかかった。今までやってきた時間ぶんぐらいを講義などの座学に費やされ、そこから実践までをその3倍近く受けさせられた。
そしてついに術式を破り、今日の試験が終わった。
「おつかれ。頑張ったじゃねぇか。」
「ああ。」
「そういえばあれって確か本来早くとも50年は経つやつじゃないか?」
「そうだったんだがこいつはあの方達に認められたやつ。才能だけはものすごいあって、たったの5年で終わらしたんだ。すごいだろ。」
「ほう。それはすごいな。稀に見る天才だ。」
「あれ?内部で5年経ったってことか?」
「ああ。お前はすごい。」
「ふざけんなよ。何してくれるん?」
「いや、俺は教えてただけでちゃうやんな?な?」
「はあ。まあいいだろう。どうせまだお前ら誰も俺のことを主と思っていないんだろ。」
「…」
「それじゃあ明日はミハエルのところに行く日だ。そのあとは龍を倒すか。」
「今のお前ならきっといけるだろう。ステータスを開いてみろ。」
「ステータス」

名前   月虹 咲夜
年齢   17
種族   殿上人
職業   影王 死神 冥王 閻魔大王 獄王 死王 神?
魔法適正 全魔法
スキル  
全知全能?・創造?・地獄の業火・鬼火・死への誘い・号令・威圧・死者返し・魂喰らい命喰らい・宣告・百鬼夜行・百花繚乱・終焉の雨・改竄・眷属召喚・神速・神眼・先手必勝
称号   想いを受け継ぐもの・3人が全てを賭けたもの・閉ざされた扉
加護   影王・冥王・獄王の加護
レベル  85763/∞

「え?」
「まあまあ上がっただろう?こっから先もどんどん上げていくからよろしくな!」
「めっちゃ俺すごいやん。」
「?まだまだこの程度だぜ。レベルの克服…限界突破ができてないだろう。∞の場合限界突破すれば…いや、い今は言わなくていいか。」
「マジで?」
「まじまじ。やっと俺たちが魔力を感知できるようになったくらいだ。差で言えばスイカと塩ぐらいだな。」
「嘘だろ。」
「まだまだ教えることはいっぱいあるんだ。まあ頑張れや。」
「ひい。」
こうして俺は次の特訓への恐怖心を覚えながら、3日間の特訓を終わらせたのであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...