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第1章
4話 一般常識
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「おはよう。咲夜。」
「ああ。」
「今日は宰相さんも含めてご飯だって。いろいろ説明してくれるみたい。」
「今行く。」
「今行くってまだ用意終わって…え!?」
「魔法を使って着替えた。行こう。」
魔法の練習は出来るだけしていかないとな。
「そっか。それじゃあ行こう!」
食堂に行くと俺たちが1番最後だった。
「さて。皆さん揃いましたね。それでは今後について話していきたいと思います。」
はい。と元気よく返事する声が響く。
「まず、明日からレスト騎士団長やダートル宮廷魔法師団長と共に訓練をしてもらいたいと思います。毎日、勉強の時間もとるのでご安心を。10日後にダンジョンに入ってもらい、50日後に各戦線に向かってもらいます。かなりスピードが速いですがないよりましでしょう。今日はこの世界の一般常識を教えていきたいと思います。」
なるほど。かなり手厚いな。確かに今のままではあまり騎士団長などと変わらないしな。
「ではまずは通貨の説明から単位はギルと言います。
お金は大虹貨、虹貨、大白金貨、白金貨、大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、小銀貨、大銅貨、銅貨、小銅貨、があります。
順に500億ギル、50億ギル、5億ギル、5000万ギル、500万ギル、50万ギル、5万ギル、5000ギル、500ギル、50ギル、5ギル、1ギルです。
平民はだいたい小銀貨一枚で1ヶ月生活できます。貴族や王族でも大白金貨以上はほとんど使いません。というか大白金貨以上は世界にほとんど存在しません。ここまで大丈夫ですか?」
ということはだいたい5ギルぐらいで飯が食えるのか。簡単だな。
「質問がないようなので続きを。結婚は一夫多妻制となっています。奴隷制があります。大きく分けて犯罪奴隷と借金奴隷がいますね。犯罪を犯した場合、平民は死刑か犯罪奴隷となるのが一般的ですね。貴族の場合は牢に繋がれる場合もありますが。何処かから勝手に攫って奴隷とするのは禁止されているのでくれぐれも勝手なことはしないように。種族については人族と獣人族がいます。獣人の耳や尻尾を触るのはデリカシーのない行為なのでそんなことはしないように。言葉と文字は同じなようなのでそこは心配なさらず。暦は1ヶ月が30日で10ヶ月で1年となります。それから冒険者という職業が存在し、ランクは高い方からSSS、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、E、F、G級があります。SSSは4人いて、SSは12人、Sは24人しか世界にいません。ここまで理解できましたか?」
なんか途中でヒャッハーとか叫び奴がいるが、とりあえず理解できたな。
「それでは最後に問題の魔王について。今わかっていることを説明していきます。ここからは一般では公開されていない情報も含まれてきます。まず今年の1月魔王と名乗るものが突然現れて我々の国々を侵略していきました。3月に世界で魔王討伐協定が結ばれ、何度も討伐作戦が実行されましたが、全て失敗に終わっています。今は9月ですが、約1年で20の国々が侵略されてしまいました。幸いここは1番遠い国なのでそこまでな被害は出ていません。また、魔王軍には序列があるようなのです。上から順に魔王、四天王、十魔…というふうになっているようです。今は先ほど話したSSS級1人とSS級3人とS級6人が1人の四天王を食い止めています。残りの十魔とその他の兵はAAA級、AA級、A級と協力して軍が食い止めています。教会から回復術者も派遣されてきているのですが、それでも少しずつ削られていっています。」
全戦力を投入してもやばいのか。これは結構まずいのでは?
「この50日の間に勇者様たちが異世界より来たことをお知らせするのでそこはご承知ください。民への希望となってもらいたいのです。」
まあそのためによんだんだからな。
「こんなところです。ご理解いただけましたか?」
俺は小声で、
「なあ。お前たちは修行したいか?」
「修行というよりはウォーミングアップがしたいな。」
「そうか。」
「それでは今日は残りの時間で城の案内と王への謁見があるのでよろしくお願いします。それではこれで解散です。」
いつの間にか食事も食べ終わった。みんなが出ていく。
「?どうしたの咲夜?戻らないの?」
「先に行っててくれ。」
「わかった。」
「ああ。」
「今日は宰相さんも含めてご飯だって。いろいろ説明してくれるみたい。」
「今行く。」
「今行くってまだ用意終わって…え!?」
「魔法を使って着替えた。行こう。」
魔法の練習は出来るだけしていかないとな。
「そっか。それじゃあ行こう!」
食堂に行くと俺たちが1番最後だった。
「さて。皆さん揃いましたね。それでは今後について話していきたいと思います。」
はい。と元気よく返事する声が響く。
「まず、明日からレスト騎士団長やダートル宮廷魔法師団長と共に訓練をしてもらいたいと思います。毎日、勉強の時間もとるのでご安心を。10日後にダンジョンに入ってもらい、50日後に各戦線に向かってもらいます。かなりスピードが速いですがないよりましでしょう。今日はこの世界の一般常識を教えていきたいと思います。」
なるほど。かなり手厚いな。確かに今のままではあまり騎士団長などと変わらないしな。
「ではまずは通貨の説明から単位はギルと言います。
お金は大虹貨、虹貨、大白金貨、白金貨、大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、小銀貨、大銅貨、銅貨、小銅貨、があります。
順に500億ギル、50億ギル、5億ギル、5000万ギル、500万ギル、50万ギル、5万ギル、5000ギル、500ギル、50ギル、5ギル、1ギルです。
平民はだいたい小銀貨一枚で1ヶ月生活できます。貴族や王族でも大白金貨以上はほとんど使いません。というか大白金貨以上は世界にほとんど存在しません。ここまで大丈夫ですか?」
ということはだいたい5ギルぐらいで飯が食えるのか。簡単だな。
「質問がないようなので続きを。結婚は一夫多妻制となっています。奴隷制があります。大きく分けて犯罪奴隷と借金奴隷がいますね。犯罪を犯した場合、平民は死刑か犯罪奴隷となるのが一般的ですね。貴族の場合は牢に繋がれる場合もありますが。何処かから勝手に攫って奴隷とするのは禁止されているのでくれぐれも勝手なことはしないように。種族については人族と獣人族がいます。獣人の耳や尻尾を触るのはデリカシーのない行為なのでそんなことはしないように。言葉と文字は同じなようなのでそこは心配なさらず。暦は1ヶ月が30日で10ヶ月で1年となります。それから冒険者という職業が存在し、ランクは高い方からSSS、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、E、F、G級があります。SSSは4人いて、SSは12人、Sは24人しか世界にいません。ここまで理解できましたか?」
なんか途中でヒャッハーとか叫び奴がいるが、とりあえず理解できたな。
「それでは最後に問題の魔王について。今わかっていることを説明していきます。ここからは一般では公開されていない情報も含まれてきます。まず今年の1月魔王と名乗るものが突然現れて我々の国々を侵略していきました。3月に世界で魔王討伐協定が結ばれ、何度も討伐作戦が実行されましたが、全て失敗に終わっています。今は9月ですが、約1年で20の国々が侵略されてしまいました。幸いここは1番遠い国なのでそこまでな被害は出ていません。また、魔王軍には序列があるようなのです。上から順に魔王、四天王、十魔…というふうになっているようです。今は先ほど話したSSS級1人とSS級3人とS級6人が1人の四天王を食い止めています。残りの十魔とその他の兵はAAA級、AA級、A級と協力して軍が食い止めています。教会から回復術者も派遣されてきているのですが、それでも少しずつ削られていっています。」
全戦力を投入してもやばいのか。これは結構まずいのでは?
「この50日の間に勇者様たちが異世界より来たことをお知らせするのでそこはご承知ください。民への希望となってもらいたいのです。」
まあそのためによんだんだからな。
「こんなところです。ご理解いただけましたか?」
俺は小声で、
「なあ。お前たちは修行したいか?」
「修行というよりはウォーミングアップがしたいな。」
「そうか。」
「それでは今日は残りの時間で城の案内と王への謁見があるのでよろしくお願いします。それではこれで解散です。」
いつの間にか食事も食べ終わった。みんなが出ていく。
「?どうしたの咲夜?戻らないの?」
「先に行っててくれ。」
「わかった。」
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