2 / 2
プロローグ
押し付け
しおりを挟む
「ハァハァ…まさか最強と言われた我が負けるとはな。」
「あなたは確かに素晴らしかった。こちらも残りは9人だけになってしまいましたよ。」
「なぁ。何が我には足りなかったんだろうな。」
「さぁ?今から完全に消えるものに興味なんてありませんよ。」
「フッ。それはどうだろうな。」
「何か逆転できるとでも?」
「たしかに我はここで潰れる。だがそれが本当の始まりなのだよ。」
「ま、まさか!?いけません!此奴を死なせるわけには!」
「もう遅い。さらばだ。」
かつて最強と言われていた神イニティウムはここで滅んだ。
「あーあなんかいいこと起きないかなぁ。」
俺は御堂 零。あの御堂グループの跡取りだ。今日は親父と喧嘩して気分転換に北極点に来ている。
「で、でもれ、零さん。わ、わざわざこんなところに来なくても。」
「オーロラが見たかったんだよ。ん?」
オーロラをみたくて空を見てみたら、轟音と共に俺に光の柱が降りてきた。
「あれ?」
一緒に来ていたやつは変な格好で止まり、俺は空中に浮いている。
「どうなっているんだ?」
『やあ少年。詳しいことは省くがまあ簡単にいうとお前がこれから全ての管理人…お前たちは神って呼んでるんだっけ?王だっけか?とまあそんなやつになる。とはいえ力を取り戻すまではお前に今組み込んでいるシステムがやってくれる。とりあえずお前は我の力を完全に取り込み、さらに成長しろ。選ばれた理由はお前の潜在能力にある。とりあえず、頑張れや。強くなればきっと事情もわかる。じゃあな。あとは頼んだ。押し付けてしまってすまない。』
「え?は?」
光が凄い勢いで俺の体に入っていく。
入り終わると同時ぐらいにみんなも動き出した。
「どうかしました?」
「え?い、いやなんでもない。」
「?あ!オーロラ見えましたよ!零さん!」
「本当だな。綺麗だ。」
他のやつが眠り、静かな北極でボートしていると変な音が聞こえてきた。
『システム融合100%。完了。起動します。』
「マジか。本当にあるのか。」
『起動完了。御堂 零様。最初にシステムについて説明いたします。このシステムはあなたが成長できるように組み込まれたシステムです。現在のスキル、クエスト、限定のショップがあります。まずは現在の零様のスキルを表示いたします。』
名前 御堂 零
種族 人族
年齢 18歳
性別 男
職業 なし
スキル なし
潜在能力 限界突破
称号 なし
魔法適正 全魔法
レベル 1
HP 1
MP 1
体力 1
知力 1
『本来ならば覚醒者という判定ではありませんが、特例です。ショップはまだ閉鎖されており、使うことはできません。それから、このシステムにはアイテムボックスが融合されています。ですが零様が次元収納を使えるようになれば自動的に中のアイテムは移動され、アイテムボックスは削除されます。以上で説明は終了いたします。何か質問がありましたら頭の中で念じていただければと。今も頭に直接音声を届けているので。』
「わ、わかった。クエストっていうのはなんなんだ?」
『クエストを表示します。』
デイリークエスト
体力訓練をしよう 90/100
勉強をしよう 90/100
エキストラクエスト
強い体を作ろう 90/100
ペナルティクエスト
なし
「なんだこれ?」
『クエストはタップすることでより詳細な情報を閲覧できます。』
「こうか?」
強い体
極寒(灼熱)の大地ですごそう
体力訓練
体を鍛えよう
勉強
勉強をしよう
「あんまり変わんなくね?うーん。これを見る限り、頭を使うことが勉強で運動すれば体力訓練でここで多分10日か?過ごせば強い体になるのか。」
『デイリークエストは失敗するとペナルティクエストが発令されます。』
「そうなのか。じゃあ、やるか。多分ちょっと走りながら考え事すればいいんだろ?」
0時まであと1時間ほどあるので余裕で終わりそうだ。
20分ほど走ると唐突に、
『クエストが完了しました。』
「おわぁ!意外と早かったな。」
デイリークエスト
体力訓練をしよう 完了
勉強をしよう 完了
『報酬を受け取りますか?』
「はい。」
クエスト達成報酬
ポイントが25貯まりました。
デイリークエスト初達成報酬
スキル 俊足
スキル 剛腕
を受けとりました。
「おお!ポイントってなんだ?」
『ポイントとはステータス欄のHP、MP、体力、知力に割り振れるもののことです。ちなみに零様の場合、レベルが上がるとそれらが倍になっていきます。零様を基準に作られているのでそれ以上の効率の人間は存在しません。』
「そうなのか。それじゃあやってみるか。」
HP 1(+5)
MP 1(+5)
体力 1(+5)
知力 1(+5)
『これで完了しますか?』
「ああ。」
『現在のステータスです。』
名前 御堂 零
種族 人族
年齢 18歳
性別 男
職業 なし
スキル 俊足・剛腕
潜在能力 限界突破
称号 なし
魔法適正 全魔法
レベル 1
HP 6
MP 6
体力 6
知力 6
「すごい。体が軽いな。ふぁ~。まだやりたいこともあるが…今日はもう寝るか。」
「あなたは確かに素晴らしかった。こちらも残りは9人だけになってしまいましたよ。」
「なぁ。何が我には足りなかったんだろうな。」
「さぁ?今から完全に消えるものに興味なんてありませんよ。」
「フッ。それはどうだろうな。」
「何か逆転できるとでも?」
「たしかに我はここで潰れる。だがそれが本当の始まりなのだよ。」
「ま、まさか!?いけません!此奴を死なせるわけには!」
「もう遅い。さらばだ。」
かつて最強と言われていた神イニティウムはここで滅んだ。
「あーあなんかいいこと起きないかなぁ。」
俺は御堂 零。あの御堂グループの跡取りだ。今日は親父と喧嘩して気分転換に北極点に来ている。
「で、でもれ、零さん。わ、わざわざこんなところに来なくても。」
「オーロラが見たかったんだよ。ん?」
オーロラをみたくて空を見てみたら、轟音と共に俺に光の柱が降りてきた。
「あれ?」
一緒に来ていたやつは変な格好で止まり、俺は空中に浮いている。
「どうなっているんだ?」
『やあ少年。詳しいことは省くがまあ簡単にいうとお前がこれから全ての管理人…お前たちは神って呼んでるんだっけ?王だっけか?とまあそんなやつになる。とはいえ力を取り戻すまではお前に今組み込んでいるシステムがやってくれる。とりあえずお前は我の力を完全に取り込み、さらに成長しろ。選ばれた理由はお前の潜在能力にある。とりあえず、頑張れや。強くなればきっと事情もわかる。じゃあな。あとは頼んだ。押し付けてしまってすまない。』
「え?は?」
光が凄い勢いで俺の体に入っていく。
入り終わると同時ぐらいにみんなも動き出した。
「どうかしました?」
「え?い、いやなんでもない。」
「?あ!オーロラ見えましたよ!零さん!」
「本当だな。綺麗だ。」
他のやつが眠り、静かな北極でボートしていると変な音が聞こえてきた。
『システム融合100%。完了。起動します。』
「マジか。本当にあるのか。」
『起動完了。御堂 零様。最初にシステムについて説明いたします。このシステムはあなたが成長できるように組み込まれたシステムです。現在のスキル、クエスト、限定のショップがあります。まずは現在の零様のスキルを表示いたします。』
名前 御堂 零
種族 人族
年齢 18歳
性別 男
職業 なし
スキル なし
潜在能力 限界突破
称号 なし
魔法適正 全魔法
レベル 1
HP 1
MP 1
体力 1
知力 1
『本来ならば覚醒者という判定ではありませんが、特例です。ショップはまだ閉鎖されており、使うことはできません。それから、このシステムにはアイテムボックスが融合されています。ですが零様が次元収納を使えるようになれば自動的に中のアイテムは移動され、アイテムボックスは削除されます。以上で説明は終了いたします。何か質問がありましたら頭の中で念じていただければと。今も頭に直接音声を届けているので。』
「わ、わかった。クエストっていうのはなんなんだ?」
『クエストを表示します。』
デイリークエスト
体力訓練をしよう 90/100
勉強をしよう 90/100
エキストラクエスト
強い体を作ろう 90/100
ペナルティクエスト
なし
「なんだこれ?」
『クエストはタップすることでより詳細な情報を閲覧できます。』
「こうか?」
強い体
極寒(灼熱)の大地ですごそう
体力訓練
体を鍛えよう
勉強
勉強をしよう
「あんまり変わんなくね?うーん。これを見る限り、頭を使うことが勉強で運動すれば体力訓練でここで多分10日か?過ごせば強い体になるのか。」
『デイリークエストは失敗するとペナルティクエストが発令されます。』
「そうなのか。じゃあ、やるか。多分ちょっと走りながら考え事すればいいんだろ?」
0時まであと1時間ほどあるので余裕で終わりそうだ。
20分ほど走ると唐突に、
『クエストが完了しました。』
「おわぁ!意外と早かったな。」
デイリークエスト
体力訓練をしよう 完了
勉強をしよう 完了
『報酬を受け取りますか?』
「はい。」
クエスト達成報酬
ポイントが25貯まりました。
デイリークエスト初達成報酬
スキル 俊足
スキル 剛腕
を受けとりました。
「おお!ポイントってなんだ?」
『ポイントとはステータス欄のHP、MP、体力、知力に割り振れるもののことです。ちなみに零様の場合、レベルが上がるとそれらが倍になっていきます。零様を基準に作られているのでそれ以上の効率の人間は存在しません。』
「そうなのか。それじゃあやってみるか。」
HP 1(+5)
MP 1(+5)
体力 1(+5)
知力 1(+5)
『これで完了しますか?』
「ああ。」
『現在のステータスです。』
名前 御堂 零
種族 人族
年齢 18歳
性別 男
職業 なし
スキル 俊足・剛腕
潜在能力 限界突破
称号 なし
魔法適正 全魔法
レベル 1
HP 6
MP 6
体力 6
知力 6
「すごい。体が軽いな。ふぁ~。まだやりたいこともあるが…今日はもう寝るか。」
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

死を受け継ぐもの
ゆーの部屋
ファンタジー
現代にいきなり現れたダンジョンや不思議な力を手に入れる人、そんな時代の転換期に生まれた御堂 黎はとある出来事から死神の意思を受け継ぐことに!心を閉じた黎の痛快ファンタジー!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが当たり前になった世界。風間は平凡な会社員として日々を暮らしていたが、ある日見に覚えのないミスを犯し会社をクビになってしまう。その上親友だった男も彼女を奪われ婚約破棄までされてしまった。世の中が嫌になった風間は自暴自棄になり山に向かうがそこで誰からも見捨てられた放置ダンジョンを見つけてしまう。どことなく親近感を覚えた風間はダンジョンで暮らしてみることにするが、そこにはとても可愛らしいモンスターが隠れ住んでいた。ひょんなことでモンスターに懐かれた風間は様々なモンスターと暮らしダンジョン内でのスローライフを満喫していくことになるのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる