英雄の軌跡 〜綺麗な花吹雪の下で〜

ゆーの部屋

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兄弟

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会議で今まで滞っていた国の雑務を移動してきた人々に行わせ、それに応じて賃金を支払うことにした。食料はとりあえず討伐までは持つだろうという判断だ。臨時で各国の騎士を一つにまとめた騎士団を作り国全体の警備を厳重にした。近衛騎士はNo.1とNo.3はそれぞれの国のトップのそばに、勇者たちには各国のNo.2がそれぞれついている。それ以外は城内の広い範囲を警備している。その他法令も準備が完了し、とりあえずこの国は落ち着くだろう。
「お疲れ様。」
第1皇子ルイス・ミッドナイトサン・ルキフェル。どの分野でも優秀で順当に行けば次期皇帝になる予定だった。
「もっと頑張ってくれよ。俺が休めない。」
第2皇子アース・ミッドナイトサン・ルキフェル。怠け者で適当。でも心優しく、皇子の中では2番目に強い。
「頑張りすぎじゃないの?大丈夫?」
第3皇女ミリア・ミッドナイトサン・ルキフェル。おっとりした性格でうっかりしやすいが頭はいい。
「まぁ、お前なら大丈夫だろ。ちゃんとデータを取っておいてくれよな。」
第4皇子レイ・ミッドナイトサン・ルキフェル。研究が大好きで事あるごとにデータを取っている。
「お兄さま。大丈夫ですか?」
第6皇女カーラ・ミッドナイトサン・ルキフェル。しっかり者の妹。
「へ、お兄さまならなんでもできちゃうから問題ないやい」
「え、そ、そんなに自信満々に言ってるけど疲れてるかもよ…。」
こいつらは双子の
第8皇子フレイ・ミッドナイトサン・ルキフェル。自信家で気が強い。
第9皇子バース・ミッドナイトサン・ルキフェル。臆病で気が弱い。
これが今の兄弟である。
「問題ない。少し眠る。」
これでやるべきことはやったし、あいつらの方も大丈夫だろう。
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