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「今いる メルベルの国が
黙って 結婚を承認するでしょうか?」
皇后様
「そうだな
リンド伯爵の領地は うちと接しているから
あらぬ疑いをかけられるやもしれぬ
そこは 伯爵と話すしかないの
最悪爵位を返上して来てもらう
領土を取り込み 補償金を出す
どちらかだな
それも 王都に
使者と一緒に行ってもらうときに
事前に決定して 話を持っていかねば」
なんだか
家の事で
帝国のハリ―のお家に
ご迷惑をかけているようで
申し訳なさで いっぱい
「メルは心配しないで
これくらいの補償金は
僕が払える金額だから」
チュ
さりげなく 頬っぺた チュ攻撃でしたが……
「こちらにご家族で来てもらうことは
可能だろうか
メルベル嬢」
「1度も話した事がないので 分かりませんが
もし 来るとしたら
領民の皆さんも
付いてこられるのでは ないかと思います」
「そうだね
リンド伯爵領の人々は
伯爵家の人達と距離が近い
ついてきそう」
「なるほど
でわ 補償金の線で話を進めた方が
良いかもしれないな」
「お金はあるので
大丈夫です」
「あと そうね
結婚式まで メルベルさんの
お妃教育と護衛かしら
必然的に
こちらに来てもらっての話になるけれど」
「う~ん
補償金で
すぐにこちらに分割してもらおう
その方が 警備も楽になるし
メルも ご両親の心配も
カイの方からの心配だけで済みそうだし
うん そうしよう
メルそのつもりで 伯爵には話すからね」
「はい 分かりました」
「じゃあ 昼食まで ゆっくりするといい
オリバー カイとハリ―の魔力対戦の事でも
話そうじゃないか」
「分かりました 兄上」
「じゃあ メルと僕は 庭でも見に行こうよ
今は母上ご自慢の薔薇が咲き誇っているよ」
「まぁ 素敵
是非行きたいですわ」
「じゃ行ってきます」
皆様にお辞儀をして
ハリ―様と手を繋いで出た
「今凄く綺麗なんだ
だから メルにどうしても見せたいって思って
それで 昨日焦って メルに会いに行ったんだ」
「ハリ―様……」
「メル 様はやめて?」
「え それは 無理です不敬罪ですわ」
「じゃ皆が見てないときは ハリ―だけで」
「でも…」
「メル お願い」
「じゃ……ハリ―」
「ちっちゃくて 聞こえないよ
もう一回」
「ハリ―!」
「うん メルありがとう!」
チュ!
またまた チュ攻撃でした!
ホントに心臓が持つのでしょうか?
えれべえたぁに また乗って
1階へ
「こっちだよ」
外に出たとたん
花の匂いが…
「ハリ―
お花の匂いが凄くするの
幸せ」
「そう!メルなら喜んでくれると思ってた
こっち もうすぐ見えるよ………ほら!」
植わってある木々を抜けて
その向こう側に出ると
「うわぁ!」
見渡すかぎりの薔薇
他の花は一本もない
薔薇 薔薇 薔薇
小道があって
進んでいくと
薔薇のア―チがあり
また 進むと
白亜の四阿があった
「ハリ―
本当に素敵
ありがとう」
四阿にいくまで
たっぷり時間がありそう
ずっと手を繋いで行ってくれるかしら
私 厚かましい?
「メル?」
「は! ハリ―!なんでもないの
ただ!ずっと手を繋いでくれるかしら
とか 思って!」
「!」
「私 何言ってるの?」
「メルメル」
「メルメル?」
「メルより 上級の愛称」
「え?」
「僕の事 好きになってくれてるんだよね?」
多分めちゃくちゃ 好きになってますね………
でも そんな事言って
軽い!なんて思われないかな……
「メル?返事は?」
「はい!好き」
黙って 結婚を承認するでしょうか?」
皇后様
「そうだな
リンド伯爵の領地は うちと接しているから
あらぬ疑いをかけられるやもしれぬ
そこは 伯爵と話すしかないの
最悪爵位を返上して来てもらう
領土を取り込み 補償金を出す
どちらかだな
それも 王都に
使者と一緒に行ってもらうときに
事前に決定して 話を持っていかねば」
なんだか
家の事で
帝国のハリ―のお家に
ご迷惑をかけているようで
申し訳なさで いっぱい
「メルは心配しないで
これくらいの補償金は
僕が払える金額だから」
チュ
さりげなく 頬っぺた チュ攻撃でしたが……
「こちらにご家族で来てもらうことは
可能だろうか
メルベル嬢」
「1度も話した事がないので 分かりませんが
もし 来るとしたら
領民の皆さんも
付いてこられるのでは ないかと思います」
「そうだね
リンド伯爵領の人々は
伯爵家の人達と距離が近い
ついてきそう」
「なるほど
でわ 補償金の線で話を進めた方が
良いかもしれないな」
「お金はあるので
大丈夫です」
「あと そうね
結婚式まで メルベルさんの
お妃教育と護衛かしら
必然的に
こちらに来てもらっての話になるけれど」
「う~ん
補償金で
すぐにこちらに分割してもらおう
その方が 警備も楽になるし
メルも ご両親の心配も
カイの方からの心配だけで済みそうだし
うん そうしよう
メルそのつもりで 伯爵には話すからね」
「はい 分かりました」
「じゃあ 昼食まで ゆっくりするといい
オリバー カイとハリ―の魔力対戦の事でも
話そうじゃないか」
「分かりました 兄上」
「じゃあ メルと僕は 庭でも見に行こうよ
今は母上ご自慢の薔薇が咲き誇っているよ」
「まぁ 素敵
是非行きたいですわ」
「じゃ行ってきます」
皆様にお辞儀をして
ハリ―様と手を繋いで出た
「今凄く綺麗なんだ
だから メルにどうしても見せたいって思って
それで 昨日焦って メルに会いに行ったんだ」
「ハリ―様……」
「メル 様はやめて?」
「え それは 無理です不敬罪ですわ」
「じゃ皆が見てないときは ハリ―だけで」
「でも…」
「メル お願い」
「じゃ……ハリ―」
「ちっちゃくて 聞こえないよ
もう一回」
「ハリ―!」
「うん メルありがとう!」
チュ!
またまた チュ攻撃でした!
ホントに心臓が持つのでしょうか?
えれべえたぁに また乗って
1階へ
「こっちだよ」
外に出たとたん
花の匂いが…
「ハリ―
お花の匂いが凄くするの
幸せ」
「そう!メルなら喜んでくれると思ってた
こっち もうすぐ見えるよ………ほら!」
植わってある木々を抜けて
その向こう側に出ると
「うわぁ!」
見渡すかぎりの薔薇
他の花は一本もない
薔薇 薔薇 薔薇
小道があって
進んでいくと
薔薇のア―チがあり
また 進むと
白亜の四阿があった
「ハリ―
本当に素敵
ありがとう」
四阿にいくまで
たっぷり時間がありそう
ずっと手を繋いで行ってくれるかしら
私 厚かましい?
「メル?」
「は! ハリ―!なんでもないの
ただ!ずっと手を繋いでくれるかしら
とか 思って!」
「!」
「私 何言ってるの?」
「メルメル」
「メルメル?」
「メルより 上級の愛称」
「え?」
「僕の事 好きになってくれてるんだよね?」
多分めちゃくちゃ 好きになってますね………
でも そんな事言って
軽い!なんて思われないかな……
「メル?返事は?」
「はい!好き」
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