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「では 準備が整いましてございます 本日のサラダは来栖様お作りの物になります」
「楽しみだな」
「ん~やっぱり美味しいわね ありがとう来栖ちゃん 後で一緒にお祈りしましょう 神様にお礼も言わなくてはね」
「はい」
食事を終えて 王妃様と 教会に行って お祈りを 捧げ みんなが揃っている部屋へと 向かう
「来栖ちゃん」
「はい」
「私は来栖ちゃんを いつでも応援するわよ」
「はい ありがとうございます」
「皆さん お待たせしました」
「さて 来栖 話とは」
「はい この世界でなんと呼ぶのかは分からないのですが 親がいない子供 親に放置されている子供を 成人まで 保護する施設を作りたいのです 王妃様が既に行っていると 伺いました その事業のお手伝いをやりたいのです」
「来栖ちゃんの言うとおり 子供の保護をやっては いるけれども 資金 人材 がたりなくて 最低限の事しか出来ていないのと 多分 保護の必要な子は まだまだ居るはずなのです でも これ以上は 無理なのですよ」
「そこで 昨日ジョシュアと街に行って 宝石商でお金を稼げる事に なりました」
「兄上のところのマリアに誕生祝いを 買いに 行ったところ 来栖の元世界では 赤ちゃんが生まれたら 一生食べ物に困らないように って銀の匙を贈るらしい あと 誕生月によって 宝石や花 がきまっていると これを 商人が 商品化しようと 契約する所までは 決めてきた ロイヤリティが発生するから 資金はかなり入るし 契約の内容によっては 永続的に決めることもできると 思っている」
「月毎って?」
「4月は ダイヤモンド 9月はサファイア とか1月から12月まで 決まっています ダイヤモンドは清浄無垢 サファイアは慈愛誠実などですね 花も同じ様に 意味も決まっています なので 誕生日のプレゼントや生まれた赤ちゃんにお守りとして 誕生石を贈ったりもします 」
「素晴らしいわ 貰ったら凄く嬉しいでしょうね この国以外にも広まりそうね」
「まぁ 外国が 絡んできたらってとこも 考えてもらってないと まずそうだな」
「その 詳しいことは ジョシュアに任せたいのですが 子供の保護に必要な資金は 賄えるかと 思うのです 後は人材 ここに 2人います」
「私達か」
「えぇ 私の両親は 子供の事に関する仕事をしてきてます なので 色々と知恵はあると思うんです どう?お父さんお母さん」
「そうだな お前の考えは 支持出来る 私は役に立てるなら 協力したい お母さんはどうだい?」
「えぇ 私も協力できるわ ただ 私達は この国の事を 全然知らないから そこから勉強しなくては 子供を育てられないわ」
「それも そうね 明日にでも 出来るかと思ってたかも」
「間違った教育は 出来ないからね」
「では わたくしから 提案ですが ご両親とも聞いていただける?」
「はい どうぞ」
「わたくしの施設で 午前中は 勉強で 午後労働では どうかしら 勉強には 然るべき方を先生としてつけるわ 午後は実習みたいに馴れてもらうの」
「あぁ それは 助かりますね ねぇお母さん」
「えぇ ホントに」
「私も やりたい その 勉強して 実習 」
「架純もやってもらえると 助かるわ」
「では 資金の方は ジョシュア 施設の方は 王妃 それに 来栖 が主となって 進めていく それで いいか?」
「はい 私の思いつきを 受け入れてくださって 感謝いたします」
「来栖 こちらこそ まだ日の浅いお前が この国の事を 考えてくれて 非常に嬉しい そして感謝したい ありがとう」
「わたくしもよ 来栖ちゃん ありがとう」
「おやめください! ジョシュアさんに 助けてもらって ここにいるのです 恩返しと 私もこの国の住人です 当たり前の事なのです」
来栖成長したなと 涙ぐむお父さん
そっとポケットから ハンカチを取り出し 差し出す 同じく涙ぐむセバスチャン
中年のハ―トをワシ掴み!
「では 後は ジョシュアと来栖ちゃんの結婚式の日程ね ドレスや色々と 準備もあるから 一年後が良いけど……」
ジョシュアをチラリ
「無理 明日」
「それこそ 無理でしょ はぁ 半年後………」
チラリ
「無理 明日」
「急がせて急がせて 3ヶ月後………」
チラリ
「仕方ない 妥協 」
「来栖ちゃん それで大丈夫?準備はこちらで 全て整えますからね 何も心配は要らないわよ」
「ありがとうございます 宜しくお願いいたします」
「王妃様 私も 参加させていただいても?」
お母さんが王妃様におねがいする
「勿論 是非お願いしたいですわ あちらの世界の 結婚式の事も取り入れたいと思います 教えていただけると 助かりますもの」
お父さんとセバスチャン またもや 涙ぐむ
「小さかった娘が 大きくなって 他の人に嫁ぐなんて……さみしいですな」
「分かりますぞ その気持ち ワシも 手塩にかけた部下達が 結婚していくのを 何度も経験しましたが 慣れません お父上のお気持ち 分かりますぞ!」
グスン
それから あっと言う間に 3ヶ月が過ぎた
宝石商や お花の協会の方々の 契約も お互い良い条件で 結ばれた
王妃様の 慈善事業の子供達の保護の案件も 起動にのりつつあり 私は 結婚式の準備も皆さんにサポートしてもらって なんとかクリア出来た
あとは結婚式を待つだけに
「楽しみだな」
「ん~やっぱり美味しいわね ありがとう来栖ちゃん 後で一緒にお祈りしましょう 神様にお礼も言わなくてはね」
「はい」
食事を終えて 王妃様と 教会に行って お祈りを 捧げ みんなが揃っている部屋へと 向かう
「来栖ちゃん」
「はい」
「私は来栖ちゃんを いつでも応援するわよ」
「はい ありがとうございます」
「皆さん お待たせしました」
「さて 来栖 話とは」
「はい この世界でなんと呼ぶのかは分からないのですが 親がいない子供 親に放置されている子供を 成人まで 保護する施設を作りたいのです 王妃様が既に行っていると 伺いました その事業のお手伝いをやりたいのです」
「来栖ちゃんの言うとおり 子供の保護をやっては いるけれども 資金 人材 がたりなくて 最低限の事しか出来ていないのと 多分 保護の必要な子は まだまだ居るはずなのです でも これ以上は 無理なのですよ」
「そこで 昨日ジョシュアと街に行って 宝石商でお金を稼げる事に なりました」
「兄上のところのマリアに誕生祝いを 買いに 行ったところ 来栖の元世界では 赤ちゃんが生まれたら 一生食べ物に困らないように って銀の匙を贈るらしい あと 誕生月によって 宝石や花 がきまっていると これを 商人が 商品化しようと 契約する所までは 決めてきた ロイヤリティが発生するから 資金はかなり入るし 契約の内容によっては 永続的に決めることもできると 思っている」
「月毎って?」
「4月は ダイヤモンド 9月はサファイア とか1月から12月まで 決まっています ダイヤモンドは清浄無垢 サファイアは慈愛誠実などですね 花も同じ様に 意味も決まっています なので 誕生日のプレゼントや生まれた赤ちゃんにお守りとして 誕生石を贈ったりもします 」
「素晴らしいわ 貰ったら凄く嬉しいでしょうね この国以外にも広まりそうね」
「まぁ 外国が 絡んできたらってとこも 考えてもらってないと まずそうだな」
「その 詳しいことは ジョシュアに任せたいのですが 子供の保護に必要な資金は 賄えるかと 思うのです 後は人材 ここに 2人います」
「私達か」
「えぇ 私の両親は 子供の事に関する仕事をしてきてます なので 色々と知恵はあると思うんです どう?お父さんお母さん」
「そうだな お前の考えは 支持出来る 私は役に立てるなら 協力したい お母さんはどうだい?」
「えぇ 私も協力できるわ ただ 私達は この国の事を 全然知らないから そこから勉強しなくては 子供を育てられないわ」
「それも そうね 明日にでも 出来るかと思ってたかも」
「間違った教育は 出来ないからね」
「では わたくしから 提案ですが ご両親とも聞いていただける?」
「はい どうぞ」
「わたくしの施設で 午前中は 勉強で 午後労働では どうかしら 勉強には 然るべき方を先生としてつけるわ 午後は実習みたいに馴れてもらうの」
「あぁ それは 助かりますね ねぇお母さん」
「えぇ ホントに」
「私も やりたい その 勉強して 実習 」
「架純もやってもらえると 助かるわ」
「では 資金の方は ジョシュア 施設の方は 王妃 それに 来栖 が主となって 進めていく それで いいか?」
「はい 私の思いつきを 受け入れてくださって 感謝いたします」
「来栖 こちらこそ まだ日の浅いお前が この国の事を 考えてくれて 非常に嬉しい そして感謝したい ありがとう」
「わたくしもよ 来栖ちゃん ありがとう」
「おやめください! ジョシュアさんに 助けてもらって ここにいるのです 恩返しと 私もこの国の住人です 当たり前の事なのです」
来栖成長したなと 涙ぐむお父さん
そっとポケットから ハンカチを取り出し 差し出す 同じく涙ぐむセバスチャン
中年のハ―トをワシ掴み!
「では 後は ジョシュアと来栖ちゃんの結婚式の日程ね ドレスや色々と 準備もあるから 一年後が良いけど……」
ジョシュアをチラリ
「無理 明日」
「それこそ 無理でしょ はぁ 半年後………」
チラリ
「無理 明日」
「急がせて急がせて 3ヶ月後………」
チラリ
「仕方ない 妥協 」
「来栖ちゃん それで大丈夫?準備はこちらで 全て整えますからね 何も心配は要らないわよ」
「ありがとうございます 宜しくお願いいたします」
「王妃様 私も 参加させていただいても?」
お母さんが王妃様におねがいする
「勿論 是非お願いしたいですわ あちらの世界の 結婚式の事も取り入れたいと思います 教えていただけると 助かりますもの」
お父さんとセバスチャン またもや 涙ぐむ
「小さかった娘が 大きくなって 他の人に嫁ぐなんて……さみしいですな」
「分かりますぞ その気持ち ワシも 手塩にかけた部下達が 結婚していくのを 何度も経験しましたが 慣れません お父上のお気持ち 分かりますぞ!」
グスン
それから あっと言う間に 3ヶ月が過ぎた
宝石商や お花の協会の方々の 契約も お互い良い条件で 結ばれた
王妃様の 慈善事業の子供達の保護の案件も 起動にのりつつあり 私は 結婚式の準備も皆さんにサポートしてもらって なんとかクリア出来た
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