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「セバスチャンさ~ん」
「セバスチャンさ~ん」
「うるさいぞ どっちか1人でよべばいいだろうに」
「「セバスチャンさ~ん」」
「く~~~~っ!なんだ!」
「いってきま~す」
「どこに!」
「ジョシュア様んとこ」
「あ!そうだな 馬車とあと数人欲しいって言ってきてたぞ」
「あたしら 二人で先に…」
「馬車の御者がいるだろう」
「……………」
「何をボケッとしとるんだ 行くぞ!」
「いくのか……」
「チッ!」
「マ―ガレット チッ!って言ったな 全く最近の若いもんは…」
ボソッ
「年寄りのくせに 行動力はんぱねえ」
「聞こえとる」
「では 若のところに」
馬車1台 馬2頭で セバスチャン ダリア マ―ガレット 男手の2人で ジョシュアのまちへ
もうすぐ 診療所を締める時間になるころ
サムさんがやってきた
「来栖ちゃん 今日は 大変だったろ お疲れ様!」
「サムさん!」
「これ 差し入れ 家に俺もお邪魔していいかな?明日から 来栖ちゃんところの工事 俺がしきるぜ!」
「え!ホントですか?でも 屋台は?」
「大丈夫 てなわけで 宜しくな!」
「はい こちらこそお願いします!」
そして 時間になったので 帰ることにした
サムさんが 馬を1頭つれてきたので ユイちゃんは そちらに乗ることに
「来栖 今日はお疲れ様」
しっかりと ホ―ルドされ 耳元でまたもや 囁かれ
「う!ちかいです 心臓にわるいです ジョシュアさん」
「照れてるね 可愛いよ 来栖」
「ジョシュアさん なんか 人格がやはり変になってませんか?」
「恋は盲目だろ」
「私 前世じゃ 1度も 彼氏いなかった 平凡な人間ですよ なぜ ジョシュアさん 私なんですか?」
「何故?来栖だから?」
「平均値のあたしですよ?ジョシュアさんならいくらでも居るでしょ?」
「来栖は二人居ない あのなぁ 確かに周りには ドレス着て くっさい臭いの香水ふりかけて べたべた厚化粧の 女は沢山いた だが 好きじゃないんだよ 来栖がいいの それだけ わかった?」
「分かったような……分かりました」
「じゃあ ゴロニャン」
「危ないんで……前向いて下さい……」
「ロイ様 あんな感じなんですか?」
「サム……今日は酷い……今までにないくらいだ やはり セバスチャンがくるという事で 思考が現実逃避に……」
「成る程 確かに現実逃避ですね」
かぽかぽ
「着いたよ あぁ 終わってしまった……」
「ジョシュアさん…終わるって…」
「至福の時が……」
家に入ろうとして サムさんの事を思い出したので 手を繋ごうとしたら
「ダメだ! サムはロイと繋いで」
「入れるかな?」
「入れなくてもいい!」
「ジョシュアさん……」
「入れましたよ」
晩御飯を皆でワイワイ
「やっぱり みんなで食べると 美味しいよね 楽しい」
「来栖ちゃんの作った料理って 癒し入ってるの?」
「そうらしいです 私は分からないんですけど ジョシュアさん達がそう言ってます」
「なるほど……ジョシュア様これは 危険ですね やっぱりセバスチャンさんが来た方が正解ですよ カイル様に連れて行かれます 間違いなく!」
「でも セバスは 煩いから嫌だ」
バァン!
外で 音が!
「なんだ!」
「ちび達と 来栖は出るなよ」
ジョシュアさんとロイさんサムさんが調べるのに出ていった
なんだか 外が騒がしい
みたいけど 駄目って
「だから 来るのが早い!」
「そう言われても 若が心配で心配で…」
「来栖 こっちが セバスチャン 家の執事 こっちがダリア 護衛と侍女 同じく マ―ガレット」
「おぉ この方が 来栖様ですね お初に御目にかかります セバスチャンと申します ジョシュア様がお世話になっております」
「「来栖様 ダリアです マ―ガレットです 宜しくお願い致します」」
「宜しくお願いします 来栖です」
なんか人増えたなぁ ふふふ
あの日 ジョシュアさんが助けてくれなかったら こんな風になってない 絶対 凄いなぁ 人の縁って 前世じゃ こんなに人居なかったよ まるで 家族みた い……
ポロポロ
「来栖 どうした?セバスチャンがいやだったのか?」
「いえ みんな 大勢で こないだも思ったけど 嬉しいのと 家族みたい って思ったら 前の家族の事 思い出して ポロポロしちゃいました」
「来栖」
ギュウ
「くる し い」
涙も 止まってしまって
「若!来栖様が 苦しんでますぞ!」
「あぁ すまん 家族みたいって ちょっと嬉しいのと 来栖 悲しいだろうと 慰めてあげたくて……」
「すみません いきなり泣いちゃって 王都から 急いで来てくれたんでしょう? ご飯食べられます? お風呂に入られます?」
「よろしいんですよ!私たちの仕事なのでやります!」
「いいえ 私やります まず荷物を降ろしてもらって ご飯食べてください 今準備しますね」
「ジョシュア様……どうすれば?」
「来栖がしたいっていうから 来栖にさせてくれ そうしないと 気が済まないんだろ 来栖 俺も手伝うよ」
「ロイ様……これは……」
「セバスチャン 今から甘々が 始まると思ってくれ 目を反らすんじゃないぞ」
「は…い……」
キッチンをみると
来栖を後ろから抱き締めて 肩に頭を置き ゴロニャンしている ジョシュア
セバスチャンのあごが おちた
ダリアとマ―ガレットの目が 飛び出ている
「若が 壊れてます あれは 手伝いではなく 甘えているだけでは……いつもですか?」
「いや 今日はスキンシップが多く しかも来栖さんから 好きだと 言葉も引き出している 奴は恐ろしい…」
「セバスチャンさ~ん」
「うるさいぞ どっちか1人でよべばいいだろうに」
「「セバスチャンさ~ん」」
「く~~~~っ!なんだ!」
「いってきま~す」
「どこに!」
「ジョシュア様んとこ」
「あ!そうだな 馬車とあと数人欲しいって言ってきてたぞ」
「あたしら 二人で先に…」
「馬車の御者がいるだろう」
「……………」
「何をボケッとしとるんだ 行くぞ!」
「いくのか……」
「チッ!」
「マ―ガレット チッ!って言ったな 全く最近の若いもんは…」
ボソッ
「年寄りのくせに 行動力はんぱねえ」
「聞こえとる」
「では 若のところに」
馬車1台 馬2頭で セバスチャン ダリア マ―ガレット 男手の2人で ジョシュアのまちへ
もうすぐ 診療所を締める時間になるころ
サムさんがやってきた
「来栖ちゃん 今日は 大変だったろ お疲れ様!」
「サムさん!」
「これ 差し入れ 家に俺もお邪魔していいかな?明日から 来栖ちゃんところの工事 俺がしきるぜ!」
「え!ホントですか?でも 屋台は?」
「大丈夫 てなわけで 宜しくな!」
「はい こちらこそお願いします!」
そして 時間になったので 帰ることにした
サムさんが 馬を1頭つれてきたので ユイちゃんは そちらに乗ることに
「来栖 今日はお疲れ様」
しっかりと ホ―ルドされ 耳元でまたもや 囁かれ
「う!ちかいです 心臓にわるいです ジョシュアさん」
「照れてるね 可愛いよ 来栖」
「ジョシュアさん なんか 人格がやはり変になってませんか?」
「恋は盲目だろ」
「私 前世じゃ 1度も 彼氏いなかった 平凡な人間ですよ なぜ ジョシュアさん 私なんですか?」
「何故?来栖だから?」
「平均値のあたしですよ?ジョシュアさんならいくらでも居るでしょ?」
「来栖は二人居ない あのなぁ 確かに周りには ドレス着て くっさい臭いの香水ふりかけて べたべた厚化粧の 女は沢山いた だが 好きじゃないんだよ 来栖がいいの それだけ わかった?」
「分かったような……分かりました」
「じゃあ ゴロニャン」
「危ないんで……前向いて下さい……」
「ロイ様 あんな感じなんですか?」
「サム……今日は酷い……今までにないくらいだ やはり セバスチャンがくるという事で 思考が現実逃避に……」
「成る程 確かに現実逃避ですね」
かぽかぽ
「着いたよ あぁ 終わってしまった……」
「ジョシュアさん…終わるって…」
「至福の時が……」
家に入ろうとして サムさんの事を思い出したので 手を繋ごうとしたら
「ダメだ! サムはロイと繋いで」
「入れるかな?」
「入れなくてもいい!」
「ジョシュアさん……」
「入れましたよ」
晩御飯を皆でワイワイ
「やっぱり みんなで食べると 美味しいよね 楽しい」
「来栖ちゃんの作った料理って 癒し入ってるの?」
「そうらしいです 私は分からないんですけど ジョシュアさん達がそう言ってます」
「なるほど……ジョシュア様これは 危険ですね やっぱりセバスチャンさんが来た方が正解ですよ カイル様に連れて行かれます 間違いなく!」
「でも セバスは 煩いから嫌だ」
バァン!
外で 音が!
「なんだ!」
「ちび達と 来栖は出るなよ」
ジョシュアさんとロイさんサムさんが調べるのに出ていった
なんだか 外が騒がしい
みたいけど 駄目って
「だから 来るのが早い!」
「そう言われても 若が心配で心配で…」
「来栖 こっちが セバスチャン 家の執事 こっちがダリア 護衛と侍女 同じく マ―ガレット」
「おぉ この方が 来栖様ですね お初に御目にかかります セバスチャンと申します ジョシュア様がお世話になっております」
「「来栖様 ダリアです マ―ガレットです 宜しくお願い致します」」
「宜しくお願いします 来栖です」
なんか人増えたなぁ ふふふ
あの日 ジョシュアさんが助けてくれなかったら こんな風になってない 絶対 凄いなぁ 人の縁って 前世じゃ こんなに人居なかったよ まるで 家族みた い……
ポロポロ
「来栖 どうした?セバスチャンがいやだったのか?」
「いえ みんな 大勢で こないだも思ったけど 嬉しいのと 家族みたい って思ったら 前の家族の事 思い出して ポロポロしちゃいました」
「来栖」
ギュウ
「くる し い」
涙も 止まってしまって
「若!来栖様が 苦しんでますぞ!」
「あぁ すまん 家族みたいって ちょっと嬉しいのと 来栖 悲しいだろうと 慰めてあげたくて……」
「すみません いきなり泣いちゃって 王都から 急いで来てくれたんでしょう? ご飯食べられます? お風呂に入られます?」
「よろしいんですよ!私たちの仕事なのでやります!」
「いいえ 私やります まず荷物を降ろしてもらって ご飯食べてください 今準備しますね」
「ジョシュア様……どうすれば?」
「来栖がしたいっていうから 来栖にさせてくれ そうしないと 気が済まないんだろ 来栖 俺も手伝うよ」
「ロイ様……これは……」
「セバスチャン 今から甘々が 始まると思ってくれ 目を反らすんじゃないぞ」
「は…い……」
キッチンをみると
来栖を後ろから抱き締めて 肩に頭を置き ゴロニャンしている ジョシュア
セバスチャンのあごが おちた
ダリアとマ―ガレットの目が 飛び出ている
「若が 壊れてます あれは 手伝いではなく 甘えているだけでは……いつもですか?」
「いや 今日はスキンシップが多く しかも来栖さんから 好きだと 言葉も引き出している 奴は恐ろしい…」
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