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サインサイン はい 完了

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ユアンが 直ぐに書類を揃えて
アランに差し出す

「これが 書類だよ 婚姻が結ばれてからの アランの立場も書いてある 権利の放棄や色々な制約 よく読んで 納得したらサインをするんだ」

書類を受け取り 座って読み進める
王位継承権の放棄や辺境伯長男としての
爵位継承権の放棄等など
分かってはいたが 文字で確認すると
少し寂しい気がする
でも!

サラサラとサインをして ユアンに

「書きました ご確認お願いします」
と差し出すと
「ん 確認した すぐにでもレイン公爵とサウル国王に書簡を出そう」
「ありがとうございます」
「アラン 少し寂しいだろう?
でも クリスティーナ嬢と結婚したいなら すぐにでも動くんだ 影はもうグリド王国に潜入しているし アランの手足になって働くように指示も出してある ここを立つと影の一部も付いていくよ 思う存分やりなさい バレないようにアハハハ
そうしないと アイリスに怒られてしまうぞ」
「叔父上 ありがとうございます
家には帰らないですぐさま グリド王国へ向かいます 手紙お願いしてもいいですか?」
「あぁ 兄上には私から書いておこう
さぁ 行っといで 無茶をしても 怪我しないようにな」
「はい!いってきます!」

部屋を出たアランは 馬屋へ
そこにはもう 準備を終えたロイが待っていた

「ロイ!」
「アラン様 準備は出来てますよ
全てアイリス様が用意してくださいました 路銀の方も たっぷりです」
「ありがたいよ 何が何でも成功させなくちゃ クリスティーナラブラブ大作戦!」
「なんちゅーネーミング……」
「行くよ!ロイ」
さっさと 馬にまたがり一路 グリド王国へ


その頃件のグリド王国
オリオン国王はというと

「この書状を レイン公爵家とサウル国王に 届ける様に」
と2通の書簡を家臣に渡す


「これで 父上達の念願も叶うだろう」


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