「結婚してくださいますか？」辺境伯の嫡男は隣国の公爵令嬢を囲いこみたい

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「くりすてぃな…」

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僕の名前は　アラン　カサンドラ
僕の父上は　ここを治める辺境伯　オスカー　カサンドラ

父上の弟　ユアン叔父上がカサンドラ王国の国王
そして幼い時から憧れを抱いている
王妃のアイリス叔母上
今も変わらず　お綺麗で………お強い

父上は　第1王子で次期国王になるであろうと言われていたが　ちょっとアイリス叔母上に　失礼なことをしてしまって　【結婚しない】　と言ってしまったらしい
それで　王族から追放されていた
汚名挽回と僕の誕生で　王族に戻り
アイリス叔母上の治めていたこの地　地位を受け継いだらしい
でもうちの家族は　お祖父様お祖母様
叔父上叔母上　宰相家や元帥家　みんな仲が良い


家族は　
父上の　オスカー
母上は　ジャネット
僕　アラン
弟　エドワード　4つ下

ああ　僕は17歳になった
この国は　16歳で成人を迎える
僕は去年だった
それはもう　元国王陛下のお祖父様から館のセバスチャンを筆頭に領地の皆さんが　祝ってくれて　盛大なものだった

初孫というのもあって　お祖父様達には
昔から可愛がっていただいている
それを知ってか　国内の貴族は勿論
国外の貴族の方々からも　お祝いのお言葉や贈り物をいたいたた
どれも嬉しい物だったけれど
特に1つだけ　特別に嬉しかった

それは　綺麗に私の紋章である鷹を刺繍してあったハンカチ
今も布にくるんで　変な折り目がつかないように薄い板に挟んで
胸のポケットに　保管していますよ
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