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変化
18 準備
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神剣に選ばれし者から三人目の死者が!
戦神の弟子 パーティ全滅!
ダンジョンウォーカーズに新メンバーか!?
ハーレムパーティーのズラン、ダンジョン内で倒れたまま目覚めず!?
今度は7階層から宝箱が! 完全熱耐性の首飾りが次回のオークションに出品か?!
2回目のA4版が販売されてたので買ってみたのだが、またも自分たちの話題が載ってることに驚いた。
いったい誰が……って一人しかいないよなぁ。
「これ、リークしたのブンゼさんでしょ」
ヌーコとマヨイがバッとソウブンゼの方に顔を向ける。
「ソウちゃんか呼び捨てでブンゼって呼んでって言ったでしょう?」
「どっちもなんか抵抗があるんですよ。それでどうなんですか?」
「正解よ?」
さも「当然でしょう?」と言うような顔でサラリとした返事に、ヌーコとマヨイが喰ってかかる。
入れてない!
認めてない!
そもそもなんでこの部屋にいるの!
まあ、ブンゼさんは柳に風で余裕の笑みをたたえたままだ。
それがまた更に二人の怒りのボルテージを上げさせるのだが、それは彼女の作戦なのか、単なる大人の余裕なのか。
あの後、予想通りにぴったりとついて離れないソウブンゼに辟易して、一旦街に戻って体制を整えたいと言ってきたのはヌーコだった。
ソウブンゼとタイミングがずれるように渡り扉を潜って階層を移動したはずなのに、いつの間にかエコーの範囲に入ってくる凄腕の追跡者に音を上げたのだ。
裏をかいて16階層から19階層に3階層も移動しても、休憩している間に追いつかれた時にヌーコが折れたのだった。
おそらくヌーコの全速力で街に戻り、それから街外れの安宿の部屋を借りたのだけど、二日もしないでソウブンゼは部屋のドアをノックしてきたわけだ。
もうどうせ居場所がバレるのならと、元々泊まることにしていた高級宿に部屋を移したのだが、今度は追い返しても窓から入ってきたり、油断してるとドアの鍵を開けて室内にいるという……本当に質の悪いおばさんストーカーに気に入られてしまったものだ。
「ブンゼさん。悪いけど一先ず明日まではこの部屋に入らないで欲しい。あなたのせいで二人ともこんな状態だからまともに話ができてないですし」
「仲間はずれは嫌よ。私に話せないことでもあるの?」
「はい」
喰い気味に、短く、少し強めに、答えてみた。
「……そう。それは魔道具を作る話?」
「はい」
どうせヌーコが話してたのを聞かれてるのだ。とりあえず当初の予定通り、イナワシロレイク・ダンジョンブレイクで手に入れた道具か力として進めてしまう。
使用回数に制限があったことにして、もう使えなくなったと言えばいい話だ。
嘘はつきたくないし、上手く演技できる自信はないから、ある程度の真実を混ぜて……いや、こういう小賢しくも複雑なことをするとボロが出るか。
あー、もう。
めんどくさいな。
「ん~、分かったわ。明日までに色々辻褄合わせを考えといてね?」
ふふ、と笑いながら寄りかかっていた窓際の壁から離れ、そして音も無く部屋を出ていったのだった。
「ごめんなさい。私がアレなんかに力を入れたからあんなおばさんさえ振り切ることができなくて……」
「いや、さすがのワイハラーってことだろう? ヌーコが駄目なんじゃないよ。あの人の隠密行動と追跡能力のスキルレベルが異常なんだって」
「そう。あたしも力を使ってやっと感知できるレベル」
「でも……悔しい。どうしたらいい? 今からスカウト系のスキルを上げても追いつけない気がする……アレのせいで中途半端になっちゃったよ」
「ヌーコ、そう言う考え方をするのは良くない。自分が望んだことだろ? 自分で選んだことだろ? それに俺たちは気づいただろ? スキルがなくたって努力すれば努力したなりの力が身に付くって」
「そう。諦めるより先にすることがある」
「コイル……マヨイちゃん……うん、分かったよ。そーだね。このまんま負けっぱなしでいるなんてヤだし!」
頭をなで、肩を揺すり、頬に手を当てて、ようやっとヌーコは立ち直ることができたのだった。
そう。ソウブンゼ憎しの根源は、ヌーコのパーティーにおけるスカウトとしてのプライドが大きく傷付いた部分にあったわけだ。
職業スキルに飛び付き、パーティー内での役割よりも、個人の力を選んだ結果を悔いていたわけだ。
でも、それでいいんだと思う。
自分の人生なんだし。
まあ、俺自身が、前衛なのに魔法系の職業スキルを取るっていうアホをやってるから、自分擁護も含めてヌーコを庇ってるのかも知れないけど。
ともかく。
せっかくの探索者ライフなんだ。
笑いながらやりたいようにやっていこう。
この後、室内にテントを設置し、その中で、更に念を入れて筆談ベースで明日からのソウブンゼ対策について話し合った。
やっぱりネックになるのはバックパックだった。
大量の食料や水を持ち運べないと、今までのように長期間潜り続けるのは難しい。
だから、俺のウエストバッグ以外は全部普通のバックパックに戻すことにした。
ウエストバッグだけはダンジョン産の不思議なバッグと言いきることに決めたのだ。
それから、ヌーコの「作れる」発言についても、「身代わり石が作れる」と言うことにした。
使い方が分からなかったけど、あのダークだかシルバーだかのエルフを見たことがヒントになって作れた、と。
5個目を作った所で「ダンジョン産の」魔道具が壊れたことにする。
だから、もう新しい身代わり石は作れない。
魔道具も残ってない。
なんて便利なんだダンジョン産。
凄いぞダンジョン産。
まあ、オークションに出した分と、マヨイの兼長、ヌーコの黒刀と小さいクロスボウ、戦神のベルトを考えると、そろそろ乱用はできないけど。
10階層までしかなかったと公表してしまっているからな。イナワシロレイク・ダンジョンがもっと深かったら……と思わなくもないが、もっと深かったらもっと強い階層主が出てきた可能性があるわけで、あれが限界だったとも言える。
俺は頭を振った。
仮定の話と、実際にあった話が混ざってきてしまったからだ。
明日以降の準備の為に《付与術師》で精神力を消費し過ぎたのもあるかも知れない。
そろそろ休もう。
ボーッとしてきた頭のままテントをしまい、それからベッドに入り、自分のベッドがあるのに俺にくっついてきた二人を引き剥がすのも面倒で、俺はそのまま眠りについたのだった。
戦神の弟子 パーティ全滅!
ダンジョンウォーカーズに新メンバーか!?
ハーレムパーティーのズラン、ダンジョン内で倒れたまま目覚めず!?
今度は7階層から宝箱が! 完全熱耐性の首飾りが次回のオークションに出品か?!
2回目のA4版が販売されてたので買ってみたのだが、またも自分たちの話題が載ってることに驚いた。
いったい誰が……って一人しかいないよなぁ。
「これ、リークしたのブンゼさんでしょ」
ヌーコとマヨイがバッとソウブンゼの方に顔を向ける。
「ソウちゃんか呼び捨てでブンゼって呼んでって言ったでしょう?」
「どっちもなんか抵抗があるんですよ。それでどうなんですか?」
「正解よ?」
さも「当然でしょう?」と言うような顔でサラリとした返事に、ヌーコとマヨイが喰ってかかる。
入れてない!
認めてない!
そもそもなんでこの部屋にいるの!
まあ、ブンゼさんは柳に風で余裕の笑みをたたえたままだ。
それがまた更に二人の怒りのボルテージを上げさせるのだが、それは彼女の作戦なのか、単なる大人の余裕なのか。
あの後、予想通りにぴったりとついて離れないソウブンゼに辟易して、一旦街に戻って体制を整えたいと言ってきたのはヌーコだった。
ソウブンゼとタイミングがずれるように渡り扉を潜って階層を移動したはずなのに、いつの間にかエコーの範囲に入ってくる凄腕の追跡者に音を上げたのだ。
裏をかいて16階層から19階層に3階層も移動しても、休憩している間に追いつかれた時にヌーコが折れたのだった。
おそらくヌーコの全速力で街に戻り、それから街外れの安宿の部屋を借りたのだけど、二日もしないでソウブンゼは部屋のドアをノックしてきたわけだ。
もうどうせ居場所がバレるのならと、元々泊まることにしていた高級宿に部屋を移したのだが、今度は追い返しても窓から入ってきたり、油断してるとドアの鍵を開けて室内にいるという……本当に質の悪いおばさんストーカーに気に入られてしまったものだ。
「ブンゼさん。悪いけど一先ず明日まではこの部屋に入らないで欲しい。あなたのせいで二人ともこんな状態だからまともに話ができてないですし」
「仲間はずれは嫌よ。私に話せないことでもあるの?」
「はい」
喰い気味に、短く、少し強めに、答えてみた。
「……そう。それは魔道具を作る話?」
「はい」
どうせヌーコが話してたのを聞かれてるのだ。とりあえず当初の予定通り、イナワシロレイク・ダンジョンブレイクで手に入れた道具か力として進めてしまう。
使用回数に制限があったことにして、もう使えなくなったと言えばいい話だ。
嘘はつきたくないし、上手く演技できる自信はないから、ある程度の真実を混ぜて……いや、こういう小賢しくも複雑なことをするとボロが出るか。
あー、もう。
めんどくさいな。
「ん~、分かったわ。明日までに色々辻褄合わせを考えといてね?」
ふふ、と笑いながら寄りかかっていた窓際の壁から離れ、そして音も無く部屋を出ていったのだった。
「ごめんなさい。私がアレなんかに力を入れたからあんなおばさんさえ振り切ることができなくて……」
「いや、さすがのワイハラーってことだろう? ヌーコが駄目なんじゃないよ。あの人の隠密行動と追跡能力のスキルレベルが異常なんだって」
「そう。あたしも力を使ってやっと感知できるレベル」
「でも……悔しい。どうしたらいい? 今からスカウト系のスキルを上げても追いつけない気がする……アレのせいで中途半端になっちゃったよ」
「ヌーコ、そう言う考え方をするのは良くない。自分が望んだことだろ? 自分で選んだことだろ? それに俺たちは気づいただろ? スキルがなくたって努力すれば努力したなりの力が身に付くって」
「そう。諦めるより先にすることがある」
「コイル……マヨイちゃん……うん、分かったよ。そーだね。このまんま負けっぱなしでいるなんてヤだし!」
頭をなで、肩を揺すり、頬に手を当てて、ようやっとヌーコは立ち直ることができたのだった。
そう。ソウブンゼ憎しの根源は、ヌーコのパーティーにおけるスカウトとしてのプライドが大きく傷付いた部分にあったわけだ。
職業スキルに飛び付き、パーティー内での役割よりも、個人の力を選んだ結果を悔いていたわけだ。
でも、それでいいんだと思う。
自分の人生なんだし。
まあ、俺自身が、前衛なのに魔法系の職業スキルを取るっていうアホをやってるから、自分擁護も含めてヌーコを庇ってるのかも知れないけど。
ともかく。
せっかくの探索者ライフなんだ。
笑いながらやりたいようにやっていこう。
この後、室内にテントを設置し、その中で、更に念を入れて筆談ベースで明日からのソウブンゼ対策について話し合った。
やっぱりネックになるのはバックパックだった。
大量の食料や水を持ち運べないと、今までのように長期間潜り続けるのは難しい。
だから、俺のウエストバッグ以外は全部普通のバックパックに戻すことにした。
ウエストバッグだけはダンジョン産の不思議なバッグと言いきることに決めたのだ。
それから、ヌーコの「作れる」発言についても、「身代わり石が作れる」と言うことにした。
使い方が分からなかったけど、あのダークだかシルバーだかのエルフを見たことがヒントになって作れた、と。
5個目を作った所で「ダンジョン産の」魔道具が壊れたことにする。
だから、もう新しい身代わり石は作れない。
魔道具も残ってない。
なんて便利なんだダンジョン産。
凄いぞダンジョン産。
まあ、オークションに出した分と、マヨイの兼長、ヌーコの黒刀と小さいクロスボウ、戦神のベルトを考えると、そろそろ乱用はできないけど。
10階層までしかなかったと公表してしまっているからな。イナワシロレイク・ダンジョンがもっと深かったら……と思わなくもないが、もっと深かったらもっと強い階層主が出てきた可能性があるわけで、あれが限界だったとも言える。
俺は頭を振った。
仮定の話と、実際にあった話が混ざってきてしまったからだ。
明日以降の準備の為に《付与術師》で精神力を消費し過ぎたのもあるかも知れない。
そろそろ休もう。
ボーッとしてきた頭のままテントをしまい、それからベッドに入り、自分のベッドがあるのに俺にくっついてきた二人を引き剥がすのも面倒で、俺はそのまま眠りについたのだった。
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