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それぞれの秋
キャンプの秋 1
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なんでそんなに強くなったの?
ヌーコの黒刀と俺のメイスとで打ち合いをしていると、マヨイがぽつりとそんなことを言ってきた。
ヌーコもなにか口を開こうとしたので、メイスの回転数を上げて余裕を無くさせてみた。
が、ヌーコは持ち前の素早さと、器用度と敏捷度、それに《短剣》のスキル効果もあるだろうか。ともかく、俺の攻撃を捌きながら「私も気になるかも」と言ってきた。
「マヨイ、時間は?」
「あ、もう3分過ぎてた」
それを聞いて、ヌーコと俺は打ち合いを止めた。
「コイル、途中でスピード上げてごまかそうとしたでしょ? ちゃんと教えてよねー? それでみんなが強くなるならいいことでしょ?」
随分と距離が近くなったヌーコがそう言いながら、実際にその顔が俺の胸元にくっつきそうなくらいの距離まで近付いて来る。
「まあ、先に少し休もう」
そう言って、湖のほとりまで歩いていって腰を下ろす。
そして3人全員に《清浄》をかけた。
空は少しずつ茜色に染まり始め、湖面も同じ色に光り、俺が好きな湖の顔を見せてくれる。
ここはイナワシロレイク。元魔物街だ。
イナワシロレイク・ダンジョンを完全攻略したことで、アブクマダンジョン街で変に有名になってしまって活動しづらくなってしまった俺たちは、熱りが冷めるまでテントを持ってここで過ごす事に決めたのだ。
二人曰く、チートバッグに暫く生活できるだけの食料と水を詰め込んでここにやって来てから、既に一ヶ月が経っている。
探索がてらに湖を一周してる途中で、きのこ狩りをしている人たちと出会い、少し北に行った所にある山の麓の集落にお呼ばれしたりもした。
そこで食料と魔石を物々交換させてもらったりもしている。既に4回行ってるので週一のペースで通ってることになるか。
「それでどうなの?」
「うん。聞きたい」
二人が俺の両側にくっつくようにして座ってきて、さっきの話をぶり返してくる。
別に隠すことでもないんだけど、偉そうに話すような内容でもなんでもないんだよなぁ。
「敵の攻撃が当ってもダメージを受けないから、気持ちに余裕があってさ。だから「当たってもいいから」ギリギリで避ける練習をし続けたんだよ。魔物相手に」
「なんのスキル?」
「スキルじゃないって。いや、ダメージを受けなくなったのは能力度の恩恵とスキルのおかげだと思うけどな。攻撃をギリギリで躱すのは練習の成果だと思う……思いたい」
「コイルは本当に体力度に極振りしてるの? 今更疑うわけじゃないけど、不思議なことが多すぎて」
「ホントだって。体力度26、あとは4。って二人だから話してるんだからな。これ、絶対に他人に漏らすなよ?」
「うん。分かってるよー。でもそっかー、私たちだけ、に教えてくれてるんだよねー」
ニヤニヤしてるけど、その内容を疑ってたのお前だからな……信用があるんだかないんだか。
「それだけ? じゃないよね?」
「基本的にはそれだけだよ。普通なら当たったら生命力が減って、骨が折れて、血が吹き出たり、腕が斬り落とされるような攻撃をさ、避けて当たって避けて当たって避けて当たってってしてる内にな、どんだけ速い攻撃でも、見えて避けられるようになってきたんだよ」
「変態……?」
「コイルのこと好きだけど、私もちょっとどうかと思うよ、その特訓……」
……もう話すのを止めよう。
俺は口を噤んで湖と山と空を見つめることにした。
この時間帯はほんの数分でも色合いが変わっていって面白い。そして綺麗だ。
実際、ヌーコが俺の能力度やスキルを信じられない、というのは理解できる話だ。
ただ、俺たちはナニカから新しい名前を貰った時にレベル1が与えられ、そしてみんなが全能力度1と、技能点1点を貰うわけだけど、もし、同じレベル1同士が喧嘩をした場合、どちらかが勝ってどちらかは負けるんだ。
同じ条件のはずなのに。
足の速さだってそうだし、力の強さも、計算の速さも何もかも差があるんだ。
もちろん、運の要素が絡むものもあると思うけど、そもそも「基本的に能力は平等じゃない」んだ。
能力度の話じゃない。
個人の能力の話だ。
生まれ持った才能もそうだし、努力して手に入れたものも含めての力の話だ。
スキルもそうだ。
みんな当たり前に知っていることだけど、スキルが無くたって、よほど特殊なことじゃない限りはやる事ができる。
《短剣》を持ってなくたって短剣を振ることはできる。
《料理》を持ってなくたって料理をすることはできる。
《忍び足》を持ってなくたってソロリソロリと足音を抑えて歩くことはできる。
もちろん、スキルを持っていると一段上の力を発揮できるようになる。
ただ、その一段上の力の差というのがかなり大きな差だ。
一段の差というよりも、天才と凡才くらいの差があるかも知れない。
だけど、スキルを手に入れただけで、スキルを持たない一流の人と、いきなり互角にやり合えるようになったりする。
だから、基本的にはスキルを持ってない武器は誰も使わない。
スキルを取れば「努力しないで」一流になれてしまうのだから、それは多くの人にとって当たり前の選択なのかも知れない。
それと同じことで、他の事柄についても「スキルを持ってない行動」を最初から諦めてしまっている探索者が多いのだと思う。
でも、《料理》がなくたって料理はできるし、日々、料理を続けていれば包丁捌きも上手くなるし、味付けだって調整できるようになるんだ。
それに、スキルというものが与えられる前の時点で既に一流の料理人だった人は、《料理》スキルを持ってる人と同等くらいの力がある……はずだ。断言はできないけど。
でも、それが「ある」のだと、俺は信じている。
それはつまり、「スキルがなくても、練習し続けていれば普通に一流の域に辿り着ける可能性がある」と考えてるっていうことだ。
もちろん、派生スキルのようなスペシャルでファンタジーな効果は手に入らないんだろうけど。
で、俺はソロで潜り続けていた間中ずっと、魔物の攻撃を見切り、カウンターを入れ、武器を少しでも速く振ることに注力してきた。
もちろん最初は大きく避けてしまったり、避けられずに攻撃が当たることも多かった。
でも、徐々にできるようになっていったんだ。
そして、それらをある程度できるようになってきた後は、熱血少年漫画のように《付与術師》で自分の身体に高負荷をかけて戦い続けた。
厚手の探索着の重さを5キロ、10キロと重くしていった。
ブーツも、手袋も、メイスも重くしていった。
そのうち、視覚や聴覚にも負荷をかけていき、気配感知が身に付かないか、なども試していった。
かなりの回数、魔物の攻撃を受けてきたが、それでリタイアすることがないのだから存分にギリギリの戦いを経験することができたのだ。
いや、攻撃を食らいすぎればダメージを受けることもあったし、腕や足に大きな怪我をしたこともあった。
ギリギリアウトの状態にも何度か追いやられた経験がある。
ただ、それらも回復の魔法石やナマポでなんとか凌ぐことができていた。
だから続けられた。
これが今の俺が身に付けた力の理由、原因、方法、エトセトラ、エトセトラ、だ。
つまり、単なる努力の結晶ということ。
さらに言えば、実はいくつかの負荷効果は今もまだ残したままだったりする。
常に筋トレ状態だ。
ただ、これを二人に話せば、それこそまた「変態」と言われてしまうだろう。
「マゾ」認定されてしまうかも知れない。
そういう理由もあって、俺がソロで深い階層でも活動できるようになった話はほとんどしていなかったし、これからもしないんじゃないかと思う。
三人で湖畔に座っていると、いつの間にか空はほとんど夜の色になっていた。
この時期は、日が落ち始めると暗くなるのが特に早い。
俺は無言のまま立ち上がり、テントのそばにある、石を組み上げて作ったかまどに移動する。
今夜は北の集落で交換してきた牛肉を焼いて食べる予定だ。
マヨイとヌーコは後ろでヒソヒソ話しながら俺についてきているようだ。
俺に聞こえないように「変態」とか言ってるんじゃないことを祈ろう……
ヌーコの黒刀と俺のメイスとで打ち合いをしていると、マヨイがぽつりとそんなことを言ってきた。
ヌーコもなにか口を開こうとしたので、メイスの回転数を上げて余裕を無くさせてみた。
が、ヌーコは持ち前の素早さと、器用度と敏捷度、それに《短剣》のスキル効果もあるだろうか。ともかく、俺の攻撃を捌きながら「私も気になるかも」と言ってきた。
「マヨイ、時間は?」
「あ、もう3分過ぎてた」
それを聞いて、ヌーコと俺は打ち合いを止めた。
「コイル、途中でスピード上げてごまかそうとしたでしょ? ちゃんと教えてよねー? それでみんなが強くなるならいいことでしょ?」
随分と距離が近くなったヌーコがそう言いながら、実際にその顔が俺の胸元にくっつきそうなくらいの距離まで近付いて来る。
「まあ、先に少し休もう」
そう言って、湖のほとりまで歩いていって腰を下ろす。
そして3人全員に《清浄》をかけた。
空は少しずつ茜色に染まり始め、湖面も同じ色に光り、俺が好きな湖の顔を見せてくれる。
ここはイナワシロレイク。元魔物街だ。
イナワシロレイク・ダンジョンを完全攻略したことで、アブクマダンジョン街で変に有名になってしまって活動しづらくなってしまった俺たちは、熱りが冷めるまでテントを持ってここで過ごす事に決めたのだ。
二人曰く、チートバッグに暫く生活できるだけの食料と水を詰め込んでここにやって来てから、既に一ヶ月が経っている。
探索がてらに湖を一周してる途中で、きのこ狩りをしている人たちと出会い、少し北に行った所にある山の麓の集落にお呼ばれしたりもした。
そこで食料と魔石を物々交換させてもらったりもしている。既に4回行ってるので週一のペースで通ってることになるか。
「それでどうなの?」
「うん。聞きたい」
二人が俺の両側にくっつくようにして座ってきて、さっきの話をぶり返してくる。
別に隠すことでもないんだけど、偉そうに話すような内容でもなんでもないんだよなぁ。
「敵の攻撃が当ってもダメージを受けないから、気持ちに余裕があってさ。だから「当たってもいいから」ギリギリで避ける練習をし続けたんだよ。魔物相手に」
「なんのスキル?」
「スキルじゃないって。いや、ダメージを受けなくなったのは能力度の恩恵とスキルのおかげだと思うけどな。攻撃をギリギリで躱すのは練習の成果だと思う……思いたい」
「コイルは本当に体力度に極振りしてるの? 今更疑うわけじゃないけど、不思議なことが多すぎて」
「ホントだって。体力度26、あとは4。って二人だから話してるんだからな。これ、絶対に他人に漏らすなよ?」
「うん。分かってるよー。でもそっかー、私たちだけ、に教えてくれてるんだよねー」
ニヤニヤしてるけど、その内容を疑ってたのお前だからな……信用があるんだかないんだか。
「それだけ? じゃないよね?」
「基本的にはそれだけだよ。普通なら当たったら生命力が減って、骨が折れて、血が吹き出たり、腕が斬り落とされるような攻撃をさ、避けて当たって避けて当たって避けて当たってってしてる内にな、どんだけ速い攻撃でも、見えて避けられるようになってきたんだよ」
「変態……?」
「コイルのこと好きだけど、私もちょっとどうかと思うよ、その特訓……」
……もう話すのを止めよう。
俺は口を噤んで湖と山と空を見つめることにした。
この時間帯はほんの数分でも色合いが変わっていって面白い。そして綺麗だ。
実際、ヌーコが俺の能力度やスキルを信じられない、というのは理解できる話だ。
ただ、俺たちはナニカから新しい名前を貰った時にレベル1が与えられ、そしてみんなが全能力度1と、技能点1点を貰うわけだけど、もし、同じレベル1同士が喧嘩をした場合、どちらかが勝ってどちらかは負けるんだ。
同じ条件のはずなのに。
足の速さだってそうだし、力の強さも、計算の速さも何もかも差があるんだ。
もちろん、運の要素が絡むものもあると思うけど、そもそも「基本的に能力は平等じゃない」んだ。
能力度の話じゃない。
個人の能力の話だ。
生まれ持った才能もそうだし、努力して手に入れたものも含めての力の話だ。
スキルもそうだ。
みんな当たり前に知っていることだけど、スキルが無くたって、よほど特殊なことじゃない限りはやる事ができる。
《短剣》を持ってなくたって短剣を振ることはできる。
《料理》を持ってなくたって料理をすることはできる。
《忍び足》を持ってなくたってソロリソロリと足音を抑えて歩くことはできる。
もちろん、スキルを持っていると一段上の力を発揮できるようになる。
ただ、その一段上の力の差というのがかなり大きな差だ。
一段の差というよりも、天才と凡才くらいの差があるかも知れない。
だけど、スキルを手に入れただけで、スキルを持たない一流の人と、いきなり互角にやり合えるようになったりする。
だから、基本的にはスキルを持ってない武器は誰も使わない。
スキルを取れば「努力しないで」一流になれてしまうのだから、それは多くの人にとって当たり前の選択なのかも知れない。
それと同じことで、他の事柄についても「スキルを持ってない行動」を最初から諦めてしまっている探索者が多いのだと思う。
でも、《料理》がなくたって料理はできるし、日々、料理を続けていれば包丁捌きも上手くなるし、味付けだって調整できるようになるんだ。
それに、スキルというものが与えられる前の時点で既に一流の料理人だった人は、《料理》スキルを持ってる人と同等くらいの力がある……はずだ。断言はできないけど。
でも、それが「ある」のだと、俺は信じている。
それはつまり、「スキルがなくても、練習し続けていれば普通に一流の域に辿り着ける可能性がある」と考えてるっていうことだ。
もちろん、派生スキルのようなスペシャルでファンタジーな効果は手に入らないんだろうけど。
で、俺はソロで潜り続けていた間中ずっと、魔物の攻撃を見切り、カウンターを入れ、武器を少しでも速く振ることに注力してきた。
もちろん最初は大きく避けてしまったり、避けられずに攻撃が当たることも多かった。
でも、徐々にできるようになっていったんだ。
そして、それらをある程度できるようになってきた後は、熱血少年漫画のように《付与術師》で自分の身体に高負荷をかけて戦い続けた。
厚手の探索着の重さを5キロ、10キロと重くしていった。
ブーツも、手袋も、メイスも重くしていった。
そのうち、視覚や聴覚にも負荷をかけていき、気配感知が身に付かないか、なども試していった。
かなりの回数、魔物の攻撃を受けてきたが、それでリタイアすることがないのだから存分にギリギリの戦いを経験することができたのだ。
いや、攻撃を食らいすぎればダメージを受けることもあったし、腕や足に大きな怪我をしたこともあった。
ギリギリアウトの状態にも何度か追いやられた経験がある。
ただ、それらも回復の魔法石やナマポでなんとか凌ぐことができていた。
だから続けられた。
これが今の俺が身に付けた力の理由、原因、方法、エトセトラ、エトセトラ、だ。
つまり、単なる努力の結晶ということ。
さらに言えば、実はいくつかの負荷効果は今もまだ残したままだったりする。
常に筋トレ状態だ。
ただ、これを二人に話せば、それこそまた「変態」と言われてしまうだろう。
「マゾ」認定されてしまうかも知れない。
そういう理由もあって、俺がソロで深い階層でも活動できるようになった話はほとんどしていなかったし、これからもしないんじゃないかと思う。
三人で湖畔に座っていると、いつの間にか空はほとんど夜の色になっていた。
この時期は、日が落ち始めると暗くなるのが特に早い。
俺は無言のまま立ち上がり、テントのそばにある、石を組み上げて作ったかまどに移動する。
今夜は北の集落で交換してきた牛肉を焼いて食べる予定だ。
マヨイとヌーコは後ろでヒソヒソ話しながら俺についてきているようだ。
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