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Dungeon Walkers
6 図書館
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特に集合時間は決めてなかったから、朝起きて、リヤカーでのごみ捨て終わらせた後、すぐに図書館のそばにある公園に行って、そこで筋トレをしながら開館時間を待った。
勝ち負けじゃないんだが、最近のベイガーを見ていると、どうしても自分の存在価値の低さに気付いてしまう。
正直、《勇者4》というのは凄い。
《勇者》生命力、精神力をレベル✕4点増加・すべての能力度をレベル✕3点増加・すべての武具の扱いにレベル+2補正
つまり、生命力と精神力は20+4✕4で最低でも36点。
全能力が4✕3点高くなってるんだから、どの能力度も13点以上なわけだから当たり前のことなんだけど、「これが天才か」と言いたくなるレベルで凄い。
ここ最近はベイガーと戦闘訓練をしても勝てなくなってきていた。
基礎能力だけでなく、武具の扱いにも+6レベル相当の効果があるわけだから、《鎚鉾3》の俺が敵うわけがなかった。
同じハンマーを持っても、俺は武器の取り扱いレベルは3。
ベイガーは《鎚鉾》スキルを取ってないけどレベル6だ。
もちろん、ベイガーには派生がない不利があるけど、それを12点増えてる筋力度やその他の能力でカバーできるみたいで良くて互角。
ベイガーが《長剣》を持ったらもうまったく敵わなくなってしまった。
明日、バスタードソードを買うって言ってたけど、その剣は片手持ちなら《長剣》、両手持ちなら《大剣》のスキルが適用される武器らしい。
今のロングソードよりも刀身が長く重くなり、柄も長くなるそうだ。
その分、片手持ちの場合はロングソードよりも取り扱いが難しく、両手で扱う場合は普通のグレートソードよりも威力が少し軽めになるそうだ。
ベイガーにとってはスキル的な問題はほとんどないので、状況に応じて使い分けができるようになる分、更に火力アップすることになると言えるだろう。
というわけで、俺は彼らのパーティーの中でやることがなくて、最近の探索をつまらなく感じて来ているわけだ。
敵が出てくればシュゴリンが敵を引きつけて、スピードのあるベイガーとマヨイがそれを切り伏せる。
罠があればヌーコが発見するし、解除もやってくれる。
せめて地図を描くくらいはやろうかと思うのだけど、それもヌーコがやってくれちゃうしな。
俺にできるのは、たまに天狗になるベイガーに「油断するな」「気を引き締めろ」っていうくらいのものだ。
まあ、実際、天狗になっても仕方ないくらい強くなってるんだけど。
油断して敵に先手を取られたとしても、無傷で敵を倒せてしまうのが今のベイガーだからな。
なのに小言。
自分より強い相手に小言。
俺がやられたら嫌なことだよな。
もしかしたら俺なら「俺より弱いくせに何言ってんだ、先輩ヅラすんなよ」って思うかもしれない。
……老婆心ってやつで、本当に心配して言ってることなんだけど、立場を逆にして考えたら「歳が上ってだけで偉そうに」って思われても仕方がないな。
ザ・老害。
まさに老害。
俺老害。
……はぁ。
《付与術師》であることをみんなに明かして、支援に徹することを決めさえすれば、俺でも役立てることがあるんだろうけど、それは「俺のやりたいこと」じゃないからなあ。
もちろん、付与魔術は凄いし、それ自体はものすごく気に入っている。でも、だからって、じゃあ後ろでみんなを支えます、便利な道具を事前に準備します、ってポジションにつくのはなんか違うわけで。
というか、そもそも正式にパーティーに参加したわけじゃないのに、ここ最近、もう一ヶ月くらいか。なんかオフまで決められて毎回付き合わされてるんだよな。
まあベイガーの《勇者》というクラススキルがどれ程のものか見たかったし見れたわけだから、自由がなかったことにそんなに不満はないんだけど。
ただ、《勇者》は規格外の強さだってことが分かったし、今の俺だと彼女たちのパーティーには合わないってことも分かったから、そろそろ離れる時期だなと思う。
ん~~~~~~ただ言い方をどうするかなあ。
昨日、あの後、シュゴリンとベイガーがどうなったかってのも影響してくるかもなぁ。
うまく番成立とかしてくれてればいいんだけど。
機嫌が悪いよりは、機嫌いい方が話がしやすいからな。
微妙な感じなら……とりあえず明日からのソロ探索中に考えるか。
そんな事を考えながら筋トレを続けていると図書館の正門が開かれた。
俺は誰を待つこともなく、一番乗りで入ることにしたのだった。
・オーエドネリマダンジョン・スタンピード発生
レベル3
・アブクマ外街で連続殺人事件発生
・中央都イツツスミ商会の武具・魔道具展開催
黒石版を見ると、やはり最初に注目記事に目が行ってしまう。
字がでかくて真中に書かれている。それだけのことなのにな。
しかし、普段、情報があまり入ってこないけど、中央都近くでスタンピードか。
スタンピードとは、簡単に言うと魔物がダンジョンから出てきてしまったという意味だ。
ダンジョン内で発生、湧いた魔物が討伐されずに放置され続けるとダンジョンから出てきてしまうのだそうだ。
だから、スタンピードが発生して、調査をしてみてから初めて新しいダンジョンができたことに気が付くことがほとんどらしい。
ただ、オーエドネリマのように、既に発見されているダンジョンがスタンピードを起こすは珍しいと思う。
まあ、レベル3くらいなら、ここに情報が来てる今の時点では終息してるだろうから心配することもないんだろうけど。
ちなみにレベル3と言うのは危険度のことで、これはダンジョンで戦ったことのない一般人では太刀打ちできないレベルの魔物が出てきてしまったことを表す。
だったと思う。
逆に言えば探索できるレベルの人間にはそれほど脅威じゃないってことだ。
もしかしたら、アッキーとかが出陣してるのかも知れないな。
そんな風に、既に少し懐かしく感じる名前を思い出した。
あと怖いのは連続殺人事件か。
どうやら、この間の占い師殺人事件から始まって、再度他の占い師や、探索者上がりの助言師? それに神の声が聞こえるようになったという使徒とやらに与した人たちなど、この一ヶ月ちょっとの間に6人もの人間が殺されているそうだ。
管理局内の人が書いてる記事なんだろうけど、管理局の捜査能力、自警能力が足りないんじゃないか、などと書いてある。
そこには勾留中だった犯罪探索者に逃げられた事なども書かれていて、この人、この仕事クビになるんじゃないかと読んでて少しだけ心配になった。
しかし、勾留中の犯罪探索者が逃げ出したって……こういうのって知る人ぞ知る情報じゃなくて、もっと多くの人に見てもらわないとまずいんじゃないのか?
結構危険な話だろ、これ、絶対。
あともう一つの注目記事も、探索者全員が知っておいた方がいいよなぁ。
偶然立ち寄った人だけじゃなくて、もっと周知して人を集めた方がいいと思うんだけど。
来週か。
大企業の魔道具とか楽しみだな。
暫く図書館に来てなかった期間の過去の情報も見たかったけど、この黒石版の情報に限っては古い情報がないんだよな。
司書さんたちに聞いても知らないと言われるだけだし。
マヨイとヌーコの二人が図書館に来たのは、俺がそろそろ帰ろうかと思い始めた3時間後くらいのことだった。
勝ち負けじゃないんだが、最近のベイガーを見ていると、どうしても自分の存在価値の低さに気付いてしまう。
正直、《勇者4》というのは凄い。
《勇者》生命力、精神力をレベル✕4点増加・すべての能力度をレベル✕3点増加・すべての武具の扱いにレベル+2補正
つまり、生命力と精神力は20+4✕4で最低でも36点。
全能力が4✕3点高くなってるんだから、どの能力度も13点以上なわけだから当たり前のことなんだけど、「これが天才か」と言いたくなるレベルで凄い。
ここ最近はベイガーと戦闘訓練をしても勝てなくなってきていた。
基礎能力だけでなく、武具の扱いにも+6レベル相当の効果があるわけだから、《鎚鉾3》の俺が敵うわけがなかった。
同じハンマーを持っても、俺は武器の取り扱いレベルは3。
ベイガーは《鎚鉾》スキルを取ってないけどレベル6だ。
もちろん、ベイガーには派生がない不利があるけど、それを12点増えてる筋力度やその他の能力でカバーできるみたいで良くて互角。
ベイガーが《長剣》を持ったらもうまったく敵わなくなってしまった。
明日、バスタードソードを買うって言ってたけど、その剣は片手持ちなら《長剣》、両手持ちなら《大剣》のスキルが適用される武器らしい。
今のロングソードよりも刀身が長く重くなり、柄も長くなるそうだ。
その分、片手持ちの場合はロングソードよりも取り扱いが難しく、両手で扱う場合は普通のグレートソードよりも威力が少し軽めになるそうだ。
ベイガーにとってはスキル的な問題はほとんどないので、状況に応じて使い分けができるようになる分、更に火力アップすることになると言えるだろう。
というわけで、俺は彼らのパーティーの中でやることがなくて、最近の探索をつまらなく感じて来ているわけだ。
敵が出てくればシュゴリンが敵を引きつけて、スピードのあるベイガーとマヨイがそれを切り伏せる。
罠があればヌーコが発見するし、解除もやってくれる。
せめて地図を描くくらいはやろうかと思うのだけど、それもヌーコがやってくれちゃうしな。
俺にできるのは、たまに天狗になるベイガーに「油断するな」「気を引き締めろ」っていうくらいのものだ。
まあ、実際、天狗になっても仕方ないくらい強くなってるんだけど。
油断して敵に先手を取られたとしても、無傷で敵を倒せてしまうのが今のベイガーだからな。
なのに小言。
自分より強い相手に小言。
俺がやられたら嫌なことだよな。
もしかしたら俺なら「俺より弱いくせに何言ってんだ、先輩ヅラすんなよ」って思うかもしれない。
……老婆心ってやつで、本当に心配して言ってることなんだけど、立場を逆にして考えたら「歳が上ってだけで偉そうに」って思われても仕方がないな。
ザ・老害。
まさに老害。
俺老害。
……はぁ。
《付与術師》であることをみんなに明かして、支援に徹することを決めさえすれば、俺でも役立てることがあるんだろうけど、それは「俺のやりたいこと」じゃないからなあ。
もちろん、付与魔術は凄いし、それ自体はものすごく気に入っている。でも、だからって、じゃあ後ろでみんなを支えます、便利な道具を事前に準備します、ってポジションにつくのはなんか違うわけで。
というか、そもそも正式にパーティーに参加したわけじゃないのに、ここ最近、もう一ヶ月くらいか。なんかオフまで決められて毎回付き合わされてるんだよな。
まあベイガーの《勇者》というクラススキルがどれ程のものか見たかったし見れたわけだから、自由がなかったことにそんなに不満はないんだけど。
ただ、《勇者》は規格外の強さだってことが分かったし、今の俺だと彼女たちのパーティーには合わないってことも分かったから、そろそろ離れる時期だなと思う。
ん~~~~~~ただ言い方をどうするかなあ。
昨日、あの後、シュゴリンとベイガーがどうなったかってのも影響してくるかもなぁ。
うまく番成立とかしてくれてればいいんだけど。
機嫌が悪いよりは、機嫌いい方が話がしやすいからな。
微妙な感じなら……とりあえず明日からのソロ探索中に考えるか。
そんな事を考えながら筋トレを続けていると図書館の正門が開かれた。
俺は誰を待つこともなく、一番乗りで入ることにしたのだった。
・オーエドネリマダンジョン・スタンピード発生
レベル3
・アブクマ外街で連続殺人事件発生
・中央都イツツスミ商会の武具・魔道具展開催
黒石版を見ると、やはり最初に注目記事に目が行ってしまう。
字がでかくて真中に書かれている。それだけのことなのにな。
しかし、普段、情報があまり入ってこないけど、中央都近くでスタンピードか。
スタンピードとは、簡単に言うと魔物がダンジョンから出てきてしまったという意味だ。
ダンジョン内で発生、湧いた魔物が討伐されずに放置され続けるとダンジョンから出てきてしまうのだそうだ。
だから、スタンピードが発生して、調査をしてみてから初めて新しいダンジョンができたことに気が付くことがほとんどらしい。
ただ、オーエドネリマのように、既に発見されているダンジョンがスタンピードを起こすは珍しいと思う。
まあ、レベル3くらいなら、ここに情報が来てる今の時点では終息してるだろうから心配することもないんだろうけど。
ちなみにレベル3と言うのは危険度のことで、これはダンジョンで戦ったことのない一般人では太刀打ちできないレベルの魔物が出てきてしまったことを表す。
だったと思う。
逆に言えば探索できるレベルの人間にはそれほど脅威じゃないってことだ。
もしかしたら、アッキーとかが出陣してるのかも知れないな。
そんな風に、既に少し懐かしく感じる名前を思い出した。
あと怖いのは連続殺人事件か。
どうやら、この間の占い師殺人事件から始まって、再度他の占い師や、探索者上がりの助言師? それに神の声が聞こえるようになったという使徒とやらに与した人たちなど、この一ヶ月ちょっとの間に6人もの人間が殺されているそうだ。
管理局内の人が書いてる記事なんだろうけど、管理局の捜査能力、自警能力が足りないんじゃないか、などと書いてある。
そこには勾留中だった犯罪探索者に逃げられた事なども書かれていて、この人、この仕事クビになるんじゃないかと読んでて少しだけ心配になった。
しかし、勾留中の犯罪探索者が逃げ出したって……こういうのって知る人ぞ知る情報じゃなくて、もっと多くの人に見てもらわないとまずいんじゃないのか?
結構危険な話だろ、これ、絶対。
あともう一つの注目記事も、探索者全員が知っておいた方がいいよなぁ。
偶然立ち寄った人だけじゃなくて、もっと周知して人を集めた方がいいと思うんだけど。
来週か。
大企業の魔道具とか楽しみだな。
暫く図書館に来てなかった期間の過去の情報も見たかったけど、この黒石版の情報に限っては古い情報がないんだよな。
司書さんたちに聞いても知らないと言われるだけだし。
マヨイとヌーコの二人が図書館に来たのは、俺がそろそろ帰ろうかと思い始めた3時間後くらいのことだった。
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