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レベルシステム
15 謎のレベルアップ
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えっ、なんでだ?
さっきの戦闘でレベルが上がったばかりなのに、なんでゴブリン一匹倒しただけでまたレベルが上がるんだ?
人助けをしたからか?
それとも貯まってた経験値があったとかか?
それとも、今倒したゴブリンが実は凄い強い奴でそれで上がったのか?
分からない。
分からないけど、上がってくれたんならありがたい話だ。
コイル
人族・オス・22年
正常
レベル17(能力点0・技能点1)
生命力20/20
精神力17/20
筋力度2
敏捷度2
器用度2
体力度12
感応度2
知覚度2
《鎚鉾3》
《鎚鉾派生・衝撃》
《鎚鉾派生・軽量化》
《付与術師》
とりあえず体力度を上げておいた。
そろそろ他の能力度も上げたほうがいいような気はするんだけど、現状、他の能力に割り振った値が少ないせいか、他の能力の恩恵をあまり感じられなくて、結局は体力度に振ってしまってる感じだ。
スキルはどうするかなぁ。
と、スキルボードを開いた所で声を掛けられてることに気が付いた。
「コイ……おい、あんた。おい、大丈夫か……あっ、気がついた? 大丈夫か?」
意識をスキルボードから通常の視界に切り替えると、凄い近くに、さっき目が合った女の子の顔があった。
「あ、ああ、大丈夫だよ」
俺はゆっくりと起き上がって地面に座った。吃りながらもなんとか返事をして、それから座った姿勢のままガサガサと少し後退して距離をとった。
俺の行動に「なんだこいつ」みたいな呆れ顔をする女の子は、それこそ漫画チックに汗を垂らしながら「たはは」とでも笑いそうな雰囲気だ。
「いや、助けられたのに、その恩人が死んじまってたら一生気になるからな。助けられたあたしが言うのもおかしいんだが、あんたが生きてて良かったよ」
ああ、目の焦点が合ってない変な顔をしてたんだろうな。
レベルアップの時はカズたちも変な顔をしてたっけ。まあ、それはいいか。
俺は立ち上がってケツと足を軽く叩いて埃を払った。
「いや、助けを求められたわけじゃないのに勝手に参戦して悪かった。君らだけでも行けそうだなと思って、向こうの通路のとこで待ってたんだけどね。さっきの状況はちょっとまずそうな感じだったから入らせてもらったんだ」
その後、少ししてから目を覚ました大盾の人ーーシュゴリンと言う名の女の子だったーーからしつこいくらいにお礼を言われた。
もう一人倒れてた子はヌーコというスカウト系の子で、頭を打って気を失ってるだけと分かって、この子の回復を待つことになった。
あたふたしてただけの子は、アッキーという名の魔女っ子ちゃんだった。精神力がほぼゼロらしく、わーきゃー騒いでたけど、実はフラフラの状態だそうだ。
で、男勝りの口調で話すのはマヨイと言う名の長髪の女の子だ。よく見ると長剣は今流行のロングソードじゃなくて、どうやら日本刀のようだった。
本当はもう一人、ダダルーヤという男の自称賢者がいたらしいんだけど、彼は戦局が不利と見るやさっさと逃げ出してったそうだ。
そもそも、その男はお試しで彼女たちのパーティーに参加してたらしく、逃げたことにムカつきはするものの、結果的に自分たちは生き残れたし、逃げ出すのは想定の範囲内の行動だったからどうでもいいや、って扱いらしい。
実にサバサバしてていいな。
まあ、サバサバしてるというよりは、この4人パーティーが本来の姿で、おまけでお試し中だった男のことなんて、4人ともそもそも信用してなかった、ってことなんだろう。
30分くらいしてヌーコが目を覚ましたので、彼女にナマポを飲ませてから5人で地上に向かう事になった。
ナマポを飲んで一旦は落ち着いたヌーコだったけど、俺に気が付くなり「え? ええ? えええ?」とか、「嘘っ」とか繰り返しはじめたので、頭の打ち所が悪かったんじゃないかと心配になった。
マヨイがゴニョゴニョと何かをヌーコに耳打ちしたらスッと落ち着いてたけど。
いやしかしだね。俺は本当は4階層でもうちょっと稼いでから帰るつもりだったんだけどね。
10万プラス、夕飯を奢るから、と言い募られて「じゃ、じゃあ」と返事をしてしまった次第だ。
10万は貰っとくけど、面倒くさい事になりかねないから夕飯は辞退しよう。
そう心に決めて、彼女たちの道案内、兼、護衛のような感じで地上に向かったのだった。
4階層に戻ってからも彼女たちの緊張は続いていた。5階層に行くくらいのパーティーなのに何でだろう、と気になって、失礼にならない感じで聞いてみたところ、命の恩人ですから、という理由を付けた上で彼女たちは自分のレベルを教えてくれた。
まあ、俺には相手のステータスを見ることは出来ないから全部を信じるわけにはいかないんだけど、彼女たちの自己申告によればレベル10なんだそうだ。
今朝、レベル棒判定で10階層までの探索許可を手に入れて、即5階層まで行くとか勇気あるなあ、と思っていたら、どうやらダダルーヤの提案だったらしい。
そいつはレベル15で、7階層まで行ったことがあるから大丈夫だ、と言ってたんだとか。
強いパーティーにいれば……5人全員がレベル15なら合わせて75か。それなら7階層を探索できるってことなのかね。
そいつのレベルが申告通りなら、だけど。
……俺はレベル17になったけど、まだ6階層を探索する自信はないなぁ。
4階層では、運良くすぐ近くに戻り扉があったので戦闘はなかったけど、3階層以降は6回ほど魔物と遭遇した。
戦闘はナマポで全回復済みの女性陣にお任せした。
憂さ晴らしに暴れたかったそうだ。
《ファイアアロー》がジャイアントバットを焼き上げ、《シールドバッシュ》でジャイアントワームをぐちゃりと潰し、《投擲》の投げ串? 針? がジャイアントラットをハリネズミに変え、《居合》でゴブリンがスッパリと3つに斬られて崩れた。
3階層の魔物は少し苦戦してたけど、2階層、1階層ではかなりの無双状態だった。
しかしね。
となると、俺、彼女たちに護衛役として同行してる意味がないんじゃないか、って思うんだけど……どうなんだ?
さっきの戦闘でレベルが上がったばかりなのに、なんでゴブリン一匹倒しただけでまたレベルが上がるんだ?
人助けをしたからか?
それとも貯まってた経験値があったとかか?
それとも、今倒したゴブリンが実は凄い強い奴でそれで上がったのか?
分からない。
分からないけど、上がってくれたんならありがたい話だ。
コイル
人族・オス・22年
正常
レベル17(能力点0・技能点1)
生命力20/20
精神力17/20
筋力度2
敏捷度2
器用度2
体力度12
感応度2
知覚度2
《鎚鉾3》
《鎚鉾派生・衝撃》
《鎚鉾派生・軽量化》
《付与術師》
とりあえず体力度を上げておいた。
そろそろ他の能力度も上げたほうがいいような気はするんだけど、現状、他の能力に割り振った値が少ないせいか、他の能力の恩恵をあまり感じられなくて、結局は体力度に振ってしまってる感じだ。
スキルはどうするかなぁ。
と、スキルボードを開いた所で声を掛けられてることに気が付いた。
「コイ……おい、あんた。おい、大丈夫か……あっ、気がついた? 大丈夫か?」
意識をスキルボードから通常の視界に切り替えると、凄い近くに、さっき目が合った女の子の顔があった。
「あ、ああ、大丈夫だよ」
俺はゆっくりと起き上がって地面に座った。吃りながらもなんとか返事をして、それから座った姿勢のままガサガサと少し後退して距離をとった。
俺の行動に「なんだこいつ」みたいな呆れ顔をする女の子は、それこそ漫画チックに汗を垂らしながら「たはは」とでも笑いそうな雰囲気だ。
「いや、助けられたのに、その恩人が死んじまってたら一生気になるからな。助けられたあたしが言うのもおかしいんだが、あんたが生きてて良かったよ」
ああ、目の焦点が合ってない変な顔をしてたんだろうな。
レベルアップの時はカズたちも変な顔をしてたっけ。まあ、それはいいか。
俺は立ち上がってケツと足を軽く叩いて埃を払った。
「いや、助けを求められたわけじゃないのに勝手に参戦して悪かった。君らだけでも行けそうだなと思って、向こうの通路のとこで待ってたんだけどね。さっきの状況はちょっとまずそうな感じだったから入らせてもらったんだ」
その後、少ししてから目を覚ました大盾の人ーーシュゴリンと言う名の女の子だったーーからしつこいくらいにお礼を言われた。
もう一人倒れてた子はヌーコというスカウト系の子で、頭を打って気を失ってるだけと分かって、この子の回復を待つことになった。
あたふたしてただけの子は、アッキーという名の魔女っ子ちゃんだった。精神力がほぼゼロらしく、わーきゃー騒いでたけど、実はフラフラの状態だそうだ。
で、男勝りの口調で話すのはマヨイと言う名の長髪の女の子だ。よく見ると長剣は今流行のロングソードじゃなくて、どうやら日本刀のようだった。
本当はもう一人、ダダルーヤという男の自称賢者がいたらしいんだけど、彼は戦局が不利と見るやさっさと逃げ出してったそうだ。
そもそも、その男はお試しで彼女たちのパーティーに参加してたらしく、逃げたことにムカつきはするものの、結果的に自分たちは生き残れたし、逃げ出すのは想定の範囲内の行動だったからどうでもいいや、って扱いらしい。
実にサバサバしてていいな。
まあ、サバサバしてるというよりは、この4人パーティーが本来の姿で、おまけでお試し中だった男のことなんて、4人ともそもそも信用してなかった、ってことなんだろう。
30分くらいしてヌーコが目を覚ましたので、彼女にナマポを飲ませてから5人で地上に向かう事になった。
ナマポを飲んで一旦は落ち着いたヌーコだったけど、俺に気が付くなり「え? ええ? えええ?」とか、「嘘っ」とか繰り返しはじめたので、頭の打ち所が悪かったんじゃないかと心配になった。
マヨイがゴニョゴニョと何かをヌーコに耳打ちしたらスッと落ち着いてたけど。
いやしかしだね。俺は本当は4階層でもうちょっと稼いでから帰るつもりだったんだけどね。
10万プラス、夕飯を奢るから、と言い募られて「じゃ、じゃあ」と返事をしてしまった次第だ。
10万は貰っとくけど、面倒くさい事になりかねないから夕飯は辞退しよう。
そう心に決めて、彼女たちの道案内、兼、護衛のような感じで地上に向かったのだった。
4階層に戻ってからも彼女たちの緊張は続いていた。5階層に行くくらいのパーティーなのに何でだろう、と気になって、失礼にならない感じで聞いてみたところ、命の恩人ですから、という理由を付けた上で彼女たちは自分のレベルを教えてくれた。
まあ、俺には相手のステータスを見ることは出来ないから全部を信じるわけにはいかないんだけど、彼女たちの自己申告によればレベル10なんだそうだ。
今朝、レベル棒判定で10階層までの探索許可を手に入れて、即5階層まで行くとか勇気あるなあ、と思っていたら、どうやらダダルーヤの提案だったらしい。
そいつはレベル15で、7階層まで行ったことがあるから大丈夫だ、と言ってたんだとか。
強いパーティーにいれば……5人全員がレベル15なら合わせて75か。それなら7階層を探索できるってことなのかね。
そいつのレベルが申告通りなら、だけど。
……俺はレベル17になったけど、まだ6階層を探索する自信はないなぁ。
4階層では、運良くすぐ近くに戻り扉があったので戦闘はなかったけど、3階層以降は6回ほど魔物と遭遇した。
戦闘はナマポで全回復済みの女性陣にお任せした。
憂さ晴らしに暴れたかったそうだ。
《ファイアアロー》がジャイアントバットを焼き上げ、《シールドバッシュ》でジャイアントワームをぐちゃりと潰し、《投擲》の投げ串? 針? がジャイアントラットをハリネズミに変え、《居合》でゴブリンがスッパリと3つに斬られて崩れた。
3階層の魔物は少し苦戦してたけど、2階層、1階層ではかなりの無双状態だった。
しかしね。
となると、俺、彼女たちに護衛役として同行してる意味がないんじゃないか、って思うんだけど……どうなんだ?
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