植物

お前は、もう死んだんだろう?

神様と悪魔が囁く。

俺は脳死状態。

幽体離脱して自分の妻を見つめている。

「あなた!起きて!」

無駄無駄、頭半分潰れちゃったじゃん。

神様が鼻糞を舐めながら言った。

そんな事ありません。目を覚ますかもしれません。

悪魔が仏みたいな事を言う。

泣いてる妻にスモールが近づく。

スモールカードを渡して消えた。

「誰だ!あれは?」

スモール様だろ。
と神様が吐き捨てるように言った。

現代の救世主です。
と悪魔が言う。

スモール。

そんな時に嫌なヤツが病室に入って来た。

「兄さん脳死だって?」

弟登場である。

「姉さん、俺が幸せにしてやるよ。」

妻が弟の頬を平手打ちした。

「この野郎!兄さんの前で犯してやる!」

地獄だ!と悪魔。

天国だ!と神様。

生でレイプが見れるなんて最高だ!

俺は何度も弟を殴り付けたが空を切るばかり。

「頂きま〜す。」

と弟が言った瞬間、弟は腹を刺されて倒れた。

妻が心中しようと思って持って来た包丁で俺が弟を刺したのだ。

「あなた!助けてくれたのね。」

俺はすぐに植物状態となった。

何だよクソ野郎!俺の負けかよ。
神様は悪態をついた。

約束は、約束。
悪魔は、静かに呟いた。

神様と悪魔は賭けをしていたらしい。

神様は、「お前の銀行口座に一生遊んで暮らせる金振り込んでいたぞ。」

と俺に言った。

妻は、俺と弟をスモールカードに入れた。

で、天国か地獄どっちに行くのですか?

え?選べるの?

妻は、その後地方の施設に俺を移して何も話さない俺を相手に笑いながら話しかける。

俺は、幽体離脱を選んだ。

妻と歳を重ねて行く事にく決めた。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,269 位 / 192,269件 ホラー 6,815 位 / 6,815件

あなたにおすすめの小説

ある復讐者の日常~灯台下暗し~

登美能那賀須泥毘古命
ホラー
不定期で、書いていこうと考えています。 もしよければ感想をお願いします。 ある町で、悲惨な事件が起きた。 その事件とは一家惨殺事件で、犯人はいまだに捕まっていない。 この物語は、そんな事件でただ唯一生き残ってしまった父親の物語である。

祈甕~いのりがめ~・呪甕~のろいがめ~

黒駒臣
ホラー
解体目前の古い物置にあったゴミバケツの中に入っていたものは……   *グロ描写あり注意

[全15話完結済]ゾクッ彼女の怪談は不思議な野花を咲かせる

野花マリオ
ホラー
※この作品は彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせるシリーズの続編にあたります。この作品は前作を読まなくても繋がりはほぼ薄いのでこちらから先に読んでいただいても大丈夫です。 あらすじ 架空上の石山県野花市の住人小石麻紀はその地に伝聞する怪談を語ると彼女が現れると聞いて実際に友人達の前に披露する。その時に彼女が現れる名はーー。 ※この作品はフィクションです。実在する人物、団体、企業、名称などは一切関係ありません。 ゾクッ全15怪談。毎日午前6時1話更新です。

人形撃

雪水
ホラー
人形って怖いよね。 珈琲の匂いのする思い出が最近行き詰まり気味なので息抜きで書きます

近辺オカルト調査隊

麻耶麻弥
ホラー
ある夏の夜、幼なじみの健人、彩、凛は ちょっとした肝試しのつもりで近辺で噂の幽霊屋敷に向かった。 そこでは、冒涜的、超自然的な生物が徘徊していた。 3人の運命は_______________ >この作品はクトゥルフ神話TRPGのシナリオを元に作ったものです。 この作品を見てクトゥルフ神話TRPGに興味を持った人はルールブックを買って友達と遊んでみてください。(布教)

猫のおでん屋

SHOTARO
ホラー
「猫のおでん屋」のおでんは、美味にして珍味。 だが、あまり流行っていない…… その理由は? 他サイトにも投稿予定

手毬哥

猫町氷柱
ホラー
新築アパートの404号室に住み始めた僕。なぜかその日から深夜におかしな訪問者がいることに気づく。そして徐々に巻き込まれる怪奇現象……彼は無事抜け出すことができるだろうか。怪異が起きる原因とは一体……

見えざる者

駄犬
ホラー
※冒頭抜粋  ワタシには霊感があるらしい。「あるらしい」と、忌避感のある言い回しで、明文化を避けるのには訳がある。鏡越しに自分の姿を手取り足取り、他人と共有するような手軽さに欠ける霊という存在は、舌先三寸でいくらでも飾り立てることが出来るからだ。つまり、真偽を叩き台に上げて舌鋒鋭く言い合うだけの徒労なる時間が待ち受けており、幼少期から今日に至るまで建設的な意見の交わし合いに発展したことが一度たりともなく、苦渋を飲んでばかりの経験から、自ら率先して霊の存在を発信することがなくなった。だからワタシは、怪談話の中心となる「霊」について悍ましげに語られた瞬間、さめざめとした眼差しを向けがちだ。

処理中です...