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2章
EP.19祈り
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薄暗い部屋の中、俺はずっとベッドの上で愕然としていた。
コンさんがかつての同胞を喰ってしまったことがショックと言えばショックなのだが、コンさんがその行動を取ったことを、信じられないと思えないことも辛かった。コンさんは判断が早い子だ。覚悟を一瞬で決めてしまえる子だ。即座に極端な行動を取ってしまえる子だとわかっていたからこそ、あれが気の迷いや場に流されてした決断ではないことが、俺をずっと悩ませていた。
コンさんは、俺が期待したよりもずっと残酷だ。俺やアイディンやミドに向けた優しさが嘘だとは思えない。ただ、優しい時のコンさんと、残酷な時のコンさんには、激しい温度差があって、その二つの顔が両方コンさんの持つ顔なのだと、どうしても受け入れられないのだった。
そうしてずっとコンさんに合わせる顔がなく、部屋の中で過ごしていると、突然コンさんの泣き叫ぶ声が聞こえて来た。
隣の部屋にコンさんはいるらしいが、彼がこんなに大きな声で泣き喚くのは初めてのことだった。
何なんだ、何が起こっているんだ。胸がひどくざわつく。
ベッドから降り、ドアノブに手をかける。血に塗れた光景がフラッシュバックする。その時のコンさんは恐ろしかったが、今コンさんが苦しんでいるのを放っておくことも、同じくらい恐ろしかった。
ドアを開け、隣の部屋のドアを開ける。そして泣き喚くコンさんを一目見て問いかけた。
「何が起きてるんだ?」
アイディンが答える。
「わからない、突然大泣きしだして、理由を聞いても取り乱しすぎて答えてくれないんだ。」
息苦しそうにしているコンさんの顔を掴んで、目を合わせる。
「俺だ。俺が来た。だからまず、落ち着いてくれ。」
じっと目を見つめると、荒かった呼吸がだんだんと整っていき、少しずつコンさんは話せる程度に落ち着きを取り戻していく。
「ゆっくりでいい、話してくれないか。どうしてそんなに泣いていたのか。」
コンさんはぎゅっと手を握りしめて、震えている。その中でも、少しずつ声を絞り出すようにして話した。
「人を……殺したんです、僕は。」
「それが、急に、すごくすごく怖くなっちゃって。それで……」
罪悪感。その感情の名は罪悪感ということを、コンさんは知らないんだ。
コンさんが人を殺したと告白したことに、驚きはなかった。むしろ罪の意識に苛まれ、泣き叫ぶほど苦しんでいたことの方が驚きだった。
「……わかった。」コンさんの手を取り、立ち上がる。
「今のコンさんに必要なのは、赦しだ。」
「俺の部屋に来てくれないか。懺悔をしよう。」
俺に与えられた部屋で、椅子を向かい合うように置き、一つにコンさんを座らせ、もう一つに俺は座った。
この部屋には俺たちしかいない。懺悔の手順を思い出す。内省と悔悟の過程は終わっていると見ていいだろう。あとは告白と償いと赦しの過程が必要だ。
俺は司祭の役を務め、懺悔の手順を踏襲して行う。
「コンさん、今から俺の言う通りにしてくれないか。」
コンさんは涙を拭いながら、頷いた。
「コンさんがやってしまったことを、話してくれ。できるだけ具体的に、正確に。」
コンさんはそれを聞いて、服の裾を握りしめた。まだ話すことに抵抗感があるようだ。俺がかつて強い拒絶を示してしまったからだろうか。抵抗を解すために、俺は続けた。
「これは儀式だ。ここで何を聞いても、俺はコンさんを嫌いになったりしない。約束する。」
それを聞いてコンさんは、ゆっくりと、氷が室温で溶けていくような早さで、話し始めた。
「僕とニカさんが、出会った時に過ごした家、ありましたよね。」
「あの家は本当は僕のものじゃないんです。あの家には本当は家族が住んでいました。」
「男の人と女の人と、子供が一人。僕は彼らを殺して、その肉を食べて、骨は庭に埋めました。」
「それからニカさんに出会うまで、あの家で過ごしていました。普通の人に紛れて暮らしていれば、見つからないと思ったから。」
その話を聞いて、俺は目を閉じた。あの幸せな家の謎の答えは、想像していた以上に残虐なものだったと、内心は苦々しい思いをしていた。
「そのことを……後悔しているのか。」
「はい、後悔しています。」
確かに後悔の気持ちがコンさんにあることだけが救いだった。失われた命は返ってこないが、コンさんは悔い改めることができる子だ。
「じゃあ、次は償いの時間だ。」
本来の手順であれば、司祭が償いの内容を決め、それを与える段階だ。
今は俺が司祭の役をやっているから俺が決めるのだが、何がふさわしいだろうか。
三人の殺害は、とても重い罪だ。不自由な身のコンさんには、とても償いきれる罪ではない。コンさんに出来る範囲で、償いになることをさせなければならない。
考えた末に、一つの案が浮かんだ。
「コンさんは、兵器だ。人を殺せと命じられれば、殺さなければいけない立場にある。だから、『人を殺すな』という命令は、実行が難しいと思う。」
「だから俺から償いとして命じるのは、一つだけだ。」
「これからは人を食わないと約束してくれ。」
「……はい。わかりました。約束します。」
コンさんは何かに戸惑っていたように見えたが、俺の提案を呑み込んだ。
この程度では何の保障にもならないことはわかっている。ただコンさんに出来る償いは、これくらいが限度だと俺は判断した。
「次に、祈りを行う。意味はわからないかもしれないが、俺の後に続けて唱えてくれ。」
「はい」
「天におられる私たちの父よ」
「天におられる私たちの父よ」
「み名が聖とされますように」
「み名が聖とされますように」
「み国が来ますように」
「み国が来ますように」
祈りの言葉を唱えながら思った。俺はなぜ、堕天した身で主に祈っているのだろう?
主を裏切ったのは俺の方なのに、何故今更縋り付くような真似をしているのだろう?
「みこころが天で行われるように」
「みこころが天で行われるように」
「地でも行われますように」
「地でも行われますように」
「私たちの日ごとの糧を今日もお与えください」
「私たちの日ごとの糧を今日もお与えください」
「私たちの罪をお赦しください」
「私たちの罪をお赦しください」
違う。今俺は、俺のために祈っているわけではない。コンさんがより良い人になるために祈っているんだ。
コンさんが罪に苦しんでいたから、赦しの手順を踏ませてあげたかった。悔い改めることを望んでいたから、そうさせてやりたかった。
そうして俺は、一つのことに気がついた。
人を愛することは、人の良くあろうとする気持ちを育ててあげることだ。そしてそれは、善そのものである神に近づこうとすることと同じことだ。
人を愛する限り、俺は神の光から逃れることはできない。信仰とは、祈りとは、「良くあって欲しい」という気持ちそのものだ。
「私たちも人を赦します」
「私たちも人を赦します」
「私たちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください」
「私たちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください」
「アーメン」
「アーメン」
「……これで罪は赦された。コンさんはもう、罪の意識に苦しむ必要はない。」
「そうなんですか?僕は何も、殺した人に償えていないのに?」
「そうだ。殺した人に償うことはできない。だから、これから人を傷つけませんと約束して、神様に赦してもらうんだ。さっきまでやったのは、その約束をするための儀式だ。」
「……おいで。」
俺は自分の膝を軽く叩いた。コンさんはおずおずと立ち上がり、俺の膝の上に頭を乗せた。
コンさんの柔らかな髪を撫でる。俺の心の内には、この幼い存在を守りたいという気持ちが戻っていた。
「……コンさん。俺たちは、すごく危ない関係にある。一歩踏み間違えれば、悪になってしまうような関係だ。」
「だからこそ、善良でありたいという気持ちを手放しちゃいけないんだ。相手を大事に思うなら、自分自身が善い人間であり続けなくてはならない。」
「コンさんはきっとそうなれる。俺はそう信じてるよ。」
コンさんは不安そうに俺を見つめていた。その潤んだ瞳とは対照的に、俺はさっき口をついて出た言葉が、紛れもなく本心だと心から思えた。
コンさんはきっと大丈夫。そう確信できたから、俺の中からコンさんへの恐怖はすっかりなくなっていた。
コンさんがかつての同胞を喰ってしまったことがショックと言えばショックなのだが、コンさんがその行動を取ったことを、信じられないと思えないことも辛かった。コンさんは判断が早い子だ。覚悟を一瞬で決めてしまえる子だ。即座に極端な行動を取ってしまえる子だとわかっていたからこそ、あれが気の迷いや場に流されてした決断ではないことが、俺をずっと悩ませていた。
コンさんは、俺が期待したよりもずっと残酷だ。俺やアイディンやミドに向けた優しさが嘘だとは思えない。ただ、優しい時のコンさんと、残酷な時のコンさんには、激しい温度差があって、その二つの顔が両方コンさんの持つ顔なのだと、どうしても受け入れられないのだった。
そうしてずっとコンさんに合わせる顔がなく、部屋の中で過ごしていると、突然コンさんの泣き叫ぶ声が聞こえて来た。
隣の部屋にコンさんはいるらしいが、彼がこんなに大きな声で泣き喚くのは初めてのことだった。
何なんだ、何が起こっているんだ。胸がひどくざわつく。
ベッドから降り、ドアノブに手をかける。血に塗れた光景がフラッシュバックする。その時のコンさんは恐ろしかったが、今コンさんが苦しんでいるのを放っておくことも、同じくらい恐ろしかった。
ドアを開け、隣の部屋のドアを開ける。そして泣き喚くコンさんを一目見て問いかけた。
「何が起きてるんだ?」
アイディンが答える。
「わからない、突然大泣きしだして、理由を聞いても取り乱しすぎて答えてくれないんだ。」
息苦しそうにしているコンさんの顔を掴んで、目を合わせる。
「俺だ。俺が来た。だからまず、落ち着いてくれ。」
じっと目を見つめると、荒かった呼吸がだんだんと整っていき、少しずつコンさんは話せる程度に落ち着きを取り戻していく。
「ゆっくりでいい、話してくれないか。どうしてそんなに泣いていたのか。」
コンさんはぎゅっと手を握りしめて、震えている。その中でも、少しずつ声を絞り出すようにして話した。
「人を……殺したんです、僕は。」
「それが、急に、すごくすごく怖くなっちゃって。それで……」
罪悪感。その感情の名は罪悪感ということを、コンさんは知らないんだ。
コンさんが人を殺したと告白したことに、驚きはなかった。むしろ罪の意識に苛まれ、泣き叫ぶほど苦しんでいたことの方が驚きだった。
「……わかった。」コンさんの手を取り、立ち上がる。
「今のコンさんに必要なのは、赦しだ。」
「俺の部屋に来てくれないか。懺悔をしよう。」
俺に与えられた部屋で、椅子を向かい合うように置き、一つにコンさんを座らせ、もう一つに俺は座った。
この部屋には俺たちしかいない。懺悔の手順を思い出す。内省と悔悟の過程は終わっていると見ていいだろう。あとは告白と償いと赦しの過程が必要だ。
俺は司祭の役を務め、懺悔の手順を踏襲して行う。
「コンさん、今から俺の言う通りにしてくれないか。」
コンさんは涙を拭いながら、頷いた。
「コンさんがやってしまったことを、話してくれ。できるだけ具体的に、正確に。」
コンさんはそれを聞いて、服の裾を握りしめた。まだ話すことに抵抗感があるようだ。俺がかつて強い拒絶を示してしまったからだろうか。抵抗を解すために、俺は続けた。
「これは儀式だ。ここで何を聞いても、俺はコンさんを嫌いになったりしない。約束する。」
それを聞いてコンさんは、ゆっくりと、氷が室温で溶けていくような早さで、話し始めた。
「僕とニカさんが、出会った時に過ごした家、ありましたよね。」
「あの家は本当は僕のものじゃないんです。あの家には本当は家族が住んでいました。」
「男の人と女の人と、子供が一人。僕は彼らを殺して、その肉を食べて、骨は庭に埋めました。」
「それからニカさんに出会うまで、あの家で過ごしていました。普通の人に紛れて暮らしていれば、見つからないと思ったから。」
その話を聞いて、俺は目を閉じた。あの幸せな家の謎の答えは、想像していた以上に残虐なものだったと、内心は苦々しい思いをしていた。
「そのことを……後悔しているのか。」
「はい、後悔しています。」
確かに後悔の気持ちがコンさんにあることだけが救いだった。失われた命は返ってこないが、コンさんは悔い改めることができる子だ。
「じゃあ、次は償いの時間だ。」
本来の手順であれば、司祭が償いの内容を決め、それを与える段階だ。
今は俺が司祭の役をやっているから俺が決めるのだが、何がふさわしいだろうか。
三人の殺害は、とても重い罪だ。不自由な身のコンさんには、とても償いきれる罪ではない。コンさんに出来る範囲で、償いになることをさせなければならない。
考えた末に、一つの案が浮かんだ。
「コンさんは、兵器だ。人を殺せと命じられれば、殺さなければいけない立場にある。だから、『人を殺すな』という命令は、実行が難しいと思う。」
「だから俺から償いとして命じるのは、一つだけだ。」
「これからは人を食わないと約束してくれ。」
「……はい。わかりました。約束します。」
コンさんは何かに戸惑っていたように見えたが、俺の提案を呑み込んだ。
この程度では何の保障にもならないことはわかっている。ただコンさんに出来る償いは、これくらいが限度だと俺は判断した。
「次に、祈りを行う。意味はわからないかもしれないが、俺の後に続けて唱えてくれ。」
「はい」
「天におられる私たちの父よ」
「天におられる私たちの父よ」
「み名が聖とされますように」
「み名が聖とされますように」
「み国が来ますように」
「み国が来ますように」
祈りの言葉を唱えながら思った。俺はなぜ、堕天した身で主に祈っているのだろう?
主を裏切ったのは俺の方なのに、何故今更縋り付くような真似をしているのだろう?
「みこころが天で行われるように」
「みこころが天で行われるように」
「地でも行われますように」
「地でも行われますように」
「私たちの日ごとの糧を今日もお与えください」
「私たちの日ごとの糧を今日もお与えください」
「私たちの罪をお赦しください」
「私たちの罪をお赦しください」
違う。今俺は、俺のために祈っているわけではない。コンさんがより良い人になるために祈っているんだ。
コンさんが罪に苦しんでいたから、赦しの手順を踏ませてあげたかった。悔い改めることを望んでいたから、そうさせてやりたかった。
そうして俺は、一つのことに気がついた。
人を愛することは、人の良くあろうとする気持ちを育ててあげることだ。そしてそれは、善そのものである神に近づこうとすることと同じことだ。
人を愛する限り、俺は神の光から逃れることはできない。信仰とは、祈りとは、「良くあって欲しい」という気持ちそのものだ。
「私たちも人を赦します」
「私たちも人を赦します」
「私たちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください」
「私たちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください」
「アーメン」
「アーメン」
「……これで罪は赦された。コンさんはもう、罪の意識に苦しむ必要はない。」
「そうなんですか?僕は何も、殺した人に償えていないのに?」
「そうだ。殺した人に償うことはできない。だから、これから人を傷つけませんと約束して、神様に赦してもらうんだ。さっきまでやったのは、その約束をするための儀式だ。」
「……おいで。」
俺は自分の膝を軽く叩いた。コンさんはおずおずと立ち上がり、俺の膝の上に頭を乗せた。
コンさんの柔らかな髪を撫でる。俺の心の内には、この幼い存在を守りたいという気持ちが戻っていた。
「……コンさん。俺たちは、すごく危ない関係にある。一歩踏み間違えれば、悪になってしまうような関係だ。」
「だからこそ、善良でありたいという気持ちを手放しちゃいけないんだ。相手を大事に思うなら、自分自身が善い人間であり続けなくてはならない。」
「コンさんはきっとそうなれる。俺はそう信じてるよ。」
コンさんは不安そうに俺を見つめていた。その潤んだ瞳とは対照的に、俺はさっき口をついて出た言葉が、紛れもなく本心だと心から思えた。
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