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2章
14.紺碧の戦い方
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緊張で息が詰まりそうな中、キラエルが両手を天に向けて広げるのを僕は見た。突然、周りの瓦礫が不気味な光を帯びて宙に浮かび上がった。まるで重力なんて存在しないかのようだ。キラエルの目が鋭く光り、一瞬の間があって、瓦礫の嵐が猛烈な勢いで僕に向かって飛んできた。
「舐めるなよ、僕はここに戻ってきてからの間、ずっと動物の解剖学の本を読み漁ってたんだぞ!」と心の中で呟いた。瞬時の判断で、僕は体を縮小させ、翅を生やし、トンボへと姿を変えた。驚くべき速さで、瓦礫の隙間を縫うように飛び回り、一つ一つの破片を巧みに避けていく。キラエルの顔に驚きの色が浮かんだのが見えた。
「ほう……今のを避けるとは、素晴らしい。処刑しがいがあるというものだ。」キラエルの声には、わずかながら感心の色が混じっていた。
僕は次の一手を繰り出した。トンボから鷹へと姿を変え、翼を大きく広げ、キラエルめがけて急上昇する。風を切る羽音が耳に響く。
しかし、キラエルの反応は素早かった。「ふんっ!」と短く発すると同時に、彼の手にある鎌が一閃した。その軌跡に沿って、目に見えない衝撃波が走る。僕の体は、まるで紙を切るかのように両断された。
「一度斬った程度では死なぬか……変異型がいるというが、貴様がそれか。」キラエルの声には、いくばくかの興味が滲んでいた。
地面に叩きつけられたが、すぐさま体勢を立て直した。今度は新たな戦略を展開しようと思った。体内から十個の核を切り離し、それぞれを漆黒の鴉に変形させた。鴉の群れを一斉にキラエルに向かって飛ばす。
しかし、キラエルの「奇跡」の力の前では、その攻撃も虚しかった。ボン!という大きな爆発音とともに、僕の鴉たちは跡形もなく消え去ってしまった。
「どうした小童、今ので終わりか。ではこちらから行くぞ!」
キラエルの鎌が再び動き出した。今度は複数の衝撃波が僕に向かって飛んでくる。いくつかは体をかすめ、痛みと共に血が飛び散るのを感じた。しかし、その攻撃によって巻き上げられた土煙が、僕に新たなチャンスを与えてくれた。
瞬時に小さな蛇へと姿を変え、土煙の中をすり抜けるように移動し、キラエルの背後に回り込んだ。そして今度は梟に変身。静寂の中、羽音一つ立てずにキラエルに接近。鋭い爪でキラエルの頭を掴み、全身の力を込めて地面に叩きつけた。
「がっ……!」キラエルの痛みの声が響く。
容赦なく、キラエルの目を狙って爪を突き立てる。しかし、体格差は如何ともしがたく、今度は逆に頭を掴まれ、地面に叩きつけられてしまった。
「ふざけるなよ下等生物が!この私の顔に傷をつけるなど!」
怒りに震えるキラエルの声とともに、彼は再び空中へと舞い上がっていった。しかし、僕の目には勝利への確信が宿っていた。対処法を見出したのだ。あとは同じ戦略を繰り返すだけ。次こそは、決着をつけてやる。
再び鷹に姿を変え、今度はキラエルを見下ろすほどの高さまで飛び上がった。風を切る感覚が全身を包む。
「無駄だ、その手は既に封じた!」
キラエルの声が下から聞こえてくる。彼は鎌を振り翳し、僕の身体めがけて衝撃波を放った。その波動が僕の体を両断する。しかし、これは想定内だった。
鷹の口内に隠していた蛸の漏斗から、墨を勢いよく噴出させる。黒い液体がキラエルの顔面に命中し、彼の視界を奪った。
「なっ……キメラだと……!?」
キラエルの驚愕の声が響く。チャンスだ。
すぐさま鷹の下半身を再生し、全身の重みを乗せてキラエルを地面に叩きつけた。腹部を鋭い爪でしっかりと掴み、頭部は運良く瓦礫の角に命中したようだ。キラエルの体が弛緩し、意識を失ったのが分かる。
しかし、これでは終わりではない。むしろ、意識喪失は一番都合が悪い。天使を殺すためには、自身の死を認識させなければならないのだ。そのためには、意識を取り戻してもらう必要がある。
僕は大きな獅子に変身し、鋭い爪でキラエルの顔面を引っ掻いた。痛みで意識を取り戻すはずだ。
「……っ!」
キラエルが目を見開く。無事に意識を取り戻したようだ。その瞳には、圧倒的な体格差を目の当たりにしてか、明らかな恐怖の色が浮かんでいる。
「ひっ……何を……!」
彼の声は震え、かつての尊大さは影も形もない。今や僕の前で震える獲物でしかない。勝負はついたのだ。あとは最後の一撃を加えるだけ。そのまま喉笛を噛み切ってやるのが一番効率が良いのだろう。ただ、僕は魔が差したというかなんというか。
腹が、減ったのだ。
「はっ!」俺は意識を取り戻す。レヴィエルの「夢見の奇跡」から目覚める。
「ニカフィムさん、大丈夫か!?」
目の前にいるアイディンは焦った様子だった。
「俺は大丈夫だ。それより、今の状況は……」
「天使が襲ってきている。紺碧が地上で今戦っているが、君がいない今、善戦できているかどうか……。」
「なんだって!?」
俺は急いで階段を駆け上がり、地上へと急いだ。
レヴィエルの「夢見の奇跡」は、地上への襲撃と同時に使われていた!「夢見の奇跡」で俺の足止めをして、地上を侵攻する天使の妨害をさせないための策だったのだ!
一刻も早くコンさんを助けなければ、その思いで胸がいっぱいだった。
いくつかの瓦礫を押し除けて、地上へ上がった。誰かの絶叫が響いていた。
「コンさん……!」
祈るような思いで、瓦礫の山の上へと出た。
そこにあったのは、獣が天使を喰らう光景だった。
獣は天使を生きたまま咀嚼し、天使はその痛みに悶え、命乞いをしている。
状況の理解が出来なかった。ただあの獣は、人を喰らっている。今すぐ殺さなければ━━
と剣を召喚し、獣の元へ駆けつけようとした途端、アイディンに手首を掴まれた。
「やめろ!あれはおそらく━━」
「何故止める!人喰いの化け物が出たんだぞ!」
アイディンは冷や汗をかきながらも、俺の手首を強く握っていた。
「説明したはずだ。紺碧の能力には餓死のリスクが伴う、それを防ぐためには急速なタンパク質の摂取が必要だと。」
「コンさん?何故コンさんが出て来━━」
気がついた。コンさんには、変身能力がある。
あの場にいたのは、おそらくコンさんと天使しかいない。
そして、コンさんは消耗が激しい状態で、天使に勝った。
俺は全てを理解した。理解してしまった。
あの天使を喰らっている獣は、コンさんだ。
天使は叫ぶのをやめ、息絶えた。それでもまだ獣の咀嚼音は止まない。
生肉を咀嚼する音がする。骨を砕く音がする。
かつての同胞だった者が、今、愛する者に喰われている。
その事実がどうしても受け入れ難かったのか、俺はその場で嘔吐してしまった。
「舐めるなよ、僕はここに戻ってきてからの間、ずっと動物の解剖学の本を読み漁ってたんだぞ!」と心の中で呟いた。瞬時の判断で、僕は体を縮小させ、翅を生やし、トンボへと姿を変えた。驚くべき速さで、瓦礫の隙間を縫うように飛び回り、一つ一つの破片を巧みに避けていく。キラエルの顔に驚きの色が浮かんだのが見えた。
「ほう……今のを避けるとは、素晴らしい。処刑しがいがあるというものだ。」キラエルの声には、わずかながら感心の色が混じっていた。
僕は次の一手を繰り出した。トンボから鷹へと姿を変え、翼を大きく広げ、キラエルめがけて急上昇する。風を切る羽音が耳に響く。
しかし、キラエルの反応は素早かった。「ふんっ!」と短く発すると同時に、彼の手にある鎌が一閃した。その軌跡に沿って、目に見えない衝撃波が走る。僕の体は、まるで紙を切るかのように両断された。
「一度斬った程度では死なぬか……変異型がいるというが、貴様がそれか。」キラエルの声には、いくばくかの興味が滲んでいた。
地面に叩きつけられたが、すぐさま体勢を立て直した。今度は新たな戦略を展開しようと思った。体内から十個の核を切り離し、それぞれを漆黒の鴉に変形させた。鴉の群れを一斉にキラエルに向かって飛ばす。
しかし、キラエルの「奇跡」の力の前では、その攻撃も虚しかった。ボン!という大きな爆発音とともに、僕の鴉たちは跡形もなく消え去ってしまった。
「どうした小童、今ので終わりか。ではこちらから行くぞ!」
キラエルの鎌が再び動き出した。今度は複数の衝撃波が僕に向かって飛んでくる。いくつかは体をかすめ、痛みと共に血が飛び散るのを感じた。しかし、その攻撃によって巻き上げられた土煙が、僕に新たなチャンスを与えてくれた。
瞬時に小さな蛇へと姿を変え、土煙の中をすり抜けるように移動し、キラエルの背後に回り込んだ。そして今度は梟に変身。静寂の中、羽音一つ立てずにキラエルに接近。鋭い爪でキラエルの頭を掴み、全身の力を込めて地面に叩きつけた。
「がっ……!」キラエルの痛みの声が響く。
容赦なく、キラエルの目を狙って爪を突き立てる。しかし、体格差は如何ともしがたく、今度は逆に頭を掴まれ、地面に叩きつけられてしまった。
「ふざけるなよ下等生物が!この私の顔に傷をつけるなど!」
怒りに震えるキラエルの声とともに、彼は再び空中へと舞い上がっていった。しかし、僕の目には勝利への確信が宿っていた。対処法を見出したのだ。あとは同じ戦略を繰り返すだけ。次こそは、決着をつけてやる。
再び鷹に姿を変え、今度はキラエルを見下ろすほどの高さまで飛び上がった。風を切る感覚が全身を包む。
「無駄だ、その手は既に封じた!」
キラエルの声が下から聞こえてくる。彼は鎌を振り翳し、僕の身体めがけて衝撃波を放った。その波動が僕の体を両断する。しかし、これは想定内だった。
鷹の口内に隠していた蛸の漏斗から、墨を勢いよく噴出させる。黒い液体がキラエルの顔面に命中し、彼の視界を奪った。
「なっ……キメラだと……!?」
キラエルの驚愕の声が響く。チャンスだ。
すぐさま鷹の下半身を再生し、全身の重みを乗せてキラエルを地面に叩きつけた。腹部を鋭い爪でしっかりと掴み、頭部は運良く瓦礫の角に命中したようだ。キラエルの体が弛緩し、意識を失ったのが分かる。
しかし、これでは終わりではない。むしろ、意識喪失は一番都合が悪い。天使を殺すためには、自身の死を認識させなければならないのだ。そのためには、意識を取り戻してもらう必要がある。
僕は大きな獅子に変身し、鋭い爪でキラエルの顔面を引っ掻いた。痛みで意識を取り戻すはずだ。
「……っ!」
キラエルが目を見開く。無事に意識を取り戻したようだ。その瞳には、圧倒的な体格差を目の当たりにしてか、明らかな恐怖の色が浮かんでいる。
「ひっ……何を……!」
彼の声は震え、かつての尊大さは影も形もない。今や僕の前で震える獲物でしかない。勝負はついたのだ。あとは最後の一撃を加えるだけ。そのまま喉笛を噛み切ってやるのが一番効率が良いのだろう。ただ、僕は魔が差したというかなんというか。
腹が、減ったのだ。
「はっ!」俺は意識を取り戻す。レヴィエルの「夢見の奇跡」から目覚める。
「ニカフィムさん、大丈夫か!?」
目の前にいるアイディンは焦った様子だった。
「俺は大丈夫だ。それより、今の状況は……」
「天使が襲ってきている。紺碧が地上で今戦っているが、君がいない今、善戦できているかどうか……。」
「なんだって!?」
俺は急いで階段を駆け上がり、地上へと急いだ。
レヴィエルの「夢見の奇跡」は、地上への襲撃と同時に使われていた!「夢見の奇跡」で俺の足止めをして、地上を侵攻する天使の妨害をさせないための策だったのだ!
一刻も早くコンさんを助けなければ、その思いで胸がいっぱいだった。
いくつかの瓦礫を押し除けて、地上へ上がった。誰かの絶叫が響いていた。
「コンさん……!」
祈るような思いで、瓦礫の山の上へと出た。
そこにあったのは、獣が天使を喰らう光景だった。
獣は天使を生きたまま咀嚼し、天使はその痛みに悶え、命乞いをしている。
状況の理解が出来なかった。ただあの獣は、人を喰らっている。今すぐ殺さなければ━━
と剣を召喚し、獣の元へ駆けつけようとした途端、アイディンに手首を掴まれた。
「やめろ!あれはおそらく━━」
「何故止める!人喰いの化け物が出たんだぞ!」
アイディンは冷や汗をかきながらも、俺の手首を強く握っていた。
「説明したはずだ。紺碧の能力には餓死のリスクが伴う、それを防ぐためには急速なタンパク質の摂取が必要だと。」
「コンさん?何故コンさんが出て来━━」
気がついた。コンさんには、変身能力がある。
あの場にいたのは、おそらくコンさんと天使しかいない。
そして、コンさんは消耗が激しい状態で、天使に勝った。
俺は全てを理解した。理解してしまった。
あの天使を喰らっている獣は、コンさんだ。
天使は叫ぶのをやめ、息絶えた。それでもまだ獣の咀嚼音は止まない。
生肉を咀嚼する音がする。骨を砕く音がする。
かつての同胞だった者が、今、愛する者に喰われている。
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