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前日譚・自己開発編
10日目
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「あっ♡♡そこ♡そこいいっ♡♡♡あんっ♡♡」
こうして一人で女のような声を出すのは、何回目になるだろうか。
もうすっかり尻に挿れたディルドで感じることにも抵抗がなくなり、前立腺をディルドが擦るたびに甘い喘ぎ声が漏れるようになった。
ゾクゾクとした感覚がやって来て、俺はまた前立腺でメスイキした。
「はぁーーっ♡はぁっ♡もう一回イケるな……?♡♡」
メスイキ……ドライオーガズムの恐ろしいところだが、射精と違って、玉の中身を必要としない。精液が尽きたらそれで終わりの射精とは違い、体力と欲望さえあれば、いくらでも快感を感じ続けることができる。俺はすっかりその虜になっていた。
ディルドに対して、強請るように腰を振る。前立腺と奥をディルドが責め立てる度に、俺は意味のない言葉を口走っていた。
「はぁっ♡♡あっ♡きもちいっ、もっと、もっとちょうだい♡♡♡♡」
頭が蕩ける。ただの張り型であるディルドに奉仕するかのように腰を上下させる。その様子が滑稽なものになっていることなど、どうでもよくなるくらい身体を走る快楽は、強く甘く響き渡っていた。
「あんっ♡♡イく、イっちゃう……!あっ♡♡あっ♡♡」
びくびくと身体を震わせ、絶頂への予感に期待を寄せる。全幅の快楽を受け入れるため、無意識に身体は仰け反り、ディルドで膨らんだ腹がより強調される格好になる。
「イく♡♡イく♡♡♡ああっ♡♡♡ああーーーーーっっ♡♡♡」
身体は再び雌の快楽を享受し打ち震えた。高い声が一人の部屋に響き渡る。自分が男に生まれたことを忘れたようなその姿は、男からの快楽を貪る毒婦のようなものだろうと、心の奥底では感じていた。
しかしそんなことはどうでもよかった。ただその時は、角砂糖を直接齧った時のような、甘い甘い快楽があればそれでよかったのだ。
ディルドを抜きベッドに横たわる。身体は性感に満たされ、多幸感と少しの疲労感が頭の中を駆け巡っていた。
シーツが汗と体液で汚れているのも気にせず、その日はそのまま軽く眠りへと落ちた。
こうして一人で女のような声を出すのは、何回目になるだろうか。
もうすっかり尻に挿れたディルドで感じることにも抵抗がなくなり、前立腺をディルドが擦るたびに甘い喘ぎ声が漏れるようになった。
ゾクゾクとした感覚がやって来て、俺はまた前立腺でメスイキした。
「はぁーーっ♡はぁっ♡もう一回イケるな……?♡♡」
メスイキ……ドライオーガズムの恐ろしいところだが、射精と違って、玉の中身を必要としない。精液が尽きたらそれで終わりの射精とは違い、体力と欲望さえあれば、いくらでも快感を感じ続けることができる。俺はすっかりその虜になっていた。
ディルドに対して、強請るように腰を振る。前立腺と奥をディルドが責め立てる度に、俺は意味のない言葉を口走っていた。
「はぁっ♡♡あっ♡きもちいっ、もっと、もっとちょうだい♡♡♡♡」
頭が蕩ける。ただの張り型であるディルドに奉仕するかのように腰を上下させる。その様子が滑稽なものになっていることなど、どうでもよくなるくらい身体を走る快楽は、強く甘く響き渡っていた。
「あんっ♡♡イく、イっちゃう……!あっ♡♡あっ♡♡」
びくびくと身体を震わせ、絶頂への予感に期待を寄せる。全幅の快楽を受け入れるため、無意識に身体は仰け反り、ディルドで膨らんだ腹がより強調される格好になる。
「イく♡♡イく♡♡♡ああっ♡♡♡ああーーーーーっっ♡♡♡」
身体は再び雌の快楽を享受し打ち震えた。高い声が一人の部屋に響き渡る。自分が男に生まれたことを忘れたようなその姿は、男からの快楽を貪る毒婦のようなものだろうと、心の奥底では感じていた。
しかしそんなことはどうでもよかった。ただその時は、角砂糖を直接齧った時のような、甘い甘い快楽があればそれでよかったのだ。
ディルドを抜きベッドに横たわる。身体は性感に満たされ、多幸感と少しの疲労感が頭の中を駆け巡っていた。
シーツが汗と体液で汚れているのも気にせず、その日はそのまま軽く眠りへと落ちた。
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