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2章 芸能界デビュー編
秋吉小町との初仕事 3
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『今日の放送はここまでです!ご清聴ありがとうございました!』
『ありがとうございました!』
質問コーナーとエンディングトークが終わり、俺たちは収録を終える。
「ありがとう、小町。小町のおかげで緊張せず楽しい収録ができたよ」
「いえいえ!ウチも先輩との収録、とても楽しかったです!」
その言葉に嘘はないそうで、とても可愛らしい笑顔を向ける。
そんな俺たちのもとへディレクターの羽柴さんが話しかけてきた。
「息のあったトークで素晴らしい収録だったぞ」
「「ありがとうございます!」」
初めての収録で上手くできているか不安だったが羽柴さんの言葉に安堵する。
「昔から交流があったってのは強みだ。小町はいつも以上にやりやすかっただろう」
「そうですね。いつもなら変な間ができないよう意識して話してましたが、今日は普通にクロ先輩と大学で話してる感じでした」
「だろうな。聞いてて伝わってきたよ。じゃあ早速反省会だ」
そう言って羽柴さんから幾つか注意点をもらう。
「最後にその部分だけ取り直してみよう」
「「分かりました!」」
俺たちは羽柴さんの指示に従い、一部分だけ撮り直しを行う。
「よしっ、これでいこう。お疲れ様」
「「お疲れ様でした!」」
そして無事撮り直しが終わり、解散となる。
「せーんぱいっ!」
満面の笑みで小町が駆け寄る。
「今日はありがとうございました!また一緒に収録しましょうね!」
「あぁ。また小町と一緒に仕事できるよう頑張るよ。それと小町も頑張れよ。俺、小町が出演するアニメ、楽しみにしてるから」
「っ!せ、先輩、ウチが出るアニメ見てくれてたんだ」
「当たり前だ。昔、言っただろ?俺は小町の声が好きだって」
「そっ、そうですね。その言葉がキッカケで声優を目指しましたから」
嬉しそうな顔をして答える小町。
「やっぱり先輩からの応援が一番力になります」
「そうか。これくらいならいつでも言ってやるよ。だからお互い頑張ろうな」
「はいっ!」
こうして俺は小町と別れ、神里さんと合流した。
神里さんの車で帰宅する。
「初めての収録はどうでしたか?」
「そうですね、小町のおかげで思った以上に緊張しませんでした」
「2人とも楽しそうに話してましたよ。これは放送が楽しみですね」
「確か3週間後に放送されるんですよね?」
「はい。収録も終わったのであとは放送されるのを待つだけですね。そして明日はモリタさんと全国の秘境を巡る旅番組の撮影です。明日も今日と同じ時間に迎えに行きますね」
「お願いします」
そんな会話をしながら、俺は家に帰った。
~秋吉小町視点~
クロ先輩との収録が終わったウチは家に帰って自室に入り、ベットにダイブする。
「クロ先輩、髪を切ってより一層カッコ良かったなぁ」
髪を切る前の先輩もカッコ良かったが、髪を切ったことでカッコ良さが倍増し、最初に先輩を見た時はカッコ良すぎて気絶しかけた。
本気であの時気絶しなかった自分を褒めたいくらいだ。
「収録はとても楽しかった。今までたくさんのゲストと収録してきたけど、ぶっちぎりでクロ先輩との収録が楽しかった。そして収録後はウチの声を褒めてくれた」
その時の光景がふと蘇る。
『言っただろ?俺は小町の声が好きだって』
「~~~っ!」
その言葉を思い出すだけで顔がニヤけてしまい、枕に顔を埋めながら足をバタバタさせる。
今も昔と変わらずウチの声を褒めてくれたことがとても嬉しい。
「先輩は引っ込み思案だったウチに楽しい世界を教えてくれた。そのおかげで今のウチがいる」
ウチは小さい頃、引っ込み思案で人見知りが激しく、見知らぬ人と上手く話せなかった。
そのせいでウチは自分の両親と小さい頃から一緒にいたクロ先輩、紫乃ちゃん、クロ先輩たちの両親しかまともに話せなかった。
そんなウチは自分が嫌いになり、当時小学生だったクロ先輩と紫乃ちゃんに相談した。
すると…
『小町の良いところはたくさんあるぞ』
『だね!だって小町ちゃんは可愛いもんっ!だよね!お兄ちゃんっ!』
『そっ、そうだな。俺も小町は可愛いと思うぞ』
クロ先輩が照れながら肯定してくれる。
『それに俺は小町の声が好きだ。透き通っててずっと聴きたくなるほど綺麗な声が。だから小町は自信を持って話しかけてみろ。小町の声を聴いて無視する人なんていないから』
そう言って励ましてくれた。
その日以降、先輩が褒めてくれた声を信じて他人と話すようにした。
最初は先輩が側でサポートしてくれたが、徐々に先輩のサポート抜きで話せるようになり、毎日が楽しくなった。
そして自分のことではないのに率先して動いてくれた先輩がとてもカッコよく見え、気がつけば先輩のことが好きになった。
これが小学校低学年の話。
「でもウチは自分を悪く言う先輩を助けられなかった」
先輩が小学6年生の時、先輩のお父さんが亡くなった。
亡くなった原因はクロ先輩にあったらしく、その日を境に先輩は自分自身を悪く言うようになった。
そんな先輩をウチは元気づけることができず、自己評価の低い先輩が完成してしまった。
そしてウチは小学校を卒業すると同時に遠くへ引っ越してしまい、先輩たちとは疎遠になった。
「遠くからでも先輩を元気付けることができないかと思い、始めたのが声優だったなぁ」
先輩が褒めてくれたウチの声を先輩が聞けば、先輩が元気になるかもしれない。
そう思ったウチは思い切って声優の道に飛び込んだ。
そして数年後。
本名で活動したことと顔出しをしたことで先輩はウチが声優になったことに気づいたようで、親のスマホを通してウチに連絡をくれた。
何年かぶりに先輩の声を聴いた時は嬉しさのあまり泣きそうになったが、先輩の自己評価が変わっていない事に気がつき、ウチは先輩に会いにいくことを決めた。
「一緒の大学に通った理由は先輩の自己評価を治すことだったけど、紫乃ちゃんが解決してくれた。だからウチは先輩と結婚するために全力を注ぐ!」
再会してから幾度となくアプローチをしてきたが自己評価の低かった先輩はウチのアプローチを躱し続け、全くウチを異性として意識してくれなかった。
しかし紫乃ちゃんからの情報によれば自己評価は改善し、心境にも変化が現れたらしい。
「先輩のカッコ良さが全国に広まってしまったことは誤算だけど、先輩の外見しか知らない人たちに先輩の心は奪わせない!絶対、ウチは先輩と結婚する!だから待っててくださいね!先輩っ!」
クロ先輩が表紙を飾る『読者モデル』Styleを手に取り呟いた。
『ありがとうございました!』
質問コーナーとエンディングトークが終わり、俺たちは収録を終える。
「ありがとう、小町。小町のおかげで緊張せず楽しい収録ができたよ」
「いえいえ!ウチも先輩との収録、とても楽しかったです!」
その言葉に嘘はないそうで、とても可愛らしい笑顔を向ける。
そんな俺たちのもとへディレクターの羽柴さんが話しかけてきた。
「息のあったトークで素晴らしい収録だったぞ」
「「ありがとうございます!」」
初めての収録で上手くできているか不安だったが羽柴さんの言葉に安堵する。
「昔から交流があったってのは強みだ。小町はいつも以上にやりやすかっただろう」
「そうですね。いつもなら変な間ができないよう意識して話してましたが、今日は普通にクロ先輩と大学で話してる感じでした」
「だろうな。聞いてて伝わってきたよ。じゃあ早速反省会だ」
そう言って羽柴さんから幾つか注意点をもらう。
「最後にその部分だけ取り直してみよう」
「「分かりました!」」
俺たちは羽柴さんの指示に従い、一部分だけ撮り直しを行う。
「よしっ、これでいこう。お疲れ様」
「「お疲れ様でした!」」
そして無事撮り直しが終わり、解散となる。
「せーんぱいっ!」
満面の笑みで小町が駆け寄る。
「今日はありがとうございました!また一緒に収録しましょうね!」
「あぁ。また小町と一緒に仕事できるよう頑張るよ。それと小町も頑張れよ。俺、小町が出演するアニメ、楽しみにしてるから」
「っ!せ、先輩、ウチが出るアニメ見てくれてたんだ」
「当たり前だ。昔、言っただろ?俺は小町の声が好きだって」
「そっ、そうですね。その言葉がキッカケで声優を目指しましたから」
嬉しそうな顔をして答える小町。
「やっぱり先輩からの応援が一番力になります」
「そうか。これくらいならいつでも言ってやるよ。だからお互い頑張ろうな」
「はいっ!」
こうして俺は小町と別れ、神里さんと合流した。
神里さんの車で帰宅する。
「初めての収録はどうでしたか?」
「そうですね、小町のおかげで思った以上に緊張しませんでした」
「2人とも楽しそうに話してましたよ。これは放送が楽しみですね」
「確か3週間後に放送されるんですよね?」
「はい。収録も終わったのであとは放送されるのを待つだけですね。そして明日はモリタさんと全国の秘境を巡る旅番組の撮影です。明日も今日と同じ時間に迎えに行きますね」
「お願いします」
そんな会話をしながら、俺は家に帰った。
~秋吉小町視点~
クロ先輩との収録が終わったウチは家に帰って自室に入り、ベットにダイブする。
「クロ先輩、髪を切ってより一層カッコ良かったなぁ」
髪を切る前の先輩もカッコ良かったが、髪を切ったことでカッコ良さが倍増し、最初に先輩を見た時はカッコ良すぎて気絶しかけた。
本気であの時気絶しなかった自分を褒めたいくらいだ。
「収録はとても楽しかった。今までたくさんのゲストと収録してきたけど、ぶっちぎりでクロ先輩との収録が楽しかった。そして収録後はウチの声を褒めてくれた」
その時の光景がふと蘇る。
『言っただろ?俺は小町の声が好きだって』
「~~~っ!」
その言葉を思い出すだけで顔がニヤけてしまい、枕に顔を埋めながら足をバタバタさせる。
今も昔と変わらずウチの声を褒めてくれたことがとても嬉しい。
「先輩は引っ込み思案だったウチに楽しい世界を教えてくれた。そのおかげで今のウチがいる」
ウチは小さい頃、引っ込み思案で人見知りが激しく、見知らぬ人と上手く話せなかった。
そのせいでウチは自分の両親と小さい頃から一緒にいたクロ先輩、紫乃ちゃん、クロ先輩たちの両親しかまともに話せなかった。
そんなウチは自分が嫌いになり、当時小学生だったクロ先輩と紫乃ちゃんに相談した。
すると…
『小町の良いところはたくさんあるぞ』
『だね!だって小町ちゃんは可愛いもんっ!だよね!お兄ちゃんっ!』
『そっ、そうだな。俺も小町は可愛いと思うぞ』
クロ先輩が照れながら肯定してくれる。
『それに俺は小町の声が好きだ。透き通っててずっと聴きたくなるほど綺麗な声が。だから小町は自信を持って話しかけてみろ。小町の声を聴いて無視する人なんていないから』
そう言って励ましてくれた。
その日以降、先輩が褒めてくれた声を信じて他人と話すようにした。
最初は先輩が側でサポートしてくれたが、徐々に先輩のサポート抜きで話せるようになり、毎日が楽しくなった。
そして自分のことではないのに率先して動いてくれた先輩がとてもカッコよく見え、気がつけば先輩のことが好きになった。
これが小学校低学年の話。
「でもウチは自分を悪く言う先輩を助けられなかった」
先輩が小学6年生の時、先輩のお父さんが亡くなった。
亡くなった原因はクロ先輩にあったらしく、その日を境に先輩は自分自身を悪く言うようになった。
そんな先輩をウチは元気づけることができず、自己評価の低い先輩が完成してしまった。
そしてウチは小学校を卒業すると同時に遠くへ引っ越してしまい、先輩たちとは疎遠になった。
「遠くからでも先輩を元気付けることができないかと思い、始めたのが声優だったなぁ」
先輩が褒めてくれたウチの声を先輩が聞けば、先輩が元気になるかもしれない。
そう思ったウチは思い切って声優の道に飛び込んだ。
そして数年後。
本名で活動したことと顔出しをしたことで先輩はウチが声優になったことに気づいたようで、親のスマホを通してウチに連絡をくれた。
何年かぶりに先輩の声を聴いた時は嬉しさのあまり泣きそうになったが、先輩の自己評価が変わっていない事に気がつき、ウチは先輩に会いにいくことを決めた。
「一緒の大学に通った理由は先輩の自己評価を治すことだったけど、紫乃ちゃんが解決してくれた。だからウチは先輩と結婚するために全力を注ぐ!」
再会してから幾度となくアプローチをしてきたが自己評価の低かった先輩はウチのアプローチを躱し続け、全くウチを異性として意識してくれなかった。
しかし紫乃ちゃんからの情報によれば自己評価は改善し、心境にも変化が現れたらしい。
「先輩のカッコ良さが全国に広まってしまったことは誤算だけど、先輩の外見しか知らない人たちに先輩の心は奪わせない!絶対、ウチは先輩と結婚する!だから待っててくださいね!先輩っ!」
クロ先輩が表紙を飾る『読者モデル』Styleを手に取り呟いた。
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