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4章 エルザリア王国編
vsドラゴン20体 5
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俺は障壁内でドラゴン10体を20分ほど相手にしていた。
「はぁ……はぁ……っ!『星剣技』四の型〈旋空〉~四連~」
肩で息をしながら『星剣技』を発動し、目の前に迫ってきたブレスを斬る。
(マズイ。このままではいずれ気力と体力が尽きる)
賢者さんのサポートとカインがドラゴン十数体と戦った時の記憶を活かしながら戦っているが、時間が経つにつれてダメージを負っている。
ユメたちがどんな状況か把握できる暇もない。
『マスター!後ろです!』
「っ!」
その時、危機感のこもった賢者さんの声が脳内に響き、振り返ると目の前にドラゴンの尻尾があった。
「かはっ!」
気を抜いていたわけではないが思考が停止した一瞬の隙をつかれた。
何とか急所を避けることはできたが防御などできず、意識が飛びそうなほどのダメージを受け障壁に激突する。
『マスター!上です!』
「っ!『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
すぐに真上から迫るドラゴンの鉤爪を回転斬りで防ぐが、体勢が悪く押し負けてしまい、鉤爪による攻撃を左肩に受け、左肩から血が噴き出る。
かなり肉を抉られたようだ。
「ぐっ!」
痛みにより顔しかめるが、ドラゴン10体は攻撃を辞めない。
『正面から【竜の息吹】、左右から【竜の鉤爪】が来ます!』
「ホント休ませてくれないなぁ!」
痛みを堪えつつ右手で剣を持ち直し、まずは正面のブレスを防ぐ。
「うぉぉぉっ!『星剣技』四の型〈旋空〉!」
一本の斬撃を飛ばしブレスを真っ二つにする。
そして左右から迫っている鉤爪を星剣技で防ぐ。
「『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
回転して鉤爪を防ぐが2体同時に鉤爪を防ぐのは難しかったようで“キインッ!”と俺の身体がのけ反ってしまう。
「しまっ!」
ガラ空きとなった俺の胴体をドラゴンが見逃すはずもなく、俺の腹部に渾身の尻尾攻撃を見舞う。
「かはっ!」
俺は尻尾攻撃により再び障壁へ激突。
(ヤバいっ!意識がっ!)
攻撃の威力を殺すことはできず、障壁に激突した反動で地面に倒れる。
『マスター!【竜の鉤爪】が来ます!』
そんな俺にドラゴン1体が鉤爪で攻撃を仕掛ける。
(ここまで……か)
抗おうとするが先ほど攻撃を受けた左手はピクリとも動かず、今まで受けたダメージや『星剣技』の疲労によって、全身が言うことを聞かない。
そのため目の前に迫る鉤爪を眺めるだけとなる。
(多分、ヨルカさんが助けてくれるだろうな)
そう思い安堵すると同時に情けなさが芽生える。
(それでいいのか?ヨルカさんに頼ってばかりで……)
常に俺や婚約者たちのことを考えてくれるヨルカさんに俺は頼ってばかり。
(カインが見てたら怒られそうだな。女の子に無茶ばかりさせてることに)
カインが勇者パーティーの一員として冒険していた時は率先して危険なことを担い、ヨルカさんやリリィさん、ラティファさんを常に守ってきた。
その意志を注ぐ俺がヨルカさんに頼りきってはいけない。
(だったら何故俺は寝てる!今、立ち上がってヨルカさんに『俺たちのことは常に見守らなくても大丈夫だ』って伝えるべきだろ!)
そう思うと自然と力が湧いてくる。
その気持ちに応えるように。
「うらぁぁぁぁっ!」
俺は気合いで立ち上がる。
『〈火事場の馬鹿力 Lv.1〉がレベルアップしました』
そのタイミングで俺の身体が光り、システム音が鳴り響く。
(っ!痛みが軽くなった!理由は分からんがこれならイケる!)
俺は全身の痛みが軽くなったことを実感し、気合いで回避に移る。
さすがに神経回路が損傷した左腕は動かないが、それをカバーするように立ち回る。
「グォ!?」
俺が転がるように回避したことが予想外だったのか、ドラゴンが驚きの声を上げる。
(いまっ!)
〈火事場の馬鹿力〉によってステータスが上昇した俺は足に力を入れ、流れるようにドラゴンの懐へ潜り込む。
「『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
驚いているドラゴンの懐へ容易に潜り込んだ俺は『星剣技』を披露。
「グォォ……ォォォ……」
弱点である無防備な懐に渾身の一撃を見舞い、ドラゴンが魔石へと変わる。
『レベルアップしました』
そして脳内がレベルアップを教えてくれる。
「ふぅ、まずは1体」
重症の俺が流れるようにドラゴン1体がを討伐したため、周囲のドラゴンたちが動かず様子を見ている。
その機会を活かし、息を整えると同時に賢者さんに話しかける。
(急に痛みが軽くなったんだけど、これって〈火事場の馬鹿力〉がレベルアップしたから?)
『解、〈火事場の馬鹿力 Lv.1〉が〈火事場の馬鹿力 Lv.2〉に上昇しております。それにより、ステータスの上昇値が10%から11%に伸び、疼痛半減が付与されております』
「なるほど。それであまり痛みを感じることなく動けるようになったのか」
―――――
〈火事場の馬鹿力 Lv.2〉
追い込まれ窮地に立たされた状況下において、普段では想像できない力を発揮し、困難を乗り越えた者に与えられる称号。
自分の身体に限界が来た時に気持ちが折れてなかった場合、全ステータスが11%上昇する。またアドレナリンというホルモンの分泌を高め、痛みを半減する。
ーーーーー
(ありがたい効果だ)
ステータス上昇により約45,000のステータスが約49,500へと上昇する。
「ここから第二ラウンドだっ!」
そう気合いを入れた。
「はぁ……はぁ……っ!『星剣技』四の型〈旋空〉~四連~」
肩で息をしながら『星剣技』を発動し、目の前に迫ってきたブレスを斬る。
(マズイ。このままではいずれ気力と体力が尽きる)
賢者さんのサポートとカインがドラゴン十数体と戦った時の記憶を活かしながら戦っているが、時間が経つにつれてダメージを負っている。
ユメたちがどんな状況か把握できる暇もない。
『マスター!後ろです!』
「っ!」
その時、危機感のこもった賢者さんの声が脳内に響き、振り返ると目の前にドラゴンの尻尾があった。
「かはっ!」
気を抜いていたわけではないが思考が停止した一瞬の隙をつかれた。
何とか急所を避けることはできたが防御などできず、意識が飛びそうなほどのダメージを受け障壁に激突する。
『マスター!上です!』
「っ!『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
すぐに真上から迫るドラゴンの鉤爪を回転斬りで防ぐが、体勢が悪く押し負けてしまい、鉤爪による攻撃を左肩に受け、左肩から血が噴き出る。
かなり肉を抉られたようだ。
「ぐっ!」
痛みにより顔しかめるが、ドラゴン10体は攻撃を辞めない。
『正面から【竜の息吹】、左右から【竜の鉤爪】が来ます!』
「ホント休ませてくれないなぁ!」
痛みを堪えつつ右手で剣を持ち直し、まずは正面のブレスを防ぐ。
「うぉぉぉっ!『星剣技』四の型〈旋空〉!」
一本の斬撃を飛ばしブレスを真っ二つにする。
そして左右から迫っている鉤爪を星剣技で防ぐ。
「『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
回転して鉤爪を防ぐが2体同時に鉤爪を防ぐのは難しかったようで“キインッ!”と俺の身体がのけ反ってしまう。
「しまっ!」
ガラ空きとなった俺の胴体をドラゴンが見逃すはずもなく、俺の腹部に渾身の尻尾攻撃を見舞う。
「かはっ!」
俺は尻尾攻撃により再び障壁へ激突。
(ヤバいっ!意識がっ!)
攻撃の威力を殺すことはできず、障壁に激突した反動で地面に倒れる。
『マスター!【竜の鉤爪】が来ます!』
そんな俺にドラゴン1体が鉤爪で攻撃を仕掛ける。
(ここまで……か)
抗おうとするが先ほど攻撃を受けた左手はピクリとも動かず、今まで受けたダメージや『星剣技』の疲労によって、全身が言うことを聞かない。
そのため目の前に迫る鉤爪を眺めるだけとなる。
(多分、ヨルカさんが助けてくれるだろうな)
そう思い安堵すると同時に情けなさが芽生える。
(それでいいのか?ヨルカさんに頼ってばかりで……)
常に俺や婚約者たちのことを考えてくれるヨルカさんに俺は頼ってばかり。
(カインが見てたら怒られそうだな。女の子に無茶ばかりさせてることに)
カインが勇者パーティーの一員として冒険していた時は率先して危険なことを担い、ヨルカさんやリリィさん、ラティファさんを常に守ってきた。
その意志を注ぐ俺がヨルカさんに頼りきってはいけない。
(だったら何故俺は寝てる!今、立ち上がってヨルカさんに『俺たちのことは常に見守らなくても大丈夫だ』って伝えるべきだろ!)
そう思うと自然と力が湧いてくる。
その気持ちに応えるように。
「うらぁぁぁぁっ!」
俺は気合いで立ち上がる。
『〈火事場の馬鹿力 Lv.1〉がレベルアップしました』
そのタイミングで俺の身体が光り、システム音が鳴り響く。
(っ!痛みが軽くなった!理由は分からんがこれならイケる!)
俺は全身の痛みが軽くなったことを実感し、気合いで回避に移る。
さすがに神経回路が損傷した左腕は動かないが、それをカバーするように立ち回る。
「グォ!?」
俺が転がるように回避したことが予想外だったのか、ドラゴンが驚きの声を上げる。
(いまっ!)
〈火事場の馬鹿力〉によってステータスが上昇した俺は足に力を入れ、流れるようにドラゴンの懐へ潜り込む。
「『星剣技』三の型〈輪舞〉!」
驚いているドラゴンの懐へ容易に潜り込んだ俺は『星剣技』を披露。
「グォォ……ォォォ……」
弱点である無防備な懐に渾身の一撃を見舞い、ドラゴンが魔石へと変わる。
『レベルアップしました』
そして脳内がレベルアップを教えてくれる。
「ふぅ、まずは1体」
重症の俺が流れるようにドラゴン1体がを討伐したため、周囲のドラゴンたちが動かず様子を見ている。
その機会を活かし、息を整えると同時に賢者さんに話しかける。
(急に痛みが軽くなったんだけど、これって〈火事場の馬鹿力〉がレベルアップしたから?)
『解、〈火事場の馬鹿力 Lv.1〉が〈火事場の馬鹿力 Lv.2〉に上昇しております。それにより、ステータスの上昇値が10%から11%に伸び、疼痛半減が付与されております』
「なるほど。それであまり痛みを感じることなく動けるようになったのか」
―――――
〈火事場の馬鹿力 Lv.2〉
追い込まれ窮地に立たされた状況下において、普段では想像できない力を発揮し、困難を乗り越えた者に与えられる称号。
自分の身体に限界が来た時に気持ちが折れてなかった場合、全ステータスが11%上昇する。またアドレナリンというホルモンの分泌を高め、痛みを半減する。
ーーーーー
(ありがたい効果だ)
ステータス上昇により約45,000のステータスが約49,500へと上昇する。
「ここから第二ラウンドだっ!」
そう気合いを入れた。
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