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3章 7人の婚約者編
警備員 1
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ソフィアさんとの会談が終わり自宅に帰ると、忍者服のシャーリーさんから話しかけられた。
「カミト様、少しお時間よろしいでしょうか?」
「いいですよ。何か問題でも発生しましたか?」
我が家の警備は王女様2人が住んでいるため女王陛下直轄の組織『シャドウ』が警備を担っており、警備の長がシャーリーさんとなる。
「問題というわけではありませんが、少しご相談がありまして」
との前置きをした後、シャーリーさんが話し始める。
「現在、メル様の男嫌いもあり警備を担う人を女性限定にしております。そのため本業の依頼があった際、女性での警備が難しくなります」
メルさんの男嫌いを考慮し、我が家の警備は女性限定で行っている。
「なるほど。確かに支障が出そうですね」
「はい。今のところ大きな依頼はありませんので女性限定での対応でも可能ですが、今後は難しくなるかもしれません。そこでご相談なのですが、『シャドウ』以外の専属の護衛が欲しいと思っております」
詳しく聞くと、俺たちの屋敷に住み込みで護衛してくれる人を雇ってほしいとのこと。
『シャドウ』の本業は俺たちの家の警備ではなく女王陛下の命により国を守るために動く暗躍部隊。
そのため今後、本業に人数を割くことが起こり、屋敷の守りが手薄になるかもしれない。
「分かりました。コチラで誰かを雇おうと思います」
「ありがとうございます」
警備を担ってくれる『シャドウ』は女王陛下が給料を払っているが、その他メイドや料理人等々、家で働いている人たちの給料はこの家の家主である俺のポケットマネーから支払っている。
今のところ俺のポケットマネーが尽きる気配はないためシャーリーさんの相談を受け、誰かを雇うことにする。
「ということで、どなたか雇おうと思います」
先ほどシャーリーさんと話した内容を俺は婚約者7人とクレアに話す。
「メルさんの男嫌いを考慮し女性となりますが、誰か良い人はいますか?」
警備ということは腕利きの元冒険者となる。
そのため、このメンバーの中で1番伝手のありそうなルーリエさんに向けて言った言葉だったが、“スッ”とメルさんが手を挙げる。
「2人ほど心当たりがあるわ」
「おぉ、2人もいるんですね。誰ですか?」
「アルカとクルシュよ」
「え、アルカさんとクルシュさんですか?」
「えぇ。2人ともあれからダンジョンに潜ることを辞めて、護衛任務をメインに依頼を受けているらしいわ」
メルさんに助けられて以降、2人はダンジョンで生計を立てるのをやめ、安全第一の精神で護衛任務を引き受けて生計を立てているようだ。
「2人ともB級冒険者で実力は問題ないわ。それに性格も文句なしよ」
「ん、2人ともとても良い娘」
「わたくしやレオノーラへの対応も素晴らしかったですわ」
現在のメルさんはソラからダンジョン禁止令が出ており、静養のため家に籠っている。
そんなメルさんへ見舞いといった形でほぼ毎日我が家へ訪れているため、婚約者たちとの交流も多い。
「だから私はアルカとクルシュを推薦するわ。皆んなはどう?」
「ユメは異論なしです!」
「わたくしも異論ありませんわ」
とのことで満場一致で2人を雇うことが決まった。
満場一致で決まり解散となったため、俺はヨルカさんのもとへ向かう。
「ヨルカさん、少し相談したいことがあります」
「なになにー?」
作業をしていたヨルカさんが手を止めて俺の方を向く。
「ダンジョンから脱出できる魔道具って持ってますか?」
「うーん……ウチは持ってないなぁ」
「作ることはできますか?」
「それもできないんだ」
そう言ってヨルカさんが作れない理由を説明する。
ヨルカさんは魔道具を作製できるが、ダンジョンから脱出できる魔道具は作れないようだ。
なぜなら魔道具にしたい魔法を覚えていないから。
「ウチ、転移の魔法を覚えてないんだ」
「えっ!意外ですね!」
「転移の魔法は難易度が高くて。それとウチは攻撃魔法と精神攻撃魔法が大好きだったからサポート系の魔法はほとんど習得しなかったんだ。ラティファちゃんがサポート系の魔法をたくさん覚えてたってのもあるけど」
「なるほど」
そのため作製できないらしい。
「となるとエルザリア王国まで行くしかないか」
「ごめんね、力になれなくて」
「いえ、全く気にしてませんよ。俺がエルザリア王国まで行って買ってくるだけですから」
エルザリア王国まで片道10日ほどかかるが、俺の俊敏値なら10日もかからないだろう。
そう思っていると「あ、そうだ!」とヨルカさんが声を上げる。
「エルザリア王国ならウチの知り合いがいるはず!その娘にお願いしよう!」
「おぉ!そんな人がいるんですか!」
「うん!ウチらと出会ったのは500年前だから生きてるかは分からないけど、その娘は当時15歳だったから今も生きてるはず!しかも昔から魔道具の専門士になるって言ってたから立派な魔道具作製士になってるはずだよ!」
エルフは長寿で寿命は500~600歳と言われているため、生きている可能性は高い。
「それと魔王復活の件を伝えて協力を仰ぎたい!ウチが見た未来では奇襲のような形でエルザリア王国は滅んだからね!事前に知ってたら未来通りにはならないと思う!」
「確かに、魔法に秀でたエルフ族は頼りになります。是非とも協力を仰ぎたいですね」
「だよね!だから行くときは声かけて!ウチも同行するから!」
ということで、近々エルフの国、エルザリア王国へ行くこととなった。
「カミト様、少しお時間よろしいでしょうか?」
「いいですよ。何か問題でも発生しましたか?」
我が家の警備は王女様2人が住んでいるため女王陛下直轄の組織『シャドウ』が警備を担っており、警備の長がシャーリーさんとなる。
「問題というわけではありませんが、少しご相談がありまして」
との前置きをした後、シャーリーさんが話し始める。
「現在、メル様の男嫌いもあり警備を担う人を女性限定にしております。そのため本業の依頼があった際、女性での警備が難しくなります」
メルさんの男嫌いを考慮し、我が家の警備は女性限定で行っている。
「なるほど。確かに支障が出そうですね」
「はい。今のところ大きな依頼はありませんので女性限定での対応でも可能ですが、今後は難しくなるかもしれません。そこでご相談なのですが、『シャドウ』以外の専属の護衛が欲しいと思っております」
詳しく聞くと、俺たちの屋敷に住み込みで護衛してくれる人を雇ってほしいとのこと。
『シャドウ』の本業は俺たちの家の警備ではなく女王陛下の命により国を守るために動く暗躍部隊。
そのため今後、本業に人数を割くことが起こり、屋敷の守りが手薄になるかもしれない。
「分かりました。コチラで誰かを雇おうと思います」
「ありがとうございます」
警備を担ってくれる『シャドウ』は女王陛下が給料を払っているが、その他メイドや料理人等々、家で働いている人たちの給料はこの家の家主である俺のポケットマネーから支払っている。
今のところ俺のポケットマネーが尽きる気配はないためシャーリーさんの相談を受け、誰かを雇うことにする。
「ということで、どなたか雇おうと思います」
先ほどシャーリーさんと話した内容を俺は婚約者7人とクレアに話す。
「メルさんの男嫌いを考慮し女性となりますが、誰か良い人はいますか?」
警備ということは腕利きの元冒険者となる。
そのため、このメンバーの中で1番伝手のありそうなルーリエさんに向けて言った言葉だったが、“スッ”とメルさんが手を挙げる。
「2人ほど心当たりがあるわ」
「おぉ、2人もいるんですね。誰ですか?」
「アルカとクルシュよ」
「え、アルカさんとクルシュさんですか?」
「えぇ。2人ともあれからダンジョンに潜ることを辞めて、護衛任務をメインに依頼を受けているらしいわ」
メルさんに助けられて以降、2人はダンジョンで生計を立てるのをやめ、安全第一の精神で護衛任務を引き受けて生計を立てているようだ。
「2人ともB級冒険者で実力は問題ないわ。それに性格も文句なしよ」
「ん、2人ともとても良い娘」
「わたくしやレオノーラへの対応も素晴らしかったですわ」
現在のメルさんはソラからダンジョン禁止令が出ており、静養のため家に籠っている。
そんなメルさんへ見舞いといった形でほぼ毎日我が家へ訪れているため、婚約者たちとの交流も多い。
「だから私はアルカとクルシュを推薦するわ。皆んなはどう?」
「ユメは異論なしです!」
「わたくしも異論ありませんわ」
とのことで満場一致で2人を雇うことが決まった。
満場一致で決まり解散となったため、俺はヨルカさんのもとへ向かう。
「ヨルカさん、少し相談したいことがあります」
「なになにー?」
作業をしていたヨルカさんが手を止めて俺の方を向く。
「ダンジョンから脱出できる魔道具って持ってますか?」
「うーん……ウチは持ってないなぁ」
「作ることはできますか?」
「それもできないんだ」
そう言ってヨルカさんが作れない理由を説明する。
ヨルカさんは魔道具を作製できるが、ダンジョンから脱出できる魔道具は作れないようだ。
なぜなら魔道具にしたい魔法を覚えていないから。
「ウチ、転移の魔法を覚えてないんだ」
「えっ!意外ですね!」
「転移の魔法は難易度が高くて。それとウチは攻撃魔法と精神攻撃魔法が大好きだったからサポート系の魔法はほとんど習得しなかったんだ。ラティファちゃんがサポート系の魔法をたくさん覚えてたってのもあるけど」
「なるほど」
そのため作製できないらしい。
「となるとエルザリア王国まで行くしかないか」
「ごめんね、力になれなくて」
「いえ、全く気にしてませんよ。俺がエルザリア王国まで行って買ってくるだけですから」
エルザリア王国まで片道10日ほどかかるが、俺の俊敏値なら10日もかからないだろう。
そう思っていると「あ、そうだ!」とヨルカさんが声を上げる。
「エルザリア王国ならウチの知り合いがいるはず!その娘にお願いしよう!」
「おぉ!そんな人がいるんですか!」
「うん!ウチらと出会ったのは500年前だから生きてるかは分からないけど、その娘は当時15歳だったから今も生きてるはず!しかも昔から魔道具の専門士になるって言ってたから立派な魔道具作製士になってるはずだよ!」
エルフは長寿で寿命は500~600歳と言われているため、生きている可能性は高い。
「それと魔王復活の件を伝えて協力を仰ぎたい!ウチが見た未来では奇襲のような形でエルザリア王国は滅んだからね!事前に知ってたら未来通りにはならないと思う!」
「確かに、魔法に秀でたエルフ族は頼りになります。是非とも協力を仰ぎたいですね」
「だよね!だから行くときは声かけて!ウチも同行するから!」
ということで、近々エルフの国、エルザリア王国へ行くこととなった。
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