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3章 7人の婚約者編
勇者リリィの記憶 3
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~リリィ視点~
「天翔一閃!」
私は黒い塊を一刀両断する。
全身の魔力をかき集めた一撃を放った私は力尽き、空中で落下する。
「リリィっ!」
(あぁ。カインが私を呼んでる)
意識が遠のく中、大好きな人の声が聞こえることに嬉しさを感じる。
「スパイダーネット!」
落下する私をヨルカが魔法でキャッチしてくれる。
「ありが……と……」
「もう喋らないで!ラティファちゃん!」
「はいっ!聖なる癒し」
ラティファが魔力をかき集めてスキルを使うが、私の身体を回復することはできず、意識が遠のきそうになる。
「魔力回復薬があればラティファちゃんが治せるのにっ!」
「うぅ……聖なる癒しっ!」
何度も何度もラティファがスキルを使うが私の体は一向に回復せず、みんなが私の死期を悟る。
「最後に……はぁはぁ……みんなに伝えたいことがあるんだ」
「ぐすっ……うん……」
私のお願いにヨルカとラティファが地面に倒れて動けないカインを、肩を貸して連れてくる。
「リリィ……」
「皆んな、泣きそうな顔……しないで……」
と笑顔を浮かべて伝えるが全員の顔は晴れず、ヨルカやラティファは涙を流している。
(本当はみんなを元気づける言葉を伝えたいけど、それ以上に伝えなきゃいけないことがあるんだよね)
そう思い、私は最後の力を振り絞って口を開く。
「時間がないから……はぁはぁ……さっき起こった出来事を話すね」
そう前置きした私は先程の出来事を話す。
魔王を封印しようとしたが、邪神と名乗った男が封印の邪魔をしたこと。
その結果、数百年後に魔王の封印が解けることを要約して伝える。
「ごめん……ね、魔王を封印しきれなくて……」
「そんなことで謝るな。謝りたいのは俺の方だから。俺が魔王より強ければ良かっただけなんだから」
そう言うカインは両手を力強く握り込んでおり、悔しさを滲ませる。
「ウチもカインと一緒。もっと力があれば」
「私もです」
ヨルカやラティファに至っては泣きながら悔しそうな顔をするので、私は3人に向けて1つお願いをする。
「皆んなとの旅はとても楽しかった……笑いの絶えない旅で、人生で1番幸せな時間だった……」
私は今までの旅を振り返りながら皆んなに語りかける。
「だから最後は笑ってほしいな」
意識が遠のきそうな中、かろうじて見える3人にお願いをする。
「そうだな。リリィ、俺もお前らとの旅は楽しかった」
「ウチも楽しかった!毎日が楽しくてずっと4人で旅をしたいって思ったくらい!」
「そうですね。私もこの4人での旅は大好きでした。ヨルカさんの言った通り、ずっと旅をしたいと思ったくらいに。だから――」
「「「勇者パーティーに誘ってくれてありがとう」」」
ヨルカとラティファは涙でグジャグジャになりながら笑い、カインも見惚れてしまうくらいカッコいい笑顔を見せてくれる。
(みんな、勇者パーティーに加わったことを幸せだって思ってたんだ……)
時々思うことがあった。
3人とも勇者パーティーに加わったことを後悔しているのではないかと。
(でも3人とも幸せと言ってくれた。私と同じ気持ちだったんだ)
そのことに嬉しさが込み上げる。
「ありがと…みんな……大好きだよ……」
そう言って私は力尽きた。
(あれ、ここは……?)
気がつくと真っ白な世界にいた。
どこを見ても白一面で自分がどこにいるかも分からない。
「ようやく目覚めたのね」
すると何処からか声が響き渡ると同時に綺麗な女性が目の前に現れた。
キラキラと光る金髪を腰まで伸ばし、胸元を大胆に開いた絶世の美女。
私は現れた瞬間、彼女に見惚れてしまった。
「……貴女は?」
「私?私は神よ」
大きな胸が“ぷるんっ”と揺れるくらい胸を張って言い切る女性。
「……神様?」
「あ、信じてないわね」
頭の理解が追いついてないことで疑問系で返答してしまい、神様と名乗る女性が頬を膨らませる。
「い、いえ。少し混乱していただけです。死後の世界ということは理解してますので、神様が現れても信じます」
人間は死んだ後、神様と会って前世での生き方を評価してもらい、幸せな世界か苦しい世界のどちらかに転生するらしい。
そうラティファが得意げに言っていた。
「さすが勇者ちゃんね。すぐに信じてくれて嬉しいわ。まぁ信じてくれなかったらピカーっ!て神々しいオーラでも放とうと思ってたけど」
そもそも何もない空間から何の前触れもなく目の前に現れた時点で只者ではない。
「それで私の前世はどうでしたか?」
「そうね。それを話す前に私から話をさせてほしいの。邪神について」
「邪神……」
元破壊神と名乗った邪神に邪魔をされ、数百年後に魔王が復活してしまう。
「邪神とは何ですか?元破壊神と名乗ってましたけど……」
「そうね。本題に入る前に邪神の説明をするわ」
そう前置きした後、神様が話し始める。
「邪神は一言で言うなら神の力を持つ狂人ね」
おおよそは想像していたが、想像通りの返答が返ってきた。
「勇者が生きていた世界はまだ滅びる時期じゃないの。でも元破壊神は滅ぼそうとした」
そう言って神様が詳しく説明する。
元々破壊神は神様からの指示を受けて世界を破壊する神様で、本来なら誰も住んでいない世界や争いによって取り返しのつかないほど醜い世界になった時に破壊神が降臨して世界を滅ぼすらしい。
だが破壊神は神様からの指示を無視して平和な世界を破壊し始めた。
今回、私の世界は尋常じゃないほど魔王を強化したようで、本来なら私たち勇者パーティーに滅ぼされ、平和な世界が訪れる予定だったそうだ。
「神様が直接、邪神の行動を止めることはできないのですか?」
「そうしたいのは山々だけど邪神は勇者ちゃんがいた世界に逃げ込んで普通に暮らしているの。だから神の力を使って行動を止める……つまり殺すことはできないわ」
神々の世界なら直接手を下すことはできるらしいが、何処かの世界に逃げ込まれると直接手を下せないらしい。
「なので幾つかの制約をかけてるわ。例えば『神の力を使って直接攻撃することはできない』などね」
「なるほど。だから邪神は『直接お前たちを殺したいがそれは出来ないよう神に細工されててな』と言ってたんですね」
「えぇ。でも攻撃以外はできるの。鎖で勇者ちゃんの身体を縛ったり、魔王に力を与えたりね」
「そうだったんですね」
今ので邪神の行動理由は分かった。
「さて、邪神の説明はこれくらいにするわ。本題はここからよ」
そう言って神様が本題を語り出した。
「天翔一閃!」
私は黒い塊を一刀両断する。
全身の魔力をかき集めた一撃を放った私は力尽き、空中で落下する。
「リリィっ!」
(あぁ。カインが私を呼んでる)
意識が遠のく中、大好きな人の声が聞こえることに嬉しさを感じる。
「スパイダーネット!」
落下する私をヨルカが魔法でキャッチしてくれる。
「ありが……と……」
「もう喋らないで!ラティファちゃん!」
「はいっ!聖なる癒し」
ラティファが魔力をかき集めてスキルを使うが、私の身体を回復することはできず、意識が遠のきそうになる。
「魔力回復薬があればラティファちゃんが治せるのにっ!」
「うぅ……聖なる癒しっ!」
何度も何度もラティファがスキルを使うが私の体は一向に回復せず、みんなが私の死期を悟る。
「最後に……はぁはぁ……みんなに伝えたいことがあるんだ」
「ぐすっ……うん……」
私のお願いにヨルカとラティファが地面に倒れて動けないカインを、肩を貸して連れてくる。
「リリィ……」
「皆んな、泣きそうな顔……しないで……」
と笑顔を浮かべて伝えるが全員の顔は晴れず、ヨルカやラティファは涙を流している。
(本当はみんなを元気づける言葉を伝えたいけど、それ以上に伝えなきゃいけないことがあるんだよね)
そう思い、私は最後の力を振り絞って口を開く。
「時間がないから……はぁはぁ……さっき起こった出来事を話すね」
そう前置きした私は先程の出来事を話す。
魔王を封印しようとしたが、邪神と名乗った男が封印の邪魔をしたこと。
その結果、数百年後に魔王の封印が解けることを要約して伝える。
「ごめん……ね、魔王を封印しきれなくて……」
「そんなことで謝るな。謝りたいのは俺の方だから。俺が魔王より強ければ良かっただけなんだから」
そう言うカインは両手を力強く握り込んでおり、悔しさを滲ませる。
「ウチもカインと一緒。もっと力があれば」
「私もです」
ヨルカやラティファに至っては泣きながら悔しそうな顔をするので、私は3人に向けて1つお願いをする。
「皆んなとの旅はとても楽しかった……笑いの絶えない旅で、人生で1番幸せな時間だった……」
私は今までの旅を振り返りながら皆んなに語りかける。
「だから最後は笑ってほしいな」
意識が遠のきそうな中、かろうじて見える3人にお願いをする。
「そうだな。リリィ、俺もお前らとの旅は楽しかった」
「ウチも楽しかった!毎日が楽しくてずっと4人で旅をしたいって思ったくらい!」
「そうですね。私もこの4人での旅は大好きでした。ヨルカさんの言った通り、ずっと旅をしたいと思ったくらいに。だから――」
「「「勇者パーティーに誘ってくれてありがとう」」」
ヨルカとラティファは涙でグジャグジャになりながら笑い、カインも見惚れてしまうくらいカッコいい笑顔を見せてくれる。
(みんな、勇者パーティーに加わったことを幸せだって思ってたんだ……)
時々思うことがあった。
3人とも勇者パーティーに加わったことを後悔しているのではないかと。
(でも3人とも幸せと言ってくれた。私と同じ気持ちだったんだ)
そのことに嬉しさが込み上げる。
「ありがと…みんな……大好きだよ……」
そう言って私は力尽きた。
(あれ、ここは……?)
気がつくと真っ白な世界にいた。
どこを見ても白一面で自分がどこにいるかも分からない。
「ようやく目覚めたのね」
すると何処からか声が響き渡ると同時に綺麗な女性が目の前に現れた。
キラキラと光る金髪を腰まで伸ばし、胸元を大胆に開いた絶世の美女。
私は現れた瞬間、彼女に見惚れてしまった。
「……貴女は?」
「私?私は神よ」
大きな胸が“ぷるんっ”と揺れるくらい胸を張って言い切る女性。
「……神様?」
「あ、信じてないわね」
頭の理解が追いついてないことで疑問系で返答してしまい、神様と名乗る女性が頬を膨らませる。
「い、いえ。少し混乱していただけです。死後の世界ということは理解してますので、神様が現れても信じます」
人間は死んだ後、神様と会って前世での生き方を評価してもらい、幸せな世界か苦しい世界のどちらかに転生するらしい。
そうラティファが得意げに言っていた。
「さすが勇者ちゃんね。すぐに信じてくれて嬉しいわ。まぁ信じてくれなかったらピカーっ!て神々しいオーラでも放とうと思ってたけど」
そもそも何もない空間から何の前触れもなく目の前に現れた時点で只者ではない。
「それで私の前世はどうでしたか?」
「そうね。それを話す前に私から話をさせてほしいの。邪神について」
「邪神……」
元破壊神と名乗った邪神に邪魔をされ、数百年後に魔王が復活してしまう。
「邪神とは何ですか?元破壊神と名乗ってましたけど……」
「そうね。本題に入る前に邪神の説明をするわ」
そう前置きした後、神様が話し始める。
「邪神は一言で言うなら神の力を持つ狂人ね」
おおよそは想像していたが、想像通りの返答が返ってきた。
「勇者が生きていた世界はまだ滅びる時期じゃないの。でも元破壊神は滅ぼそうとした」
そう言って神様が詳しく説明する。
元々破壊神は神様からの指示を受けて世界を破壊する神様で、本来なら誰も住んでいない世界や争いによって取り返しのつかないほど醜い世界になった時に破壊神が降臨して世界を滅ぼすらしい。
だが破壊神は神様からの指示を無視して平和な世界を破壊し始めた。
今回、私の世界は尋常じゃないほど魔王を強化したようで、本来なら私たち勇者パーティーに滅ぼされ、平和な世界が訪れる予定だったそうだ。
「神様が直接、邪神の行動を止めることはできないのですか?」
「そうしたいのは山々だけど邪神は勇者ちゃんがいた世界に逃げ込んで普通に暮らしているの。だから神の力を使って行動を止める……つまり殺すことはできないわ」
神々の世界なら直接手を下すことはできるらしいが、何処かの世界に逃げ込まれると直接手を下せないらしい。
「なので幾つかの制約をかけてるわ。例えば『神の力を使って直接攻撃することはできない』などね」
「なるほど。だから邪神は『直接お前たちを殺したいがそれは出来ないよう神に細工されててな』と言ってたんですね」
「えぇ。でも攻撃以外はできるの。鎖で勇者ちゃんの身体を縛ったり、魔王に力を与えたりね」
「そうだったんですね」
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