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3章 7人の婚約者編
フォーレへ
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無事、王都へ辿り着き、アムネシアさんがセリアの実家に住むようになってから数日後。
「カミトさん。お願いがあります」
冒険者協会へ足を運んだ俺に受付嬢のルーリエさんから話しかけられた。
「なんでしょうか?」
「私と一緒にフォーレへ行きませんか?もちろん、指名依頼ということになりますので、お仕事となります」
フォーレとは王都近くにある国で、王都と仲の良い国の一つだ。
「そこに私がお仕事で行かなければならないので、カミトさんに護衛をお願いしたいと思います。フォーレまで馬車で4日ほどかかりますが、リーシャ様たち婚約者方には、カミトさんをしばらく借りることに対して許可をいただいております」
王都から数日離れることになるが、リーシャたちに許可を取っているのなら問題ないだろう。
「分かりました。リーシャたちから許可をもらってるなら、その依頼引き受けましょう。ルーリエさんには色々と助けてもらいましたので」
「ありがとうございます、カミトさん」
ルーリエさんが丁寧に頭を下げる。
「ちなみにカミトさんは1人で私の護衛はできそうですか?夜の見張りとかカミトさんにものすごく負担になりそうですが……」
「それなら安心してください。俺のスキルがあれば夜の見張りも1人で問題ありません。昼も1人で守れると思いますよ」
賢者さんのスキルがあるので本当は夜の見張りなんてものは不要だ。
理由は人が近づいた時に起こすよう賢者さんにお願いしているから。
ただ、見張りがいると不測の事態に対応が可能なため、リブロへ帰った時などはシャーリーさんたちが見張りをしていた。
ちなみに不測の事態とはフィーネ先生が火属性魔法でテントを燃やそうとしたことなどがあたる。
「でも変な質問ですね?俺1人でルーリエさんを守ることなんてないと思いますが?」
「ふふっ。深く考えなくていいですよ。興味本位で聞いただけなので」
「な、なるほど」
そう言われたのでこれ以上は聞かず話題を変える。
「それでいつ出発ですか?」
「そうですね。カミトさんを借りることはリーシャ様たち婚約者方から許可をいただきましたが、他にも何個か許可をいただきたいことがありますので、3日後に出発しようと思います」
「……?分かりました」
(リーシャたちから護衛の許可を貰ったんだろ?他になんの許可がいるんだ?)
そんなことを思ったが深くは追求しなかった。
そして出発前日。
「え、俺とルーリエさんの2人でフォーレまで行くんですか?」
「はい!」
嬉しそうな笑顔でルーリエさんが頷く。
「フォーレまでの道中、魔物が出現したとの報告は聞いておりません。なので注意すべきは盗賊たちとなります。カミトさんなら1人で私を守れると思ったのですが……」
「その点は問題ありません。俺1人でルーリエさんを守ることはできますよ」
「さすがカミトさんです!」
盗賊からルーリエさんを守るくらいなら1人で問題ないが、現在の問題点はそこじゃない。
2人きりでフォーレに向かうという点が問題だ。
そもそも、俺を含めた数人の護衛と、ルーリエさんを含めた数人のギルド職員でフォーレを目指すと思っていた。
そのため、マズイ点を指摘する。
「ですが、ルーリエさん。男の俺と2人きりで片道4日間の長旅は……」
「というわけで、2人きりでフォーレまで目指しましょう!」
「ルーリエさん、落ち着いてください。一旦、この異常事態に気付きましょうよ」
そう指摘するが聞く耳を持たないルーリエさん。
「ちなみに……」
そんな俺を無視して俺の耳元までルーリエさんが近づく。
そして…
「私はカミトさんとのデート、とても楽しみにしてましたから。楽しい旅行にしましょうね」
そう言ってルーリエさんが妖艶な笑みを浮かべる。
「あはは……よ、よろしくお願いします……」
(年上のお姉さんには耐性がないから、そんな笑みで言わないでほしい)
そんなことを思いつつ、指摘するのを諦めた。
そして出発当日。
何故か俺はユメを除く婚約者4人に見送られることとなった。
「カミト様。ルーリエ様はとても良い方ですね」
「そうですわ。わたくし達のことを考えて、色々と許可をもらいに来てくださいました。リブロでも数多くカミト様のことを助けたとお聞きしており、とても優しくて素晴らしい女性だと思いますわ」
「そうだな。俺もリーシャの意見に同意だよ」
リブロに住んでいる時には幾度となく助けてくれた。
恩返しができる機会があれば恩返ししたいと思ってるくらいだ。
「うんうん!ちなみに、ルーリエさんには私もすっごくお世話になったから、カミトくんが旅行中にルーリエさんを襲っても文句は言わないよ!」
「ん、ソラの言う通り。まぁ、カミトがルーリエを襲ったら、私たちのことも襲ってもらう予定だけど」
「そんなことしないよ!」
なぜか婚約者たちがルーリエさんを襲うことを容認している。
(これは浮気するなよって釘を刺されてるってことだよな?襲って良いよって促してるわけじゃないよな?)
相変わらず俺の婚約者たちの言動が謎すぎる。
「ふふっ、カミトくんが困ってるよ」
「ん、帰ってきてからが楽しみ」
「そうですね!」
そして婚約者たちが笑い合う。
(仲が良いことは喜ばしいが……分からん、みんなの言動が分からんぞ)
そんなことを思いつつ、俺はルーリエさんとの待ち合わせ場所に向かった。
「カミトさーん!」
ルーリエさんの声が聞こえルーリエさんのもとへ向かうと、近くに今日からお世話になる馬車が用意されていた。
「すみません、遅くなりました」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
そう言って笑顔を見せるルーリエさん。
「私の荷物は積んでますので、いつでも出発できますよ」
「俺もコレがあるのでいつでも出発できます」
そう言ってアイテムバックを見せる。
ちなみに、野宿用の道具はルーリエさんが準備してくれるとのことで、俺は何も準備していない。
「なら出発しましょう。先に私が運転しますね」
「ありがとうございます」
俺はルーリエさんに感謝を伝え、運転するルーリエさんの隣に座る。
「では出発です!」
俺たちは2人きりで片道4日かかるフォーレを目指して出発した。
「カミトさん。お願いがあります」
冒険者協会へ足を運んだ俺に受付嬢のルーリエさんから話しかけられた。
「なんでしょうか?」
「私と一緒にフォーレへ行きませんか?もちろん、指名依頼ということになりますので、お仕事となります」
フォーレとは王都近くにある国で、王都と仲の良い国の一つだ。
「そこに私がお仕事で行かなければならないので、カミトさんに護衛をお願いしたいと思います。フォーレまで馬車で4日ほどかかりますが、リーシャ様たち婚約者方には、カミトさんをしばらく借りることに対して許可をいただいております」
王都から数日離れることになるが、リーシャたちに許可を取っているのなら問題ないだろう。
「分かりました。リーシャたちから許可をもらってるなら、その依頼引き受けましょう。ルーリエさんには色々と助けてもらいましたので」
「ありがとうございます、カミトさん」
ルーリエさんが丁寧に頭を下げる。
「ちなみにカミトさんは1人で私の護衛はできそうですか?夜の見張りとかカミトさんにものすごく負担になりそうですが……」
「それなら安心してください。俺のスキルがあれば夜の見張りも1人で問題ありません。昼も1人で守れると思いますよ」
賢者さんのスキルがあるので本当は夜の見張りなんてものは不要だ。
理由は人が近づいた時に起こすよう賢者さんにお願いしているから。
ただ、見張りがいると不測の事態に対応が可能なため、リブロへ帰った時などはシャーリーさんたちが見張りをしていた。
ちなみに不測の事態とはフィーネ先生が火属性魔法でテントを燃やそうとしたことなどがあたる。
「でも変な質問ですね?俺1人でルーリエさんを守ることなんてないと思いますが?」
「ふふっ。深く考えなくていいですよ。興味本位で聞いただけなので」
「な、なるほど」
そう言われたのでこれ以上は聞かず話題を変える。
「それでいつ出発ですか?」
「そうですね。カミトさんを借りることはリーシャ様たち婚約者方から許可をいただきましたが、他にも何個か許可をいただきたいことがありますので、3日後に出発しようと思います」
「……?分かりました」
(リーシャたちから護衛の許可を貰ったんだろ?他になんの許可がいるんだ?)
そんなことを思ったが深くは追求しなかった。
そして出発前日。
「え、俺とルーリエさんの2人でフォーレまで行くんですか?」
「はい!」
嬉しそうな笑顔でルーリエさんが頷く。
「フォーレまでの道中、魔物が出現したとの報告は聞いておりません。なので注意すべきは盗賊たちとなります。カミトさんなら1人で私を守れると思ったのですが……」
「その点は問題ありません。俺1人でルーリエさんを守ることはできますよ」
「さすがカミトさんです!」
盗賊からルーリエさんを守るくらいなら1人で問題ないが、現在の問題点はそこじゃない。
2人きりでフォーレに向かうという点が問題だ。
そもそも、俺を含めた数人の護衛と、ルーリエさんを含めた数人のギルド職員でフォーレを目指すと思っていた。
そのため、マズイ点を指摘する。
「ですが、ルーリエさん。男の俺と2人きりで片道4日間の長旅は……」
「というわけで、2人きりでフォーレまで目指しましょう!」
「ルーリエさん、落ち着いてください。一旦、この異常事態に気付きましょうよ」
そう指摘するが聞く耳を持たないルーリエさん。
「ちなみに……」
そんな俺を無視して俺の耳元までルーリエさんが近づく。
そして…
「私はカミトさんとのデート、とても楽しみにしてましたから。楽しい旅行にしましょうね」
そう言ってルーリエさんが妖艶な笑みを浮かべる。
「あはは……よ、よろしくお願いします……」
(年上のお姉さんには耐性がないから、そんな笑みで言わないでほしい)
そんなことを思いつつ、指摘するのを諦めた。
そして出発当日。
何故か俺はユメを除く婚約者4人に見送られることとなった。
「カミト様。ルーリエ様はとても良い方ですね」
「そうですわ。わたくし達のことを考えて、色々と許可をもらいに来てくださいました。リブロでも数多くカミト様のことを助けたとお聞きしており、とても優しくて素晴らしい女性だと思いますわ」
「そうだな。俺もリーシャの意見に同意だよ」
リブロに住んでいる時には幾度となく助けてくれた。
恩返しができる機会があれば恩返ししたいと思ってるくらいだ。
「うんうん!ちなみに、ルーリエさんには私もすっごくお世話になったから、カミトくんが旅行中にルーリエさんを襲っても文句は言わないよ!」
「ん、ソラの言う通り。まぁ、カミトがルーリエを襲ったら、私たちのことも襲ってもらう予定だけど」
「そんなことしないよ!」
なぜか婚約者たちがルーリエさんを襲うことを容認している。
(これは浮気するなよって釘を刺されてるってことだよな?襲って良いよって促してるわけじゃないよな?)
相変わらず俺の婚約者たちの言動が謎すぎる。
「ふふっ、カミトくんが困ってるよ」
「ん、帰ってきてからが楽しみ」
「そうですね!」
そして婚約者たちが笑い合う。
(仲が良いことは喜ばしいが……分からん、みんなの言動が分からんぞ)
そんなことを思いつつ、俺はルーリエさんとの待ち合わせ場所に向かった。
「カミトさーん!」
ルーリエさんの声が聞こえルーリエさんのもとへ向かうと、近くに今日からお世話になる馬車が用意されていた。
「すみません、遅くなりました」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
そう言って笑顔を見せるルーリエさん。
「私の荷物は積んでますので、いつでも出発できますよ」
「俺もコレがあるのでいつでも出発できます」
そう言ってアイテムバックを見せる。
ちなみに、野宿用の道具はルーリエさんが準備してくれるとのことで、俺は何も準備していない。
「なら出発しましょう。先に私が運転しますね」
「ありがとうございます」
俺はルーリエさんに感謝を伝え、運転するルーリエさんの隣に座る。
「では出発です!」
俺たちは2人きりで片道4日かかるフォーレを目指して出発した。
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