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3章 7人の婚約者編
ユメの実力、そして父親の後悔 1
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翌日。
ユメが俺の婚約者となったことでやらなければならないことがあり、俺はユメの実家へ足を運ぶ。
それは不自由な生活をしているユメを一刻もはやく解放することと、ユメを婚約者にしたことへの挨拶だ。
「で、デカいな……」
「はい。これでもユメの家は剣術の名家です。貴族というわけではありませんが、立派な家を持ってます」
俺の屋敷より劣るが、なかなか立派な家を持っている。
「こちらが入り口です、カミト先生……じゃなかった、カミト……さん」
「お、おう。な、なかなか慣れないな、ユメ」
婚約者となったことで俺たちはお互いに呼び方を変えた。
ちなみにユメの告白を断った際に泣かせた罰として、呪いを解いた日は夜まで一緒にデートをした。
「こほんっ。こ、こちらになります」
咳払いを挟んだユメから案内され、俺はユメの実家の敷地に入る。
そして家の中に入り、異様な光景を目にする。
使用人含め、誰もユメに話しかけないのだ。
「ユメはこの屋敷ではいない者として扱われてます。話しかけてくれるのは数人のメイドだけです」
「そうか…」
ある程度は聞いていたが、ユメはこの家の雇用主の娘だ。
なのに無視されており、それが容認されている。
「でも、今日はすれ違う人たちがユメを見てます。カミトさんがユメの隣にいることを不思議に思ってるのでしょう」
だがS級冒険者で英雄と呼ばれる俺が隣にいることで、すれ違う人全員が見ている。
「こちらです。こちらにお父様がいらっしゃいます」
ユメが「失礼します」と言って戸を開ける。
俺はユメに続き部屋に入ると、剣の手入れをしている男性がいた。
「お前に割く時間などないから簡潔に伝えろ」
剣の手入れをしながらユメを見ることなく告げる。
「っ!」
今のを聞いて殴りそうになったが、俺は踏みとどまる。
ユメが怒ってないのに俺が怒るわけにはいかないからだ。
「はい。では簡潔にお伝えします。ユメはカミトさんと婚約しました。なので家を出て行きます」
「なに?」
そこでようやく俺たちの方に視線を動かす。
「出来損ないのお前が婚約?」
「はい。ユメはカミトさんのもとに嫁ぎます。お世話になりました」
ユメの言葉を聞いた男性が俺を見る。
「本当か?」
「はい。俺はユメと婚約させていただきました。今日はその報告をするために参りました」
俺の言葉を聞いて嘘をついていないと思ったのだろう。
「ははっ!英雄と呼ばれる男も見る目がないな。こんな奴を貰ってくれる変わり者だったとは」
「あ?」
その言葉にカチンとくる。
「こんな奴だと?それはユメのことを言ってるのか?」
「あぁ。コイツは家の中でも邪魔だったからな。婚約したのなら、どこへでも行ってくれ。ただし、2度とこの家には帰ってくるなよ」
親なのかと疑いたくなるくらいの対応をしており、娘が婚約したにも関わらず祝福する様子などない。
むしろ居なくなって嬉しいと言っている。
それを聞いて、ユメの親ということで下手に出ていたことが馬鹿馬鹿しくなる。
俺は立ち上がってユメのお父さんに一言言おうとするが、隣にいるユメが俺の服を引っ張る。
そして首を横に振る。
「っ!」
俺はユメが耐えている様子を見て踏みとどまる。
「話はそれだけか?なら急いでこの家から出て行ってくれ。あ、そうだ。一言だけお前に感謝を伝えておこう」
何を思ったのか、突然訳の分からないことを言い出す。
「S級冒険者で英雄と呼ばれる人と婚約してくれたおかげで我がアルジョンテ家は注目を集める。出来損ないの娘だったが、よくやった。今まで追い出さずに育てた甲斐があったよ」
英雄である俺の婚約話は王都中に駆け回る。
そのため必然的に婚約者であるユメの実家は注目を集めることになるだろう。
だが、そうはならない。
「いえ、ユメはアルジョンテの名を捨てますので、アルジョンテ家が注目されることはありません」
「なに?」
先程まで嬉しそうに話していたユメのお父さんの眉間にシワがよる。
「どういうことだ?」
「そのままの意味です。ユメはアルジョンテの名を捨てます。名乗ることは2度とありません」
世間には俺の新しい婚約者が『ユメ』であることを公表するが『ユメ•アルジョンテ』と公表する予定はない。
ユメがアルジョンテ家出身ということは事実だが、ユメのお父さんの計らいで、今までユメが表に出ることはなかったため、ユメがアルジョンテ家ということを知ってる人はいない。
これは俺とユメで決めたことだ。
俺もユメにひどい対応をしてきたアルジョンテの名前が嫌いだったから。
「ははっ、面白いことを言うな」
そう言うと、ユメのお父さんから殺気のようなものを感じる。
「スキルの使えないお前が俺に太刀打ちできるわけないだろ。意地でも名乗らせてやる」
手入れしていた剣を握り、ユメに向ける。
「この家は代々、意見が食い違った時は何でもありの決闘で決めてきた。さぁ、剣を取れ」
ユメがスキルを使えないことは理解しているはずだ。
つまり負ける要素などない勝負だと思っているだろう。
だが…
「分かりました。ユメが勝てばアルジョンテの名を捨てますので」
そう言ってユメも剣を取った。
ユメが俺の婚約者となったことでやらなければならないことがあり、俺はユメの実家へ足を運ぶ。
それは不自由な生活をしているユメを一刻もはやく解放することと、ユメを婚約者にしたことへの挨拶だ。
「で、デカいな……」
「はい。これでもユメの家は剣術の名家です。貴族というわけではありませんが、立派な家を持ってます」
俺の屋敷より劣るが、なかなか立派な家を持っている。
「こちらが入り口です、カミト先生……じゃなかった、カミト……さん」
「お、おう。な、なかなか慣れないな、ユメ」
婚約者となったことで俺たちはお互いに呼び方を変えた。
ちなみにユメの告白を断った際に泣かせた罰として、呪いを解いた日は夜まで一緒にデートをした。
「こほんっ。こ、こちらになります」
咳払いを挟んだユメから案内され、俺はユメの実家の敷地に入る。
そして家の中に入り、異様な光景を目にする。
使用人含め、誰もユメに話しかけないのだ。
「ユメはこの屋敷ではいない者として扱われてます。話しかけてくれるのは数人のメイドだけです」
「そうか…」
ある程度は聞いていたが、ユメはこの家の雇用主の娘だ。
なのに無視されており、それが容認されている。
「でも、今日はすれ違う人たちがユメを見てます。カミトさんがユメの隣にいることを不思議に思ってるのでしょう」
だがS級冒険者で英雄と呼ばれる俺が隣にいることで、すれ違う人全員が見ている。
「こちらです。こちらにお父様がいらっしゃいます」
ユメが「失礼します」と言って戸を開ける。
俺はユメに続き部屋に入ると、剣の手入れをしている男性がいた。
「お前に割く時間などないから簡潔に伝えろ」
剣の手入れをしながらユメを見ることなく告げる。
「っ!」
今のを聞いて殴りそうになったが、俺は踏みとどまる。
ユメが怒ってないのに俺が怒るわけにはいかないからだ。
「はい。では簡潔にお伝えします。ユメはカミトさんと婚約しました。なので家を出て行きます」
「なに?」
そこでようやく俺たちの方に視線を動かす。
「出来損ないのお前が婚約?」
「はい。ユメはカミトさんのもとに嫁ぎます。お世話になりました」
ユメの言葉を聞いた男性が俺を見る。
「本当か?」
「はい。俺はユメと婚約させていただきました。今日はその報告をするために参りました」
俺の言葉を聞いて嘘をついていないと思ったのだろう。
「ははっ!英雄と呼ばれる男も見る目がないな。こんな奴を貰ってくれる変わり者だったとは」
「あ?」
その言葉にカチンとくる。
「こんな奴だと?それはユメのことを言ってるのか?」
「あぁ。コイツは家の中でも邪魔だったからな。婚約したのなら、どこへでも行ってくれ。ただし、2度とこの家には帰ってくるなよ」
親なのかと疑いたくなるくらいの対応をしており、娘が婚約したにも関わらず祝福する様子などない。
むしろ居なくなって嬉しいと言っている。
それを聞いて、ユメの親ということで下手に出ていたことが馬鹿馬鹿しくなる。
俺は立ち上がってユメのお父さんに一言言おうとするが、隣にいるユメが俺の服を引っ張る。
そして首を横に振る。
「っ!」
俺はユメが耐えている様子を見て踏みとどまる。
「話はそれだけか?なら急いでこの家から出て行ってくれ。あ、そうだ。一言だけお前に感謝を伝えておこう」
何を思ったのか、突然訳の分からないことを言い出す。
「S級冒険者で英雄と呼ばれる人と婚約してくれたおかげで我がアルジョンテ家は注目を集める。出来損ないの娘だったが、よくやった。今まで追い出さずに育てた甲斐があったよ」
英雄である俺の婚約話は王都中に駆け回る。
そのため必然的に婚約者であるユメの実家は注目を集めることになるだろう。
だが、そうはならない。
「いえ、ユメはアルジョンテの名を捨てますので、アルジョンテ家が注目されることはありません」
「なに?」
先程まで嬉しそうに話していたユメのお父さんの眉間にシワがよる。
「どういうことだ?」
「そのままの意味です。ユメはアルジョンテの名を捨てます。名乗ることは2度とありません」
世間には俺の新しい婚約者が『ユメ』であることを公表するが『ユメ•アルジョンテ』と公表する予定はない。
ユメがアルジョンテ家出身ということは事実だが、ユメのお父さんの計らいで、今までユメが表に出ることはなかったため、ユメがアルジョンテ家ということを知ってる人はいない。
これは俺とユメで決めたことだ。
俺もユメにひどい対応をしてきたアルジョンテの名前が嫌いだったから。
「ははっ、面白いことを言うな」
そう言うと、ユメのお父さんから殺気のようなものを感じる。
「スキルの使えないお前が俺に太刀打ちできるわけないだろ。意地でも名乗らせてやる」
手入れしていた剣を握り、ユメに向ける。
「この家は代々、意見が食い違った時は何でもありの決闘で決めてきた。さぁ、剣を取れ」
ユメがスキルを使えないことは理解しているはずだ。
つまり負ける要素などない勝負だと思っているだろう。
だが…
「分かりました。ユメが勝てばアルジョンテの名を捨てますので」
そう言ってユメも剣を取った。
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